FD2 12.10後楽園大会 小橋建太プロデュース興行第2弾、ドーリング&鷹木vs.火野&宮原

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FortuneDream 2
日時:2014年12月10日(水)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1600人

▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○田中稔(W-1)
6分55秒 ミノルスペシャル
●間下隼人(リアルジャパン)

▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○里村明衣子(仙女)
11分42秒 デスバレーボム→片エビ固め
●宝城カイリ(スターダム)

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
△望月成晃(DRAGON GATE)/金丸義信(全日本)
20分時間切れ引き分け
金本浩二(フリー)/△橋本和樹(大日本)

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
石川修司(ユニオン)/●タンク永井(K-DOJO)
11分44秒 ダイナミックボム→エビ固め
○シェイン・ヘイスト(NOAH)/クワイエット・ストーム(フリー)

▼第5試合 トークバトル 30分1本勝負
△小橋建太
時間切れ引き分け
△天龍源一郎(天龍PROJECT)

▼第6試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
杉浦貴(NOAH)/○関本大介(大日本)/越中詩郎(フリー)
15分55秒 ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド
佐藤耕平(ZERO1)/中嶋勝彦(DIAMOND RING)/●佐野巧真(フリー)

▼第7試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○ジョー・ドーリング(全日本)/鷹木信悟(DRAGON GATE)
20分40秒 レボリューションボム→エビ固め
火野裕士(K-DOJO)/●宮原健斗(全日本)

現三冠王者のドーリングが元三冠王者・小橋さんの目の前で勝利!
天龍とトークバトルを行った小橋プロデューサーは女子の試合を絶賛

オープニング

2014-12-10FD2後楽園_オープニングまずは小橋建太さんが登場。「6月に引き続き2回目が開催できたのは皆さんのおかげです。ありがとうございます。今日どの試合が皆さんの声援を一番勝ち取るのか? どの試合が一番心に響くのか? 僕も楽しみにしています。皆さんも最後まで一生懸命で熱い声援をよろしくお願いします。それでは、FortuneDream 2、開催します! いくぞー!」と拳を握りしめた。

第1試合

2014-12-10FD2後楽園_第1試合間下がパンチやキックで牽制、稔もローで牽制。稔がタックルで倒すとサイドポジションからネックブリーカーの体勢になるがこれは間下が回転し逃れ距離を取る。

稔がバックをとると足をとりグラウンドへ。そのままヒールホールドの体勢になるが間下もヒールホールド。これで稔はロープを掴みブレイク。

両者スナップメイヤーから相手の背中に交互にキックを打ち合う。稔は自ら膝をつき胸を出すと蹴るように指示。間下は蹴ると自身も膝をつき蹴りを受けると、交互に蹴り合う展開へ。しばらく続いた後稔がアームヒップからドロップキックで倒すと、左腕にニードロップ。痛がる間下に腕固め。これはロープに間下が足を伸ばす。

稔は中央で改めてニードロップから腕固め。間下は再度ロープへ足を伸ばす。

稔はコーナーに間下を括りつけるとエルボーからソバット。さらにヘッドバッドから「行くぞ後楽園!」と叫んで反対コーナーに振ろうとするが、逆に間下がコーナーに振り串刺しダブルニーからダブルアームスープレックス。立ち上がった稔をミドルキック連打で倒しフォールも2。

間下は稔をコーナーに振り走りこむも、稔はコーナーにのぼりミサイルキック。さらにバックをとるとジャーマンで叩きつけ、フラフラと立ち上がった間下に延髄斬り。へたり込んだ間下へ迷子の子猫ちゃんから腕ひしぎへ。これは間下が回転し逃れるとヒールホールド。稔はロープを掴みブレイク。

間下がローキック連打から走りこむも、稔はソバットで動きを止めるとミノルスペシャル。これで間下がギブアップ。

第2試合

2014-12-10FD2後楽園_第2試合宝城が開始早々ドロップキックを叩き込み、コーナーに振ろうとするが里村が逆にコーナーへ振る。それをコーナーに足を出して止めた宝城は振り向きざまに走りこんでスピアーを発射。これを受け止めきった里村がボディスラムで叩きつける。

中央で力比べから腕を取り合う展開へ。里村が両腕を捻り上げていきスナップメイヤーからフェイスロック。そのまま後転しフォールも2。

ヘッドロックの応酬から、かけられている里村が強引に担ぎ上げリングに叩きつけそのままフォール。返した宝城がすぐにフォールも1。
宝城はコーナーに押し込んでダブルチョップを連打から串刺しスピアー。さらにコーナーに上るとダイビングナックルを顔面に叩き込みフォールも2。

エルボー合戦。里村がコーナーに押し込みエルボーから逆コーナーに振りぐるぐるエルボー。
ふらつく宝城にかち上げエルボーを4連発。さらに髪を掴んでニーリフトを3連発。里村はロープに飛ぶも宝城もロープに飛んでスピアーを発射。宝城はフォールも2。

宝城は里村の蹴りをしゃがんで避けるとその足をとってイカリを狙う。だが形が崩れてしまいすぐに片逆エビ固めに移行。里村はロープを掴む。

腰を抑えて横たわる里村の背中にダイビングエルボードロップ。フォールも2。スタンディング式のスライディングDを里村の胸に叩き込み、ロープに括りつけるとその背中にドロップキック。宝城はイカリを決めるが形が崩れてしまう。

スライディングDを避けた里村が強烈な蹴りを叩き込み続け、倒れた宝城にストンピング。ふらつく宝城の後頭部に蹴りを叩き込むと、髪を掴んで引き起こしかち上げエルボー。四つん這いの宝城に助走をつけて側転式ダブルニードロップを叩き込んでフォールも2。

里村はコーナーにのぼりダイビングボディプレスを投下。だがこれを避けた里村に宝城はすぐさま4173。これを返されるとスライディングDを叩き込みフォールも2。
宝城はロープに飛んで走りこむが里村がその顔面にハイキック。さらにハイキックを決めフォールもカウント2.9。

10分経過。エルボー合戦から宝城がエルボー連打。ロープに飛んでスピアーを発射するが、里村はすぐにバックを取りスリーパー。里村はフォールに切り替えるがカウント2.9!

