【試合結果】6・14 小橋建太プロデュース興行後楽園ホール大会 小橋建太vs豊田真奈美 鈴木秀樹&石川修司vsジョー・ドーリング&ジェームス・ライディーン

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『Fortune Dream 4』
日程:6月14日(水)
開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1300人

▼~Emerald Dream~
○鈴木鼓太郎(フリー)
7分58秒 タイガードライバー→エビ固め
●田村和宏(HEAT-UP)

▼~Beautiful Dream~
松本浩代(フリー)/●小波(GPSプロモーション)
11分49秒 デスバレーボム→片エビ固め
○里村明衣子(仙女)/白姫美叶(仙女)

▼~Crossing Dream~
岡林裕二(大日本)/●清宮海斗(NOAH)
18分43秒 ショートレンジ式豪腕ラリアット→片エビ固め
○潮﨑豪(NOAH)/野村卓矢(大日本)

▼~Fortune Dream 4 special talk battle~
△豊田真奈美(フリー)
30分時間切れ引き分け
△小橋建太

▼~Dangerous Dream~
鈴木秀樹(フリー)/△石川修司(フリー)
30分時間切れ引き分け
ジョー・ドーリング(全日本)/△ジェームス・ライディーン(ZERO1)

▼~Fortune Dream~
○関本大介(大日本)/諏訪魔(全日本)
20分42秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド
●佐藤耕平(ZERO1)/鷹木信悟(DRAGON GATE)

小橋建太プロデュース興行で三冠王者&BJW王者がタッグ!豊田真奈美と小橋建太さんのトークバトルで技の伝承を語る

オープニング

 まずはプロデューサーの小橋建太さんが登場。
小橋「本日は、フォーチュンドリーム4後楽園大会ご来場誠にありがとうございます。今回で4回目の開催となりました。大会プロデューサーとしては、いつも前回を超える大会をしたいと思っています。一回目よりも二回目。2より3、3より今回、熱い試合になれば、僕は嬉しいです。今回も各色んな団体から熱い選手が集まってくれました。熱い選手が熱い試合をしてくれ、そして皆さんが熱い応援をしてくれれば、必ず素晴らしい大会になると信じています。選手スタッフ、そして皆さんで熱い素晴らしい空間を作りましょう!皆さんよろしくお願いします。それでは、フォーチュンドリーム4、開会を宣言します!皆さんいいですか用意は?行くぞー!」

第1試合

 インターナショナルJr&NWA世界Jrの鈴木鼓太郎と、HEAT-UPユニバーサル王者の田村和宏の対決。

 リストの取り合いからグラウンドの攻防。一度距離を取り両者スタンドへ。
 ロックアップから鼓太郎がロープに押し込み、ホイップするとロープワークの攻防から田村がヘッドシザースホイップも、着地した鼓太郎とドロップキックの相撃ち。
 手4つから鼓太郎が足を取って倒しリバースインディアンデスロックから腕を取るが、回転して切り替えした田村がバックを取りスクールボーイ。だが鼓太郎はさらに回転し腕を取り返すとV1アームロック。鼓太郎はこれを離してハンマーブローからロープに振ってドロップキック。倒れた田村にスリーパーも田村はロープへ足を伸ばす。

 鼓太郎が投げようとするが着地した田村にバックエルボー。だが田村がロープに振るも鼓太郎はビットで返す。鼓太郎は串刺しニーから走り込むが、田村はソバットで迎撃。鼓太郎はコーナーに振るが田村はウルトラタイガードロップで迎撃しミサイルキック。

 田村はミドルキック連発からソバットを叩き込んで走り込むが、鼓太郎はエルボーで迎撃。田村は負けじとソバットから走り込むが、鼓太郎はカニばさみからファンネル。鼓太郎はエンドレスワルツを狙うが立ち上がった田村とエルボー合戦。田村はソバットからロープに飛ぶと鼓太郎もロープに飛びエルボーの相撃ち。田村が再度ロープに飛んでアックスボンバーでなぎ倒しフォールも2。

 田村はコンビネーションキックからミノルスペシャル。これを鼓太郎がエンドレスワルツで切り返すが2。
 鼓太郎が走り込むも田村が延髄斬りで迎撃。田村が走り込んだ所を鼓太郎はエクスカリバー。フォールも2。
 鼓太郎はエルボーからローリングエルボー。さらに田村のハイキックもエルボーで迎撃し強烈なローリングエルボー。フォールも2。
 鼓太郎はタイガードライバーを叩き込んで3カウント。 

<試合後コメント>
田村和宏
――試合の率直なご感想を
「敗因は、分かってるんです。敗因は小橋さんです。あんなところで小橋さんが見てたら、緊張しますよ……。初っ端から息上がっちゃって。憧れの小橋さんがあんなまじまじと俺を見ていると思ったら……。鼓太郎さんも強かったです」

――試合前に戦術を聞かれて「裏をかいて攻めていきたい」と仰っていましたが、作戦通りにいきましたか?
「小橋さんのせいで、全部飛んじゃいました。頭の中、全部小橋さんのバーニングハンマーしか頭に残ってなくて、試合前の作戦全部飛んじゃいましたよ」

――田村選手にとって小橋選手はどういう存在ですか?
「やっぱり僕がプロレスラーになりたいと思った中学の時に、小橋さんがすごくてね。ホントに神様みたいな……僕は神様だと思ってます」

――そんな神様に興行に招かれて試合をしたわけですが
「いやー……なんでしょう。死ぬ間際の最後のプレゼントみたいな(笑)そんな風にならないようにまだまだFortune Dreamは続いていくんですよね。また呼ばれるように、自分をどんどん磨いていきたいと思います」

第2試合

 センダイガールズワールドチャンピオンシップ&OZアカデミー無差別級王者の松本浩代がASUKA(華名)の愛弟子・小波とタッグを組みセンダイガールズタッグを対決。

 先発は小波と白姫。ロックアップから白姫がロープに押し込みエルボー連打。小波も体勢を変えてエルボー連打からハイキック。だが避けた白姫にソバットから走り込むが、白姫はドロップキックで迎撃。里村も出てきてダブルのミドルキックで倒すとフォールも2。
 白姫はミドルキックでコーナーに押し込みハイキックも、避けた小波がスクールボーイから顔面に低空ドロップキック。小波は松本にタッチ。

