【試合結果】2・24 WAVE新木場大会 宮崎有妃vs野崎渚vs春日萌花vs長浜浩江vs朱崇花vsフェアリー日本橋 飯田美花vs旧姓・広田さくら
- 2018-2-26
- 試合
- プロレスリングWAVE
『Saturday Night Fever '18 Feb.』
日時:2018年2月24日(土)
開始:18:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:189人
▼スクランブルWAVE 20分1本勝負
大畠美咲/○水波綾
14分19秒 ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め
志田光(魔界)/●高瀬みゆき(Beginning)
▼スクランブルWAVE 20分1本勝負
○桜花由美/チェリー(DDT)
14分5秒 ビッグブーツ→エビ固め
●山下りな(OSAKA女子)/沙紀(Beginning)
※ビッグブーツ
▼メンズWAVE 15分1本勝負
○大谷譲二(ガッツワールド)
8分46秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド
●後藤恵介
▼メモリアルWAVE~飯田美花引退ロード~ 15分1本勝負
○飯田美花
9分15秒 ヨーロピアンクラッチ
●旧姓・広田さくら(フリー)
▼Catch the WAVE2018出場権争奪6WAVE 時間無制限
宮崎有妃(フリー)
VS
野崎渚(フリー)
VS
春日萌花
VS
長浜浩江
VS
朱崇花
VS
フェアリー日本橋(OSAKA女子)
<一人目>
○朱崇花
4分39秒 カサドーラ
●野崎渚
<二人目>
○野崎渚
6分50秒 ドルミル
●長浜浩江
<三人目>
○長浜浩江
9分28秒 裏カサドーラ
●宮崎有妃
※朱崇花、野崎、長浜がCATCH THE WAVE2018に参戦決定
朱崇花、野崎、長浜がCATCH THE WAVE2018に参戦決定!飯田と広田がラストシングルで絆を深める!冬季フェアリンピックの開催が決定!
第1試合
CATCH THE WAVE2018への参戦が決定している大畠美咲、水波綾、志田光、高瀬みゆきがタッグマッチで前哨戦。
標的となったのは、高瀬だった。アビッドリバルの合体ギロチンドロップ、水波の逆水平チョップ、さらには大畠の顔からバン!(カーブストンプ)が次々と決まる。ローンバトルを強いられる高瀬だったが、大畠のボディーアタックをかわすとドロップキックでようやく志田と交代。
我慢の限界だった志田は大暴れ。大畠をサーフボードに見立てて「CATCH THE WAVE!」と早くも波女宣言。すぐさま大畠をコーナーにセットすると、水波をカニばさみで投下。さらに高瀬もブレーンバスターで投げ捨てる。
大畠もDDTで流れを変えると、低空ボディーアタック、フライングクロスボディーでカウント2。水波も続いたが、志田がランニングニーで逆襲。続く高瀬が水波と逆水平チョップのラリー。
水波が大外刈りからギロチンドロップでカウント2。肩固めで絞り上げる。ブレイクされると走る水波。だが、志田がカウンターの延髄斬りで妨害し、間髪入れずに高瀬が首固め。キックアウトされるとカミカゼからのギロチンドロップを投下!
これを水波がかわすと、大畠が高瀬に一直線。志田と大畠もやりあいそのまま場外へ。リング上は水波vs高瀬となり、ヘッドバットの打ち合いから水波がパワースラム、ラリアット! 志田がカットに入ると、再び大畠が志田を排除。高瀬を孤立させると、水波がダイビング・ギロチンドロップをズドンと落として勝負あり!
第2試合
元レジーナ枠で今年のCATCH THE WAVEに出場が決定している桜花由美と山下りながタッグで激突。桜花はチェリーと、山下は沙紀とのタッグで挑む。
試合は桜花&チェリーの入場を山下りな&沙紀が襲ってゴング。そのまま桜花を捕獲し、沙紀ポーズを2人で披露すれば、桜花も山下にビッグブーツでお返しする。
チェリーvs山下となり、山下がランニングニー。サソリ固めへ。なんとか脱出したチェリーは、桜花とのダブルの攻撃で主導権を握ると、石黒レフェリーを巻き込み大活躍!