里村はデスバレーの体勢になるが、宝城は背後に着地する。だが里村はオーバーヘッドキックを決めデスバレーボム。これで3カウントとなった。

第3試合

2014-12-10FD2後楽園_第3試合先発は和樹と金丸。和樹がロープに押しこむもブレイク。腕の取り合いから金丸が倒しグラウンドになるもすぐに両者距離を取る。グラウンドの攻防から和樹が腕をとって立ち上がるとそのまま金本にタッチ。金本は望月に手招き。金丸は望月にタッチ。

望月が出てくると激しい蹴り合いへ。望月が蹴り勝ったかに見えたが、再度ハイキックの打ち合いとなり両者ダウン。金本が先に立ち上がりボディにニーを連打。そのまま自軍コーナーに押し込み和樹にタッチ。

和樹はスナップメイヤーからスリーパー。望月がその腕を掴んで捻り立ち上がるとストンピング。だが和樹も立ち上がりスナップメイヤーから背中に蹴りを叩き込む。望月も立ち上がりスナップメイヤーから背中に蹴り。背後から金本が忍び寄りコーナーに押しこむと和樹と二人で蹴りを連打。和樹は望月を場外に落とし場外で蹴りの打ち合いへ。金本と金丸も場外でエルボーの打ち合い。和樹はリングに戻ると金本にタッチ。

金本は望月にミドルキック連打からスナップメイヤー。背中に蹴りを叩き込んでから望月の顔面に肘を落としていく。両者立ち上がるとエルボーの打ち合いから金本がボディにナックル連打。さらにスナップメイヤーからチンロック。そのまま和樹が手を伸ばしタッチ。

和樹が逆片エビ固めでとらえその足へ金本が蹴りを連打。立ち上がった望月に和樹は蹴りを連打。膝立ちになって「来いよオラ!」と叫んだ望月の顔面にビッグブーツを連打した和樹だったが、望月は受け止めきるとハイキックから場外に叩き出し金丸とともに強烈なキックを叩き込む。望月は金丸にタッチし和樹をリングに投げ入れる。

金丸は和樹にビッグブーツからブレーンバスター。フォールも金本がカット。
エルボー合戦。打ち勝った金丸は望月にタッチ。望月はコーナーでチョップ連打から急所蹴り。望月は金丸にタッチ。

金丸はダイビングニーからフォールも金本がカット。金丸は金本と顔面の張り合いから急所攻撃をくらわせ場外に追い出すと、和樹に逆エビ固め。その足へ望月が蹴り連打。さらに金丸がキャメルクラッチの体勢にすると、望月が和樹の上半身に蹴りを連打。これは金本が走りこんで望月を場外に出す。
金丸が背中にローを叩き込んでから望月にタッチ。望月は足4の字を決めていき「このオヤジが!」と罵声を飛ばす和樹に「お前のパートナーもオヤジだろ!」と返す。これに怒った金本が走り込みカット。望月は金丸にタッチ。

金丸はボディスラム2連発からかち上げエルボー。さらに望月も出てきてダブル攻撃を狙うが、和樹は踏みとどまり両者の胸に蹴りを叩き込んでいく。しかし望月が和樹の胸にミドルを連発。和樹はその蹴りをキャッチしドラゴンスクリュー。望月は金丸にタッチ。

和樹を金丸はコーナーに振るが、和樹は走りこんでドロップキック。そのまま金本にタッチ。

金本はロープに飛ぶが金丸が背後から蹴り。しかし金丸をオーバーヘッドキックで叩き落とすと、望月をコーナーに振り顔面ウォッシュ。望月は金丸になんとかタッチ。金丸は低空ドロップキックからダイビングボディアタック。さらにボディスラムでセットするとダイビングボディプレスを投下しフォールも2。

エルボー合戦から金本の蹴りをキャッチし金丸がロープに飛ぶが、金本はハイキックで迎撃し和樹にタッチ。

和樹は金本と共にダブルを狙うが、金丸はそれを避けて二人にドロップキックを叩き込む。望月も出てきて、望月が和樹に、金丸が金本に顔面ウォッシュを狙うが、その足を金本も和樹もキャッチし逆に顔面ウォッシュを叩き込んでいく。

和樹は金丸に串刺し延髄斬りからブレーンバスターで叩きつけフォールも2。金本が出てきてハーフダウンの金丸にランニングロー。和樹もランニングローを叩き込みフォールも2。

和樹が金丸を投げようとするも耐えた金丸に和樹がエルボー連打から走りこむがラリアットで迎撃し望月にタッチ。

望月は和樹にかかと落としからビッグブーツ3連発。耐えた和樹は望月の胸にミドルキック3連発。だが望月がミドルキックを叩きこんでから串刺しビッグブーツ。さらにランニングローを叩き込んでフォールも2。

