【試合結果】7・18 WAVE新木場大会 水波綾&大畠美咲&朱崇花vs山下りな&桜花由美&宮崎有妃 浜田文子&長浜浩江vs米山香織&チェリー

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『WeekdayWAVE vol.109』
日時:7月18日(火)
会場:東京・新木場1stRING
観衆:125人

▼アイドルWAVE 20分1本勝負
春日萌花/○夏すみれ
11分36秒 万喜のバックラッシュを切り返して→エビ固め
沙紀(フリー)/●万喜なつみ(Beginning)

▼メンズWAVE 15分1本勝負
○ヤス・ウラノ(フリー)
10分19秒 後方回転エビ固め
●後藤恵介

▼マジカルWAVE 15分1本勝負
○飯田美花
0分10秒 ワキ固め
●フェアリー日本橋(OSAKA女子)

<再試合>
○飯田美花
0分12秒 ワキ固め
●フェアリー日本橋(OSAKA女子)

<再々試合>
○飯田美花
6分8秒 無道
●フェアリー日本橋(OSAKA女子)

▼ゴキゲンWAVE 20分1本勝負
○浜田文子/長浜浩江
11分53秒 スピンキック→片エビ固め
●米山香織(フリー)/チェリー(DDT)

▼スクランブルWAVE 20分1本勝負
水波綾/○大畠美咲/朱崇花
19分7秒 ソラリーナ
山下りな(OSAKA女子)/桜花由美/●宮崎有妃

大田区大会の前哨戦で山下の大切なものが破壊される!大畠vs宮崎のハードコアマッチが決定!

第1試合


 8・12大田区で行われるYシャツマッチに出場が決定している春日萌花、夏すみれ、沙紀、万喜なつみによるタッグマッチ。夏は万喜の入場テーマ曲であえてリングイン。“夏ぽい”ポーズで挑発していく。
 まずは春日vs沙紀、夏vs万喜で手合わせ。万喜を孤立させたWAVE勢が主導権を握る。春日の串刺しドロップキックや、逆エビ固めを耐えきった万喜は側宙で流れを変えるとドロップキックでお返し。ようやく沙紀と交代する。
 逆襲に出る沙紀は春日にフェースクラッシャーをお見舞いすると、リバーススプラッシュを投下。しかし、これをかわした春日が張り付けニーリフトでやり返す。続く夏がブロンコバスター、ダイビング・ボディーアタックでカウント2。
沙紀もブルズアンヘリートでお返しすると、リバーススプラッシュを放つ。続く万喜がダイビング・ボディーアタック、ドロップキックで追撃していく。
 ならばと夏はドラゴンスリーパーへ。さらに顔面フロントキックを叩き込む。そしてミサキスペシャルβ版(仮)からダイビング・ボディーアタックを放つが、これは万喜がかわしてネックブリーカードロップに繋げる。丸め込みの応酬から万喜がバックラッシュ! だが、これを切り返した夏が逆転勝利を収めた。

 試合後、夏は「大田区Yシャツマッチを幸先のいい結果だと思います。私ちょっと大事なこと忘れてて、大事な人をオファーし忘れてました。Tommyさん、Yシャツマッチ、レフェリー必要ですもん。8月12日、Yシャツ着てください!」と勧誘。ファンからはTommyコールが起こるも、Tommyレフェリーは保留。「考えておくわ。またね」とリングを降りた。するとそこに藤ヶ崎矢子が乱入。乱闘騒ぎになったが、何も語ることなくリングを降りた。

第2試合


 後藤恵介vsヤス・ウラノの初シングル。ヤスは何度も「お願いします」を連発。リストロックで絞り上げられると、いったんブレイク。仕切り直しの「お願いします!」は、フェイントだった。ヤスがガットショットをお見舞いする。
 緩急の付け方が絶妙なヤスに対して、痺れを切らした後藤が「来いよ、オラ!」と挑発すると、ヤスも「お前が来いよ!」と言い返す。エルボーで向かっていく後藤に対し、ヤスはラフファイト。ニュートラルコーナーを外して、金具に額をグリグリしていく。さらにチンロック。後藤がエスケープすると、ヤスはフットスタンプ。「後藤!」を連呼していき、エルボーを呼び込む。
 一方、後藤はヤスの腰にエルボーを叩き込むと、スリーパーへ。セントーンに繋げるも、かわしたヤスがヒザへの噛みつき。ブレーンバスターからバックフリップを放つ。後藤がカウント1で返すと、エルボーのラリーへ。突進する後藤に、レフェリーを盾にして回避したヤスは、一瞬の隙を突いた後方回転エビ固めでクルリ!