 松本はロープに振ってショルダータックルでなぎ倒し、引き起こして逆水平チョップを叩き込んでいく。松本はヘアーホイップからコーナーで顔面を踏み潰していき、ボディスラムからフォールも2。
 松本はコーナーに白姫をセットし小波が串刺しドロップキック。さらに松本が串刺しボディスプラッシュを叩き込んでフォールも2。
 松本は倒れた白姫の顔面を叩いていくが、下からエルボーを打った白姫に馬乗りになりエルボー。だが白姫は切り替えしてマウントエルボー。松本は下からエルボーを叩き込んでそのまま回転し逆エビ固め。これは里村がミドルキックでカット。

 松本がバックドロップを狙うが、耐えた白姫がエルボー連打。だが松本が強引に担ぎ上げると白姫はカサドーラも2。白姫はエルボー連打。だが動じない松本はそのまま前進しロープに押し込むと強烈なエルボーから走り込む。だが白姫はトラースキックで迎撃しステップ延髄斬りから里村にタッチ。

 エルボー合戦から里村がエルボー連打。さらにエルボースマッシュを叩き込んでコーナーに振ると串刺しエルボー。松本も逆コーナーに振って走り込むが、里村はセカンドロープに飛び乗りブーメラン式のエルボー。里村はミドルキックもキャッチした松本が巻き込んでパワーボムを狙うが、白姫がミドルキックでカットし里村とともに交互にミドルキック。だが松本は二人まとめてバックドロップで叩きつけると、里村にリバーススプラッシュ式ダブルニー。フォールも2。

 松本はニー連打からロープに振るが里村はニールキックで迎撃。さらに走り込むが、ローリングバックエルボーで迎撃した松本がフォールも2。松本は小波にタッチ。

 小波はミサイルキックからミドルキックで倒すが、立ち上がった里村がミドルキック。小波はミドルキック連発からロープに振るが、里村はランニングエルボーでなぎ倒しミドルキック連打でコーナーに押し込む。里村は止めようとしたレフェリーを突き飛ばし、小波にバックドロップからフォールも2。
 小波は膝立ちでエルボーも里村はミドルキックで倒しロープに飛ぶ。エプロンから松本が里村を羽交い締めにし、小波がハイキックからロープに飛ぶも、エプロンから白姫がハイキックで迎撃。倒れた小波の後頭部に里村が側転ダブルニードロップを投下し、さらにエルボードロップからコーナーに登る。しかし小波が掌底からデッドリードライブで落としコーナーに登るも里村がハイキック。さらにエルボースマッシュを叩き込んで落下させるとデスバレーボムを狙うが、小波は丸め込んでから腕ひしぎ。これは白姫がカットしようとするが、松本がアルゼンチンバックブリーカー。里村はなんとかロープを掴みブレイク。
 小波はバズソーキックからフォールも2。小波はバックを取るが、里村はオーバーヘッドキックで迎撃し、フラフラと立ち上がった小波にハイキックからデスバレーボム。これで3カウント。

<試合後コメント>
里村明衣子&白姫美叶
――勝利おめでとうございます!勝因はどこにあったと思いますか?
里村「今日はね、最初っから100%で行かせてもらいました。白姫がやられてても、とにかくやり返してチェンジに来いと。最後、いいチェンジでこっち来たんで、まずは松本、そして小波と……最高の勝ち方です」

――白姫選手はいかがでしたか
白姫「初出場で、こんな大きな舞台で試合が出来たことがすごく嬉しいです。やっぱり仙女の一員として里村さんと組んで勝利できたというのはホント最高に嬉しいです」

――試合前のインタビューでは今乗りに乗ってる松本選手に対して「勢いをつけて押さえ込む」と仰っていましたが、まさにそのような結果になったと思います
里村「最後、松本を仕留めるのが一番良かったですけど、ただ私としてはやっぱり、自分のテンションも上がって、最後お客さんが一体となって勝ちたかったので、今日は結果が出たと思います。ただ、今の女子プロ界のトップであって、結局小橋さんのこの会場に来ていただいている方は、昔っからの、ホントに根っからのプロレスファンの方ばっかりだと思うんで、そこに女子プロレスが通用するかどうか、それが一つの挑戦でした」

――白姫選手、小橋選手からオファーを受けて戦ってみて如何でしたか
白姫「やっぱり、最近自分の中でいい結果を残せていないので、このオファーを受けた時不安もいっぱいあったんですけど、今日試合をしてみてすごく自信につながりました」
里村「最後、いいですか?小橋さんの魂を受け継ぐのは、女子の中ではこの私です!この自覚を持ってこれからも頑張っていきたいと思います!ありがとうございました!」

第3試合

 開幕岡林と潮崎がショルダータックルのぶつかり合い。強烈な逆水平チョップの打ち合いから潮崎がチョップ連打し走り込む。そこを岡林がチョップで迎撃し走り込むが、今度は潮崎がチョップで迎撃しチョップの打ち合い。潮崎のチョップをキャッチした岡林がショルダータックルで倒し、ロープに振ると潮崎はフライングショルダータックルで倒し両者距離を取る。両者タッチ。

 野村がミドルキックをキャッチしグラウンドに持ち込むとヘッドロック。清宮がヘッドシザースから抜けて距離を取る。
 ロックアップから野村がヘッドロック。清宮がエルボーから走り込むが、野村はビッグブーツで迎撃し走り込むも、清宮はドロップキックで迎撃しボディスラムで叩きつけるとエルボードロップ。さらにアームロックで捕らえると、コーナーに振ろうとするが逆に野村が振り串刺しエルボーから首投げで倒しサッカーボールキック。清宮はたまらず場外へ転がる。野村はこれを追い鉄柵に叩きつけると場外ボディスラム。清宮はエルボーから額をこすりつけるとエルボー連打。だが野村は顔面を張り倒すと、エプロンに顔面を叩きつけリングに投げ入れる。野村は首投げからフェイスロックで捕らえ、サミングから潮崎にタッチ。

 潮崎と野村がダブルのエルボードロップで倒すと、清宮は膝立ちでチョップ。だが潮崎は逆水平チョップからコーナーに叩き込むと、清宮はエルボー連打。だが潮崎は強烈な逆水平チョップで倒し、自軍コーナに叩きつけると串刺しチョップ。潮崎は野村にタッチ。

 野村はダブルアームスープレックスからキャメルクラッチ。清宮はロープへ足を伸ばす。
 清宮はフラフラと立ち上がりチョップ。さらにエルボー連打も、受けきった野村はヘッドバッド。だが清宮はエルボースマッシュからさらに走り込むが野村はミドルキックで迎撃しPK。フォールも2。
 野村はV1アームロックから腕ひしぎ。これは岡林がカット。岡林は清宮にもストンピング。
 野村は髪を掴んで引き倒すと、清宮の腕にミドルキック連打。清宮はこれをキャッチしエルボーを落とすとラリアットも、避けた野村がスリーパー。そのままジャーマンを狙うが、バックエルボーで逃れた清宮に野村は追走エルボー。さらにロープに振るが清宮はジャンピングエルボーで迎撃し両者ダウン。両者タッチ。