望月がボディスラムでセットしたところへ金丸がダイビングボディプレス。ハーフダウンの和樹へ望月がランニングロー。そこへ金本が走りこみカットすると金丸とエルボーの打ち合い。和樹も立ち上がり望月にボディのナックルを入れていくが、望月は足を取りアンクルホールド。金本と和樹は走りこむも、それをキャッチした金丸と望月はツイスターとタッチアウトの共演。フォールも2。

4者膝をついて顔面の張り合い。望月が和樹に三角絞め。金本も金丸の腕を極めていく。望月と和樹が立ち上がり両者顔面を張っていくと、望月が最強ハイキックを叩き込みフォールも2。返した和樹がアンクルホールドを狙ったところで時間切れ引き分けとなった。

第4試合

2014-12-10FD2後楽園_第4試合先発はシェインと石川。石川がロープに押しこむもクリーンブレイク。
シェインがヘッドロックでとらえるが、石川が突き飛ばしショルダータックル合戦。これは石川が打ち勝ちロープに飛ぶも、シェインはエルボーで迎撃。さらに走りこんできた石川をロープを引っ張り場外に落とすとそこへトペを発射。シェインはストームにタッチ。石川もタンクにタッチ。

ショルダータックルの応酬からストームが走りこむとジャンピングラリアットで倒しタンクの背中にエルボーを落としていく。ストームはシェインにタッチ。

シェインはタンクの後頭部にドロップキックを叩き込んでからフォールも2。
エルボー合戦。打ち勝ったシェインは倒れたタンクの髪を掴み引き起こすとコーナーに叩きつけてからストームにタッチ。
ストームは串刺しラリアットからネックブリーカードロップ。フォールも2。ストームはシェインにタッチ。

ストームとシェインはダブルのショルダータックルでタンクを倒すと、シェインがその場飛びムーンサルトを叩き込みフォールも2。
タンクにエルボーからストンピング連打。さらにストームの出した足にタンクの顔面を叩きつけてシェインはストームにタッチ。

ストームはノーザンライトスープレックスから串刺しチョップ。逆コーナーにタンクを振り走りこむが、タンクが足を伸ばしてカットするとダイビングショルダーでストームを倒し石川にタッチ。

石川は串刺しラリアットからセカンドロープにのってのダイビングフットスタンプ。フォールも2。

石川はストームをロープに振りニーリフトからブレーンバスター。フォールも2。石川はストームにスリーパー。これはストームがロープに足を伸ばす。
石川とストームはエルボー合戦。石川がニーからブレーンバスターの体勢になるもストームが逆にブレーンバスターで投げ捨てる。ストームはシェインにタッチ。

シェインは打点の高いドロップキックを叩き込み、さらに串刺しニールキック。出てきたタンクをコーナーに押し込み、逆コーナーで座り込む石川に大暴走プレス。石川のバックを取ったシェインはファルコンアローで叩きつけフォールも2。

石川とシェインはエルボー合戦。石川がニーリフトからジャーマンで投げ捨てタンクにタッチ。出てきたタンクとともにトレイン攻撃。タンクがセットしたシェインに石川がTSUNAMI。さらにタンクがチョークスラムで叩きつけフォールもストームがカット。

タンクのスピアーをジャンプで避けたシェインがソバットを顔面に叩き込み、ストームとともにトレイン攻撃。さらに担ぎあげてからのエルボー。続いてランニングかかと落としをくらわせロープに飛んだシェインをタンクはスピアーで迎撃。タンクはコーナーに登るが、シェインがエルボーで迎撃し正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。フォールも石川がカット。

ストームが出てきてチョップ連打。そこへ石川がニーから走りこむもストームはクローズライン・フロム・N.Y.で迎撃。場外に両者出て、リング上のシェインはダイナミックボム。これでタンクから3カウントを奪った。

第5試合

2014-12-10FD2後楽園_第5試合FD1のときと同様に第5“試合”として組まれた小橋プロデューサーのトークバトルだが、今回の対戦相手は天龍源一郎。天龍が「俺はね…」と話しはじめたところでゴングを鳴らし忘れていたということで司会の佐久間氏がゴングを指示するが、天龍は話の腰を折られて帰ろうとする。

