【試合詳細】7・10 PURE-J浅草大会 中森華子&山下りなvs春日萌花&真琴 KAZUKIvs米山香織 Leonvs本間多恵 ライディーン鋼vsマリ卍 勝愛実vs進垣リナ
『レッツゴー!令和!vol.8』
日程:2019年7月10日(水)
開始:19:00
会場:東京・浅草花やしき座
観衆:102人
▼エキシビションマッチ 3分間
Leon
0-0
塚田久怜愛
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○勝愛実
12分46秒 ダイビング・エルボードロップ→体固め
●進垣リナ(2AW)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○ライディーン鋼
8分33秒 フライング・ボディープレス→体固め
●マリ卍
▼20分1本勝負
○Leon
12分45秒 百獣のスピアー→片エビ固め
●本間多恵(beginning)
▼シングルマッチ 時間無制限2本勝負
<1本目>もしもリングに水たまりがあったら
○KAZUKI
3分24秒 水没
●米山香織(YMZ)
※リング中央に設置された水たまりに落ちたら負けとなる特別ルール。
<2本目>
●KAZUKI
3分45秒 場外転落
○米山香織(YMZ)
※場外に落ちたら負けとなる特別ルール。
<3本目>決着戦・時間無制限1本勝負
▲KAZUKI
1分5秒 両者失格
▲米山香織
※水たまり、または場外に落ちると負けとなる特別ルール。KAZUKIの場外転落、米山の水没が同時で両者失格となる。
▼デイリースポーツ認定女子タッグ王座 次期挑戦者決定ミニリーグ 30分1本勝負
●中森華子/山下りな(フリー)
18分51秒 ジャックナイフ式エビ固め
○春日萌花(フリー)/真琴(フリー)
※春日&真琴が4点、中森&山下が2点でリーグ戦終了。春日&真琴がタッグ王座挑戦権を獲得。
春日&真琴がリーグ戦を制してタッグ王座挑戦権を獲得し王者組と対峙!KAZUKIと米山が特殊ルールで死闘!
第1試合
取り壊しのためこの日が最後の開催となるPURE-Jの浅草花やしき座大会。練習生・塚田久怜愛のエキシビションマッチ2戦目はLeonが相手を務め、ショルダータックルやドロップキックなどを繰り出す塚田に会場から驚きの声が上がる。
第2試合
勝愛実と進垣リナの初対決は、勝との対戦を密かに希望していた進垣が得意の関節技で攻め込むも、勝がリバース・スプラッシュからダイビング・エルボーにつないで快勝。試合後は笑顔で握手を交わす。
第3試合
ライディーン鋼とマリ卍の3ヶ月ぶりのシングル対決はエルボーの応酬など激しい肉弾戦を展開。ヒザ立ち状態のマリにラリアットを叩き込んだ鋼はムーンサルトプレスを放つが当たりが浅く、続いてのボディープレスでフォールを奪う。
第4試合
序盤からルチャテイストの攻防で魅せたLeonと本間多恵は約2年ぶりのシングルマッチ。スピンキックから大きく助走をつけてのスピアーを叩き込んだLeonが壁の高さを示した。
第5試合
セミファイナルは前月に続いてのKAZUKIと米山香織のシングル対決。米山は“水たまり”を持参して入場し、JWP時代から道場マッチの名物の1つである水没ルールを提案(リング中央の水たまりに落ちたら失格)。KAZUKIは前回同様に場外転落で失格となるルールを提案し、協議の結果「時間無制限2本勝負」として2試合が行なわれることに。水没ルールでは米山のセントーンをKAZUKIが身をかわして、米山が水没。2本目は鋼がKAZUKIを、春山香代子さんが米山をサポートしながらの攻防となり、米山がKAZUKIを場外に転落させる。1-1の結果に米山は「このままじゃ終われねぇよぉ~!!」と最終決着戦を要求し、これまでのルールを組み合わせる形でスタート。セコンドの介入により、KAZUKIの場外転落と米山の水没が同じタイミングで起こったため引き分けで試合終了となった。
第6試合
