PANCRASE300の公開計量は全員初回パス!佐藤天の再起戦、高橋“Bancho”良明の3年ぶりの復帰戦、REBELS提供試合など熱戦必至!

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 10月20日午後、都内新宿区において「PANCRASE 300」(21日、新木場スタジオコースト)の前日計量がおこなわれ、全選手が初回パスした。
今大会はタイトルマッチこそないものの、佐藤天の再起戦、二度も試合が流れてしまった田中半蔵の試合、高橋“Bancho”良明3年ぶりの復帰、こちらも8ヶ月ぶりの翔兵と今一番勢いがあると言っていいナニワの型破り男・秋葉太樹の対戦など、注目カードが目白押しだ。
 また、前半にも、先ごろ締結されたパンクラスとREBELSの提携によるREBELS提供試合、またDEEP第7代フェザー級王者・上迫博仁の参戦、ランキング入りを目指す金太郎など、パンクラスの今後を占うカードも詰まっている。

各選手のコメントは以下。


▼第1試合 フライ級 3分3R
倉岡幸平(蒼天塾/57.15kg)
VS
和田教良(ZOOMER/56.8kg)

倉岡幸平
「盛り上げます!」

和田教良
「パンクラス300大会、第1試合にふさわしいバチバチをします」


▼第2試合 バンタム級 5分3R
アラン“ヨシヒロ”ヤマニハ(ブルテリア・ボンサイ/61.35kg)
VS
金太郎(パンクラス大阪 稲垣組/61.55kg)

金太郎
「体調はバッチリ。いい感じです。今回、13kgくらい落としたので減量がしんどかったですけど、無事パスできてよかったです。
 相手が誰であっても、練習内容は全く変わっていません。今回、1ヶ月くらい前に相手が変わって少し混乱しましたけど、前回やっていたときの練習が活かせたと思っています。ランキング入りを目指すなら、いつかやる相手だと思っていましたし、それが今になったというだけです。
 ヤマニハ選手には寝技というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、打撃もかなりできる選手だと思います。なので、逆に寝技はあまり警戒していなくて、打撃がポイントになってきてもおかしくないと思っています。
 フィニッシュですか? それは秘密です(笑)。向き合ったときにここを狙うと決めていることはありますけど、いまは明かせません。思いっきり試合をします。明日を楽しみにしていてください!」

ヤマニハ
「モットモット、ガンバリマス」


▼第3試合 ウェルター級 3分3R
奈良貴明(パンクラスイズム横浜/77.0kg)
VS
中村勇太(T-Rex Jiu-Jitsu Academy/77.45kg )

奈良貴明
「会場の外までぶっ飛ばします!」

中村勇太
「今年3連勝、明日も勝って36歳のオジさんの強さを見せます」


▼第4試合 ライト級 5分3R
冨樫健一郎(パラエストラ広島/69.9kg)
VS
上迫博仁(チームクラウド/和術慧舟會HEARTS/70.45kg)

冨樫健一郎
「DEEPの元チャンピオンに、パンクラシュ―トとして勝ちます」

上迫博仁
「闘える喜びを噛みしめて、楽しんで試合します」


▼第5試合 REBELSルール 58キロ契約 3分3R
古谷野 一樹(クロスポイント古河/57.9kg)
VS
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/57.2kg)

古谷野一樹
「総合を見に来てるお客さんに届く、熱い試合をします」

栗秋祥梧
「王者相手にしっかりKOします」


▼第6試合 フライ級 5分3R
翔兵(升水組/57.15kg)
VS
秋葉太樹(総合格闘技道場reliable/57.0kg)