天龍「プロレスラーなのに落語家じゃないのに試合じゃなくトークショーで呼んでね、怒ってるんだよ!」
――なぜ天龍さんを?
小橋「前回長州(力)さんだったんで、今回やっぱり全日本プロレス系の直属の先輩の天龍さんとトークバトルをしたかったなという思いで。先輩の色々な秘密をね」
――天龍さんは小橋さんの秘密をご存知ですか?
天龍「全然知らないよ」
――小橋さんは秘密をご存知?
小橋「知らない」
――…そもそも天龍さんは大先輩じゃないですか? 入門してきた時は覚えていますか?
天龍「滋賀県でね、小橋選手が面接に来てるというのを控室に居た時に誰かきたんです。(ジャイアント)馬場さんが面接してこいよと言って、結構いい身体してますよと言いに来て、馬場さんが会いに行ったのを覚えてます」
小橋「覚えてます。滋賀県の大津市に面接に行ったんです。その時に僕はね、入門テストがあると思って練習着を持っていったんですけど、馬場さんが、控室に挨拶に行けって言われて入門テストがなかったんです。そしたらなんだよって天龍さんが不機嫌な顔をしてすごい怖かったですね」
天龍「覚えてないですね。馬場さんが面接に行ったりとかあの頃入門希望者が多かったんでめんどくさそうに行ったのが覚えてます」
小橋「天龍さんのそのしゃべり方が怖いんですよ! 挨拶してもこうですからね、あっちいけって」
天龍「いやこれはね、小橋選手が場馴れして盛り上げようと思って言ってるだけですよ。そんなこと俺はしないですよ」
――嘘ですか?
小橋「いや天龍さんはしてます。怖かったですからね。覚えてますか? 菊地(毅)さんとか試合してる時に菊地さんを張り手してよく失神してたんですよ」
天龍「たぶんね、小橋選手トークショーやったって言ってたでしょ? 二回目の時にとっといたネタだと思うよ。ほんとそれ?」
小橋「いや菊地さん天龍さんの前に行く時怖がってましたもん。グーパンチで蹴りもバーンてやるんですよ。そしたら菊地さんバーンて倒れるんですよ」
天龍「ほんと? 酷いね〜」
小橋「菊地さん泣いてましたよ」
――事実ですか?
天龍「覚えてない」
――あの当時田上(明)さんや相撲界の新弟子も多かったと思うが小橋選手は光るものがありました?
天龍「若い人の試合とかレボリューションとやってたから忙しくて気にしてなかったんだけど、鳥取で一週間ぐらい前から? 彼がムーンサルトやってたんですよね、小橋はすごくきれいなムーンサルトで上手であんな大きな身体でって聞いてて、偶然控室開けたら見れたんですよ。この大きな身体でムーンサルトやるってことで意識したの覚えてます。それから気になって、馬場さんの付き人とかエリートコースにのったんで気にしてはいましたよ」
――馬場さんの付き人はエリートコースなんですね
天龍「その後の越中(詩郎)もそうだしね」
小橋「エリートコースなんですか?」
天龍「話では馬場さんのトランクス履いて馬場さんの真似してたみたいじゃない(笑)」
小橋「天龍さん酷いですね!」
天龍「バラエティ慣れしてるから最近」
小橋「最近天龍さん競馬の実況を始めたとか」
天龍「こないだやりましたよ(苦笑)。何万人の人からなに言ってるかわかんねーよと。一時間たったらちょっと理解できたってネットで書きこまれてましたよ(笑)」
小橋「僕競馬を始めたきっかけが先輩がやり始めてやり始めたと言ったんですけど、天龍さんなんです。天龍さんが合宿所に来てやれって」
天龍「また嘘言う」
小橋「ほんとです! 菊地さんの話と競馬の話はほんとです!」
――なんで進めたんですか?
天龍「楽しいじゃない競馬って。最初はね、お金儲かるとか儲からないとか単純なことで始める。そこから馬のきれいな肉体ってすごいのよ、磨きこまれたね。だんだん魅入られて、血がずーっと繋がれていくっていうのも興味ありまして」
――馬場さんの付き人をだったので、天龍さんと飲みに行く機会とかなかったですかね?
小橋「ないですね。なかったですけど天龍さんから電話かかってきて、当時携帯とかないからホテルの部屋にかかってくるんです。馬場さんから酒代もらってこいって。今更夜中に起こしていけないって思うんですけど、天龍さんに言われるとしょうがないんで、天龍さんから電話があって、お金持って来いっていうんですけどって。そっから一回馬場さんといきましたよね」
天龍「山形で興行があって」
小橋「よく覚えてますね!?」
天龍「この歳になると昔のことは覚えてる。朝なに食ったか記憶が無い(苦笑)。たしかその時に、宴会が始まって皆飲んでる中、うちら金の事米って言うんだけど、米がないから電話したら馬場さんからあずかりましたってほんとの米をもってきて、なにふざけてんだ小橋このやろう!って。そしたら後ろから馬場さんが悪かったなって出てきて、その袋の中探したら10万円入ってたんですよ。馬場さんも座って飲んでて、浪花恋しぐれで馬場のためならとか言ってムッとしてましたよ」
――馬場さんは飲むんですか?
天龍「昔は飲んだらしいですけどね」
――緊張しました?
天龍「緊張しますね。緊張しておしっこ垂れ流しですよ(笑)」
――そんな感じでした?
小橋「天龍さんはそんな変わってなかったような、馬場さんの前でも」
――試合の話もお聞きしたいんですが、89年後楽園ホールで小橋さんが鶴田さんと組んで、天龍ハンセン組と試合した事が飛躍のきっかけになったんじゃないかと思うんですが
小橋「ぼっこぼこにされましたし…ありがとうございます」
天龍「だから言ったじゃない、覚えてないんだよ」
小橋「いやたぶんね、天龍さん覚えてる。覚えてるけど覚えてないふりをしてる」
天龍「じゃああの、帰ってまた勉強します」
――その試合は印象に残っていらっしゃる?
小橋「そうですね、天龍さんその頃はお前なんか顔じゃないって、お前なんかメインイベントに上がってくる顔じゃなとほんとにボコボコにされましたから、いつもそれが、その試合だけじゃないんです。地方の6人タッグとかで当たっても顔じゃないとボコボコにされましたよね」
――覚えてますよね?
天龍「こっち向いて喋るのやめて向こう向いて喋ってくれるかな」
小橋「さすがバラエティ慣れしてますね(苦笑)」
――将来有望な若手だなと厳しくしたと
天龍「厳しくするほうが活路が開くんですよ。お客さんにどうしたらウケるかって考える前に、リングの中で一生懸命やったら支持してくれるんですよね。だから行け小橋ってなるかが闘いだと思うんです。厳しく攻めてそれを返そうと練習する。その活路を見出す姿にお客さんが共鳴したり希望を当てたりがリングの中だと思ってるんですよね。だから厳しくした」
――そういう精神が引き継がれたと
小橋「そうですね」
天龍「小橋選手だって辞める時だってムーンサルトで1、2、3とってるじゃない。カムバックするの?」
