頚椎脱臼骨折の手術を乗り越えたOKUMURAが快復!年内復帰に向けて本格始動!「必ず年内復帰して、来年の『FANTASTICA MANIA』に帰ってきます!」

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 メキシコCMLL所属で、現在、欠場および療養中だったOKUMURAが帰って来る。
 19日発表された新日本プロレス『NJPW Presents CMLL FANTASTICA MANIA2018』におけるCMLLからの来日メンバーのなかにOKUMURAの名前も入っていた。

 2月22日、練習中の事故から8カ月、現在、OKUMURAは日本へ帰国している。

「先週の11日に日本へ戻ってきました。手術をしたのは4月18日だったんですが、主治医の佐々木学先生に半年後に診せに来ますとお伝えしていて、先週帰国したわけです」

 佐々木学先生とは新日本プロレス医事委員会所属であり、脳神経外科医の名医である。
 4月18日、手術を受けたOKUMURAが、それから半年が経過したことから経過を診せるために戻ってきた。当時の診断結果は「頚椎脱臼骨折」。手術の内容はとても大がかりなものだった。

「こういう大きな事故が起きてしまったら、昔だったら引退だったり、今でも復帰まで1年とかかかるじゃないですか。だけど、佐々木先生は、首の周りの筋肉を(手術の際)広範囲で剥がしてしまうと、それこそ復帰までに1年半とか2年かかると。それを自分の今年中に復帰したいという希望もあって、最小限にするために、佐々木先生は首の前と後ろ、両方を開けての手術にしたんです。首の前を開けてノド仏を動かして、骨を削って、インプラントして、締めて、次に首の後ろを開けて、頸椎にプレート入れて、インプラントして、ワイヤーを張るということをやったんですよ」

 術後はICUに入り、一般病棟に移ってからもしばらくは寝たきりの生活が続いた。

「術後は、病院のベッドの上にいて、首は動かせない、歯も磨けない、トイレにも行けないからオムツを履いていて、看護師さんに体を吹いてもらう状態から全ては始まっんですよ。それで首をコルセットで固定して、そこから毎日牛乳2リットル飲んで、サプリメントでカルシウムを摂って、魚をいっぱい食べてストイックにリハビリとトレーニング続けて。メキシコにいる間も毎月、CTを撮って日本へ送っていました」

 こうして迎えた10月14日、佐々木先生からの診断結果は「『骨は無事に引っつきました』と言っていただいて、復帰に向けてのGOサインをいただいたんです。その言葉を聞くことを目標にしてましたけど、最初に聞いた時は「本当ですか?」って聞き返してしまいました。この半年間、その言葉を待ち望んで苦しい思いをしながらも頑張ってきて、それくらい望んでた言葉をサッと言われたら「えっ?」て聞き返すくらい、驚きました。でもこれからが大事だなと思います」

 OKUMURAは24日にメキシコへ戻り、翌25日からはいよいよ復帰に向けてのトレーニングに入る。

「2月22日に怪我をしてから、リングの練習をしてませんからね。復帰までは1か月後か、どんなに遅くとも12月の頭、可能であれば11月の終わりに復帰したいなと思います」

 『NJPW Presents CMLL FANTASTICA MANIA 2018』は1月12日、愛知・名古屋大会から開幕。そこではOKUMURAが日本での元気な姿が見せてくれることだろう。OKUMURAにはまだまだ日本とメキシコの橋渡し役として、行わらなければならないことがたくさんある。

「微力ながら今までやってきたことが少しづつ咲いていると思うし、ウチ(CMLL)の選手が日本にいっぱい来てて、日本からもウチのリングに上がる。それが当たり前の光景になってるけど、それは両団体の信頼や友好関係があってのこそだし、そのなかで、少しでも自分を必要としてくれていたら嬉しいです。それと同時にCMLLは昨年からアメリカのROHとも交流が始まっているので、CMLLと新日本プロレスとROHがスクラムを組んで3か国、3団体の交流が出来ている事も嬉しいです。よりこの交流が広がるよう、微力ながら力になりたいと思っています。そのためにも必ず年内復帰して、来年の『FANTASTICA MANIA』に帰ってきます!」

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