 岡林がショルダータックルの相撃ちを制し、ぶっこ抜きブレーンバスターからフォールも2。
 岡林はアルゼンチンで担ぎ上げ、潮崎はナックル連打で胴締めスリーパーに移行するが、そのままコーナーに下がってプレスした岡林が逆水平チョップ。コーナーに振ると串刺し攻撃を狙うが、岡林をコーナーに座らせた潮崎がドロップキックで落下させる。
 チョップ合戦から潮崎が岡林をコーナーにくくりつけマシンガンチョップ。岡林が体勢を変え逆にマシンガンチョップ。潮崎が負けじとマシンガンチョップ。岡林もチョップを連打。潮崎が袈裟斬りチョップから走り込むが、トーキックで迎撃した岡林にローリング袈裟斬りチョップからジャーマン。だがすぐに立ち上がった岡林がラリアットでなぎ倒す。岡林は清宮にタッチ。

 清宮はエルボー連打も潮崎はロープに振って袈裟斬りチョップ。これを避けた清宮がランニングエルボーで倒しブレーンバスター。
 清宮が串刺しエルボーから岡林も串刺しエルボー。清宮がミサイルキックを叩き込んでフォールも2。
 清宮は投げようとするが、逆に潮崎がフィッシャーマンバスターから串刺し攻撃を狙うが、清宮は飛び越えスクールボーイ。返した潮崎に首固め。潮崎はトーキックから走り込むが清宮はドロップキックで迎撃しジャーマンスープレックスホールド。これは野村がカット。

 清宮がバックを取りタイガースープレックスの体勢も、耐えた潮崎にショートレンジラリアット。潮崎はラリアットも、ガードされると袈裟斬りチョップ。潮崎はラリアットも、ガードされると逆の腕でショートレンジラリアット。潮崎はゴーフラッシャーを叩き込んでフォールも岡林がカット。
 岡林は潮崎にハンマーブローから野村を投げ飛ばして走り込むが、潮崎は豪腕ラリアットで迎撃し清宮にもショートレンジ豪腕ラリアット。これで3カウント。

<試合後コメント>
潮﨑豪&野村卓矢
――潮崎選手、まずは胸元を見せていただいて宜しいですか?試合前の評判通り、壮絶なチョップの撃ち合いになりましたが
潮崎「申し訳ないですけど、試合前の評判とか、人が胸を痛くしてるんで、そんな……(笑)いや、でも、思った以上に岡林選手がすげぇ奴で気持ちよかったですね。今日はこのリングに立ててよかったなと思います。今回の試合、この後はわからないですけど、岡林選手がコーナー越しに向かい合ったら、こういう試合になるというのは分かってただろうし、それをね、その想像を超えていかないとやってる意味が無いから。そして、この野村選手と、清宮。彼らの若々しいファイトに引っ張られました。すごかった!」

――野村選手、勝利おめでとうございます!「若々しいファイト」という言葉がありましたが、Fortune Dreamに参戦された率直なご感想を
野村「いやー、ホント会場の盛り上がりが凄くてやってて楽しかったですね。清宮選手が海外修行に行かれるというのは存じ上げていたので、海外から帰ってきたときにでもまたシングルマッチをやりたいなと思っています」

――潮崎選手とタッグを組まれるのは二度目だと思うのですが……
潮崎「ん?初めてだよね?」
野村「はい」
潮崎「前にね、NOAHのタッグリーグ戦に出てもらったんですけど、そのときの勢い、それ以上のものを出してもらったし、小橋建太プロデュース興行はこう熱くないと駄目でしょう。それをね、今日は野村選手、清宮選手に導いてもらいましたね。そして、今日来てくれたファンの人達にその熱さが伝わってたらいいですね。これだけやっても、痛くな~い!痛みを忘れる熱さを、与えてもらいました。ありがとうございました!」

――今日、チョップの打ち合いが100発以上あったと思いますが
潮崎「数えてないですよ(笑)でも、数を出すってことは、小橋建太を超えろって言ってるってことですよね?そういうことですよね?(笑)絶対超える!!」

第4試合

――リングに入ってくる時小橋さんがロープを上げました
豊田「緊張しました(苦笑)」
小橋「いや、豊田さんあんまり僕のこと見てなかった。僕がロープあげたの知らなかったんじゃないですか?気づかなかったみたいです」

――やっぱり普段の試合とは違う緊張感がありますか?
豊田「そうですね~喋るの下手くそなんで…なんか…」

――小橋さんは豊田さんを対戦相手に選んだ理由は
小橋「そうですね、豊田さんが11月に引退をされるということで、やはり同じ時代を、男と女という男女の違いはあってもプロレス界でお互い生きてきた。同じ時代を生きてきた選手が引退をするということで、何かトークバトルで話が聞けたら面白いなと」
豊田「ありがたい」
小橋「面白いなとトークバトルは」

――このオファーを聞いた時どう思いました?
豊田「そうですね、えと、小橋さんとはちょこちょこどっかの会場で会ったりはさせていただくんですけど、本当にお話したことがなくて、今日来ても全然小橋さんと会わずここで初めて会ったような感じで(苦笑)」
小橋「それがトークバトルです」

――豊田さんは小橋さんにご挨拶して今日のトークバトルに向けてお話を少ししようと会場に早く入っていたのに、小橋さんがそれを避けたと
小橋「何も話さないでここで初めて会うのが面白いんです。それがトークバトルです」
豊田「すごい緊張して何話せばいいんだろうとか思いながら」

――トークショーとかあまり豊田さんやらないですよね
豊田「やらないですね」
小橋「実は、会ったのは3,4年前ぐらい」
豊田「ぐらいですね」
小橋「初めて話したのが谷口の結婚式」
豊田「そうですよ」
小橋「谷口の結婚式に豊田さんとか尾崎選手とかアジャ・コングさんがいて、その時にちょっと挨拶程度に話したぐらいですね」
豊田「そうですね、写真撮らせていただきました」

――小橋さん覚えています?
小橋「写真撮りましたっけ?」
豊田「写真撮らせていただきました」
小橋「撮ったよ!(笑)」

――マイバッハ谷口選手と西尾美香さんの結婚式。あの時かなり女子プロ勢の方々がすごい勢いでお酒を飲まれていたという印象があるんですが
小橋「豊田さん飲んでました?」
豊田「飲んでました」
小橋「あぁそうですか。あのね、主賓の挨拶があって、酒飲むと喋れなくなるんで」

