【試合結果】10・30 WAVE新木場大会 彩羽匠&門倉凛vs桜花由美&桃野美桜 彩羽匠&門倉凛vs宮崎有妃&野崎渚 大畠美咲&水波綾vs旧姓・広田さくら&田中ミキ
- 2017-11-1
- 試合
- プロレスリングWAVE
『Happy Halloween WAVE 2017』
日程:2017年10月30日(月)
開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:131人
▼スクランブルWAVE 20分1本勝負
春日萌花/朱崇花/○志田光(魔界)
15分0秒 魂のスリーカウント→片エビ固め
浜田文子/●山下りな(OSAKA女子)/長浜浩江
▼メンズWAVE 15分1本勝負
○怨霊(666)
10分29秒 逆片エビ固め
●後藤恵介
▼コミカルWAVE 20分1本勝負
○大畠美咲/○水波綾
8分48秒 ふらふらドーン
●旧姓・広田さくら(フリー)/田中ミキ(Marvelous)
▼Triple spiral WAVE~三つ巴戦~(各時間無制限1本勝負)
[一戦目]
[NEW-TRA]○彩羽匠(Marvelous)/門倉凛(Marvelous)
15分30秒 首固め
[KUSO ONNA NIGHT]●宮崎有妃(フリー)/野崎渚(フリー)
[二戦目]
[NEW-TRA]○彩羽匠(Marvelous)/門倉凛(Marvelous)
13分33秒 変形外道クラッチ
[BOSS to Mammy]●桜花由美/桃野美桜(Marvelous)
※NEW−TRAが2連勝で勝利
WAVEの選手たちがハロウィン仮装で試合!タッグ王者の彩羽&門倉が二連勝で大畠&水波を挑発!ミキ&広田の怪奇タッグが異彩を放つ!
第1試合
ハロウィン・イヴということで、今大会は全選手がゾンビメイクでの試合。
オープニングマッチには、メキシコから帰ってきた浜田文子が登場。
また山下りなは、前日のOZ10・29横浜で志田光から勝利し、ダイナマイト・関西からついにスプラッシュマウンテンを継承したばかり。ホームリングでも山下のスプラッシュマウンテンは炸裂するか!?
ゴングと同時に春日組が奇襲。志田は腕に巻き付けた竹刀で山下をぶっ叩いていく。すぐさま山下もスライディング・ラリアット。そして、スプラッシュマウンテンの体勢に入る。だが、これは未遂に。
序盤は春日が捕まる展開。ローンバトルを強いられた春日だったが、長浜のドロップキックをかわすと、フットスタンプでようやく朱崇花と交代となる。朱崇花は長浜に串刺しドロップキックでお返し。文子&山下にはブーメランアタックをお見舞いする。
一方、長浜も焼豚→サクラ落としでやり返し、文子にチェンジ。すると文子は朱崇花にフロントキックを連発していき、ロープ渡りへ。続く長浜のボディーアタックは朱崇花&志田に受け止められるも、すぐさま山下が両腕ラリアットでアシスト。さらに文子&山下は、ラリアットで朱崇花を挟み撃ち。文子がもう一発ラリアットを叩き込む。キックアウトされると、文子はムーンサルトの体勢に。これは朱崇花が妨害する。
山下vs志田の場面。志田が垂直落下ブレーンバスターでカウント2。山下がトレイン攻撃の標的となり、朱崇花がムーンサルトプレスを投下。志田のスリーカウントはカウント2。山下&長浜もツープラトンのバックドロップを放つと、山下はスプラッシュマウンテン狙い。これを回避した志田がファルコンアロー!キックアウトされると魂のスリーカウントで熱戦に終止符を打った。
第2試合
WAVE初の男子レスラー後藤恵介もゾンビメイクで登場。怨霊との初シングルをおこなった。
開始早々、エクトプラズムをまき散らす怨霊。はじめての体験にむせまくる後藤だったが、フライングメイヤーから背中へエルボー。怨霊もフライングメイヤーからサッカーボールキックをお見舞いする。怨霊は張り手を見舞うと、後藤もやり返す。怨霊はセコンドの飯田にもエクトプラズムをまき散らすと、後藤にサミング。くるくるエルボーを放って行く。
怨霊ペースで進むなか、後藤もセントーン2連発→逆エビ固めで捕獲する。バックフリップでも決まらず、コーナーに登る後藤だったが、エクトプラズムをフリかけた怨霊は、タイガードライバーを敢行。後藤も逆さ押さえ込みを繰り出すなど粘りを見せるが、怨霊が逆片エビ固めでギブアップ勝ちを収めた。試合後、怨霊は握手を求めたあと、後藤にエクトプラズムをフリかけてリングを降りた。
第3試合
10・22新木場大会で、自ら三番勝負を課した水波綾。