第3試合


 第3試合は飯田vsフェアリーのマジカルWAVE。開始早々、飯田がワキ固めで秒殺してしまう。帰ろうとする飯田だったが、フェアリーが「ちょっと待って、ちょっと待って、もう1回よ、アナタ、ジャパンツアーで何を学んできたの? とにかくもう1回よ。レフェリーゴング」と再試合へ。
しかし2度目もワキ固めでフェアリーが撃沈。するとフェアリーは「すみません、私のペースでやらせてもらえませんか? マジカルWAVEって書いてあるし。レフェリーゴング!」と再々試合へ。
 三度目のゴングが鳴らされると、早速フェアリーは、妖精スキップへ。またもや背後から飯田がワキ固めに捕らえると、フェアリーは「ジャパンツアー最終日に自己紹介だけさせてください……」と懇願する。自己紹介が終わるやいなや、ワキ固めに捕らえる飯田。
 苦しむフェアリーは「お待ちになって、アナタも自己紹介なさったら?」と、最後の命乞い!? ファンも飯田を後押しすると、しぶしぶ「私は青森県出身・ホタテの妖精・飯田美花」と自己紹介。
 このチャンスにフェアリーが逆さ押さえ込みでカウント2。さらにフェアリーは「ジャパンツアーで魔法が使えるかもしれないわ。やってごらんなさいよ」とステッキを手渡す。飯田が思い切りステッキを振ると……なんとフェアリー&レフェリーが腹痛で苦しみ始める。飯田の新しいマジックにどよめくファン。これで勢いに乗った飯田はフェースクラッシャー、河津落としから低空ドロップキックへ。フェアリーもステッキで強打し真空蹴り。攻勢に転じようとするも、飯田がワキ固め→無道に繋げてギブアップ勝ちを収めた。

インフォメーション


 恒例の休憩明けインフォメーションで、二上美紀子社長が観衆を発表。その後、8・12大田区での後藤恵介のカードを、後藤恵介&ディック東郷vsケンドー・カシン&TAKAみちのくと発表した。

第4試合


 現・WAVE認定タッグ王者組の米山香織&チェリー(ゴキゲンBBA)に挑戦が決まっている長浜浩江。王者組が入場するなり奇襲を仕掛ける。BBAが反撃にかかろうとするも文子がドロップキックでカット。長浜とのダブルエルボー、トレイン攻撃をお見舞いする。
 米山は首固めで流れを変えてチェリーと交代。チェリーはスリーパーで捕獲していき、レフェリーを巻き込む作戦で勢いに乗る。長浜を孤立させたBBAはダブルのフロントキック、ドロップキックで挟み撃ち。さらにチェリーが腕固めへ。
 防戦一方の長浜だったが、クロスボディーでやり返し、文子と交代。文子はフロントキックで挽回すると、ロープ渡りから両腕ラリアット。流れをガラリと変えてみせる。ここをチャンスと見た長浜は、チェンジを要求するも、文子は無視。チェリーにバックドロップでカウント2。浴びせ蹴りを放ったあとようやく長浜と交代する。
 ドロップキックを連発する長浜。焼豚を放ったが、これはチェリーがかわして米山と交代する。長浜はサクラ落としを放つが、これはチェリーがカット。BBAの連係で逆にピンチを迎える長浜だったが、文子が強引にチェンジ。
 ゴキゲンバスターを封じた文子は米山へのムーンサルトを狙うが、チェリーが足止め。だが、このあとの熟女でドーンは米山に誤爆してしまう。ここを勝機と見た文子は、ライガーボム! これは米山に切り返されてしまうも、すぐさまバックスピンキックでトドメを刺した。

