豊田真奈美が引退最後の相手に“飛翔天女ニ世”藤本つかさを指名!「私からきっちりフォールとるまでやめない」
29日、豊田真奈美がアイスリボン後楽園ホール大会に参戦し、引退試合最後の相手に藤本つかさを指名した。
この日ラスト後楽園ホールとして参戦した豊田真奈美は、中島安里紗とタッグを組み藤本つかさ&華DATEと対戦。藤本と中島がバチバチとやり合う中、豊田は二人まとめてのローリングクレイドルを披露。さらに藤本をロメロスペシャルから鎌固めに捕らえ、カットに来た華の破天荒な動きをビッグブーツで返していくが、華はガットショットからのかかと落としと豊田ムーブをお見舞い。藤本が継承した技であるジャパニーズオーシャン・サイクロンスープレックス・ホールドを狙うが、逆に豊田がジャパニーズオーシャンサイクロンを叩き込み、そのすきに中島が華にムーンサルトを投下し3カウントを奪った。
試合後豊田は「たくさんの思い出が残っていますが今日が最後の後楽園ホールです。アイスリボンに最後の舞台を作っていただいてありがたいと思います。私は今日、藤本にお願いがあってきました。藤本、私は今日の試合、11月3日、約50試合やります。その中の一番最後、藤本やってくれる?試合ルールは今のところ私が考えてるのは時間無制限。他は1分ずつですけど藤本とは最後にしっかりやりたい。そして、私のことを必ずフォールを取って。それまで時間制限やめない。きっちり取ってください。頼んだよ」と、引退試合となる50人がけの最後の選手に藤本つかさを要求。
これを聞いた藤本は豊田と握手をした直後ビンタを叩き込みリングを後にすると、泣きながら「なんで豊田さん、あんなに……あんなにアイスリボンのこと慕ってくれるんでしょうかね。何十年もやって来て、私となんてほんの一瞬しか関わってないのに、ああやって最後、30年の最後を自分に任せてくれると言ってくれて、本当に感無量だなと思いました。でも、嬉しい半面ものすごくプレッシャーも感じていて、この涙がなんの涙かもよくわからない状態です。でも、最後必ず自分が豊田さんから勝って、豊田さんが自分にサイクロンを継承させたことを後悔させてやります!」と、介錯人としての覚悟を決めた。