メインイベントはタッグ王座挑戦権を懸けて争われるミニリーグの最終戦。ともに『愛卍』勝愛実&マリ卍を破っている中森華子&山下りな、春日萌花&真琴による優勝決定戦となった。両チームとも好連係を見せ激しい攻防が繰り広げられる中、中森と春に勝負が預けられる形となり、中森のハイキックが山下に誤爆したスキに、春日が中森をジャックナイフで押さえ込んで3カウント。中森が目標に掲げていた後楽園大会でのタイトルマッチ2試合は夢と消えた。マイクを持った春日に痛烈な言葉を浴びせられた鋼は「絶対後悔させてやるからな」と、7・14板橋大会で春日との一騎打ちを宣言。中森は後楽園で永島千佳世とのタイトルマッチ実現を訴えた。
春日「勝ったぞーっ!! WANTED☆ウォリアーズの持つタッグのベルトに私たちが挑戦します。その前にまず言いたいことがあります。私はPURE-Jに上がった時からずっとずっと“PURE-Jの真ん中を目指す”って言ってきました。2周年記念大会、8月11日、後楽園ホール大会でタッグのベルトに挑戦して獲ったら、PURE-Jの真ん中に近づけると思います」
(リングサイドのボリショイがOKを出す)
KAZUKI「PURE-Jの中心って言ってるけど、それは夢と終わるでしょう。なぜならWANTED☆ウォリアーズがPURE-Jの中心にいるからなんだよ!」
春日「残念ながら、あなたたちはタッグチャンピオンだけどPURE-Jの真ん中にいるとは思っていません。なぜかわかりますか? ライディーン鋼! 団体のチャンピオンってどういうことかわかってますか? 団体のチャンピオンはその団体の顔だと思う。今のあなたにPURE-Jの中で存在感、ありますか!? あなたはただ体が大きいだけだ。存在感とかなんにもない! 何より“団体の顔になる”っていう覚悟がまっっったく感じられない!」 そんなタッグチャンピオンから真琴と私がタッグのベルトを奪い取って、本当のPURE-Jの中心に行きます」
<試合後コメント>
春日萌花&真琴
春日「私はPURE-Jの選手に対して、参戦させてもらってる間に対策をいっぱい考えてきたんですけれども、やっぱりそれでは通じない中森華子の強さがあったと思います。だいぶやられてしまったんですけれども、結果は私たちが勝ったので。これで挑戦権をしっかり得ることができたので…結果は満足してます」
真琴「すごい強敵だったので、正直“勝てるかな?”って気持ちはあったんですけど、こうやって春日さんが勝ってくれたので…。運命だなって思ってます」
――試合後、鋼に対して厳しい言葉があったが。
春日「正直“甘いな”と思ってます。ベルトってそんなに軽いものじゃないと思ってるんですよ。ベルトというものに私はすごく…今まで挑戦はしたけれども巻くことができなかったっていうことが、ずっとずっと続いてて。たぶんもう10年以上巻いてないんじゃないかな? って思ってます。そんな自分から見て“それでチャンピオンなのか!”っていう…そんなのおかしいでしょ! “PURE-Jのこと何だと思ってんだろう?”って正直思って、ずっと歯がゆい思い、むずがゆいほど心の中に溜めこんできたんで。つい、ぶつけてしまいました。次のタイトルマッチで鋼への今まで溜まった鬱憤(うっぷん)を全部ぶつけてやるつもりだったんですけれども、彼女が意外な行動に出て“シングルでつぶしたい”ということを言ってきたんで。そんなに簡単につぶれないし! どっちの覚悟が上なのか、シングルマッチできちんと決めるのもいいんじゃないかなって思いました」
――鋼についてどう思う?
真琴「そうですね…(言葉につまる)」
春日「なんもないでしょ!? ないんだよ! そういうもんなんだよホントに。KAZUKIさんはおもしろいキャラクターとかそういうのあるかもしれないけど、あいつはなんなの!? ただ団体にいるから試合が組まれるってだけじゃん。…甘いよ。それでチャンピオンとか。恥ずかしくないのかな? って思いますけど」
真琴「確かに団体にいれば試合が組まれると思います。私たちはフリーですし試合がなかったら生きていけないんで。人によると思うんですけど、所属よりは貪欲かなって思います」
春日「なんも感じられないでしょ? あの人が自分からマイクであんなことを言ってきたその気持ちは買いたいと思いますけど…その前に逆に私がぶっつぶしたいなと思いますね」