ザ・デストロイヤーさんの引退試合の相手を務めた井上雅央がデストロイヤー杯争奪バトルロイヤルで優勝!「デストロイヤーさんにプロレスってものを教わった」
15日、東京都・大田区総合体育館にて『ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト~白覆面の魔王よ永遠に~』が行われ、第2回デストロイヤー杯争奪スペシャルバトルロイヤルで井上雅央が優勝を果たした。
第1回目のデストロイヤー杯争奪スペシャルバトルロイヤルは、2011年8月に行われた『ALL TOGETHER 東日本大震災復興支援チャリティープロレス』にて開催されており、このときには志賀賢太郎が優勝。ALL TOGETHERと同じく団体の垣根を超えて多くの選手が集まった今大会で2回目のデストロイヤー杯が行われるということで、第1試合での実施ながらこの試合は注目を集めていた。
今回はグレート小鹿(大日本)、百田光雄(リキプロ)、菊地毅(フリー)、垣原賢人(フリー)、井上雅央(フリー)、MEN’Sテイオー(フリー)、大森隆男(全日本)、本田多聞(フリー)、相島勇人(フリー)、TARU(魔界)、佐野直(フリー)、土方隆司(フリー)、佐藤光留(パンクラスMISSION)、橋本友彦(A-TEAM)、那須晃太郎(フリー)、UTAMARO(フリー)、三富政行(PPP)、LEONA(ドラディション)、力(フリー)、レブロン(ランズエンド)と豪華メンバーが集結。
20選手がリング上に登り試合が開始。当然乱戦となる中、まずは投げようとした本田が後ろに倒れたところを全員に潰され失格。
カッキーカッターが土方に炸裂しアキレス腱固めも、他の選手が二人まとめてフォールし失格。TARUはレフェリー暴行で反則失格。
レブロン、佐野直がOTRし、相島、那須、UTAMARO、光留、三富が大森のアックスボンバーに沈む。その大森を井上がスクールボーイで丸め込み退場させると、LEONA&友彦がOTR。
菊地と百田がチョップ合戦から百田が丸め込み菊地退場。小鹿がテイオーを丸め込むが、太田がひっくり返し小鹿ともども退場。
百田が井上を丸め込むが、力がひっくり返し百田を失格させる。
力は井上の膝をチョップ連発から足4の字。井上がひっくり返し、力がギブアップ。これで井上が優勝となった。
優勝賞品としてデストロイヤーさんのマスクを贈呈された井上は「自分、顔デカ過ぎてこれ被れないんですよ」と苦笑しつつ、かつてデストロイヤーさんの引退試合の相手を務めたことを振り返り「いつもデストロイヤーさんは夏に来て試合してたんですよ。大体2,3日にいっぺんは試合させてもらってたんです。僕は新弟子だったんでプロレスってものを教わった気がしますね。出来たら僕が4の字をやりたかったんだけど、チャンスなかったからね。デストロイヤーさんには散々やられてたんで。やられたらああしようと思ってた」と笑顔で語り、会場を後にした。