#STRONGHEARTS の吉岡世起が前歯を失い大流血もCRUISER FES 2019優勝!「歯は失っちまったが華がある!」
10日、東京都・後楽園ホールにて行われた『WRESTLE-1 TOUR 2019 TRANS MAGIC』にて、吉岡世起が「WRESTLE-1 CRUISER FES 2019」を制覇し優勝を果たした。
「WRESTLE-1 CRUISER FES 2019」とは、WRESTLE-1が主催する年に一度の軽量級選手のトーナメント戦。昨年度覇者のアレハンドロ、社長のカズ・ハヤシ、百戦錬磨のMAZADAが一回戦で脱落するなどの波乱が起きた他、昨年からWRESTLE-1の“侵略”を宣言し暴れまわっている#STRONGHEARTSのエル・リンダマンと吉岡世起の参戦により新たな風が吹き込まれていた。
この日は、決勝まで勝ち上がった吉岡世起とエル・イホ・デル・パンテーラの優勝決定戦が行われた。
序盤から吉岡は自らリングアウトしたりパンテーラのマスクを破いたりと挑発的なファイトを仕掛けていくが、エプロン上の攻防を制したパンテーラが吉岡をエプロンへパイルドライバー。続けてパンテーラはノータッチ・トペ・コンヒーロで飛んでいくが、これがリングの下でうつ伏せに倒れ込む吉岡の後頭部に直撃。吉岡は前歯が二本とも折れてしまい顔面から大出血。
会場から悲鳴が上がる中、吉岡は不屈の闘志でリングに戻り、気迫のファイトでパンテーラを圧倒。リングを血に染めながらの空中戦を制し、最後は必殺のクラッシュ・ドライバーで死闘に終止符を打った。
試合後、マイクを取った吉岡は前歯を失い喋りづらそうにしながらも「端正な顔立ちが台無しじゃねーか」と冗談をかます余裕を見せつける。
そして現クルーザー級王者の児玉裕輔をリングに呼び込み「お前にクルーザーディビジョン獲られてからお前のクルーザー政権見てきたけどよ、お前の実力になんの疑いもねぇ。ただ!お前、クルーザーの顔にはなれねぇ。なんでか分かるか?お前は根っからのバイプレーヤー。つまり、脇役なんだよ!クルーザーディビジョン・チャンピオン!クルーザーの顔として必要なのは、他団体でもインパクトを残すこと。そして、華があることだ。歯は失っちまったけどな?(笑)」と挑発。児玉は吉岡と額を突き合わせると、不気味に笑いながらベルトを掲げて返礼した。
バックステージに戻った吉岡は「CRUISER FES 2019、俺が覇者だ!ちょっと手違いあったかもしんねーけど……前歯ねーと喋りづれーな、空気が漏れて。CRUISER FESの価値、上げたのは誰だよ。このWRESTLE-1のCRUISER FESを盛り上げたのはエル・リンダマン、そして吉岡世起。つまりは#STRONGHEARTSだ。そして俺が覇者になった。次は一つだけだよ。児玉裕輔との3度目のタイトルマッチ!あのベルト、返してもらうぞ!」と児玉からの王座奪還を誓った。
吉岡と児玉のクルーザー級タイトルマッチは、3月21日の大田区総合体育館大会で行われる。