WWE大阪大会直前インタビューで、王者として凱旋したカイリ・セインと大阪初凱旋の戸澤陽が思いを語る!
8月31日、エディオンアリーナ大阪で開催された『WWE Live Osaka』の直前に、大阪初凱旋となる戸澤陽と日本初凱旋となるカイリ・セイン(宝城カイリ)がインタビューを行った。
戸澤陽&カイリ・セイン
――戸澤選手は大阪に初凱旋になりますが
戸澤「大阪は前に居た団体で最後にあがった会場でもあるんで、同じ会場なんで、結構思い入れがある会場ではありますね。ここ大阪は」
――1年前は王者じゃなかったですが、その後王者となり、一度はベルトを落としたものの今日が再度の王座戦となります
戸澤「そうですね。是非またあのベルトを腰に巻きたいですけどね」
――ここ一年のWWEでの感想は
戸澤「ベルトを失ってからなかなか活躍、目立った活躍がないんですけど、まあ、そうですね、今回のタイトルマッチを機に、チャンピオンになってまた海外行きたいなと思います」
――カイリ選手は王者としての凱旋になりましたが
カイリ「いやほんとに、先日テイクオーバーが今月の18日にありまして、そこでチャンピオンになって、しかもはじめての凱旋なので私、そこになにかお土産を持って帰れたらいいなとずっと思ってたんですけど、やっぱり一番のお土産はチャンピオンベルトをね、こうやって日本のNXTの女子のベルトすごい重たいベルトなんですけど、今まで6年NXTの歴史がある中で8人しか巻いたことない、私8人目で巻くことができてあの」
戸澤「そりゃすごい」
カイリ「ほんとに、光栄に思いますし、今日こうして皆さんに日本でこのベルトをね、お披露目できるのがほんとに嬉しく思います」
――今日の試合のことですが、日本凱旋を機にこの先どういう活躍をしていきたいですか?
戸澤「そうですね、常に205といえば戸澤陽と言われるような話題の中心になっていけるようにはしたいですね」
カイリ「私は10月、今年の10月に女子初のPPV大会というEvolutionというんですけど、今その大会に向けて女子選手がすごい強化されてて、その一線に私も立って一緒に」
戸澤「頑張ってくれると思いますよ。僕すごい期待してるんです、カイリ選手には」
カイリ「そうですね、そういうおっきなはじめての大会もあるので、そこでも活躍できるようにこれからも女子をどんどんチャンピオンとして盛り上げていけたらいいなと思います」
――カイリ選手、イオ選手が入ってきましたが、舞台を変えてアメリカでの対戦という構想は
カイリ「そうですね、イオさんが丁度一ヶ月たったぐらいなんですけどいらして、さっそくメイ・ヤング・クラシックっていう女子のトーナメント第2回目が今年開催されて、そこでイオさんデビューされて、それと里村さんと松本選手ですね。日本のトップ3と言われる選手がメイ・ヤング・クラシックに出てるの私もそばで拝見したんですけど、やっぱり3人ともほんとに強かったですね。まだ結果はね、秘密なんですけど、これから配信されるので、アメリカの舞台で3人がどうやって活躍するかを是非日本のファンの皆さんにも見ていただきたいなと思いましたね。イオさんとはプライベートでもほんとに毎日パフォマンスセンターでも会いますし、プライベートでもよく一緒にご飯行ったりして、嬉しいですね!私ずっと今まで一年間一人だったのでNXTに。プロレスの会話とか全部英語になっちゃうので、細かいこととか頭の中で一人で考えるしかなかったんですけど、今イオさんが来て『あそここうしたら良かったのかな?』とかお互いの試合について思った意見交換ができたりとか、それがすっごい私は嬉しいし、お互いに切磋琢磨して今は一緒に協力してやってますけどこれからタッグを組むのか、一回もう組んだんですけどNXTの試合で、組むのか対立するのかまだわからないですけど、どっちになってもいいものを見せれるんじゃないかなと思いますね。日本でいた時よりもお互いがパワーアップして、もっとすごい物を見せれるんじゃないかなと」
――ある意味日本の女子プロレスのすごさを世界に見せていきたい
カイリ「そうですね、やっぱ日本のプロレスの良さとアメリカのプロレスの良さどっちもあって、それをうまく今MIXしていい感じにできたらいいなと思いますね」
――日本でもベルト巻いてましたが、NXTのベルト巻いてみて心境は違いますか?