翔兵
「今年2月の試合で手を怪我してしまって、しばらく試合ができませんでした。右手の軟骨が折れたみたいで、ボクシングの選手にもあることみたいなんですけど、レントゲンにも写らない場所らしくて、なかなか治りませんでした。その間、オファーもいただいていたんですけど、流れてしまった形です。練習は4ヶ月くらい前から本格的に再開しました。
 相手の秋葉選手は、勢いがあるなっていう印象です。いい意味で荒削りっていうのかな。行くっていうところで行きますよね。2試合しか見ていないんですけど、相手は定石とは違う動きでやられていますよね。思い切って振って行く。教科書的に言ったら、普通やらないところでやる。そこで勝負できるのがすごいところだと思います。その代わり、やられる時はやられる闘い方だと思います。良くも悪くも若いな、っていう感じですね。
 客観的に見て、自分の方が劣っているところが少ないと思います。組みは間違いなく自分の方に分があります。打撃は、相手の方がリーチが長いので、直線的な打撃なら向こうに分がありますが、でも僕はそこには絶対入らせません。これ以上詳しくは言えませんが、対策はできています。
たとえば、同じ階級の仙三選手や若松(佑弥)選手の打撃は「ビックリする打撃」じゃなくて「うまい打撃」なんですよ。秋葉選手は「ビックリする打撃」、思い切り振ってくる打撃ですけど、僕はそういう打撃は全く怖くありません。
 秋葉選手は食ってやろうと思っていると思いますが、そうはさせません。僕はこれまでの負けの中でいろいろ学んできました。何しろ、試合よりキツイ練習をやっていますから。週1回、土曜日が本当にイヤだなと憂鬱になるくらいですけど、深くやり込んでいます。だから試合はデザートみたいなものですね(笑)。今、むちゃくちゃ強くなっています。明日は、一点突破、ぶっ飛ばします!」

秋葉太樹
「体調は最高です! いい感じです。
 今度の相手は、今までの中で一番強い相手だと思います。でも、対策は特にありません。自分の何時ものスタイルで、何をどうしようとか特別考えていません。ただ、気持ちが強そうなので、そこは気をつけたいです。逆に、自分が優っているのも気持ちです。明日は、気持ちと気持ちのぶつかり合いになると思っています。
 試合は、特にこうするというのがあるのでなくて、その時の状況に応じて動いて行きます。理想はぶっ倒すこと。殴ってKOしたい。明日は全身全霊でぶっ飛ばしにいきます!」


▼第7試合 ライト級 5分3R
高橋“Bancho”良明(パラエストラ八王子/70.3kg)
VS
ルシオ・アブレオ(CERRADO MMA/70.7kg)

高橋“Bancho”良明
「試合をしていなかった間、仕事はけっこう大変でした。地震で北海道に行っていたりとか、いろいろありました。でも、ジムの若手の亀井(晨佑)も、他のみんなも、みんないろいろやりながら頑張っています。仕事ももちろん、勉強しながら、試験を目指しながら頑張って格闘技をやっている。そんな奴らに『高橋さんの試合が見たいです』と言われて。あんまりダサイところは見せられないし、やっぱり試合をやらないと、と思いました。
 本当は、もっと間隔を空けずに試合をしたかったのですが、なかなか調整ができませんでした。でも、ありがたいことに、坂本さんに定期的に声をかけていただいていて、今回出ることにしました。
 相手は寝技が強いですけど、自分も寝技はできると思うし、そんなに劣っていないと思います。寝技勝負は流れの中で見極めて行きたいですけど、触れ合って見てヤバイと思ったら違う闘い方をするかな。
 今回、髪をブルーにしたのは、ハワイ大会(※2015年11月)の時、青にして評判が良かったので、また青にしてみました。あの時は、相手が青い髪にケチをつけてきて盛り上がったというのもあるので。明日は、とにかくボコボコにしてやります!」

ルシオ・アブレオ
「フィニュシュするのは私です」


▼第8試合 セミファイナル フェザー級 5分3R
カイル・アグオン(Spike 22/65.8kg)
VS
田中半蔵(FUN’S/66.05kg)

カイル・アグオン
「怪我も完治してベストな状態で戦えるので楽しみです」

田中半蔵
「5位のカイル選手に勝って、ランキングを上げていきます」


▼第9試合 メインイベント ウェルター級 5分3R
佐藤 天(TRIBE TOKYO M.M.A/77.4kg)
VS
マット・ベイル(CORE MMA/77.05kg)

佐藤天
「勝ちにこだわります」

マット・ベイル
「UFC FIGHTpassで世界中に僕の試合が流れるなんて最高だよ!試合が待ち遠しい!KOするよ!」

 なお、今大会もAbemTV、UFC FIGHTPASS 、TOKYO MXにて実況中継される。
・AbemaTV ……16:15~プレリミナリーからメイン終了まで(第5試合 REBELSルール 古谷野一樹 vs 栗秋祥梧の試合はAbemaTVでは放送なし)
・UFC FIGHTPASS……16:15~プレリミナリーからメイン終了まで
・TOKYO MX……19:00~21:00)
※19:00~20:00=MX1 20:00~21:00=MX2
※メインイベントまで終わらなければ、エムキャス放送をメインイベント終了まで

 記念すべき300回目の大会。一番輝くのは誰だ!?

(写真・文/佐佐木 澪)

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