プロレス界一のメイク術を持つ“美容系美人レスラー”夏すみれが所属団体を退団しワールドワイドな活動を開始!
- 2017-10-11
- ニュース
- プロレスリングWAVE
9日、プロレスリングWAVE『Saint October』が後楽園ホールで開催され、この試合を最後に夏すみれがWAVEを退団した。
夏はWAVE初の生え抜きレスラーとして2013年に華名(現:ASUKA)戦でデビュー。良くも悪くも感情をむき出しにする女性らしい試合を行っていたが、2016年に“ギルガメッシュ系猥ドルレスラー”としてグラビアDVD『Lust Virgin』を発売すると、Yシャツマッチのプロデュースなどセクシー方面へ振り切った。
今年に入り、顔面についた痣をメイクで綺麗に消した“鉄壁メイク”が話題に。元々美容系の専門学校に通っていたこともあり、どんなに激しいスポーツをして汗をかいても化粧崩れしない鉄壁メイクで女性ファンを獲得し、美容系美人レスラーの地位を確立。今も継続して様々な化粧品やメイクの解説をSNSなどで行っている。
この日の退団最後の相手は、WAVEを運営するZABUNの専務取締役でもあり美人レスラーとしての先輩でもある桜花由美に決定。デビュー当時の入場曲&コスチュームで登場した夏は、ドロップキックを連発するなど新人時代を思わせる動きを見せる。しかし桜花は容赦ない串刺しビッグブーツを顔面に叩き込むと、WAVE所属レスラーが餞別のトレイン攻撃。最後に二上社長(GAMI)がストレッチボムを狙うが、回避した夏がなんと社長に顔面蹴り!さらに二上社長を桜花と協力して張り付けると顔面に水噴射をお見舞いし、最後だからと社長にとんでもない攻撃を仕掛けていく。
お互いビッグブーツで顔面を蹴り合うラリーから、最後は桜花がネックハンギングボムからの垂直落下ブレーンバスターで叩きつけ、倒れた夏を投げっぱなしタイガースープレックスで投げ捨てるとフラフラの夏の顔面にビッグブーツを叩き込んでトドメを刺した。
マイクを持った桜花は「夏、今日でアナタはWAVEを退団します。アナタが入ってきた4年半前、はじめての生え抜き選手で凄く嬉しかったことを覚えています。運動神経がまったくなくて、前転とかできなかった子が4年半経ってちゃんと受け身が取れて、夏を5年後にプロレス界の中心に立たせると言った私の行いは、夏がどんどん自分の好きなように動いていくことによって、ぜんぜん違う中心にいってしまいました。でも、それが夏の凄くいいところだと思う。何も縛られずに自由に羽伸ばして自分が好きなようにフリーとしてやっていってください。でもフリーって思うほど甘くないから、私は夏には手を貸しません。アナタがフリーになって凄く凄く大変な思いをして、もうこれはどうしようもないなって思った時以外は、私は手を貸さないから。アナタは一人で頑張っていってください。フリーになったからといって、すべてが自由ではなく、いままでがあったからフリーの夏すみれがいるっていうのを忘れないで、本当に落ちぶれないでプロレス界で夏が頑張っているっていうのを見せて欲しい。いま夏、何してるの?とかにならないように。潜在能力は凄いものを持っているので」と先輩として愛のある厳しいコメント。
これを聞いた夏は号泣しながら「本当にダメな後輩でした。たくさん怒られて、迷惑もかけたし、でも、その時にいつも先輩とか会社が守ってくれて今こうして私は試合をすることができていると思っています。私がこうしてリング上で受け身を取って稼いでいるのは、先輩たちがゼロから私に受け身を教えてくれたからだし、いま、私は笑顔でリングに立てているのは、同期とか後輩がずっと側で助けてくれたからだし。いま、私がとても幸せに生きていて、プロレスというか、人生が楽しいと思っていて、楽しい人生を送れているのはGAMIさんと桜花さんがいてくれたからと、それは本当に思っています。本当にGAMIさんと桜花さんには感謝をしています。私をプロレス界に入れてくださって本当にありがとうございました。4年間、このWAVEの会場に足を運んで見に来てくださった北海道から沖縄まで、全国のお客様に改めてお礼をお伝えしたいと思います。ホントにありがとうございました。まだまだ引退するわけではありませんので、いつでも私はプロレス会場のどこかにいると思います。よかったらぜひまた私の顔を見に来てください。プロレスリングWAVEをこれからもどんどんどんどん楽しんで、応援してください。ありがとうございました」と感謝を述べた。
今後夏は大阪を拠点にフリーとして活動することになるが、オファーがあれば世界中どこにでも参戦するとのこと。退団翌日に行われたメキシコの団体・AAAの日本公演『ルチャリブレ・ワールドカップ2017』後楽園ホール大会にフリー一発目の試合として参戦し、夏は早速ワールドワイドな活動を開始した。