【試合詳細】4・16 小橋建太プロデュース興行後楽園ホール大会 里村明衣子&Sareee vs 橋本千紘&優宇 鈴木みのる&杉浦貴&長井満也vsマサ北宮&大門寺崇&佐藤嗣崇 小橋建太vs天龍源一郎vs藤波辰爾

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『Fortune Dream 10 後楽園ホール創業記念大会』
日程:2025年4月16日(水)
開始:18:20
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,380人

▼シングルマッチ 10分1本勝負
○秋山準(DDT)
9分36秒 エクスプロイダー→体固め
●小田嶋大樹(NOAH) with 本田多聞

▼タッグマッチ 15分1本勝負
[弾丸カブキーズ]○田中将斗(ZERO1)/ウナギ・サヤカ(フリー)
11分8秒 スライディングD→体固め
[Cン・ツインタワーズ]石川修司(フリー)/●レディ・C(スターダム)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○納谷幸男(DDT)/宮脇純太(NOAH)
9分35秒 バックドロップ→体固め
クワイエット・ストーム(フリー)/アンディ・ウー(フリー)

▼3WAYトークバトル 30分1本勝負
小橋建太vs天龍源一郎vs藤波辰爾
30分0秒 時間切れ引き分け

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)/杉浦貴(NOAH)/長井満也(ドラディション)
16分1秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
マサ北宮(NOAH)/大門寺崇(ランズエンド)/佐藤嗣崇(山梨プロレス祭り)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
●里村明衣子(仙女)/Sareee(フリー)
19分16秒 高角度パワーボム→エビ固め
[チーム200kg]○橋本千紘(仙女)/優宇(EVE)

小橋建太vs天龍源一郎vs藤波辰爾の夢のバトルが実現!Fortune Dreamで里村&Sareeeとチーム200kgが女子で初メイン!本田多聞が愛弟子のセコンドで登場!

オープニング


 まずはプロデューサーの小橋建太さんが登場。

小橋「本日は、ご来場まことにありがとうございます。今回、株式会社東京ドーム様とタッグを組んで、ここ、後楽園の、創業記念4月16日、フューチュンドリーム10を開催することとなりました。僕自身、ここ後楽園ホール、プロレスラー時代から、現役を引退した今も、思い入れがたくさんあります。フューチュンドリームといえば、熱い試合です。熱い試合、そそて皆さんの熱い応援、熱い声援で、後楽園ホール、大熱狂させましょう。それでは、開会宣言にいきたいと思います。皆さん握りこぶしはいいですか?フォーチュンドリーム10、開会を宣言します。いくぞー!オー!」

第1試合


 小田嶋のセコンドには本田多聞がつく。
 手4つを狙いながら小田嶋がタックルも、秋山はスカしていく。小田嶋は再度片足タックルからバックをとるが、秋山が切り返してフロントネックで捕らえ、足を刈ろうとするが耐えた小田嶋がタックル。これを潰した秋山がスリーパーを狙うも小田嶋はロープを掴みブレイク。

 ロックアップから秋山がロープに押し込むが、小田嶋が切り返してチョップ。秋山は受けながら前に出ていくと小田嶋はエルボー連打。秋山は全て受けきりエルボーから場外に投げ捨てるも、小田嶋はすぐにリングに戻り、エプロンに降りていた秋山をドロップキックで場外に落とすとプランチャを投下。避けた秋山がボディブローから客席に振ろうとするが、小田嶋は鉄柱で回転してリングに戻り秋山を挑発する。
 
 リングに戻った秋山に小田嶋はエルボー連打。受けながら前に出た秋山だったが、小田嶋がロープに振ってドロップキック。スカした秋山がサッカーボールキックを叩き込み、髪を掴んで引き起こすと場外に投げ捨てる。
 場外でボディスラムで叩きつけ、カウント19で小田嶋はリングへ。

 秋山はパイルドライバーからフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。再々々度フォールも2。

 秋山は蹴り上げていき、背中にチョップを叩き込んで気合を入れると、小田嶋は叫びながら立ち上がりチョップ連発。秋山はヘッドバッドから投げようとするが、着地した小田嶋がドロップキック連発で倒し、俵返しからコーナーに上りダイビングクロスボディアタック。フォールも2。

 小田嶋はバックを取るが、バックエルボーで逃れた秋山にスタンディングの袈裟固め。秋山はバックエルボーで強引に逃れ、小田嶋がエルボー連打からロープに飛ぶが秋山はラリアットで迎撃する。
 秋山はランニングニーからフォールも2。