小橋「しないです」
天龍「もっかいムーンサルト見たいってお客さん皆言ってますよ」
小橋「ノセるの上手いですね(苦笑)。でも復帰しないです。あれだけの引退試合をさせてもらったのに、復帰したら、それは最初から引退辞めなよということですよね」
天龍「わかりました」
――天龍さんは64歳なわけですが、なお現役でやる秘訣は
天龍「これはね、小橋選手と話したんだけど、(グレート)カブキさんとか藤原選手みたいなの3人集まったら年金の話とかやっててね、最近3人集まったら今度はスポーツの人が来て馬鹿話してたら墓石屋さんがきて墓石どうですかって。もうここまできちゃったよって」
――気遣ってることは
天龍「何もないです。良いと思うことは全てやれば気休めになって明日のエネルギーになるだけです」
――小橋さんは?
小橋「身体動かすことかな。トレーニングすること。引退試合の後に天龍さんと電話したんですよね。出場してくれてありがとうございましたと電話した時山の方にいて電波は途切れるし聞こえづらいし、ほんとすいませんでした」
――お礼の電話をしたんですか?
小橋「その時天龍さんが練習するなと。もうレスラーじゃないんだから、練習を少しやめて違うそっちの世界に行って仕事をしないといけないよと言われたんですけど、天龍さんから言われたことを守ってたんです。ずっと練習しなかったんです。そしたら違うなこれはと。天龍先輩ダメでした。練習するなとアドバイスを受け入れたんですけどちょっと違いました」
天龍「現役だと追い立てられる、試合に出なきゃいけないって身体作らなきゃいけないって追いかけられるのが嫌でね。明日から何もしないってふっと力抜きたいと思ったからのアドバイスだったと思いますね。ずっと身体動かしてる人が体動かんさなくなると存在感がなくなるんですよね」
小橋「急に生活変えるの難しかったです。天龍さんのアドバイスそのとおりだと思ってやめてみたら余計に体調悪くなって(苦笑)、動かさなアカンなって。そしたら調子良くなって」
――小橋選手はチョップが得意技ですけど
小橋「天龍さんここで僕の質問いいですか? 僕が若手の頃天龍さんのチョップとか馬場さんのチョップを見て鍛え出したんです。天龍さんの容赦無いチョップ見てていいなとすごい思って、僕もチョップ使い出して、天龍さんの前でチョップした時は快感だったんですね。僕は天龍さんと馬場さんを見てチョップをやろうと思ったんですけど、天龍さんは誰を手本にしたんですか?」
天龍「アメリカに居た時日本人レスラーはスニーキーで反則やったりチョップをやるのが日本人ていうキャラクターだったんです。アメリカと行き来してたら自然と。相撲やってたっていうのもあるんですけど、根底には馬場さんがチョップ使ってたからもあると思う。無意識の中の意識。チョップ誰も使わない時期ありましたよね。それに頭来てバシーンとやったのがきっかけだと思うんですよ」
――頭きてバシーンと来てやったのが天龍チョップの始まりと
天龍「(ジャンボ)鶴田さんとかだったらバックドロップとかあるけどね、バシーンとやって。やる時はこのやろうと思ってバシーンとやってますよ」
――何人か打ち合いやってこの選手の嫌だったというのはありますか?
天龍「小橋選手のチョップに決まってるじゃない(笑)」
小橋「天龍さんに胸を切り裂かれた時は快感というか」
天龍「補足させてもらうとね、自分の腕力っていうのを自慢したくなる時にチョップを使うんですね。バシーンとやって相手がよろよろってさせたくなる時あるよね?」
小橋「僕はないです!」
――天龍さんは
天龍「ふっとばしてやろうと」
――喉元は
天龍「あれは、チョップ受けて偉そうにしてるからこれはどうだって。逆やったら小橋選手のバババってやってる表現だと思うんです」
小橋「菊地さんも喉元にチョップされて悶絶してました」
――なんで菊地さんばかり?
天龍「いい身体してたからじゃない? 小橋選手も菊地選手も」
小橋「アマチュアレスリングで学生チャンピオンで良い身体してたんですよ。背は小さいけどいい身体してたんでそれで標的にあったんじゃないかな」
天龍「あの〜まあそういうことで」
――馬場さんの付き人はエリートコースという話もありましたが、天龍さんの付き人の枠は
天龍「振り返れば冬木(弘道)選手と小川(良成)選手と…そんなもんだよね」
――(お客さんから)折原(昌夫)!
天龍「折原! 特長あるでしょ。なんか知らないけどそういう人間に俺自身が興味をしめしちゃうんだよね」
――付き人は指名制だったんですか?
天龍「一番最初に付き人制度が復活したのは、馬場さんは小さい団体だと派閥ができるからとやめたんですよ。カブキさんが注目浴びた状態で荷物を持つのはあれだからと馬場さんに言って復活させて、三沢(光晴)選手と冬木選手が来て、自然と三沢が鶴田さんの付き人になったという経緯です。そっから付き人制度が復活したんです」
――その次代は馬場さんの付き人は
天龍「越中選手だったと思う」
――付き人との接し方は
小橋「まあ選手によって違うんですよね」
天龍「俺ですか? なんちゅうのかな? ちょっとクセのある3人ばかしだったからね」
小橋「優しいですよ。よく天龍さん合宿所に練習来たんですよ。毎日来てましたよね? 毎日午後になったら来るんですよ午後3時ぐらいに。合宿所が車が入りづらいところで、天龍さんに一回ガソリン入れてこいと言われて。車運転して擦るか擦ら無いかギリギリの所で嫌だったんだけど、天龍さんに言われて100mぐらいのガソリンスタンドで。天龍さんが行って来いって行ったら、天龍さん帰ってきたら駄賃渡してくれて」
天龍「覚えてません」
小橋「すごい気前がいいんだなと」
――気前がいいということですが、居酒屋一件の支払いをしたというお話もありますね
天龍「酔っ払ってるから覚えてない」
――小橋さんの酒伝説は
小橋「酒? 昔はあまり酒癖良くない。天龍さんにやられましたよ」
天龍「いや小橋選手が帝国ホテルのドアぶち壊したんだよ。壊したまま帰ってきて」
小橋「あの時ある人の結婚式だったんですよ。そしたら天龍さんと同じテーブルになって、三沢さんと小川さんと天龍さんと同じテーブルになって、天龍さんがガンガン飲ませて、見事に破れました」
天龍「酔っ払ったよあの時。めちゃくちゃ酔っ払って全然覚えてなくて、小川選手がタクシー乗せてくれて、気がついたら家で寝ててなんでここで寝てんだろうと思うぐらいで。これが有名な哀川翔さんとかがレスラーが酔っ払って暴れやがってとか言ってる話の取っ掛かりなんですよ。彼達が同じ劇団の人の結婚式で哀川翔さん達が横にいて、ダチョウ倶楽部の上島がチョロチョロしてるから皆酔っ払っちゃったんですよ」

