谷津嘉章が10年ぶりに後楽園ホールに登場し「藤波辰爾、長州力とシングルマッチをやりたいね」と気炎!

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 19日、東京都・後楽園ホールにてドラディション『THE REVENGE TOUR IN TOKYO』が開催された。

 この日は、新日本プロレスや全日本プロレス等で活躍し維新軍の若頭として頭角を現したことでも知られる谷津嘉章が約10年ぶりに後楽園ホールに登場した。
 藤波辰爾とともにWWFでマディソン・スクエア・ガーデンの舞台にも立ったこともある谷津は、2010年にSPWFの解散とともに引退し前線を退いていたが、近年は定期的にリングに上がりファンに元気な姿を見せるようになっていた。

 この日、谷津はヒロ斎藤とタッグを組み、新崎人生&新井健一郎のスキンヘッドタッグと激突。
 リビング・レジェンドが集うこの試合に、引退前のミスター雁之助との最初で最後のシングルマッチを行った際に着用した純白のツナギで臨んだアラケンに対し、ヒロと谷津はクラシカルなレスリングベースの白熱したグラウンド戦を展開。人生の拝み渡りなども飛び出し一時は有利な状況を作り出すも、谷津がアラケンへのブルドッギング・ヘッドロックからの監獄固めで動きを止め、最後はヒロが伝家の宝刀・ダイビングセントーンでトドメを刺した。

 バックステージに戻った谷津は、久々の後楽園ホールでの試合について「プロレスの聖地だからね!色んなドラマがここから生まれてくるんだ。俺なんかはもう第一線から去っちゃったから、年寄りが入っていくと照れがあるよね。もうシングルは無理だよ、この年じゃね。もう(晩年の)馬場さんのこと言えないよね」と苦笑しながらも上機嫌に語る。
 そして、藤波が谷津との対戦を希望していることを伝えられると「いい勝負だと思いますよ。向こうの方が動きいいけど(笑)シングルではしてなかったからしたいですよ。長州とも俺はしたいんだけどね、ガチで!」と未来への希望を語った。
 さらに「本当は上がりたくなかったけど、上がってしまうとやっぱりプロレスラーだから終わった後は『やったな』ってなりますよね。デビュー戦以上に感激しましたよ自分で。怪我したら終わりだから大変だよね」と笑顔で語り、悠々と去っていった。

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