【試合結果】3・31 アイスリボン道場マッチ 松本都&藤本つかさ&星ハム子vs弓李&華蓮 DATE&星いぶき 宮城もちvs長崎まる子 世羅りさvs松屋うの 雪妃真矢&ジュリアvsトトロさつき&直 DATE

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『アイスリボン875』
日時:2018年3月31日(土)
開始:18:00
会場:アイスリボン道場
観衆:97人

▼第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
雪妃真矢/●ジュリア
13分00秒 逆エビ固め→ギブアップ
○トトロさつき/直 DATE

▼第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○世羅りさ
5分55秒 ダイビングダブルニードロップ→体固め
●松屋うの

▼第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
○宮城もち
7分56秒 メタボリックサンド→エビ固め
●長崎まる子

▼第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
●松本都/藤本つかさ/星ハム子
15分50秒 いぶロール
弓李/華蓮 DATE/○星いぶき

ICE×∞王者の都が戴冠後初試合で敗北!学生レスラーたちが都政権に反対する学生運動を開始!雪妃が個性を求めて号泣?!

第1試合


 1月13日アイスリボン861以来、トトロ&直がNovel Tornadoを結成。雪妃&ジュリアのタッグと対戦した。久々のタッグ結成に序盤から息の合ったタッチワークをみせたNovel Tornadoは、試合を優位に進めていくが、一方のジュリアもトトロを標的に気合の入った攻めを仕掛けて善戦。雪妃に強引にタッチを求めるなど積極的な動きだった。
 しかし、最後はNovel Tornadoがジュリアに対して、合体技=ハイキックとボディアタックのサンドイッチ攻撃を決め、仕上げはトトロが強烈な逆片エビ固めでギブアップ勝ち。

 タッグチームとしての底力を発揮した。敗れたジュリアは「久々にトトロさんと試合しました。やっと試合できました。ずっとやりたいと思ってました。自分が一番勝ちたいなって思える相手がトトロさんで、トトロさんに勝ちたい。なんか気持ちが熱くなります。勝つまで試合がしたいです」と改めて打倒トトロ宣言。これを受けてトトロは「今日久しぶりに直と組めて勝てたのはもちろん嬉しいし、ジュリアが色々言ってくれたのもすっごい嬉しいんですけど、でも自分が見るべきは下でもなくて、同じ高さの目線でもなくて上だと思ってます。だから今日、タッグのベルトを持ってるチャンピオンのユキさんに全く刃が立たなくて凄く悔しかったです。これからまたもっと直と組みたいです」と語り、パートナーの直も「今日は久しぶりにノベルトルネードで組んで勝てました!やったー!本当に久しぶりで、もう自分でも覚えていないぐらいに久しぶりに組んだ気がします。勝てたことが凄く嬉しかったです。後楽園ホールでは負けてしまったんですけど。どんどん勝ちに、もっと勝ちを求めて戦っていきたいなと思ってます」と語った。