ミキワールドにペースを乱されまくった水波の前に、再び田中ミキが立ちふさがる。現れたアビリバは、水波がピエロ、大畠がゾンビ姿。一方、ミキは「リング」の貞子、広田は「呪怨」の俊雄に扮してリングインする。 広田はリングに入るなり、端っこで体育座り。
早速、ミキが「水波! オマエこの前のラリアット、なかなかよかったよ。オマエの心意気は受け止めた。だからオマエは下がってろ! 大畠、出てこい。おい大畠、オマエ、シングルのチャンピオンらしいな。オマエのそのベルト、挑戦する価値があるのか試してやるよ。安心しろ、今日はノンタイトルでやってやる!」とアピール。
大畠が「偉そうに言ってるけど、アンタ誰?」と尋ねると、ミキは「田中貞子だよ!」と答えて試合開始。しかし、広田は体育座りしたまま。どうやらAvid Rival(以後アビリバ)やレフェリーにはその姿が見えてない様子。広田がいない状況で、試合が進み、大畠はミキに顔面蹴り。串刺し低空ボディーアタックでミキを場外へ。
すると広田が動き出す。高田純二まで繰り出す広田だったが、アビリバには見えてない様子。でも何かがいると感じているアビリバは、広田がいそうな場所を塩で清めると……アビリバにもその姿が見えた模様。
2人でストンピングを決めたアビリバはダブルギロチンで広田にお仕置き。ようやく2vs2のタッグマッチとなる。
混沌とするリング上。広田のコミカルな動きに翻弄されるアビリバ。それでも広田のふらふらドーンは水波がなんとかキックアウト。だが、大畠の裏拳も水波に誤爆してしまう。
このチャンスに広田がときめきメモリアルを大畠に敢行。しかし、大畠がふらふらドーンで倒れ込むと、水波もまきこみ、そのまま広田をカバー!? 3カウントが入ってしまった……。
広田「ハッピーハロウィン! それはそうと貞子。今度から“田中ミキへの五番勝負”がはじまるみたいだけど、初戦、知ってるか、浜田文子だぞ。こんな格好してる場合じゃねーぞ。大丈夫か?」
ミキ「初戦が浜田文子選手。幸先のいいスタートになりそうじゃないですか! 初戦にはぴったりな人材を選んでくださった。田中ミキワールド、存分に味わってもらいましょうよ。以上」
インフォメーション
二上美紀子社長と野中美智子リングアナもゾンビメイクで登場。観衆を131人と発表したあと、NEXTトーナメントの1回戦カードを以下の通り発表した。
▼11・4仙台
桃野美桜(Marvelous)
vs
長浜浩江
朱崇花
vs
沙紀(フリー)
▼11・5新木場
山下りな(OSAKA女子)
vs
トトロさつき(アイスリボン)
野崎渚(フリー)
vs
高瀬みゆき(beginning)
▼11・15新木場
準決勝&決勝
▼11・26後楽園 Regina di WAVE
【王者】大畠美咲
vs
【挑戦者】NEXT優勝者
第4試合
▼NEW−TRA対KUSO ONNA NIGHT
10・22新木場大会でタッグ王座挑戦に名乗りをあげたBOSS to Mammy(桜花由美&桃野美桜)と、9・28新宿大会で王者組に勝利しているKUDO ONNA NIGHT(宮崎有妃&野崎渚、以後KON)が勢揃い。三つ巴戦で闘うことに。初戦の組み合わせは抽選となり、NEW−TRAvsKONとなった。
先発は野崎vs門倉。組み合う瞬間、宮崎が背後から奇襲。そして口に含んだ水を彩羽に吹きかける。意表を突いた攻撃で主導権を握ったKONだったが、門倉もドロップキックで野崎にお返し。続く彩羽がボディープレス。野崎もヒザ蹴りを食らわし、自コーナーへ。
宮崎はキャメルクラッチで絞りあげていく。門倉にDDTを見舞うと、場外に落ちた門倉&彩羽にプランチャを投下するが……これは野崎に誤爆。そのまま場外戦となり、宮崎は門倉をつれて花道へ。そして、恥ずかし固めで精神的ダメージを負わせていく。リングに戻ると、野崎が串刺しビッグブーツ、高速ブレーンバスターでカウント2。逆エビ固めでステップオーバー。これを門倉は自力でブレイク。DDTを放ってようやく彩羽と交代となる。
ここで10分経過。彩羽はKONを一人で撃退。野崎の上に宮崎を投下すると、キックのコンビネーション!続けざまにフロッグスプラッシュを投下する。これをかわした野崎がスリーパーへ。だが、すぐに門倉がカットに入る。ならばと野崎はカウンターのビッグブーツでカウント2。KONのコンビネーションから宮崎がファルコンアロー。ムーンサルトプレスを投下するが、かわされる。
一方、彩羽のランニングスリーも不発に終わるが、意表を突いたリップロックからの首固めで9・28新宿での借りを返した。
▼NEW−TRA対BOSS to Mammy
