長州力が飯伏&伊橋との初タッグで快勝も「お前はもうプロレスやろうと思わないほうがいい!」とブチキレ!
14日、東京・後楽園ホールにて長州力プロデュース興行『POWER HALL 2018』が行われた。
メインイベントでは、飯伏幸太&伊橋剛太が長州力と初めてタッグを組み、藤波辰爾&TAKAみちのく&関本大介組と相対した。
試合は、長州力&藤波辰爾というオールドファンが歓声を上げるマッチアップでスタート。
長州と藤波は巧みなレスリングテクニックを以て互角に渡り合うが、代わる関本が強烈なチョップで長州を圧倒。関本は試合を決めるべくラリアットを狙うが、飯伏がスワンダイブ式のミサイルキックで長州を援護し、初タッグとは思えない連携を見せつけると、長州はリキラリアットで関本をなぎ倒すことでその期待に応えた。
しかし、試合権が伊橋に移ると、関本にパワー勝負を仕掛けて返り討ちに遭ったり、TAKAの挑発に乗ってムーンサルトプレスを外して自爆してしまったり、藤波にドラゴンスクリューで足を殺されてしまったりと、伊橋本来の魅力が発揮できない試合展開に。
これを盟友・飯伏が形勢を盛り返すべく、TAKAをハイキックでダウンさせ、救出に来た関本にラリアット勝負で打ち克った後にラ・ケブラーダでまとめてなぎ倒す。さらにリング内でTAKAにカミゴェからダメ押しのシットダウン式ラストライドで叩きつけて試合を決めた。
長州は飯伏&伊橋とともに勝ち名乗りを上げると、足早に退場。
コメント会場では飯伏との初タッグについて「やっぱり今の若い人たちとやると自分自身の動きが悪いこともあるけど、やっぱり間を掴めないというか。それは仕方ない。リングの中で自分のパフォーマンスを見せなくちゃね。あとはやっぱり最後は飯伏が最後に出てもらうってのが良かったね。(メインイベントを務めるのが)当然だと思ってね。これから大変な期待を背負っていくんだろうし」と初めてタッグパートナーを務めた飯伏を激賞。
しかし、話がもう一人のパートナである伊橋に及ぶと、「(試合を)見てたけどお前はやっぱり最後(メインイベント)に出ちゃいけない。お前はダメだ!もうプロレスやろうと思わないほうがいい!遊びじゃないから。死んじゃうよお前!」と声を荒げ、そのまま不機嫌そうに退席。
飯伏は長州との初タッグ&藤波との初遭遇について「今のプロレスと時代が違うという部分もあるし、色々勉強になりました。それは長州さんもそうだし、対戦相手の藤波さんもそうです。そこから自分の中では色々収穫できたなと思います。今回こうやってメインイベントに出ることも非常に嬉しかったですね」と笑みを見せた。
長州にカテェ駄目出しを食らってしまった伊橋は、悔しさに顔を歪ませながら「もっともっと頑張ってどこかで『あんときはこう言ったけど』って見直してもらえるように頑張ります。頑張るしか無いです。今はこれです」と神妙にコメントした。
飯伏は落ち込む盟友に「頑張るしか無いよ」と声をかけ、二人一緒にコメント会場を後にした。