ここでゴングが鳴らされ時間切れ引き分けに。

最後に天龍は「小橋選手にどういうふうに見られるかと思ったけど、しっかり気を使っていただきました。ありがとうございました」と挨拶。そのまま記念撮影となるが、小橋がチョップをするポーズを要求されそれに答える。最後に天龍が「ちょっとお願い聞いてくれる?」と小橋のジャケットを脱がせて着ようとするが「ちっちゃくて入らねーや」とネタを披露しリングを後にした。

第6試合

2014-12-10FD2後楽園_第6試合先発は関本と耕平。両者中央で互角の押し合いから関本がヘッドロック。そこからショルダータックルのぶつかりあいになり、耕平が打ち勝つも関本がすぐに立ち上がりチョップ合戦へ。耕平は強烈なエルボーで返し関本がダウン。座り込んだ関本の背中に耕平は強烈な蹴りを叩き込み中嶋にタッチ。中嶋は関本を突き飛ばすと越中を要望。越中がタッチし出てくる。

中嶋と越中がチョップの打ち合いから越中が顔面に蹴りを入れていき、スナップメイヤーから杉浦にタッチ。杉浦と越中がダブルのエルボーで中嶋を倒しフォールも2。

杉浦は中嶋にヘッドロック。だがそのまま立ち上がり中嶋は自軍コーナーまで行くと佐野が背中を叩きタッチ。

佐野は杉浦を突き飛ばすが杉浦はショルダータックル。それを受け止めた佐野とエルボー合戦。杉浦がエルボー連打しロープに飛んで走りこむも佐野はソバットで迎撃。杉浦はそのまま場外に転げ降りる。
リングに戻ると手4つ。だが佐野がすぐに自軍コーナーに押し込み中嶋にタッチ。

中嶋は佐野とともにダブルのショルダータックルで杉浦を倒すとフォールも2。中嶋はスリーパーでとらえる。
これから抜け出た杉浦がエルボー。エルボー合戦から中嶋がローを連打し杉浦を倒すも。杉浦はタックルで自軍コーナーに押し込み関本とタッチ。

関本は串刺しチョップから中央に引っ張って強烈なチョップを数発叩き込んでいく。中嶋はエルボーで返すが、関本はチョップ。中嶋は要列なミドルで関本を倒すと耕平にタッチ。耕平と中嶋で関本の背中に交互に蹴りを入れていき、サンドイッチキックから耕平がフォールも2。

関本は立ち上がるとチョップ連打。だが耕平のエルボーで再度ダウン。ハーフダウンの関本を蹴り倒していく耕平。耕平はランニングローからフォールも杉浦がカット。中嶋が杉浦をビッグブーツで場外に叩きだし、リング上の耕平は関本をブレーンバスターで投げようとするが耐えた関本が逆にブレーンバスターで投げ捨てる。関本は越中にタッチ。

越中はヒップアタックで次々倒していくと、エプロンを走りこんでのヒップアタックを耕平に決める。
耕平を小橋の前に連れ出し場外ヒップアタック。フラつく耕平をリングに戻し改めてヒップアタック。パワーボムの体勢になるが耕平がリバースし中嶋にタッチ。