チェリー「おい、長浜! 何、自分の手柄みたいに喜んでんだよ! 100対0で世界の浜田文子のおかげで、お前からは1%も、脅威も何も感じられてねーんだよ!」
文子「失礼するね」
チェリー「文子さん、どうぞ。お帰りください。ありがとうございました。(長浜に向き直し)お前、生意気にも我々BBAに大田区でタッグのベルトに挑戦するって言ってるけどな。テメーは若さとおっぱいしか取り柄がねぇ! ゴキゲンBBAにどうやって勝とうとしてるんだよ!!」
長浜「それはな、大田区まで秘密だよ!」
チェリー「オメーこないだと言ってること一緒じゃねーかよ!(長浜が退場する)はい、というわけで今日は世界の浜田文子さんに負けてしまったんですけど、でも8月12日の大田区体育館では私たち絶対にベルトを防衛するんですけど、でも皆さんの応援が私たちゴキゲンBBAの力になりますので、ぜひ皆さん、私たちの応援に来てください。今日はありがとうございました」

第5試合


 8・12大田区大会で対戦することが決まっている桜花由美vs朱崇花、ベストフレンズとの試合が決まっているAvidRival(水波綾&大畠美咲)、世志琥との初防衛戦を控える山下りなが一堂に集結。桜花と朱崇花の前哨戦に加え、宮崎が大畠にハードコアマッチをアピールしており(7・16大阪での宮崎vs大畠戦後)、その後の展開にも注目が集まる。
 ちなみに……この巡業中、リモコン紛失事件が発生。山下が自宅を出る際、うっかり自宅クーラーのリモコンを持って出てしまったのだが、巡業先でそのリモコンが紛失。大騒ぎしたものの、二上社長が気づかずにしまい込んでいたことが判明した。ひとまずリモコンが見つかり良かったものの、怒った様子の山下。そのリモコンを握りしめてリングインする。
 かくして試合へ。まずは桜花vs朱崇花が対峙。桜花の足踏み攻撃に朱崇花がドロップキックでやり返す。串刺し攻撃のラリーから桜花がカウンターのビッグブーツ。頭を強打してしまった朱崇花に、宮崎が追い打ちをかけようとするが、アビリバが救出する。

 戦況は山下vs大畠に移る。山下はジャイアントスイングで回すと、ここで宮崎がと山下にリモコンをパス。山下はリモコンラリアットを放つと、桜花が串刺しビッグブーツで続く。桜花のダイビング・サンマドロップはカウント2。ローンバトルを強いられる大畠。
 続く宮崎は山下を大畠の上に投下しようとするが、これは自滅。その隙に大畠は水波と交代する。水波は宮崎にナルシストラリアットを放つとイチジクへ。すかさずコーナーに登るも、これは桜花が妨害。このまま場外戦となり、この乱闘で山下のリモコンが破壊してしまう。呆然とする山下……。
 リングに戻った宮崎は、水波にハンマー式ボディープレスでお仕置き。さらに怒り心頭の山下が串刺しラリアット、ランニングニーと追撃していく。
 一方、水波もパワースラムで一矢報いると、ラリアットのラリーを制する。続く朱崇花が飛行機投げから裏十字固めで捕獲していく。
 なんとか脱出した山下がバックドロップを放って、桜花へ。桜花はDDT、カカト落としを敢行。朱崇花も飛行機投げからミサイル発射。ビッグブーツの応酬から朱崇花がチョークスラムでカウント2。桜花も垂直落下ブレーンバスターでやり返すもカバーに行けず両者同時にチェンジとなる。
 宮崎vs大畠の場面へ。ここで宮崎はラダーをロープに立てかける。ラダーへのブレーンバスターを放つと、一気に畳みかけようとするも、水波がラリアットで妨害。すかさず大畠は低空ボディーアタックからコーナーに登る。そして、水波→朱崇花のアシストから旋回式ダイビング・ボディープレスを投下する大畠。さらにアビリバの連係を狙うが、これは未遂に。
 逆に山下のラリアットからOVER SUNが合体ライガーボム! ならばと朱崇花がライオンサルトでOVER SUNを分断していく。今度はアビリバの連係ジャーマンが決まるもカウント2止まり。ここで大畠が逆打ちへ。リップロックを巡る攻防から大畠がソラリーナで宮崎から3カウント!

