【試合結果】3・20 東方英雄伝後楽園ホール大会 常剣峰&林棟軒vs奥田啓介&定アキラ 神龍&神虎vs冨宅飛駈&菅沼修 王飛&TORU&MA朱紅&三原一晃 長谷川vsマグニチュード岸和田

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『東方英雄伝 星期二』
日時:2018年3月20日(火)
開始:19:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1210名

▼日中シングル対決 10分1本勝負(GENOMEルール)
●長谷川
7分31秒 猪木アームバー→ギブアップ
マグニチュード岸和田(フリー)

▼日中混合タッグマッチ 20分1本勝負(GENOMEルール)
○王飛/TORU(道頓堀)
10分47秒 ラリアット→片エビ固め
●MA朱紅/三原一晃(フリー)

▼闘神獣vs格闘戦士 東方英雄伝スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負(GENOMEルール)
神龍/○神虎
16分50秒 神虎キック→片エビ固め
冨宅飛駈(パンクラスMISSION)/●菅沼修(フリー)

▼深セン・珠海リバイバルマッチ 30分1本勝負(GENOMEルール)
常剣峰/○林棟軒
14分31秒 フロッグスプラッシュ→片エビ固め
奥田啓介/●定アキラ

常&林の中国人タッグが奥田&定に勝利し大金星!神虎&神龍の中国マスクマンタッグが日本の格闘戦士を撃破!“中国vs関西”のプロレス勝負は互角の展開?!

オープニング


 場内アナウンスなどはすべて中国語で行われ、異国情緒あふれる雰囲気の中で興行がスタート。
 まずは、民族衣装を身にまとった仮面の人物により、長棒や傘、扇子を使った舞踏が行われ、踊りながら会場を練り歩き、観客を盛り上げていく。

 続いて、中国人選手たちがリングに上がり、中国語で挨拶を行った。

 さらに、新入団選手として 孫一リンが紹介され、中国語での挨拶の後、日本語で「小さい頃からプロレスの試合を見て、選手たちのように強くなってリングの上で戦いたいと思いました。今日から東方英雄伝に入って、リングの上で最後まで立てるように頑張ります。よろしくお願いします!」と挨拶した。

第1試合


 両者が入場すると、長谷川は握手を求めるが、岸和田は荒々しく拒否してゴング。
 ロックアップで組合い、岸和田がロープに押し込んでクリーンブレイク。その後、岸和田は腕を取っていくが、長谷川は前転してこれを抜けて岸和田にチョップを打ち込んでいくが、岸和田は全く効いていない様子。逆に岸和田のチョップで悲鳴を上げた長谷川はロープに走ってショルダータックルでぶつかっていくが、これも岸和田はノーダメージで「なんだそれは!本気でやれ!」とブチキレてお返しのショルダータックルで長谷川を撥ね飛ばし、低空ドロップキックからアームロックで絞り上げていく。会場から大きな「加油!」コールが響く中、長谷川がこれをロープブレイクすると、岸和田はムーンサルトプレスを投下。これはカウント2。
 岸和田はブレーンバスターを狙うが、これを堪えた長谷川が逆にブレーンバスターで投げ返し、反撃の狼煙を挙げる。長谷川は岸和田をロープに押し込んでマシンガンチョップからローリングチョップ。そしてボディスラムを連発しフォールもカウントは2。

 長谷川はロープに走り込んでいくが、岸和田がカウンターのラリアットでなぎ倒し、フロッグスプラッシュ。これを2で返されると岸和田が猪木アームバーに捕らえ、長谷川がギブアップ。