中嶋が串刺しビッグブーツからミサイルキック。フォールも2。中嶋がロープに飛んで走り込んだ所を越中がヒップアタックで迎撃。越中は杉浦にタッチ。

杉浦は中嶋に串刺しビッグブーツからスピアーで倒しフォールも2。エルボー合戦から両者上げようとするが耐えたところで中嶋をコーナーに振り走りこむが足を伸ばしてカット。中嶋はロープに飛んで走りこむが杉浦はニーリフトで迎撃。中嶋はブレーンバスターの体勢で上げるが、杉浦は中嶋を正面に投げ捨てロープに叩きつける。フォールも2。中嶋はバックドロップで杉浦を叩きつけフォールも2。
中嶋が投げようとするが着地した杉浦にミドルキック連打。蹴りをキャッチした杉浦が顔面をかきむしり走りこむも、中嶋はミドルキックで迎撃し両者ダウン。両者タッチ。

関本と佐野がラリアットの打ち合い。佐野が打ち勝ちコーナーに振り走りこむが、エルボーで迎撃した関本。だが佐野が髪を掴んで引き倒しダイビングフットスタンプ。フォールも2。
佐野がバックを取り投げようとするが、耐えた関本に強烈なカウンターラリアット。更に関本のラリアットを避けてバックをとるとジャーマンで投げ捨てる。そこへ耕平が出てきてファルコンアロー。さらに中嶋がランニングローを叩き込み、佐野がダイビングフットスタンプ。フォールも杉浦がカット。

佐野がソバットから関本の側頭部にミドルキック。フォールも2。
佐野はブレーンバスターの体勢になるが逆に関本がブレーンバスターで投げ捨て、そこへ越中がダイビングヒップアタック。倒れた佐野へ杉浦がダイビングヘッドバッドから逆コーナーから関本がゴーレムスプラッシュ。関本がラリアットで叩き伏せフォールも2。
関本はぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド。これで3カウントを奪った。

第7試合

2014-12-10FD2後楽園_第7試合先発は鷹木と宮原。バックの取り合いから腕の取り合いへ。グラウンドとなりアンクルの取り合いから両者距離を取る。
鷹木がヘッドロックで捉えるも、宮原が突き飛ばしショルダータックルの打ち合い。宮原がビッグブーツで返しビッグブーツとショルダータックルの打ち合いから鷹木がラリアットで倒す。だがすぐに宮原が立ち上がりアームホイップで投げ距離を取る。両者タッチ。

組み合うとドーリングがロープに押し込み強烈なチョップ。これに触発されたか火野もチョップを叩き込みチョップ合戦。エルボーの打ち合いからチョップ合戦に戻り、火野がガットショットからロープに飛んでショルダータックル。だがドーリングは倒れない。ドーリングのショルダータックルで火野がふらつくと、ここぞとばかりにドーリングが背中にラリアットを連打していき、それを見た鷹木がタッチ。鷹木は火野を相手コーナーに押し込み宮原がタッチ。

エルボー合戦から鷹木がバックを取り投げようとするが、宮原がエルボーで流れロープに飛ぶ。ロープに宮原が寄りかかったところでドーリングがエプロンを走りこみ宮原にラリアット。宮原はそのまま場外に転落する。
鷹木がそれを追い場外に降りると、鉄柵に宮原をぶつけていく。火野も鉄柵に叩きつけると、ドーリングが宮原を鉄柵外に投げ捨てる。

リングに戻ると鷹木が宮原にエルボードロップ連打からセントーン。ドーリングにタッチし二人で股割きからドーリングがコブラツイスト。宮原はロープを掴むがドーリングが離さず反則カウント。鷹木も出てきてダブルのショルダータックルで宮原を倒すと鷹木がタッチしフロントネックロック。そのまま立ち上がらせてコーナーに振り走りこむが、宮原が足を伸ばす。それをキャッチした鷹木が足をロープに括りつけると串刺しラリアットからヒザへのラリアット。
宮原をロープに振ると鷹木はランニングニーリフト。投げようとするが宮原は着地。だが鷹木が後頭部にラリアットから走りこむも宮原はビッグブーツで迎撃。宮原は火野にタッチ。

火野はショルダータックルで鷹木を倒すとエプロンのドーリングと殴りあう。背後から鷹木がハンマーを落としてからバックをとるが、火野は投げ捨てジャーマンからセントーンを投下。さらに串刺し攻撃を狙うが鷹木はこれを避けてドーリングとタッチ。

ドーリングが火野をショルダータックルで倒すとラリアットを狙うが、これを避けた火野がラリアットでなぎ倒す。
そのまま場外に落ちたドーリングに向けて火野がトペを発射。火野はドーリングをリングに投げ入れコーナーに登るが、ドーリングが立ち上がりコーナーから火野を投げ飛ばす。
ドーリングは串刺しラリアットからエルボードロップを落としフォールも2。
ドーリングは火野を滞空時間の長いブレーンバスターで叩きつけ、さらにレボリューションボムで投げようとするが火野はリバースで切り返す。

火野はラリアットを叩き込んでドーリングを倒すとダイビング・ボディプレスを投下。フォールも宮原がカット。火野は宮原にタッチ。

宮原はドーリングにビッグブーツ連発。コーナーに飛んだドーリングが鷹木にタッチ。

鷹木にもビッグブーツを叩き込むが、エルボー合戦に。鷹木がロープに飛んで走り込むが宮原は膝にドロップキック。足を抑える鷹木の側頭部に宮原がドロップキックを叩き込み、コーナーに押し込むと串刺しエルボーからノーザンライトスープレックス。2で返されると再度バックをとるが、逆に鷹木がバックドロップで投げ捨て串刺しラリアット。ロープに飛ぶが宮原がビッグブーツ。鷹木はそのビッグブーツをキャッチしショートレンジラリアット。宮原はそれに耐えラリアットを撃ちあい両者ダウンするも宮原は火野にタッチ。