――その時最初に話されて豊田さんどういう印象を持ちました?
豊田「なんか、リングとは違ってすごく優しそうな人だなと」
小橋「優しそう?」
豊田「そうですね」

――お二人は豊田さんが87年デビュー、小橋さんが88年デビューということでほぼ同じプロレス界を生きてきた。お互いそういう時代背景で気になったりするものなんですか?
小橋「豊田さんどうですか?気になってました?」
豊田「結構、同じ技を使っている」
小橋「そうですね、そうなんですよ。それで、二人が噂があったんですよ」
豊田「聞きました私も(笑)同じローリングクレイドルとかムーンサルトとか、なので、付き合ってる疑惑があったらしいんですけど、あの、ほぼ面識がないみたいな」
小橋「付き合ってる疑惑があっても、ほぼはじめまして」
豊田「そうなんですよ」
小橋「会ったこともなかった」
豊田「付き合ってみればよかったですね」

――当時会ったこともなかった
豊田「そうなんですよ。いやだ私お酒飲んでくればよかったです!お酒入ってればもっとベラベラ喋れるんですけど、今どシラフなんで」

――誰かビールとかを
小橋「じゃあ酒を」
豊田「ビール苦手です(苦笑)」

――お酒って話がありましたけど、全女って三禁ルールが昔はあった
豊田「あったんですけど、25過ぎたら特にうるさいことは言われず、なので、オープンな場でビール飲んでるじゃないですか?その時も試合終わって売店に向かったら会場で『おい飲むか!?』ってビール渡されたりしましたよ。飲まなかったですけど」
小橋「三禁は25ぐらいまでの人ですか」
豊田「暗黙の了解みたいな感じでしたね全女は」

――三禁もそうですけどお互い若手時代に色々苦労はあったと思いますが、独自のルールや合宿所のルールなど
小橋「女子プロレスラーは付き人とかあるんですか?」
豊田「あります」
小橋「僕はジャイアント馬場さんについたんですけど、豊田さんは」
豊田「私は山崎五紀さん」
小橋「山崎さん、ニューヨークで試合ありましたね」

――付く人によって大変さはあると思いますが、山崎さんはどういう感じで
豊田「結構、あの、何もかもやらなきゃいけない先輩だったんですよ。控室に入ったら全て、化粧道具とか全部並べてシューズとかも全部並べてって先輩がいる中で、五紀さんは自分で出来ることは自分でやるよって言ってくれる先輩で、ほんとにどうしようもなくできない時だけ『豊田お願い』って言うんですけど、全部掃除とかやるのも自分でやられるので、自分はもうそういうのがすごく、見習いたいと思って、なるべく自分も自分でやるようにしてるんですけど」
小橋「豊田さんは自分に付いてくれた後輩とかは誰がいるんですか?」
豊田「一番最後は前村さきさん。それで(高橋)奈苗とか、結構いますよ」
小橋「何人ぐらいいるんですか?」
豊田「私の入った年代がどんどんついていって、かなりいますよ」
小橋「ちょこちょこ変わる。僕は1,2,3,4,5人ですかね」
豊田「サヤエンドウとか(笑)」

――付き人の優秀かどうかみたいなのはあるんですか?
豊田「私が結構ぼーっとしてるんで、なんかやってても気づかないタイプ。だから楽だったと思うんですけど後輩は」
小橋「僕も結構ボーッとしてるので」

――ちょっと潮崎選手もいるので小橋さんが楽だったかどうか、小橋さんは練習に常に一緒にいなきゃいけないので大変だという噂を
小橋「そんなことないですよ(笑)そんなことない」

――付き人もそうなんですけど巡業中など女子プロレスラーは自分の試合の準備する時間がないから中々大変だと聞いたことがありますが
豊田「そうですね、先輩の仕事をやって、自分の用意ができなくて、でも自分の試合があるし化粧もできないぐらい走り回って、自分の試合はとにかく着替えて出るしか無くて、化粧もしないで出てすごい怒られました。人前に出るならきちんと化粧しなさいと」

――男子は化粧の心配ないですからね
小橋「化粧はそれは無かったですけど、僕は馬場さんだったんで、何よりも先に終わらないといけないと。途中から後の試合に出るようになって、馬場さんも試合前にシャワー浴びて背中流してから自分の試合出てたりしましたね。馬場さんが大変だろうなって言って付き人を卒業させてくれたんだと思います」

――男子は三禁ルール的なものは
小橋「いやもう三禁なんて無いです、ガンガン飲まされてガンガン食べる。ただひとつ合宿所でいやなルールというのは、1階に公衆電話があって、リーンと鳴って3回なって出なかったら怒られるんです。
豊田「一階まで降りて?」
小橋「2回鳴るたびに、電話をとらなきゃいけない。怒られるんです」
豊田「えー。なんで二階につけてくれなかったんですかね?」
小橋「いや先輩が取りやすいように。大変ですあれは」

――合宿所はあったんですか?
豊田「一年目だけ寮でした」

――寮生活は
豊田「私達までが古い寮だったんですよ。(井上)貴子とか(井上)京子とかから寮を改装して、すべての部屋にユニットバスがついてるんですよ。私達のときは、同期7人居たら誰がお風呂入るか順番もきめなきゃいけなかったしそういうのもあったんですけど、みんな二人ずつの個室ですごい羨ましかったです」
小橋「それはありましたね、僕らも合宿所で先輩がシャワーに入るまで使えなかったんですよね」
豊田「そうでしたよね」
小橋「洗濯機も使えない。先輩の後じゃないと」
豊田「自分たちの時はお風呂、寮一年しかいれないので、一年経ったら出た先輩がお風呂ついてない所に引っ越された方がいて、その先輩方がお風呂に入りに来るので、先輩が誰もこないってなってからじゃないと入れない」
小橋「誰ですか?」
豊田「(苦笑)誰ですかね~」
小橋「あの、折原っているんですけど僕の後輩で。先輩が入っているからって三日間お風呂入らなかったという記録があるんです」

――先輩が帰ったらお風呂に入っていいんじゃないですかね…
小橋「なんでかね、三日間」
豊田「疲れて寝ちゃったんですかね」
小橋「疲れて寝ちゃって、シャワー浴びるより寝たいと」
豊田「とにかく寝たいんですよ。自分の自由になる時間って寝てる時しかないので」