第2試合


 朱紅はパーカーのフードを目深に被り、ポケットに手を突っ込んで不敵な笑みを浮かべながら入場。その様相に会場からは早速ブーイングが飛ぶ。対して王飛は爽やかに観客とふれあいながら入場し、歓声に包まれながらの入場と対照的な様相を呈した。
両組とも握手は拒否し、朱紅と王飛のマッチアップでゴング。
両者ロックアップで組み合うも、朱紅が振り切ってエルボー。これに王飛が付き合ってエルボー合戦。続いてヘッドロックからタックル合戦へ。これは体格で勝る王飛が競り勝ち、続けて朱紅をボディスラムからフォールもカウントは2。TORUにタッチ。
 TORUは朱紅を捕縛しながら会場に「コイツ17歳らしいぞ!」と叫ぶと会場からは大きなどよめきの声。
 朱紅もタッチし、三原とTORUの関西対決へ。両者ロックアップで組み合い、TORUが三原をコーナーに押し込んでクリーンブレイク。ここから三原がダッシュしラリアットを仕掛けるも、TORUはガットショットでこれを止め、ショルダータックル戦を仕掛ける。しかしこれは三原に分があり、三原がTORUを撥ね倒してボディスラムからエルボードロップ。三原は「なにがイケメンじゃコラ!」とTORUの顔面をロープにこすりつけ、朱紅にもTORUの顔面への攻撃を促す。
 そのまま朱紅にタッチし、朱紅はTORUにコーナーでナックルを浴びせてからサッカーボールキック。さらにコーナーで串刺しのニーリフトから延髄斬りと足技で畳み掛けるもカウントは2。
 再び三原とTORUのマッチアップになり、三原はTORUを胴締めとTORUの腕を使ったスリーパーの複合技で締め上げる。これをブレイクされるとTORUを起こすが、TORUは三原にチョップで反撃。すると三原はTORUの鼻をつまみ上げてからファイヤーマンで担ぎ上げるが、後ろに着地したTORUがドロップキック。王飛に繋ぐ。
 王飛は三原に走り込んで低空ドロップキック、ブレーンバスターからフォールもカウントは2。ここに朱紅が入ってきて王飛を捕らえ、王飛のイケメンが気に入らない旨をぼやく三原とともにトレイン攻撃。倒れた王飛に朱紅がエルボードロップ、三原がフライングソーセージからフォールも、ツープラトンからのフォールは認められず、王飛を起こして二人でロープに振るが、王飛がダブルラリアットでなぎ倒す。ここにTORUが入ってきて朱紅をロープにもたれかからせシャイニング・ウィザード。さらにTORUと王飛が朱紅にサンドイッチラリアットを叩き込み、トドメに王飛がラリアットをぶちかまして3カウント。

 勝利した王飛&TORU組には勝利者賞が贈られた。

第3試合


 神虎&神龍組が握手を求め、これに冨宅と菅沼が応じて手を握り、クリーンファイトを誓ってからゴング。
 最初は神虎と冨宅のマッチアップ。手4つで間合いを伺うが、神虎が冨宅の足を刈ってグラウンド戦へ。しかし冨宅がグラウンドテクニックで神虎を圧倒すると神虎はロープに走ってフライングニールキック。神虎は威風堂々たる様子でポーズを決め、両者タッチ。
 神龍と菅沼のマッチアップ。ロックアップで両者ロープに押し込み合うが、神龍が菅沼にチョップを浴びせていくと、チョップを痛がった菅沼が「来い!外に出て来い!」と叫び自らリングを降りて場外に神龍を呼び込む。これに神龍が応じてリングを降りると、菅沼が神龍を会場の四方を連れ回してチョップを放っていき、最後は「中入れやオラァ!」と逆ギレして神龍をリングの中へ。
 両者タッチし、再び冨宅と神虎のマッチアップ。試合開始直後のように再びまた手4つを仕掛け合い、間合いを伺っていくが、ここへ菅沼が口元に人差し指を当てながら神虎の背後に忍び寄りハンマーを打ち下ろす。菅沼は神虎をスリーパーで締め上げ、冨宅もボディスラムからの逆エビ固めで攻め立てていく。これをブレイクされると菅沼にタッチ。
 菅沼は神虎に地獄突きを連発し、コーナーに押し込んで脳天唐竹割り。冨宅にタッチ。
 冨宅は神虎にサッカーボールキック、ニーリフトと連発し、菅沼にタッチ。
 菅沼は「どすこい!どすこい!」と叫んで突っ張りながら神虎をコーナーに押し込んでいくが、神虎がセカンドロープに飛び乗ってミサイルキック。神龍にタッチ。
 神龍は菅沼をボディスラムで投げ捨て、リングに入ってきた冨宅もボディスラムで投げ捨てる。そして自らの手を竜の爪に見立て、菅沼にショルダークロー。そのまま掴み起こし、菅沼にコブラツイスト。ここに冨宅が救出に来るが、神虎が冨宅を捕らえてコブラツイストの共演。
 これを抜け出した冨宅と菅沼は場外に逃れるが、神虎がトペ・コンヒーロで追撃。神龍も場外へスワントーンボムを投下し、頭頂部から菅沼の腹部に突き刺さる。
 神龍は菅沼をリングに上げてラリアットを狙うが、これをかわした菅沼がフライングショルダーで反撃。ダブルダウンとなり、両者タッチ。
 冨宅が神虎にPKからスタンド式のスリーパーで締め上げると、神虎は落ちてしまい、カウントが取られるが、カウント2.9で腕を上げ、腕の力だけで冨宅のスリーパーを外してロープに走るが、冨宅がカウンターのミドルキック。菅沼にタッチ。
 菅沼は神虎を羽交い締めにし、冨宅に攻撃を促すが、神虎は向かってきた冨宅をブートで迎撃し、二人まとめてヘッドシザーズ・ホイップで投げ捨てる。続けて神虎は菅沼をコーナーに上げ、神龍がアシストして冨宅をコーナー下に設置すると、雪崩式フランケンシュタイナーで投げ捨て菅沼を冨宅にぶつけていく。青息吐息の菅沼に掌底連打からの神虎キック(バズソーキック)を叩き込み、これでカウント3。

