港町神戸でプロレスラーと子どもたちが水遊び!“brother”YASSHIが日本の未来を背負う子どもたちへ「負けたって何回でも立ち上がる気持ちを伝えたい!」

22日、港町神戸のハーバーランドで『KOBEプロレススプラッシュ』が開催。

『KOBEプロレススプラッシュ』はその名の通り、プロレスや音楽、ダンスパフォーマンスの合間に安全で美味しい水として知られる「神戸水」がふんだんに放水される複合エンタメイベント。この日は、全国から集結したプロレスラーが子どもたちと水遊び。夏日の港に涼しい笑顔があふれ、大人も子どももまる一日イベントを楽しんだ。

プロレスは全5試合が行われ、メインイベントでは"brother"YASSHI&谷嵜なおきvsグンソ&Kenのタッグマッチが実施。
Kenにバッドボーイからアングル高めのマンハッタンドロップまではノリノリだったYASSHIが場外戦から暗転。グンソ、kenに捕まりいたぶられる展開に。辛くも脱出したYASSHIに代わって入った谷嵜がスピードとキレでKenを圧倒、串刺しニーからココナッツクラッシュ、カサノヴァと畳みかける。
YASSHIも加わりグンソにダブルのドロップキック。グンソを谷嵜が地獄の断頭台で駆逐したあとYASSHIがKenにツームストン・パイルドライバーからとどめのフライング・ビッグヘッドを決めて勝利した。
試合後にマイクを取ったYASSHIは「YO!きょう集まってくれた小さな子どもたちが、俺と一緒に水遊びしてくれて、いまとなっては良い思い出になることやろう。YO!子どもはいまから俺らが住む日本を引っ張っていく大事な宝やカス野郎!そんな子どもたちに負けたって何回でも立ち上がる気持ちを俺たちはきょう一緒に遊んでくれた子どもたちに伝えたい!YO!俺たちは闘いで仲間意識を強めたり、絶対に負けへん仲間と仲間が手を取って立ち上がる姿をお客さんに見せたいと思います。だから来年の4月はまたメリケンパークプロレス2days無料開催するから皆さん遊びに来てください!よろしく!」と熱いメッセージを叫んで締めた。
神戸生まれ育ちのプロレスカフェバーのオーナーでありプロレスラーの藤永幸司が、子どもたちがプロレスと出会うきっかけを作りたいと始めた無料のプロレスイベント「神戸をプロレスの街に」という思いを胸に始めた当イベント。
気づけばプロレスラーのTシャツを着て声援を送る子どもたちの姿が多くなってきた。子どもたちを喜ばせたい、勇気を与えたい、そう思って闘うプロレスラーや、イベントを支えるスタッフの大人たちが逆に子どもたちの笑顔に癒され、またやろう、頑張ろうと背中を押されている。
第2試合に出場し、試合中に負傷して身を横たえていた藤永のところにわざわざ子どもが訪ねてきてねぎらいの言葉を掛けてくれたと嬉しそうに語った。今年憧れのアントニオ猪木さんが引退した年齢に達する藤永の脳裏には引退の二文字がよぎるという。だが、イベントで出会う子どもたちの応援に励まされていると藤永は語る。
子どもは国の未来を背負う。ハーバーランドでプロレスラーたちが蒔いた夢という希望の種を受け取った子どものなかからいつかプロレス界の宝が現れるかもしれない。