怒った山下がラリアットで反撃。続く沙紀がビッグブーツ。チェリーも大外刈りからのワキ固めなどで抵抗するも、かぶせるように沙紀がカンパーナ。リバース・スプラッシュでカウント2。
ならばとチェリーは桜花と「熟女と熟女が熟女にドーン!」を決めると、沙紀&山下にネックブリーカードロップ。そして桜花につなぐ。
桜花は沙紀にダイビング・サンマドロップを投下。クロスフェースの体勢に入るが、沙紀も慌ててブレイク。エルボーの打ち合いから、桜花がビッグブーツ。沙紀もアトミックドロップからビッグブーツでやり返す。
かわった山下は串刺しラリアットを桜花に放つ。山下のラリアット、桜花のビッグブーツが交互に炸裂し試合も白熱!
チェリーのチェリトーンボムを挟んだ、桜花の垂直落下ブレーンバスターはカウント2。山下もラリアットでやり返すとスリーパーで捕獲。すかさずラリアットを放つがカウント2。ならばとスライディングラリアットの体勢に入る山下だったが、桜花がキックで迎撃。このチャンスにチェリーが山下に春夜恋。すぐさま桜花がビッグブーツで飛び込みトドメを刺した。
第3試合
タッグで初勝利をあげたばかりの後藤恵介。今度はシングル初勝利を目指し、ガッツワールドの大谷讓二と対戦する。
ヘッドロック、チョップ合戦などのオーソドックスな立ち上がりから、大谷が主導権を握る。首4の字固めで絞り上げる。
これを堪え忍んだ後藤がセントーンで反撃開始。逆エビ固めで絞り上げるが、大谷もブレイクしてスリーパーで捕獲。さらにミサイル弾でカウント2。張り手を放った大谷に、後藤はバックフリップでやり返す。後藤のセカンドロープからのセントーンはカウント2。善戦する後藤だったが、スタナーで流れを変えた大谷がノーザンライトスープレックスで勝利。後藤のシングル初勝利はお預けとなった。
第4試合
解散の危機を脱した飯田美花と旧姓・広田さくらの“さくらご飯”がおそらく最後のシングルマッチ。
開始早々、広田は「元鞘・復活ありがとう。お願いします」と油断させ、早速ロープ渡りへ。一度は拒否した飯田だったが、広田に押し切られて連行されてしまう。
勢いに乗る広田は犬神家。関係のない石黒レフェリーが吸い寄せられ、広田がヘッドシザースホイップ。続く広田はロメロスペシャルの体勢。上がらないと判断すると、セコンドのアビリバを呼び込み、補助に付かせる。
結局は崩れてしまうと、広田はボ・ラギノールを狙うが、かわす飯田。するとセコンドの宮崎と目があってしまう。「今日はダメだー!」と宮崎に襲いかかりたい衝動を抑えていると、チャンスとばかりに飯田が河津落とし。
広田もフェースクラッシャーでやり返し「飯田ちゃん、いい試合順でシングルありがとう。最後になると思う。でも、飯田ちゃんが本当にシングルしたい相手がいるの、知ってる。出てこーい!」と言って、隙を作るとスクールボーイ。
さらに広田は滞空時間の長いボディースラム。ファンが驚嘆の声をあげると、「ボディースラムぐらいできるわ!」と叫ぶ。そしてミサイル発射。
すぐに飯田も腕固め。低空ドロップキックで追撃する。広田がバックブローを放てば、飯田もエルボースマッシュでお返し。ならばと広田はへなーら・サンセットの体勢。これを嫌った飯田がエルボースマッシュ。低空ドロップキックで飛び込んだが、かわした広田の視線の先には宮崎が……。
襲いかかろうとする広田に、飯田が背後からスクールボーイ。キックアウトした広田はときめきメモリアル、ボ・ラギノールからのヨーロピアンクラッチでカウント2。バックブローを放った広田だったが、飯田も一瞬の隙をついたヨーロピアンクラッチで3カウントを奪った。