カイリ「あ~、違いますね。なんだろうな、えーと今私はWWEに入って1年ちょっと経つんですけど、やっぱメイ・ヤングで優勝はできたんですけどそこからちょっと言葉の面ですごい苦労して、一時期すごく鬱っぽくなっちゃった時期もあって、自分アメリカ向いてないんじゃないかとかプロレス向いてないんじゃないかとかすごい自身をなくした時もあったんですけど、でも諦めなければテイクオーバーという、今月あったんですけど2万人ぐらいのお客さんの前でセミファイナルで女子一試合しかなくて、そのプレッシャーの中で巻けたベルトで、試合内容も自分の中ですごく楽しめたと言うか、ほんとに心からプロレスを楽しめて、その上で勝てたので、ほんとに、勝った瞬間は天に登る気持ちで(笑)ありったけの感じでしたね」
――戸澤選手は女子の方が盛り上がっていて205の一員としてどう見てますか?
戸澤「やっぱり女子が盛り上がっているのは肌でも感じてるんで、205の他のメンバーも『俺達も頑張ろうぜ』っていうのは感じますねメンバーからも」
――205独自の大きな舞台が設けられてない状態で、それによって注目が浴びにくいという環境の中で
戸澤「まあそうなんですけど、他のレスラーより俺たちが一番すごいことしてやろうぜっていう気持ちはみんな持ってますね」
――戸澤さん体は相変わらずバキバキですが、アメリカ行かれて食生活は
戸澤「アメリカ行った当初は、環境の変化でちょっと体緩んじゃったんですけど、今回日本公演が決まってからちょっともう一回しっかり、凱旋してもちゃんとアメリカでやってたんだなと思ってもらえるようにちゃんと絞って来ましたね今回」
――食事で気をつけていることは
戸澤「食事はシンプルに野菜をいっぱい食べること」
カイリ「体重は変わってないんですけど、体のラインが全く日本に居たときより肩幅が広がって、ウエストちょっとしまったかな。お尻がすごい大きくなった。やっぱNXTもパフォーマンスセンターにトレーニング専門のコーチが居て、そのコーチが一人ひとりに合ったトレーニングをやってくれるので、そのへんでも感じた。食事も、アメリカってすごいジャンクフードが多いんで、ピザとかポテトとか、あまり外食しないようにして、外食行く時は刺し身とか食べてますよね?」
戸澤「そうなんですよ」
カイリ「一緒にご飯行くときはね」
――野菜を多く取りながらと
カイリ「タンパク質と野菜とをね。すごいジュース飲んでますよね!」
戸澤「コールドプレスジュースとかね。ちょっと恥ずかしいね(苦笑)」
カイリ「なんでですか?一本すごい(値段)するんですよねあれ」
戸澤「値段のことはええやんか!コールドプレスジュースを毎日飲んでまして、結構小さいボトルに1kgぶんぐらいの野菜の量が入ってる、凝縮された。結構その、ダイエットに役立ってるとは思いますけどね」
――そこそこ値段はします?
戸澤「そうですね。こないだ一本あげたんですよ。そしたら不味いって文句言って」
カイリ「不味いけど、不味いからほんと体にいいんだなと感じました」
――青汁みたいな
カイリ「そうですそうです!青汁みたいな味がして」
戸澤「コールドプレスジュースの話はもういいやんか!」
――改めて日本のファンにメッセージを
カイリ「日本のファンの皆さん、お久しぶりです!ついにね、日本にこうして帰ってくることができました。しかも、見てください!NXTのウーマンズチャンピオンになっての凱旋になります。今日はどんな試合になるかわかりませんが、来てくれた皆さんを楽しませて、来てよかったなと思ってもらえるような試合にしますので、是非楽しみにしていてください。バイバーイ!」
戸澤「僕も喋ったほうがいいですか?え~、大阪の皆さんお久しぶりです、戸澤陽です。まあタイトルマッチという事で結果にはこだわりたいところなんですけど、とりあえず自分が楽しむということを一番に重点において、自分が楽しんでそしてお客さんにも楽しんでもらいたいと思うんで皆さん応援よろしくお願いします。ばいばーい」
――カイリ選手はWWE女子で誰が一番怖いですか?
カイリ「女子で一番怖い?まあでも、最高のライバルなのはシェイナ・ベイズラーですかね。やっぱり、お互い、なんだろう?ゲームとかで例えると、ねぇ、クリボーみたいな・・・」
――クッパ?
カイリ「クッパですね、ラスボス感ですよね。お互いにこう盛り上がれるというかいい試合に。シェイナだったからベルト戦も盛り上がったと思うし、ほんとに怖いというが倒したい相手で、倒すことが今回できたんですけど、最後丸め込みだったので、今度もっかいやる時きっちりエルボーで仕留めたいと思います」