 勝利した神虎&神龍組には勝利者賞が贈られた。

第4試合


 両者が入場すると、リング上で小競り合いが起き、不穏な空気の中でゴング。
 奥田と林のマッチアップでゴング。試合開始からエルボー合戦で正面から打ち合っていくが、奥田が打ち勝って定にタッチ。
定は林を蹴飛ばしながら挑発し、自らのバンダナを使って林の首を締め上げる。さらにチョップ、エルボー、低空ドロップキックと痛めつけていくが、林がカウンターのジャンピングエルボーを叩き込んで常にタッチ。
 常は獣のような雄叫びを上げながら定をコーナーで踏みつけまくるが、体勢をスイッチされ逆にコーナーで打撃をもらうと、マンハッタンドロップを食らって股間を痛打。定は奥田にタッチ。
 定は常をコブラクラッチで締め上げ、奥田は常の顔面を踏みつけるラフプレイ。これには場内も大ブーイング。さらにサッカーボールキックを二連発、続けてフットスタンプで踏みつけてから顔面をロープにこすりつける。
 定に代わり、定はチンロックで締め上げてからフットスタンプ、さらに挑発してエルボーを誘う。挑発に乗ってエルボーを打とうとする常にカウンターの張り手を入れ、奥田にタッチ。奥田は常を場外へ連れ出し、南側客席を連れ回しながら常を痛めつける。常がリングに戻る頃には顔面から流血。
 続いて、定が常をコーナーに押し付けておちょくると、常が雄叫びを上げてチョップを連打するが、定はこれを捕らえてDDT。さらにブレーンバスターを狙うが、これは常が逆にブレーンバスターで投げ返す。
 ここに奥田が介入し、セコンド陣をリングに上げて常にトレイン攻撃。続けてセコンド陣にロープに振られる常だったが、常はダブルラリアットでこれをなぎ倒す。ここで定が常を後ろから捕縛して奥田に打撃を促すが、常がかわしたことで奥田の打撃が定に誤爆。これに勝機を見出した常は奥田と定をラリアットで吹き飛ばし、林にタッチ。

 続く林も奥田と定をそれぞれラリアットで吹き飛ばし、起き上がった二人にダブルラリアット。続けてバックを取るが、定がバックを取り返してレフリーのブラインドを突いて股間にアッパー。定はさらにランニングニー、ファルコンアローと畳み掛けてフォールも、これは常がカット。林が定にハリケーンドライバーも奥田がカット。これを常が蹴散らし、林と常が二人で定をコーナーに振り、林が串刺しのニーリフト、常が串刺しランニングバックエルボー、林が串刺しドロップキックと攻め立て、常が定をスパイラルボムでコーナー下に設置。そこへ林がフロッグスプラッシュを投下し、これでカウント3。
 新進気鋭の中国人選手タッグがIGFの主軸選手から勝利するという大金星を挙げた。

 勝利した林&常組には勝利者賞が贈られた。


 試合後、奥田は青木真也から投げ込まれたはぐれIGFのTシャツを着て定とともに観客席にアピール。今後の展開を予感させ、退場していった。

 メインイベント終了後、出場した全選手がリングに上がり、サイモン猪木氏が締めの挨拶を始めるが、林がマイクを強奪。中国語で熱いマイクパフォーマンスを行い、観客の盛り上がりが最高潮に達したところで林の「イー!アル!サン!加油!」の掛け声で興行を締めた。

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