――また起きたらとまらない生活が始まると
豊田「また一日始まるーみたいな生活ですね」
小橋「折原三日間風呂入ってないの知らなかったんです」

――なんで知ったんですか?
小橋「あいつが三日間風呂入ってないですって言ったんで、練習一緒にしてるのにシャワー浴びてないの知らなかった」

――合宿所の話はこれぐらいにして、先程話に出たムーンサルトとローリングクレイドルはこれはどちらが早く使ってたのか
豊田「いやわかりません」

――どっから使ってたんでしょう?小橋さんは90年の1月ぐらい
小橋「後楽園ホールですね。そっから飛んで、谷津さんに飛んだんです」

――7番勝負の時ですね
小橋「飛び越したんですね。一発目失敗して飛び越して、うわーやっちゃったと思って、谷津さんが遠くに見えるんです。無かったですそういうの?」
豊田「何度もありますけど、一番最初は私は成功しました。急に会社の人からお前明日ムーンサルトやれって言われて、やったこともない技を前の日にやれって言われて、えーやったことないです私って、バク転もできないんですよ?バク転できないのにいきなりムーンサルトやれって言われて、やってみますって言ってやったらできちゃったんですよ。でそれからは得意技で使っちゃおうと(笑)」
小橋「チョット自慢入ってましたね」

――小橋さんは練習をすごいされたと
小橋「1月の7番勝負でやったんですけど、僕は12月家にも帰らず安全マットを引いてですね、トップロープに上がって何回も何回も宙返りして、だいたいこの辺に落ちるなとか何回も何回も練習して一回目は失敗しました
豊田「すいません」
小橋「一発目は失敗しました。失敗のムーンサルト」

――人に歴史ありですねそこは
小橋「まあしょうがないですね」
豊田「すいません…何か違う話しましょう!」

――ローリングクレイドルも回転するじゃないですか?小橋さんのTwitterでも質問来てたと思うんですけどどれぐらい最高回したことあるんでしょう?
豊田「私の最高は30回ぐらいだと思います」
小橋「それは嘘はつけない、回ってるうちに数数えられなくなるからね(苦笑)だから30回はおかしいでしょう。数えられないでしょう」
豊田「その時は、LLPW対全女の対決で、駒沢体育館でキャロル美鳥って子とシングルマッチやって、それローリングクレイドルのみでやっつけちゃったんですよ私。それで30回回すぞって」
小橋「もう30回回すぞと」
豊田「そしたらみんな数えてくれるので」
小橋「僕の時数えてくれなかった・・・」

――数えてるの聞いたことないですね
小橋「多分大阪かなんかで渕さんかなんかにやったローリングクレイドルが一番長かったように思うんですけど、場内誰も1,2,とか言ってくれないですよ」

――その違いはなんなんでしょうね、男子と女子のお客さんの違いですかね
小橋「どうでしょうね」

――豊田さんといえばジャパニーズオーシャンシリーズですが、新技はどうやって開発するんですか?
豊田「えっとそうですね、なんか、そろそろ自分のオリジナル技を作らなきゃいけないなと思い始めてそういう自覚が出てきてから、頭のなかに想像するんですよ。頭のなかに想像して、夜寝る前寝付けない時とかやっぱりプロレスの事とか考えて、こういうの見たことないなとか、私あんまりプロレス詳しくないんですよ(苦笑)詳しくないので、詳しい人に『誰かやってる人いる?』って聞いて、じゃあ私のオリジナル技にしようという感じで、それで練習して」

――イメージして形にしていくと
豊田「そうですね」

――小橋さんもオリジナル技はバーニングハンマーなでおありますが
小橋「もう、ハーフネルソンとかも全部考えて考えて、全く違いますね。豊田さんは結構ね、プロレスそんなに詳しくない」
豊田「詳しくないです、本当に詳しくないですすいません(苦笑)」
小橋「僕は詳しいです」

――男子プロレスとかは見なかった感じですか?
豊田「そうですね、他人の試合みちゃったら真似しちゃいそうで」
小橋「自分の試合とか見なかったんですか?」
豊田「自分の試合は、テレビ中継は見てました。自分の試合のほうが見てました。他人の試合みちゃったら真似するのが嫌で。人間の心理であぁ良いなと思ったらやってみたくなるじゃないですか」

――やっぱり自分のオリジナルに相当こだわってたわけですね
豊田「そうですね」
小橋「なるほど」

――そんな豊田さんも11月3日に引退を控えていて、引退に至る心境は
豊田「まだイマイチ実感が湧いてないんですけど、引退って初めての事じゃないですか(苦笑)なので、あと何試合残ってるかっていうのもこれからオファーが入ってくる場合もあるので、だからもう9月10月くらいになったらだいたいの試合数が決まってくるから、後何試合と思うようになったら色々考えてくる事があるのかなと」

――小橋さんも思い出しますか?
小橋「引退発表してから、12月に発表したんですけど5月11日に引退したんですけど、こんなに時間て早くすぎるもんかなと」
豊田「そうですね」
小橋「早かったですねほんとに」
豊田「私も3月に発表してもう6月なので、すごく毎日が慌ただしくて早いです」
小橋「もっと早くなりますよ」
豊田「後半になるともっと早いかなと思います。あっという間に11月になるのかなと」
小橋「8月過ぎたらヤバイですよ」
豊田「ヤバイです。試合数もヤバイです」
小橋「脅すつもりはないですけど、本当に早いです!本当にあっという間です」

――これだけのキャリアを積んできて、まだやり残したなということはありますか?
豊田「トークバトルは実現できたので、でももう、私は色々やってきたと思うのでもう悔いは残らないと思います」

――小橋さんも同じように言っていましたよね
小橋「悔いはないです。いやでも豊田さんも悔いが無いと思うほどやってきたという思いからそういう言葉が出るんであって、本当にやり残したことがあると悔いがないとかそんなこと言えないですね」

――(残り時間5分)観客から押されてると言われてますが
小橋「押されてもKOされなかったらいいんだよ」

――豊田さん思い出に残ってる試合は
豊田「相当な数があって、全部終わった時に改めて思うのかなと思います。それがもう思い出に残る試合って引退興行出る試合かもしれないし、このトークバトルはすごく思い出に残ると思います」

――豊田さん今、一番期待してる若手の女子プロレスラーっていますか?
豊田「ん~、そうですね、なかなか難しいところなんですけど、まあやっぱりジャパニーズオーシャンとサイクロンを伝承した、懐いてきてくれる藤本(つかさ)とつくしがやっぱり可愛いですね。もうなんとか私の技を光らせてほしい」

――技を伝承してオリジナルの技も残していってほしいという思いがあるんですね
豊田「そうですね」

――小橋選手のバーニングハンマーも関本選手が使ったりしてますが
小橋「伝承して、それをファンのみんなが見て、それを彼の技だと、そう認めてくれるようになるまでしっかり使わないとダメですよね。中途半端に使われるのは嫌ですけど、しっかり伝承してくれるんだったら使ってほしいなと思います」