飯田「広田さん、これで絆、確かめられましたか? 最後ちょっとアレでしたよね。わーって」
広田「飯田ちゃんしか見ていませんでした!」
飯田「それならいいんですけど、せっかく復活したし、さくらご飯、組みましょうよ、また。私、さくらご飯でやりたい相手がいるんですよ。チェリーさん! チェリーさんと米山さんが組んでるゴキゲンBBA凄く好きなんです。また試合したいんです。チェリーさん、米山さん、“桜とご飯”じゃないですか。ゴキゲンさくらご飯でやりましょう。何か一言」
広田「だいぶ古米のさくらご飯だけどな」
飯田「ふふふふ。GAMIさんいいですか、さくらご飯vsゴキゲンさくらご飯で。なるはやで、いいですか? 新米と古米で(笑)」
二上社長「新米でもないで、アンタらも。じゃあ新米と古米で、なるはやね。じゃあ来週。3月3日は?」
チェリー「ぜんぜん!」
二上社長「ガラ空きですね」
チェリー「もちろんです、もちろんです」
飯田「よろしくお願いします」
チェリー「ゴキゲンさくらご飯は、古米かもしれないけど、やわらなくておいしいの。私ね、ご飯を食べるといつも『おいしー、やわらかくて』って言うから、『ああチェリーさんはやわらかいものがおいしいんですね』って言われて……『初老か!』って。あっ、初老だわ、もう! そう、そうなの。ゴキゲンさくらご飯、手強いわよ。アナタたち今日の試合、見たけど本当、大丈夫かしら。私たち、甘くてやわらかくて古米だけど、厳しくいくからね!!」
インフォメーション
恒例の観衆発表のあと、二上社長が3・3新木場の一部カードを以下の通り、発表した。
日時:2018年3月3日(土)
開始:18:00
会場:東京・新木場1stRING
飯田美花/旧姓・広田さくら
vs
米山香織&チェリー
宮崎有妃/野崎渚/朱崇花
vs
大畠美咲/水波綾/フェアリー日本橋
桜花由美/桃野美桜
vs
春日萌花/長浜浩江
山下りな
vs
田中ミキ
第5試合
メインイベントは3・11後楽園大会からはじまるCATCH THE WAVE2018への出場権をかけた6WAY。この試合で先に勝利した3選手が今年のキャッチへの出場が決まる。
一人ずつ入場するなか、最後の宮崎がリングインするなり、野崎とともに乱闘へ。残されたフェアリーがスキップしていると、春日がガットショットで飛び込んで行く。春日が顔面ドロップキックを放って、2人も場外へ。
野崎がおしゃれキック(エプロン上でのトーキック)から長浜を連れ帰ると、串刺しビッグブーツ。長浜のエルボーと野崎のビッグブーツが炸裂したあと、長浜がサクラ落としでカウント2。チャーシューは野崎が阻止して場外へ。
続いて朱崇花vs宮崎となり、朱崇花がフランケンシュタイナーで宮崎を場外へ。トペを狙うが、そこにフェアリーが登場。野崎が襲いかかろうとすると、朱崇花&長浜&春日で取り押さえる。
なんとか自己紹介タイムを確保したフェアリーは、やりきったようで宮崎の恥ずかし固めにかかろうとするが、これは朱崇花がカット。朱崇花のミサイルキックは春日&長浜に命中。すかさずカバーするもフェアリーが妨害する。
ならばとスペースローリングエルボーを放った朱崇花。すかさず走るも足を引っ張られて転倒。野崎がチャンスとばかりにビッグブーツで飛び込むも、かいくぐった朱崇花がカサドーラに切り返し、最初の出場権を獲得!
