「小指の角度を変えれば腕十字は極まらない」とキャリア13年選手が2年半の後輩を挑発
18日、『Road to 後楽園~灼熱の初夏 in 王子~』が王子BASEMENT MON☆STARにて開催された。
8.12HEAT-UP後楽園ホール大会でのタイトルマッチが決定した王者・田村和宏と挑戦者・兼平大介。田村は「俺が13年でやっと辿り着く後楽園ホール」と並々ならぬ思いを語っているが、「田村さんの13年よりも僕の2年半の方が上です!」とお客さんの前で言い切った兼平。
この日は阿部史典を従えた「代煩悩タッグ」を田村が結成し、兼平はシングル対決を経て心が通じ合った磐城利樹とのタッグで対戦する前哨戦。しかし代煩悩タッグはタッグトーナメント準決勝で近藤&兼平に破れ、つい先日の名古屋大会でもタッグ王座に挑戦し破れている。
体格差もありデータ上では王者側がやや不利な状況に立っているが、田村&阿部が得意の蹴りでバチバチとした試合を行えば、兼平と磐城はパワーではなく技術で対抗。最後は兼平が田村をコントロールし腕十字へ。これを抜け出した田村へ兼平はもう一度腕十字へ。何とかカットに入ろうとする阿部を必死に押さえる磐城だったが、タイムアップのゴングが鳴らされ痛み分けに終わった。
キャリア10年以上も差がある後輩に追いつめられた田村は「冬木さんとか知ってる?ストレッチプラム。あれ、小指の角度が違うんですよ。俺、角度変えれるからあれ(最後の腕十字)は極まんないんだ。これが13年の重み!37歳!13年目!まだまだ進化中です」とアピール。
後楽園ホールの王座戦では田村は年季の違いを見せつけることができるか?