――伝授するというのは受け取る側も大変だと思いますが藤本選手やつくし選手はどういう反応でした?
豊田「伝承してあの子達も一生懸命練習してあの子達が出してくれたんですけど、去年の12月かな、アイスリボンの後楽園ホール大会であの二人がシングルマッチをやったんです。そしたら、私の技の切り返し切り返しがすごくて、私は今までそういうのなかったじゃないですか?だから試合の見てて私すごく面白くて、すごく大事に使ってくれてるのが嬉しいです」
小橋「急にちょっと話が変わるんですけど、豊田さんが憧れた選手って誰ですか?」
豊田「憧れた選手はやっぱり五紀さんです」
小橋「じゃあ憧れた選手の付き人だったわけですね」
豊田「そうですね」
小橋「じゃあ僕と一緒です。馬場さんに憧れていたので」
豊田「自分は山崎五紀さんみたいになりたいと。そこから五紀さんの真似をするだけじゃその上にはいけないと思ったので、だから一生懸命自分でできるように。黒髪のストレートとかも五紀さんを真似て」
小橋「僕もそうです。馬場さんの真似をしただけじゃ上に行けないと」

――黒髪ストレートを真似したわけじゃないんですよね(苦笑)最後に引退後のビジョンはあったりするんですか?
豊田「引退後はとりあえず、今ほんとに身体の調子が良くなくて、なのでとにかく引退してからは手術とか体のケアをしていきたいと思っています」

――プロレス界と関わるとかは
豊田「それはないと思います。すいません」

(30分時間切れ)
小橋「今日は本当にたくさんの方が来ていただいて、本当にありがとうございます。嬉しいです。こんなに沢山の方に来ていただいて。また全試合終わったらまた挨拶しないといけないので、あんまりここでは言わないようにします」
豊田「今日は本当にありがとうございました。今日はありがとうございます。このような素晴らしい大会に呼んでいただいて本当に嬉しいです」
小橋「豊田さんんとトークバトルが出来てほんとに嬉しかったです」
豊田「11月3日まで怪我の方も今すごく状態が良くなってるんで、とりあえず11月3日までは突っ走って頑張っていこうと思いますので皆さんどうか応援よろしくお願いします」

第5試合

 BJW認定世界ストロングヘビー級王者の鈴木秀樹と三冠ヘビー級王者の石川修司がタッグを結成。

 先発はジョーと石川。手4つからジョーがヘッドロックで捕らえショルダータックル。受けきった石川もショルダータックルを打ち込み、ジョーがショルダータックルからラリアットの相打ち。両者ダウン。両者タッチ。

 握手からタックルの切り合いから鈴木が首固め。これをライディーンが切り替えしてマウントもすぐに体勢を切り替えした鈴木。お互い足を取り合いからロープ際での攻防となりこれはブレイク。
 ロックアップから鈴木がV1アームロック。これをライディーンは捻って切り返すも、鈴木は取り返していくがお互い切り替えしあい鈴木が強引にアームホイップもライディーンは離さない。鈴木が切り替えしてフロントチョークもライディーンは強引にボディスラム。ライディーンは場外へ一度逃れる。

 リングに戻りチョップの打ち合い。ライディーンがチョップからショルダータックルを叩き込むと鈴木は場外へ。ライディーンはこれを追い場外乱闘へ。鈴木がライディーンのチョップをキャッチしショルダーアームブリーカーからエプロンへ。エプロンのジョーと睨み合うが、一度場外に降りてライディーンをリングに投げ入れるとリストを取って石川にタッチ。

 石川はストンピングからライディーンのチョップと石川のエルボーの打ち合い。石川はヘッドバッドからアームロック。そのまま鈴木にタッチ。
 鈴木はライディーンの腕へのエルボースマッシュ。指を固めていくとアームロックで捕らえ、その背中に石川がタッチ。
 石川はリストを取って腕を痛めつけるも、ライディーンは強引に担いでサイドバスター。ライディーンはじょーにタッチ。

 ジョーはストンピングから場外乱闘へ。ひとしきり会場内を暴れまわった後、リングに戻るとジョーは逆エビ固め。ジョーはライディーンにタッチ。

 ダブルのショルダータックルからライディーンがエルボードロップ。フォールも2。
 ライディーンはストンピング。石川は立ち上がり、エルボーとライディーンのチョップの打ち合い。ライディーンはエルボー連打からボディスラムで叩きつけストンピング。ライディーンはサーフボードストレッチで捕らえると石川はロープへ足を伸ばす。ライディーンはジョーにタッチ。

 石川はジョーとライディーンに交互にエルボーも、ジョーはバックエルボーからコーナーに振り串刺しラリアットからエルボードロップ。フォールも2。ジョーはライディーンにタッチ。
 ダブルのバックエルボーからライディーンがコーナーに叩きつけボディにショルダータックル連発。ライディーンのナックルに石川がエルボーで返すが、ライディーンはハンマーブローからジョーにタッチ。
 ジョーはエルボーから串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットした石川がミサイルキックから鈴木にタッチ。

 鈴木はボディに裏拳からエルボースマッシュ。さらにブレーンバスターで叩きつけフォールも2。鈴木はコブラツイストもジョーは強引に投げ飛ばす。鈴木は串刺し攻撃を狙うが、ジョーがバックエルボーで迎撃しショルダータックル。ジョーはライディーンにタッチ。

 ライディーンはチョップから串刺しラリアット。再度串刺しラリアットから垂直落下式ブレーンバスター。エルボードロップを投下しフォールも2。
 ライディーンはチョークスラムを狙うが、鈴木は耐えるとライディーンのチョップを巻き込んで卍固め。これはジョーがカット。
 鈴木はエルボースマッシュからエルボー合戦。鈴木がエルボースマッシュ連発からラリアットを巻き込んでフルネルソンスープレックス。だが立ち上がったライディーンがラリアットで叩き伏せる。両者タッチ。

 エルボー合戦からジョーがエルボー連打。石川が追走ニーからDDTで突き刺し、鈴木が串刺しエルボースマッシュから石川が串刺しラリアット。鈴木がニードロップから石川がセカンドロープに乗りダイビングフットスタンプ。フォールもジョーはロープを掴む。
 石川と鈴木はダブル攻撃を狙うが、ジョーは二人まとめてフライングクロスボディアタックでなぎ倒す。
 ライディーンが石川をコーナーに叩きつけ串刺しラリアット。ジョーも串刺しショルダータックルからダブルのチョークスラム。ジョーがフォールも2。
 ライディーンが鈴木を、ジョーが石川を投げようとするが二人はリバース。石川とジョーはラリアットの相撃ちから石川がカッキーカッター。だがライディーンが石川をラリアットでなぎ倒し、鈴木がライディーンにドロップキック。だがライディーンは鈴木にラリアットを叩き込んで4者ダウン。