 1人トーンダウンしていたのが雪妃だ。試合後、雪妃は「無事、後楽園ホールでタッグのベルト防衛しまして、2008年組からアジュレボとして勝利を納めたんですけども、でもちょっと勝ったけど引っかかってることがあって、前哨戦のときから言われていた、雪妃に特徴がないとか普通っていう言葉、これはやっぱりタイトルマッチで勝利してもどうしても引っかかっていて、(徐々に泣き声になり)私は自分に特徴がないというのはずっと自覚していることで、デビューしてから模索して模索して今の雪妃真矢があるんだけど、それでも雪妃真矢の特長ってなんなのかって考えたら正直自分で分からなくて、タイトルマッチが終わって、タイミング悪く先日サムライTVさんの取材があるからって、ロケがあるからってアンケートを書いてくれって言われたんですね。で、そのアンケートに、テレビで公表したい実は得意なことをあるだけ書いて下さい…あるだけ書いて下さいってアンケートに書くこともないんですよ。人に言ってない特技、1個もないです。人より出来ること1個もないです。それ以外にテレビで公表したい趣味。私は歌うことが大好きだったけど、プロレスを始めてから喉を潰してしまって、今は前みたいに思うように歌うことが出来ないし、ずっと得意だと思っていた歌も今は口ずさむとか鼻歌を歌うってこともなくなったし、例えば、雪妃、歌上手なんだから歌ってよって言われても歌えないんです。だけどプロレスしてたらリング上で声を出すのは絶対に必要なことで、声を出さずに試合することなんてあり得ないことだし、それによって私は今まで得意だったこと、自分で得意だと思ってたことも失ってしまって、正直、私の特徴が何かって言われて自分で答えることが何もありません。自分の試合の特徴は何か、自分のキャラクターの特徴は何かって、自分でいくら考えても分からないので、どうしてもタイトルマッチを防衛しても、もうなんか雪妃真矢がなんなのか自分で分かりません。だけどたぶん自分で答えを見つけるしかないだろうし、戦ってるうちに見つかるものなのかなって思っているので、私はずっとベルトを防衛する気でいるし、リングを離れる気も今はないです。自分の特徴を見つけられるように、自分なりに雪妃真矢がなんなのかを確立できるようにこれからも戦うだけなんで、(藤本とハム子に)また試合させて下さい」と思いのたけを吐き出した。

 話を聞いていた藤本は「じゃあ試合しようか?4月8日試合しようか?どういう対戦か分からないけど、ユキと対角線に私はいるわ。ハムさんも入る?何かしら絡む試合をしましょうか?」と語り、ハム子が「うん。私と組んだらなんか見つけやすいんじゃない?自分の特徴。こんな特徴のある人間の隣にいたら見つけられると思うよ」と雪妃とのタッグ結成を示唆すると、藤本は「むしろ真逆かもよ。特徴のある人間の隣にいたら何も残らないかもしれない。人はない物ねだりだな~と思うけどね。でもユキのその感情に誰か感情移入できる人もいるかもしれないので、その思っていることがあるんだったら、リングで皆さんに伝えた方がいいんじゃない?まあモヤモヤしてたり、今日ふわふわしてた感じはしたし、やさぐれてる感もあるし。だったら4月8日両国で対戦をして何かが見つかればいいんじゃないかな?」と雪妃に問いかけ、雪妃も対戦を受諾。両国での藤本、ハム子、雪妃がらみの対戦が決定した。

第2試合


 12月23日のアイスリボン855以来、2度目のシングル戦。開始早々、黒い胴着を着たうのは得意のスクールボーイ、さらに逆さ押さえ込みと、連続カバーを決め世羅からの秒殺を狙う。かこれをしのいだ世羅は場外にエスケープ。息を整えるとともに、リング上にパイプ椅子を投げ込んだ。うののセコンド陣が猛然と抗議する中、世羅はレフェリーの気を反らし、イスでうのを連打。うのがイスごとドロップキックで世羅に反撃するが、世羅は今度はうのの道着を脱がしていく。いつもの上半身が紫コスチュームになったうのはスクールボーイを連発。これを切り返した世羅はうのの道着を自ら着こむと、うののコーナーからのサイバーチョップをかわし、串刺しダブルニー、エアーズロック、そしてコーナーからのダイビングダブルニーとつなぎ一気にフィニッシュした。