これで大手をかけたNEW−TRA。次の相手は桜花&桃野だ。
開始早々、桃野は彩羽に丸め込みを連発。秒殺を狙うも、いずれもカウント2。 このピンチを切り抜けた彩羽はボディースラムでやり返してチェンジにいこうとするが、桃野がしがみついて放さない。チェンジのタイミングをことごとく阻まれた彩羽に、桜花の串刺しビッグブーツが決まる。ダイビング・サンマドロップはカウント2。防戦一方の彩羽だったが、ようやくニールキックでやり返し、門倉と交代する。
まず門倉はBOSS to Mammyの誤爆を誘うと、キャノンボール。そして、ウラカンラナへ。ミサイル弾はカウント2。桜花も反撃に転じてビッグブーツ。キックアウトされるとタイガースープレックスを狙う。これもかわされると、カカト落としでカウント2。
すると、ここで桃野がチェンジの要求。桜花が応じると、桃野がダイビング・クロスボディー!カサドーラからのエビ固めはカウント2。主導権を握ったBOSS to Mammyは、桜花のネックハンギングボムから桃野がジャックナイフ。しかし、彩羽の桃野へのキックは石黒レフェリーに誤爆。この隙に桃野がヨシタニックで丸めるが、これはレフェリー不在でノーフォール。大きなチャンスを逃した桃野。
今度は桜花vs彩羽の場面。桜花がビッグブーツを放てば彩羽はニールキックで応戦。彩羽のジャーマンはカウント2。だが、フロッグスプラッシュは桜花もかわす。 桜花は肩車からのファンタスティックフリップを狙うが、これは未遂。
逆に桜花のビッグブーツをキックアウトした彩羽は、ライガーボムへ。しかしこれは桃野がカットする。ならばと桜花はカウンターのビッグブーツで飛び込むが、門倉がカット。桜花のビックブーツを交わした彩羽が外道クラッチの体勢に入る。桃野がカットに飛び込むと、彩羽は桃野をジャーマンで排除。足をクラッチしたまま桜花から3カウントを奪い、なんと2連勝。王者としての意地をみせつけた。
彩羽「2連勝、ストレート勝ちしました! 勝ったから一言言わせてください。もうアナタたちには、勝ったからもう何もないですよね。自分たちに。自分たちが勝ちましたから。自分たちが待っているのは、アビリバー! いつになったらベルト挑戦しに来るんだよ!」
アビリバはエプロンまで上がるも、何も言わずにリングを降りた。
彩羽「待ってるからな、ベルト。挑戦しに来い!」
大畠は去り際に「いまは興味ないかな」と言い残して控室へ。最後は記念撮影会がおこなわれ、飯田美花が11月26日に復帰することが発表された。そして、飯田が「これが、WAVEだ!」で大会を締めた。
<試合後コメント>
彩羽「あのね、ゾンビ? まずゾンビメイク、相手が怖く感じたよね」
門倉「なんかゾンビメイクしているだけで顔が違って。ちょっとびびりました」
彩羽「今日は三つ巴戦っていうあれだったんですけど、自分たちのためにあったような試合ですよね。ストレート勝ちという、三つ巴戦の意味がないという」
門倉「あはは。自分たちらしいというか。何回か試合やってるんで」
彩羽「ちゃんとした3カウント、きっちりとした3カウントは取ったとは思ってないです、正直。まあでもプロレスは3つ入れば勝ちなのでそこはもうあのタッグチームには……」
門倉「もうしばらくは当たりたくないですね」
彩羽「用はないかなっていう感じですね。自分たちが待っているのは、アビリバなんで。自分たちNEW−TRAが組む前からアビリバの試合を見てて、自分たちが組んだ時に師匠の長与さんから、アビリバとベストフレンズのあのタッグは良いタッグだと聞いてたんで。でも自分たちがタッグベルトを取ったのに、なぜか名乗りをあげてこない」
門倉「こないのはおかしな話ですよね」
彩羽「自分たちが待っててもダメっていうなら、自分たちはいつでも挑戦受けますので。逆指名。負ける気は無いから」
門倉「そうですね。」
彩羽「大口叩いたんですけどね。」
門倉「負ける気はいっさいないです。ベルト興味ないって言われたんですよね。アビリバだって巻いてたのに」
彩羽「防衛戦とか1回もまだ……あっ、したか。したわ。ダブルタイトルで」
門倉「ダブルタイトルでえへへ」
彩羽「したけども、まだWAVEの選手とやってないので、」
門倉「そろそろやりたいですね。待ってましたよ、アビリバをずっと。やりたいですね、アビリバと試合」
彩羽「自分たちの力、どのくらいのところまで行ったか知りたいし、負けてはられないので、アビリバ、絶対、3カウント取ってやるからな。ゾンビで言ってもあまり説得力ないから、ハッピーハロウィン!」