 ライディーンが石川と、ジョーが鈴木とエルボー合戦。石川がニーリフトから投げようとし、鈴木もじょーにダブルアームを狙うが両者リバース。
 石川とジョーがラリアットの相撃ちで倒れ、鈴木とライディーンもライアットの相撃ちで倒れる。
 鈴木のエルボーにライディーンがチョップ。ライディーンが走り込むが、鈴木はロープをたゆませライディーンを落下させる。
 石川はジョーのラリアットを避けると、ジョーも石川のラリアットを避け、ジョーのフライングクロスボディと石川のニーリフトの相撃ち。両者ダウン。ジョーが転がりフォールも2。
 石川とジョーは膝立ちでエルボーの打ち合い。石川がヘッドバッドからフォールも2。
 ジョーがラリアットでなぎ倒すが、そのままジョーが倒れ時間切れ。

<試合後コメント>
鈴木秀樹&石川修司
――壮絶な試合でしたが、終えられて如何でしたか
石川「今日、プロレス界入って一番っていうくらいやられたかもしれないですね(笑)」
鈴木「僕も珍しかったですよ。珍しかった(笑)僕はいつもやる方だから(笑)いやー、僕もドーリング初めてでしたけど、大きいからスゴイってわけじゃないんですね。みんながスゴイっていう理由がよくわかりました」
石川「チャンピオンカーニバルの決勝で勝ったけど、記憶飛ばされた借りを今日返してやろうと思ったら、むしろ……(笑)」
鈴木「借金溜まった?(笑)」
石川「まあ、僕が防衛していけば、またジョー・ドーリングとやる機会があると思うんで、シングルで戦いたいと思います」
鈴木「まあ私は、一番の軽量級として頑張りました(笑)楽しかったですよ!軽いからポンポン吹っ飛ばれましたから」
石川「僕のランニングニーもね、ハッキリ言って高山さんから勝手にパクッたみたいなものなんで(笑)」
鈴木「そんなこといったら僕全部パクってますよ(笑)」
石川「ホント高山さんの影響が大きいんで、また元気に帰って来てもらって、またやりたいです」
鈴木「それまでお互いチャンピオンでいましょう!ありがとうございました!」

第6試合

 BJW認定タッグ王者の関本大介が諏訪魔とタッグ。

 先発は関本と鷹木。ロックアップから関本がコーナーに押し込むも、鷹木が体勢をかえチョップ。だが関本がすぐに体勢を変えチョップ連発。鷹木はコーナーに振り走り込むがラリアットの相撃ち。チョップ合戦から鷹木のショルダータックルを関本が受け切りショルダータックル。鷹木はバックエルボーも関本はショルダータックルで倒す。だが「お返しだ」と鷹木もショルダータックルで倒しフォールもすぐに関本はこれを抜けて距離をとる。
 関本が相手コーナーに鷹木を押し込むと、その背中に耕平がタッチ。関本も諏訪魔にタッチ。

 額をこすりつけあいエルボー合戦。耕平が首投げからサッカーボールキック。諏訪魔はハンマーブローから場外に投げ捨て、エプロンの鷹木も落とすと場外乱闘へ。
 リングに戻ると諏訪魔がフェイスロック。諏訪魔は関本にタッチ。

 関本はボディスラムからエルボードロップ。フォールも1。
 関本はチョップからエルボー。耕平は顎にエルボーを叩き込み関本はダウン。耕平は再度顎にエルボーを叩き込んで鷹木にタッチ。

 鷹木は関本にフィストドロップからニードロップ。フォールも2。
 鷹木はフェイスロックからねこだまし。諏訪魔がイスをリングに投げ入れようとするが、これが京平レフェリーに当たってしまう。
 ダブルのトーキックから耕平がサッカーボールキック、鷹木がスライディングラリアットを叩き込んでフォールも2。

 鷹木は顔面を蹴りつけ投げようとするが、関本はアルゼンチンで担ぎ上げると正面に投げ捨て諏訪魔にタッチ。
 諏訪魔はニーリフトから顔面に膝。更にナックルからロープに振って追走ニーリフト。諏訪魔はニードロップからフォールも2。
 パワーボムを狙った諏訪魔をリバースした鷹木に、諏訪魔はトーキックからロープに振って追走ニー。鷹木はこれをキャッチしドラゴンスクリューから串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばした諏訪魔の足をキャッチショートレンジ串刺しラリアットからデスバレーボム。フォールも2。
 鷹木のヘッドバッドに諏訪魔がエルボー。エルボー合戦から鷹木がナックル連打。ロープに飛んだ鷹木に諏訪魔がビッグブーツ。負けじとロープに飛んだ鷹木にラリアットからフォールも2。諏訪魔はバックドロップで叩きつけて関本にタッチ。

 関本はスピアーからフォールも2。関本はぶっこ抜きジャーマンを狙うが、バックエルボーで耐えた鷹木にトーキックからラリアットの相撃ち。関本のラリアットを鷹木がなぎ倒しロープに飛ぶも、関本が追走エルボー。鷹木の追走ラリアット。関本がジャーマンも鷹木はラリアットで倒し両者ダウン。鷹木は耕平にタッチ。

 耕平はミドルキック連打からファルコンアロー。フォールも2。耕平は投げようとするが耐えた関本にエルボー。コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットした関本がミサイルキック。関本はコーナーに登るとダイビングボディプレスも耕平は剣山で迎撃。鷹木が串刺しラリアットから投げようとするが、耐えた関本が走り込むが鷹木はバックエルボーからラリアットでなぎ倒し、パワーボムで叩きつけると耕平が正面からサッカーボールキック。フォールも諏訪魔がカット。