うのは「世羅さんとの2回目のシングル、今日こそは絶対に追い詰めて追い詰めて勝とうと思ったんですけれども、私いつも黒道着の時は黒いインナーを着てるんですけれども、今日は持ってくるのを忘れてしまって、代用で紫のいつものコスチュームのを着て、その上に道着を着て隠してたつもりだったんですけれども、途中で世羅さんに剥ぎ取られてしまって、紫のうのが出てしまって、やれれてしまいました。途中痛い目にも遭ってしまって、今日はもうケチョンケチョンにやられてしまいました。年始めの道場マッチで自分の目標、黒でも金、紫でも金って言ったんですけれども、紫のうのでももっともっと強くなって頑張りたいと思います」と語り、世羅は「黒いうのって最初思ってたので、ちょっと本気でケチョンケチョンにしてやらないと、前回の借りもあるしと思ってたけど、途中からマットスーヤ(※うのの紫のコスチュームの文字を各行に分けて読むとMAT SUYA=マットスーヤになる)になって、それからの方が翻弄されてた気がした。私、黒うのより紫うのの方が苦手だわ。黒の方が自分的に伸び伸び試合できた気がする。だから紫うの苦手だからさ、今度は最初から紫の状態で当たらせて下さい。またシングルやりましょう」とうのとの再戦を約束した。

第3試合


 テキーラ沙弥の欠場により、実現したもちvsまる子のシングル戦。入場から元気いっぱいのまる子が序盤から積極的にもちを攻めていく。いつもの動きの速さだけでなく、グランドでの変形アームブリーカーを仕掛けるなど、じっくり攻める攻撃もみせるなど、序盤から中盤へとペースを握っていたまる子だが、もちはフェースクラッシャー、アルゼンチンバックブリーカーでまる子の動きを止める反撃。まる子は猪突猛進、更にまる投げを決め勝負に出るが、ちからカウンターのもっちりバディシザーズを浴び、動きの止まったところにメタボリックサンドを食らい、カウント3を奪われてしまった。

 試合後、まる子は「先輩の壁は、まだまだ高いというのを認識しました。すごく楽しかったですが、やっぱ自分の詰めが甘いのと、もちさんの迫力が凄いのとで、それに負けたのが今日の敗因だったのかなと思います。今日は猪のコスチュームでオラオラやってたんですけど、4月8日はマブダチのコスチュームでもっともっとオラオラして勝ちます」と4月8日の両国での6人タッグかしましトーナメントへの決意を語り、もちは「最近後輩と試合するのが凄い楽しいなって思ってたけど、よくよく考えたらもう先輩は3人だけで、私はちょっと上の方でした。なので、ほぼ後輩と試合してたんですけど、でも最近なんか凄い試合してて活き活きしてる後輩とか見て凄い楽しいなと思って、こうやってリング上で悔しいとか越えたいって言ってて、私もまだまだその壁は越えさせないし、ずっとみんなの壁になれたらいいなと思いました」と語った。

第4試合


 4月8日両国大会でのICE×∞王座戦の前哨戦がこの日のメイン。王者・都は華の2008年組の藤本&ハム子と万全の体勢で臨んだ。一方、同じ中学生のいぶき、そして専門学校に通う弓李との学生トリオを結成した華蓮は、序盤から3人がかりで都を標的としていく。都と華蓮の直接対決は中盤に実現。なんと都からローキックを仕掛けていくが、逆に華蓮の強烈なお返しのローキックを浴びてしまう。必死に痛みをこらえてローキックで反撃する都。見た目は五分の攻防を展開した。
 しかし、このあと華蓮からタッチを受けていぶきが登場。都は藤本、ハム子のフォローを受けながら、一気に勝負に出るマンマミーヤZをかわされてのエビ固め、さらにこれをキックアウトした直後のハムロールならぬいぶロールにICE王者戴冠後の初試合で都がまさかの3カウント負けを喫してしまった。弓李、華蓮のカットに入っていた藤本とハム子は何が起こったかわからずリング上をうろうろ。一方の学生トリオは堂々と胸を張って勝ち名乗りを受ける。観客の大きなどよめきは学生トリオへの歓声に変わった。