 秋山は髪を掴んで顔面に膝蹴り連発から、ニーパッドを外してランニングニー。フォールも2。

 秋山はエクスプロイダーで叩きつけフォールし3カウント。

 秋山は手を差し出すも、小田嶋は一礼するがその手を握ることはなかった。

<試合後コメント>

小田嶋大樹&本田多聞
多聞「1つ1つ。1つ1つ積み上げていくしか無いから。1個1個意味があるからな。また次のチャンスに行け。俺もセコンドにつけてよかった。ありがとう、大樹」
小田嶋「ありがとうございました!まず小橋さん、未熟な自分ですが今回秋山さんと組んでいただいてありがとうございました!秋山さん、ずっとずっとちっちゃいときから見てた存在。でもやっぱり自分は負けたら何よりも悔しかったです。次は絶対勝ちます!今日は戦っていただきありがとうございました!多聞先生も本当にありがとうございました!」
多聞「ありがとう、大樹!」

秋山準
「オダジマ……じゃなくて、小田嶋。いい目してたし、前に前に出ようとしてた。NOAHらしい新人……新人じゃないのか?今のまま突き進め。俺はあと何回できるかどうかわかんないけど、次やるときは……超えてみろ。楽しみにしてるよ」

第2試合


 石川とレディが入場すると一緒にCポーズ。
 田中とウナギはギャンポーズ。

 先発はウナギと石川。ロックアップから一度離れ、ウナギが足を踏みつけてからサミング。さらに串刺しバックエルボーから田中も串刺しバックエルボー。さらにダブルのエルボードロップからフォールも1。
 ウナギが石川を正面ロープに押し込んでゴムパッチンを狙うが、石川がゴムを離してウナギが自爆。
 リングに戻ると石川がヘアーホイップ連発からレディにタッチ。

 レディはチョップ連発から転がしてジャイアントスイング。石川も場外で田中をジャイアントスイング。レディはフォールも2。
 エルボーの打ち合いからウナギがエルボー連打。ロープに飛ぶが、レディはショルダータックルで迎撃する。
 石川がセカンドロープからのダイビングフットスタンプを投下し、レディがファイナル・カットからフォールも2。
 レディはエルボーも、避けたウナギがコードブレイカーからロープに飛んでギロチンドロップ。フォールも2。
 ウナギは左右のエルボーからハンマーブロー。レディはすぐに立ち上がりビッグブーツを叩き込むが、ウナギもビッグブーツを叩き込み両者ダウン。両者タッチ。

 ショルダータックルのぶつかり合いから田中がロープに飛んでラリアットでなぎ倒す。さらに串刺しラリアットからスイングDDTで突き刺しフォールも2。
 田中は投げようとするが、エルボー合戦から田中がロープに飛ぶも石川が追走ニー。田中も追走ラリアットからロープに飛ぶが、石川がカウンターのファイアーサンダー。すぐに田中もスライディングDを叩き込み両者ダウン。石川はレディにタッチ。

 レディはビッグブーツからロープに飛んでネックブリーカードロップ。フォールも2。
 レディはチョークスラムを狙うが、耐えた田中にビッグブーツ。キャッチした田中が足へのエルボーを打ち込むと、レディはエルボー連打。田中が強烈なエルボーを叩き込み、レディも負けじとエルボー連打。さらにチョップも、田中がエルボーからショートレンジラリアットでなぎ倒し、さらに投げようとするがレディが逆にブレーンバスター。

 石川とレディでダブルのチョークスラムからフォールもウナギがカット。
 レディはコーナーに振って串刺しビッグブーツも、避けた田中が串刺しラリアット。さらにコーナー上に座らせると、正面に登り雪崩式ブレーンバスター。そこへウナギがこれより我は修羅に入るを投下し、田中がブレーンバスターで突き刺しフォールも石川がカット。
 田中は引き起こすとエルボーで倒しフォールも2。

 田中がセットし、そこへウナギがスライディングTANAKA。さらに田中がスライディングDを叩き込みフォール。これで3カウント。

<試合後コメント>

石川修司&レディ・C
石川「いやあ、もう、こうやって女子プロレス界でも1,2を争う身長のレディ・Cさんとこうやって組めるチャンス、勝って“デカいは強い”を証明したかったですけど、勝てなかったですけど、またやりましょう」
レディ「ミクスドマッチ自体がほぼ初体験くらいの試合だったんですけど……男子の選手、痛いっすね~!スターダムの中でたっくさんたっくさん試合してきたけど、外にはこんな痛くて刺激的なプロレスがあるんだって、今日初めて知れました!」
石川「レディ・C選手、デカいんで、あとは強さ。強さを増して、スターダムの中でまた上に上がってもらって、また組みましょう!」
レディ「また、【Cン・ツインタワーズ】、お願いします!」

田中将斗&ウナギ・サヤカ
ウナギ「もうFortune Dreamといえば弾丸カブキーズになってきたんじゃないですか?!」
田中「ホントに組んで何度も闘って、なんか阿吽の呼吸ってものが分かってきたんで。ホントにFortune Dreamといえば弾丸カブキーズ。『これ!』って言われるようなタッグチーム、試合にしていきたいですね」
ウナギ「ベルトも狙いましょう」
田中「ベルト創ってもらいたいね」
ウナギ「創るの?!」
田中「あぁ、どっかのも狙いにいけるよね」
ウナギ「たこ焼きマンとね、ウナの最高のチームワークを見せてやろうぜ!」
田中「ミックスマッチって言われてますけど、男性・女性、そんなの関係ないから!男子&男子vs男子&女子でもいいよね?」
ウナギ「全然やりますよ。だって、火祭り闘ったんだよ?!」
田中「あぁ、そやね。そういうの、男性・女性関係ないところで闘ってるウナギ・サヤカと田中将斗で、いろんなものを狙えると思ってるんで。オファーお待ちしてます」
ウナギ「お待ちしてます!確実に仕留めに行きましょう」
田中「これ(副賞)、なに入っとるんやろな~」
ウナギ「焼き肉行こう!やっきにく♪やっきにく♪」