 耕平はランニングエルボーからフォールも2。耕平はコーナーに登るが、諏訪魔がナックルからヘッドバッド。そのままエプロンに落とし、関本がぶっこ抜きジャーマン。諏訪魔が耕平をロープに振ってドロップキックから、関本が串刺しラリアット。さらに諏訪魔が串刺しラリアットを叩き込み、ダブルのブレーンバスター。関本は逆エビ固めで捕らえ、諏訪魔がカットに来た鷹木にスリーパー。鷹木はバックドロップで叩きつけ、関本にチョップ。だが離さない関本にヘッドバッドから走り込むが、関本はラリアットで迎撃し耕平にボディスラムからコーナーに登るとダイビングボディプレス。フォールも2。
 関本は走り込むが、耕平はニーリフトで迎撃しサッカーボールキック。キャッチした関本が足へのラリアットから延髄斬りを叩き込み、垂直落下式ブレーンバスターからフォールも鷹木がカット。
 関本はラリアットでなぎ倒しフォールも2。関本はぶっこ抜きジャーマンを狙うが、耕平はバックエルボーで逃れるも関本は後頭部にラリアットからぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド。これで3カウント。

 試合後に小橋がリングに登場し健闘を讃え、全選手が登場。
小橋「皆さん、どうでしたか?最後まで熱い応援ありがとうございました。僕が見たかったのは、この空間です。それでは皆さん、Fortune Dream 5でまた会いましょう!どうもありがとうございました!」

<試合後コメント>
関本大介&諏訪魔
――試合を終えられて、率直なご感想をお願いします
諏訪魔「関本選手がコーナーに控えててくれるのは心強いなっていうのが率直な感想ですね」
関本「いやいや……」
諏訪魔「いつも組まないんだけど、こういうときにね、組むというのはいいのかなと思いました。やっぱ小橋建太の偉大さというのを改めて感じましたね」
関本「諏訪魔さんがね、コーナーに控えててくれるっていうのは、もう100人力ですよ。ホントに。諏訪魔さんの力っていうのは、十分知ってます。まさに、怪物です。その通り。今日は助けてもらってありがとうございました!」
諏訪魔「ありがとうございました!」

――それにしても、もの凄い声援でした
諏訪魔「もう出来上がってますからね。小橋さんの作りたい空間が、もう。すごくやりやすかったです」

――小橋さんの大会を終えられて、いかがでしたか?
関本「いやもう……光栄ですよ。小橋さんの興行に出られて、本当に身に余る光栄ですよ。この最後の小橋コールがすべての答えじゃないですか。そう思います」
諏訪魔「まあね、小橋さんの大会だからこそ、佐藤耕平と当たれたというね。久々にね、当たったんでねアキレス腱切ったときにね、やった以来だったので、久々の再開っていう感じがしてね、面白いと思ったし。あと鷹木信悟っていう、同じ年にデビューした相手とこういう風にぶつかれるっていうのは、「もっとやりたいな」って正直思ったし、NOAHのリングなのか、別のところなのか……。せっかく当たったんだから、また小橋さんの大会でもいいし、なんか繋がっていったらおもしれぇなぁと思うんですけどね。それを俺は望みます」
関本「もう『強烈』の一言ですよ、対戦相手は。もう、体ボロボロですね。もう何回やっても、佐藤耕平選手も鷹木信悟選手も、当たりが強い!タフです、タフです。そして、諏訪魔選手と組んでると、ホント心強いし、またこういう機会があったらやりたいです。ホント今日はありがとうございました!」
諏訪魔「ありがとうございました!」

<小橋建太コメント>
――大変な盛り上がりでしたね
「本当にね。試合前からすごい盛り上がりで、嬉しかったですね」

――当初から思い描いていた形になりましたか?
「そうですね、本当にいい形が、選手たちが熱い試合をして、お客さんが熱い声援を送って、一つのいい形というか、いい空間ができたんじゃないかなと思います。皆さんどう思いますか?マスコミの皆さんどう思いますか?」

――熱くなりました
「その空間が、欲しかったんです」

――全試合熱戦でしたが、特にこの一試合というのは
「もう、それは皆さんが選んでください。僕は選べないです。僕は全試合素晴らしかったし、あの、ほんとに死力を尽くして闘ってくれた。フォーチュンドリームの名前のもとに集まってくれた選手、そういう熱い試合をしてくれた。それが嬉しい。どれがベストバウトかは見てくれた皆さんが決めてください」

――小橋さんが思い描いた形になったと言ってますけど、お客さんにはみんな笑顔で帰っていった、その笑顔が印象的でした
「そうですね、皆さんが笑顔になる、良いものを見た、良い試合を見た、ものすごい笑顔になりますよ。そうやって変える時にそうやって笑顔になる、プロデューサーとして一番の満足ですよ。みんなが笑顔になって帰ってくれる」

――かねてから熱い試合はお客さんと一緒に作り上げるものだとおっしゃっていて、まさに今日はそういう試合だった
「そうですね。それがいちばん大切なことで、みんなで作り上げる空間というのが、やっぱり一番なんですよね。今日はそれをみんな、頑張ってくれた。選手も頑張ってくれた。来てくれた皆さんも熱い声援を送ってくれた。最高ですよ」

――次回大会リング上で発表していましたが
「未定です。未定ですけどまた5でお会いしたいと、頑張ります」

――プロレスの力というものを見せてもらった気がします。みんなが笑顔になる空間ですね
「それがプロレスです。みんなをハッピーにする、自分自身もハッピーになる。それがプロレスです」

――今回高山選手が欠場となり、石川選手と鈴木選手が高山選手の入場曲で入場されました。高山選手へメッセージはありますか?
「いやもう一日も早く元気になって欲しい。大病を克服した人間だからきっとまた帰ってきてくれると信じています。今回、高山選手すごく二つ返事でわかりましたと言ってくれたんです。どんな相手でも構いませんって言ってくれたんで、やっぱり昔からのライバルでもあるし、そこは僕はやることには協力したいと言ってくれたんですけど、怪我で欠場になってしまって残念なんですけど、僕は一日も早く、高山選手が怪我が治って、まずは復帰とかじゃなくて、まずは普通に生活できるようになって、復帰してくれればと。まずは身体が治ることを祈ってます」

――清宮選手と野村選手の若い二人がかなりやりあってました
「良かったね。どう思った?」

――それを聞きたかったです
「いやいいんじゃないの。それをお互いにぶつかりあうっていうのがフォーチュンドリームで、今回ね、豪と野村くんて組んでない。岡林くんと清宮も組んでない。その組んでないものをどう引き上げるか、どう引っ張るか、それを見たかった。豪と岡林くん、そういうところも見たかったし、リーダーシップという点で、プロレス界を引っ張るためにはパートナーを引っ張れなかったら引っ張れないでしょプロレス界。でも二人は見事に引っ張ったと思うし、これからのプロレス界を引っ張っていくとしっかり見せたし、若い二人ものびのびやってもっと伸びていくだろうなという可能性を見せてもらった。非常に面白い試合だった。皆さんもすごく試合盛り上がってたし、非常に解説席で見ていたよりも興奮しました」

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