 試合後の座談会では、なかなかリング中央のマイクの前でコメントしようとしない都に代わって、まずハム子がマイクを手にすると「花の2008年組勝ちました~!!って言いたかったんだけど、負けたんか~い!!ちょっと都!!どうしちゃったの?私たちまだ6人タッグトーナメントの1回戦もまだやってないんだよ」と都に詰め寄る。藤本も「てっきり勝ったと思って、ワン・ツー・スリー、イェ~イ!とかやっちゃってたよ」というと、ハム子も「したっけね、いぶきの曲がかかってたんだよ。どういうこと?どういうことだ?ねぇ?いや~今日ちょっといぶきと試合して、他の選手にはないエルボーを私に打つのよ。目が怖かったの。家では出来ないのをリングの上でやってやろう的な目だった。本当に今日キラキラしてたよ。いや~ユキ悩んでるね。私もね、凄い悩んで泣いてた。昔はこんな網タイツ穿いてセクシーな感じじゃなくて、青いコスチュームでピンクの星の柄が入ってピエロみたいなコスチューム着てたの。新人のうちは良い、がむしゃらにやってれば。でもキャリアを重ねてく毎に負けて勝てなくて、どうしたら良いか分からなかったけど、いつの間にかこうやって星ハム子が生まれたの。私、太ってるし、普通女の子、お腹を出すのって恥ずかしい事でしょ?でもわざとお腹を見せてるでしょ?弾けたの。もう自分をみんなに見てもらいたいって思うようになって、雪妃その長い手足凄い羨ましいと思うもん。私にないもの持ってる。だから良いことあるよきっと」と語るも雪妃は「星ハム子にはなれないよ」とポツリ。藤本は「なんでそんなマイナス思考なんだろうね?なんか感情を揺さぶる作戦に出たのかなとかも若干思ってるけど」と語り、「じゃあ負けた人どうぞ」と都にコメントを求める。マイクを手にした都だが「本当やだ!チャンピオンが蕨に凱旋したのに。でも元はと言えばハムロールを使うなんて知らないし、つっかだって鈴木秀樹にベルト獲られた時ハムロールで負けて、お前が全部黒幕なんじゃないのかコノヤロー。内部崩壊だよ、もうやだ。もう恥ずかしくてお客様に合わせる顔がない」と自分の負けをハム子のせいと言い出す。しかし藤本は「大丈夫、大丈夫、都らしいよ」とニッコリ。都「ちょっと動揺しています。まあでもいいか。しょうがない、今日の事は忘れます。今日は何もなかった。8日にタイトルマッチがありますが、痛かった。凄い蹴り痛かったけど、くるみちゃんとの試合の後遺症もあるけど大丈夫です。8日は足を引っ張られる事も無く1人なんで。私は必ずベルトを防衛します。(ハム子を指差して)お前ふざけんじゃないよ!覚えとけよ」と最後は強気に締めた。

 一方の華蓮は「今日は初めて花の2008年組と試合をしました。今の標的は宇宙人です。ずっと宇宙人狙ってたんけど、いぶきが宇宙人に勝ちました。チャンピオンになった宇宙人はノリに載ってるはずですけど、負けましたよね、いぶきに。そのベルト腰に巻けるのもあと1週間ですから。せいぜい今しかない時を楽しんで下さい。あとそのベルト似合ってませんよ」と都を挑発。弓李が「勝ちました~!偉いよいぶちゃん。3月25日に無事アイドルデビューをしました。『イェイ!めっちゃ下克上☆』聴いた人!(お客さんの大多数が手を挙げる)これからもずっと歌っていきますし、イベントも行いますのでGEKOKU娘fromアイスリボンよろしくお願いします」、最後にいぶきが「今日はハムロールではなくいぶロールで勝ちました。都さんがアイスリボンの王者で良いんですか?自分もベルト獲れる気がして来ました。やる時にやるのが星いぶきなんで」と自信満々に語った。


 そして最後の円陣を締める時に華蓮はリングに「都政権反対」と書かれたポスターを持ち込むと、「これから学生運動をします」と宣言し、学生の弓李、いぶきと共に「都(みやこ)政権反対」とアジテーションを展開しエンディングへ。円陣の輪が解かれると、都がポスターを奪い破り捨て、観客からのブーイングを浴びた。

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