田口隆祐がIWGPジュニアタッグ新王者のエル・ファンタズモを撃破しての二冠王達成を宣言!「尻の1つや2つくれてやる」
16日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『KIZUNA ROAD 2019』が行われた。
メインイベントでは、IWGPジュニアタッグ選手権試合が行われ、王者組の“ROPPONGI 3K”SHO&YOHに“BULLET CLUB”石森太二&エル・ファンタズモが挑戦。
序盤戦はYOHがスピード、SHOがパワーと互いの持ち味を活かした攻め込みを見せ、軽快な連携攻撃も決めていく。しかし中盤からは石森がファンタズモのアシストに徹し、SHOを分断することでYOHへ攻撃を集中。得意のドラゴン殺法で逆転を狙うYOHの攻め口も尽く潰して試合を支配していく。
さらに終盤にはレフリーの気を反らしての反則攻撃や、ベルトでの殴打などBULLET CLUBらしいラフファイトを見せ、王者組の合体必殺技である3Kをファンタズモが耐えきると、レフリーのブラインドを突いてYOHに金的攻撃を見舞い、石森がサイファーウタキで追撃。最後はファンタズモがCRⅡでYOHを突き刺し3カウントを奪取。石森&ファンタズモ組が新王者となった。
試合終了後も石森&ファンタズモがSHO&YOHを痛めつけていると、そこへ今月25日の仙台大会でファンタズモの持つブリテッシュクルーザー級王座をかけて闘うことが決まっており、翌日の後楽園ホール大会でもNEVER無差別級6人タッグ王座を巡って対戦する田口隆祐が猛ダッシュでリングに駆けつけ、SHO&YOHを救出。
今年のBEST OF THE SUPER Jr.で田口に敗れて優勝争いからの脱落を決定づけられたことで田口を強く意識するファンタズモは「よく見ろ。俺はブリテッシュクルーザー級王座とIWGPジュニアタッグの二冠王になったぞ!仙台でお前とブリテッシュクルーザー級王座をかけて闘うことになるが、勝つのは俺だ。もうお前に逃げ場はない!ふざけたことをするんじゃあないぞ」とベルトを見せつけながら田口を睨みつけ、会場を後にした。
田口はファンタズモが日本語を分からないことを確認した上で「じゃあジャパニーズで喋りましょう。尻の1つや2つくれてやる覚悟で頑張っていきます!」と語り、NEVER6人タッグ王座の防衛とファンタズモからの王座奪取を宣言した。
田口は敗北してベルトを失い、引き上げようとしていたSHO&YOHを呼び止めて「帰るな!頑張れ!最後!頑張って、次に繋げるマイクで締めなさい!」と大会の締めを任せて先にバックステージに戻ると、「私としては明日防衛して、仙台でブリテッシュクルーザー級を獲って二冠王。今やる気がある内に頑張っていおきたいと思います。望むところ!どんどんどんどん尻を攻撃してもらいたい!やる気スイッチがね、そこに!やる気スイッチがありますんで」と笑い、意気揚々と去っていった。
田口隆祐&矢野通&真壁刀義の持つ王座にエル・ファンタズモ&チェーズ・オーエンズ&高橋裕二郎が挑むNEVER無差別級6人タッグ選手権試合は、17日の後楽園ホールにて行われる。