原学がスーパー・タイガーに惜敗も再戦を誓い合う!次回大会でバトラーツの先輩・田中稔超えを宣言!
「筋肉を使って街を活性化」をキャッチフレーズに、新団体「ソウルモード・プロレスリング」の旗揚げを目指す原学が、9月27日、東京・新木場1stRING大会で、バトラーツの大先輩・田中稔超えを果たすことを宣言した。
旗揚げに向け、原は同志を集めるべく、ワンマッチの無料興行を続けているが、8月9日、新木場で第5弾主催興行を開催し、初代タイガーマスク(佐山聡)の愛弟子であるスーパー・タイガー(リアルジャパン・プロレス)と激突した。
かつて、両者はバトラーツマットなどで、幾度となく対戦してきたが、ことシングルマッチにかぎると、フーテン・プロモーションの13年1月27日、東京・新宿FACE以来、5年7カ月ぶり2度目の激突となった。
序盤はグラウンドでの激しい関節の取り合いとなり、一進一退の攻防が続いた。10分過ぎ頃から、両者ともに、打撃技を繰り出して、活路を見いだそうとするも、ともに一歩も引かず。そして、15分過ぎ、強烈なソバットをたたき込んだタイガーは、タイガースープレックスを決め、3カウントを奪った。
勝ったタイガーは、マイクを持つと「久々のバチバチ。原学、熱いじゃねぇか。今日はオレが勝ったけど、オレたちの戦いは勝ち負けじゃない。これからオレたちの答え合わせをしたい」とアピールし、再戦を熱望。
惜しくも、敗れた原は「全然満足してない。オレたちなら、もっとできる。向こうが思ってた原学とは違ってたと思うし、こっちも思ってたタイガーではなかった。ソウルモードで必ずリベンジしてやる」と雪辱を期した。
そして、次回大会となる9月27日、新木場大会の対戦相手がバトラーツの大先輩である田中稔に決まったことを発表した原は「2年くらい前に1度やって負けました。これが2度目のシングルで、リベンジしたい」と力を込めた。
バックステージに戻った原は「いろんなことを経験して、その技を使いこなせてこそ、自分のレベルも上がって、自分のものになる。自分のものにしてないのでは出せない。最初に出会った頃の方がガツガツやれた。こっちはソウルモードを背負って、向こうもベルトを背負っていて、それが足かせになったかもしれない。もう1回、リアルジャパンでもどこのリングでもいいからやりたい。熱いものが、物足りなかった」とコメント。
話が稔戦に及ぶと、「前回、初めてやらせてもらって、ようやく肌で感じることができたけど、前回と同じ結果にはならない。体は大きくないけど、テニクニックとかすごいし、一線でがんばられてる。簡単にはいかないと思うけど、がんばっていかないと。とても楽しみです。前回(7・15新木場)、師匠の石川(雄規)さんに勝って、この前(VKF8・3大阪)では、UWFの先輩である冨宅(飛駈)さんに勝って、3連勝といきたかったけど、今日は勝てなかった。次は稔さんに勝って、また先輩超えを果たしたい」と必勝を期した。
一方、タイガーは「ボコボコにやられた記憶があるんです。蹴りを使って、うまい選手でへこみましたよ。デビューして間もない頃だから、11年くらい前ですか。我々が出会って、時間が経って、時代も変わって、いろんな経験積んで、ボクらの答え合わせをしていかなきゃいけない。引っ張っていかないといけないし、石川さんに教えてもらったレスリングを見せていかなきゃ。今のプロレス界に必要ないかもしれないけど、強さや、何を見せられるか。勝った負けたじゃなく、これからも、どこのリングであっても、彼とは競い合っていきたい」と話した。
4月13日、東京・北沢タウンホールでの第1弾興行以降、これで1勝4敗となった原。この先、団体を背負っていくためにも、次戦はなんとしても勝ちにこだわりたいところ。稔とは、入れ違いになったため、バトラーツでの接点はないが、直系の先輩であることに変わりはない。同じイデオロギーを持つ稔との対戦で、“ソウルモード”を大いにアピールしたいはずだ。
原学主催興行『ソウルモード・プロレスリング STEP5』
日時:2018年8月9日(木)
開始:15:15
会場:東京・新木場1stRING
観衆:未発表
▼シングルマッチ
○スーパー・タイガー(リアルジャパン)
16分14秒 タイガースープレックスホールド
●原学