火野と鷹木はチョップ合戦。強烈なチョップ合戦から火野が自分の手を後手に回しチョップを受ける体勢に。鷹木のチョップを受けきった火野がラリアットでなぎ倒しフォールも2。

火野が担ぎあげるが鷹木が着地しラリアット。それをチョップで返した火野はロープに飛ぶが、そこを追走した鷹木がバックドロップ。お互いすぐに立ち追走しての投げ合いへ。両者転がりながら自軍コーナーに行きタッチ。

宮原が串刺しビッグブーツから串刺しニー。ドーリングのバックをとるが、それを鷹木がカットし串刺しラリアット。ドーリングがフォールも2。

ドーリングがレボリューションボムの体勢になるがフランケンで返した宮原がビッグブーツ連発からジャーマンスープレックスホールド。これを2で返したドーリングに宮原はタイガードライバーの体勢。だがドーリングはこれを抜けてラリアット。これを宮原が避けるもロープの反動で戻ってくるとドーリングがクロスボディアタック。フォールも2。宮原が丸め込むが2。立ち上がったドーリングとエルボー合戦からドーリングがラリアットでなぎ倒しフォールも火野がカット。

ドーリングが宮原を肩に担いでデスバレーボム。フォールも2。ドーリングはレボリューションボムで宮原を叩きつけ3カウントを奪った。

エンディング

小橋プロデューサーが全選手を呼びこむと「今日は本当に、全部熱い試合でした。FortuneDream 2、本当にやってよかった。また、次を考えます。今日は本当に、選手の皆と、来てくれた皆さんに感謝したいと思います。ありがとうございました。それでは恒例の記念撮影したいと思います」と全方向に記念撮影し、最後に出場選手一人ひとりと小橋が握手をし現三冠王者のドーリングとともに、新三冠ベルトを掲げて興行を締めくくった。

<小橋建太プロデューサー総括>
「1試合目から熱戦ばかりで、自分の思いというのが全部の試合に皆が精神を受け継いでいるんだなと思いました」
――印象に残った選手は
「やっぱり、そうだね、全部といえば全部なんだけど…皆に聞こう、どれがベストバウト? (マスコミが各々答える。女子の評判がよく)女子は良かったよね。なんかその、なんていうの? 覚悟を持って上がってたというのが感じられたよね。女子プロレス、里村にしても宝城選手にしても覚悟を持って上がってた。いいもの見せてもらった」
――宝城選手は試合後、号泣してましたがアドバイスはありますか?
「アドバイスというか、色々練習を積んで、研究をしていけばいいんじゃないかと。とにかく俺がアドバイスできることっていうのはとにかく研究をして、練習に練習を積むしか越えていけないんだよね。練習するしか越えて行くことは出来ない。あと研究をするということ、それかな、アドバイス。アドバイスというのはもう、頑張れ!しか、気合入れていくぞ!しかないかな。それだけのもの彼女も今日リング上で見せてくれたし、気持ちの面では負けてなかったし素晴らしかった」
――里村選手の気迫も素晴らしかった
「そこだよね。里村選手の気迫というか。でもそれに飲まれないようにしていた宝城選手もそれもまた飲み込もうとした。それもいいものだって積み重なっていい試合になっていくから。そういうものを醸し出してたっていうのがアドバイスというより気持ちであったりメンタルを磨いていくしか無い。あとはトレーニングを積んでいくしか無いし」
――今回女子プロ大賞が該当者なしで、目立つ場がないので小橋選手の大会などは男子プロレスのファンが多いと思う。その中で一つ女子のカードが有るだけであがっていく事になると思う
「いやそういう場もFortuneDreamだと思う。ほんとFD1もFD2も女子プロレスという分野というか、その6試合の中の1試合しかなかったんですけど、FD1もFD2でも二試合ともいい試合だったし、これは女子の熱を、今一枠しかないわけでしょ? 1試合しか。1大会につき1試合しかないわけで、これは本当にね、可能性が広がっていくようで、今日も素晴らしい試合だったと思います」
――ドーリングは三冠ベルトを手にしてきたが
「今日、皆握手してリングを降りていくっていうのだったんだけど、ジョーは一番最初に握手してもう一回待っててくれて(笑)」
――どんな言葉を?
「グッドマッチと。そしたら喜んでくれた。笑顔でずっと記念撮影を」
――新旧三冠王者としてあのベルトはどうですか?
「俺の場合は3つあって、三冠は3つってイメージだからね」
――今の一つはジョーが価値を高めていっている
「価値を高めていってる最中だからね。それはそれで、頑張って欲しいと思います。でも、ベルトは一つでも三つでも三冠という名前には変わりないんだから、価値を高めてほしいなと思いますね」
――来年第三弾や四弾も考えられるが
「今日終わったばっかりだし、(FD)3に向けて走り出すことも考えてるし、それは2が終わったから3っていうわけにもいかないけど、もちろん3に向けて走りだす、そういういい雰囲気だった。3に走りだす雰囲気としてはいい雰囲気だったし、会場もね。次に向けて俺自身も進んでいきたいと思います」

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