北岡悟がRIZINのリングで“弁慶の立往生”
30日、さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 1st ROUND -夏の陣-』。その第6試合で北岡悟vs矢地祐介が行われた。
矢地のパンチを受けながらひたすら前に出続けタックルで組み付いていった北岡悟だったが、2Rに矢地のストレートが容赦なく北岡の顔面に刺さる。体勢を崩しながらも前に出続ける北岡に矢地がパンチをラッシュするが、北岡は矢地を睨みつけ前に出るのをやめない。矢地は振りかぶって顔面にストレートを叩き込み、これで北岡がふらつくも膝をつかずに向かおうとする。しかしレフェリーが試合を止め、北岡が立ったままKO負けとなった。
試合後インタビュースペースに現れた北岡は「力が及ばなかったという気持ちです。今後はすごい考えたくないぐらい大変なことが待ってる感じですよね。僕は全部BETしてるんで安易には言えないなと。あんまりこう、凹みすぎんのもみっともないし、かといって胸をはれるような感じでもないし、普通には生きれないだろうし、どうしたもんかなって思いなんですけど、テメーの人生なんでなんとかしていきます」と意気消沈。
勝利した矢地は「やっぱりギロチンとか足関のプレッシャー、見えないプレッシャーがすごかった。なかなか倒れなかったんで、感触あっても勘ぐってしまったと言うかこれじゃダメなのかなという感じで自分で選択肢を狭めてしまって中盤から後半固まっちゃった部分はありました。力負けした感じはなかったかもしれないですが、ムニュって包み込まれるようなプレッシャーは感じました」とコメントし、年末の大会でクロン・グレイシーと戦いたいとアピールを行った。