試合が続行され、フェアリーが春日&長浜を魔法でホイップ。野崎にもかけようとしたが、野崎はドルミルへ。これはカットに遭う。
KUSO ONNA NIGHT(宮崎&野崎)は長浜にダブルのビッグブーツ。ハンマー式ボディープレスを狙うが、切り返した長浜が回転エビ固めでカウント2。長浜は野崎を標的にすると、スピアを狙う。これをかわした野崎がドルミルへ。あまりの苦しさに長浜がタップ。野崎が2位で通過した。
残りは宮崎、フェアリー、春日、長浜の4選手。意識がもうろうとしている長浜にフェアリーが真空蹴りからカバーするも宮崎がカット。春日もお嬢様クラッチを狙うが、またもや宮崎がカットに入る。
ここで宮崎が3人にムーンサルトプレスを敢行。長浜&フェアリーが寸前で回避したため、春日だけに命中してしまう。すかさず宮崎は長浜にハリケーンボム。リップロップからの首固め、さらには外道クラッチで攻め込むが、いずれもカットに遭いカウント2止まり。ならばと宮崎はフェアリー&春日に両腕ラリアット! 今度は春日を仕留めようとしたが、長浜が背後から裏カサドーラ。なんと宮崎から3カウントを奪って、最後の出場権を獲得した。
長浜「CATCH THE WAVEの出場権、勝ち取ったぞー」
二上社長「浩江ちゃん、ちょっとごめん。あとにして×2。もっと重要なことがあるから。アナタはまだマイクを持たないで。3月3日のお話をします。フェアリーさん冬季オリンピックが終わってしまいますが、冬季フェアリンピックやりませんか。伝説のフェアリンピックを冬季でもやりましょう。今回は急きょなので、出場選手を外部からも募りましょう。じゃあ来週……」
すると、売店販売に来ていたアクトレスガールズの角田奈穂が必死のアピール。
二上社長「アンタ、フェアリンピックの意味わかってないやろ」
角田「Twitterで教えていただきました」
二上社長「140文字で説明しきれないんですが、かなり過酷なフェアリンピックという競技がありますので、今回はたぶん2種目。冬季にふさわしくボブスレーとかやりたいと思います。じゃあフェアリーさんのちほどミーティングで、いいですね。(角田に)試合入ってないですけどいいですか。空いてます?」
角田「空いてます!」
二上社長「意外と暇なんですね。わかりました、エントリーしておきます。金メダルもらえるからね、頑張ったら。じゃあ浩江ちゃん。一応、その前に出場選手もう1回、発表しておきましょうか。桜花由美、志田光、浜田文子、水波綾、山下りな、大畠美咲。この6人が歴代レジーナです。と、桃野美桜。高瀬みゆき、中島安里紗、朱崇花、野崎渚、長浜浩江の12人でやります。記者会見は月曜日、13時からニコプロさんで生中継します。みなさん会社でこっそり見てください。浩江ちゃんいいですよ。いいですけど、話は短く完結に! 皆様にわかりやすく説明してください。締めていいよ」
長浜「今日、宮崎さんから勝ったのでこの勢いでキャッチも波女になれるように頑張りたいと思います。皆さん本日はありがとうございました!」
そして、恒例の「これがWAVEだー!」をファンと唱和し、エンディングとなった。
<試合後コメント>
長浜浩江
——おめでとうございます。
「ありがとうございます!」
——いかがでしたか?
「いやー、一番ノリで抜けて先に安心したかったんですけど、最後の最後でなんとかという感じなんですけど、でも野崎さんにスリーパーでタップしてしまったのは悔しいなという感じです」
——今回のCATCH THE WAVEのメンバーはいかがですか。
「どう考えても私より強い人が多すぎて、逆にでも、そういう人が倒すってのが今年の目標だったりもするので、凄くワクワクしています」
——とくに闘いたい人は?
「闘い人……。レジーナになった人たちから勝ちたいっていうのがあるし、野崎さんにも今日スリーパーで落とされたので、もしっていうか、対戦するときに落とされないようにその対策を練っておきたいなと。で、自分が勝ちたいという気持ちが大きいです」
朱崇花
——おめでとうございます。
「ありがとうございます」
——いかがでしたか。
「まあ計画通りというか、イチ抜けできたので安心しました」
——今回、エントリーしたこのメンバーについては?
「楽しみ。どの選手と当たるんだろうって、そのなかでも私が一番っていうのを示したいですし、まあでもそんなにとくに意識してとかはないです」
野崎渚
——おめでとうございます。
「ありがとうございます、やった−、キャッチ」
——試合はどうだった?
「なんか、あっという間でしたけど、チャンスをものにできたかなっていうのを凄く感じました。一瞬の隙を付けたのがよかったです。ふふふ。朱崇花があんな丸め込みするの、はじめてで。ビックリしちゃいました(笑)」
——今回、揃ったこのメンバーはいかがですか?
「メンバー……。歴代チャンピオンがいるっていう時点で簡単にはいかないなと。強い人たちがいる中に入って、やっぱ爪痕は残したいな。埋もれないように気合入れて頑張りたいと思います」
——とくに意識している選手は?
「同期かな。水波、大畠、中島と試合するのは楽しみです。当たるかわからないですけど(笑)」
——自信はいかがですか?
「どうですかね。水波と大畠は試合したことあるので、ただ中島はわからないです(苦笑)。ぜんぜん試合をするイメージがわかない人で、なんかそれが逆に楽しみだなと思います」