大畠「山下、リモコンは通販とかで買えるから。それは置いといて、宮崎———! 今日は勝ったけど、こないだの大阪、忘れてねーからな。今日も、あんなハシゴとか持ってきて、痛い思いさせやがって! やり返さなきゃ気が済まない。だからこの間の申し出受けてやるよ。9月10日、神戸でハードコアマッチやってやるよ。覚悟しとけよ。その前に、8月、大田区の話をします。ウチら、アビリバの対戦相手は、絶賛連敗中のベストフレンズです。正直ね、勝って当たり前の相手に成り下がってしまったんですけど、ちょっとでも食べられるところが残っているうちに、その残りをウチらおいしく調理していただきたいと思います。ね、水波!」
水波「そういうことだー!」
大畠「はい! ということで、恒例のヤツいきます。8月12日、大田区体育館大会まで、あと25日! というわけで、もうあとちょっとです。3週間ちょっとで大田区となってしまいます。今日会場にいらっしゃる皆さんは、もちろん全員来てくださいますよね? 拍手していない人もいますけど、大丈夫かな? これからあと25日でちょっとだけたくさんの人に広めていただいて、一人でも多くの方にご来場いただけたらと思いますので、ご協力よろしくお願いします」

 最後は大畠の「これがWAVEだー!」でエンディング。次回は7・29新木場大会。大田区へのカウントダウン・ラストの興行となる。

<試合後コメント>
大畠美咲
——宮崎戦が決定しました。
「そうですね、断る理由はないんで、断りません。売られたケンカは買います。今日もハードコアを意識して、ハシゴ持ってきて、やって来たと思うんで、まあ挑発には乗って上げようかなと思います」

——ハシゴを味わった感想は?
「ハシゴ、痛かったですね。なんかハシゴにバーンってされて、自分のカラダがどこにあるかわからなくなったんですよ。たぶんロープの反動もあって、そのままどこか自分のカラダが飛んで行っちゃったんじゃないかなって。不思議な感覚でした」

——こういった試合形式ははじめて?
「そうですね、いままでないです、ハードコアとか。なかったと思います」

——なぜハードコアを?
「大阪で宮崎さんから……。宮崎さんとシングルした時に対戦要求じゃないですけど、次回はハードコアやろうって、理由はその時はわからなかったんですけども、のちのちTwitterとかみてたらわかったんで、皆さんも宮崎有妃でTwitter検索してみください。私の恐怖で苦痛にゆがむ顔を見たいんですって。そんな顔、絶対してやらないですけどね」

朱崇花
——桜花選手と激しい攻防があったが。
「大田区のカードが発表されてから、ずっと意識はしてたんですけど、最近になって先輩とか女子とか関係なしで潰しにかかっているつもりなので、大田区では桜花さんを潰して、朱崇花の時代にしたいなと思います」

——前哨戦で闘ってみて。
「結構やってきて蹴りしかないのかなって思っちゃって、ビッグブーツしか。そのビッグブーツ威力が強烈なんですけど、ビッグブーツしかないのかなと思うので、そこをどうにか攻略すれば、勝ち目は十分にあるのかなって思います」

——大田区でこのカードが組まれたことについて。
「最初は不安しかなかったんですけど、3年目のペーペーにこのカードを任せてくださったGAMIさん、会社の期待に応えたいなっていうのがあるので、任務というか、それを果たすのみかなと思います」

桜花由美
——大田区の朱崇花戦を前にかなり激しい試合となったが。
「今回WAVEの大会、4連戦だったんですけど、そのうちの3回、朱崇花と当たってるんですよ。結構、アイツ、私のことを『ババア!』って言ったり、結構、意識してたので、こっちも意識して、絶対負けられないなって思いました」

——朱崇花選手はどう?
「本当になんか回数を重ねるごとに、コイツの身体能力って本当にすごいなって思います」

——朱崇花選手は『桜花選手はビッグブーツしかないから大丈夫』みたいなコメントがあったが。
「バカヤロー。アイツの顔を蹴るのが私は好きなんです。自分のことをかわいいと思ってるんで、若さをウリにしてる時点で舐めているなって思うので、年の功を見せつけてやりたいなと思います」

——10周年で当たることに関しては?
「凄く意識しています。今回、何回か当たっているので、『こういうふうにやるのね』っていうのがわかってきたので、いろいろ作戦を練ろうかなって。私の引き出し、いっぱいある中の、16年間の開けてないヤツをぽっと開けてやろうかなと思います。アイツには見えてないんでね、アイツが知ってるのは私の3年間くらいなんで。私の16年間の引き出しを開けて勝ってやろうかなって思います」

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