第3試合


 納谷とストームで試合開始。ロックアップからストームがヘッドロックで捕らえショルダータックル。ショルダータックルのぶつかりあいからストームがチョップ連発。ロープに飛んでジャンピングショルダーアタックを打ち込むが、すぐに納谷がショルダータックル。両者タッチ。

 アンディが足を刈って倒し、ロープに飛ぶとハイキックから水面蹴り。避けた宮脇がアームドラッグからドロップキックで場外に落とし、ストームもドロップキックで場外に落とすと三角飛びプランチャを投下。
 リングに戻りミサイルキックからフォールも2。

 宮脇はコーナに振って走り込むがアンディがショルダースルーでエプロンに落とすも、宮脇はエルボーからコーナーに登る。アンディは雪崩式ヘッドシザースホイップで投げ捨てストームにタッチ。

 ストームは逆水平チョップ。さらにエルボードロップからフォールも2。
 宮脇はエルボー連打も、ストームはチョップでなぎ倒すとロープに振ってスパインバスター。フォールも2。
 ストームはロープに飛んでクロスボディも、避けた宮脇が納谷にタッチ。

 納谷はコーナーに振って串刺しボディスプラッシュから、逆コーナーに振って串刺しボデイスプラッシュ。さらにエルボードロップからフォールも2。
 納谷は投げようとするが、耐えたストームのチョップと納谷のエルボーの打ち合いへ。ストームがチョップ連発も、納谷がロープに振ってエルボー。避けたストームがクロスボディで倒しフォールも2。
 ストームはチョップを打ち込み、ロープに飛ぶがラリアットの相打ち。納谷はミドルキックから投げようとするも、ストームがブレーンバスターからロープに飛んでクロスボディ。フォールも2。
 ストームはアンディにタッチ。

 アンディはダイビングクロスボディ。フォールも2。
 アンディとストームでロープに振るとダブルのガットショットから、ストームがフェイスバスターで叩きつけアンディがシャイニングウィザード。フォールも宮脇がカット。
 アンディとストームで納谷をロープに振るが、納谷はまとめてショルダータックルでなぎ倒す。
 納谷と宮脇でアンディをコーナーに振り、納谷が串刺しボディスプラッシュから宮脇が串刺しバックエルボー。さらに納谷がニーリフトから宮脇が納谷を踏み台にしてのスイングDDT。納谷がダイビングエルボードロップを投下しフォールもストームがカット。
 納谷は走り込むが、アンディは低空ドロップキックからラ・マヒストラルも2。
 アンディはエルボーからロープに飛ぶも、納谷がカウンターのサイドバスターからフォールも2。
 納谷はロープに飛んでランニングニー。フォールも2。
 納谷はバックドロップからフォールし3カウント。

<試合後コメント>

クワイエット・ストーム&アンディ・ウー
ストーム「今日、Fortune Dream、3度目の参戦。スゴイ!メチャクチャ嬉しいよね!なぜなら、1番リスペクト、プロレスのね、コバシ。小橋さんがこの美しい大会、素晴らしい大会、呼んでくれた。本当にありがとう。ホンマに嬉しい。けど、残念の、勝ててないけど、またキッカケあれば、勝つ」
アンディ「Fortune Dream10、初参戦初勝利を、しかも納谷幸男から勝利して、Fortune Dreamレギュラーの座を掴みたかったですけど。でもまあまだまだこんなものじゃないんで。次も是非Fortune Dream、宜しくお願いします」

第4試合


――天龍さんお2人と同じところに入って今どんな感想ですか
天龍「なんか久しぶりだね」

――藤波選手は初めての参戦で
藤波「初めてかな?俺初めて?」
小橋「はい」

――ダブルドラゴンとの3WAYですが今回なぜこの2人を
小橋「やはり藤波さんは、僕が中学生の頃、初めてプロレスラーの方にサインをしてもらったんですけど、一番最初は藤波さんだったんです」
藤波「ほんとに?」

――小橋さんが初めてもらったプロレスラーのサインがこちら
小橋「これもう藤波さんの前にダイナマイト・キッドに行ったんですよ。ダイナマイト・キッドはペンを持って書くふりをして、僕のパンフレットとペンを叩きつけたんです。僕もうショックで。そしたらあとに藤波さんがいたんですね。試合を見てて、藤波さんにサインをもらいに行ったら快くサインをしてくれたんです」

――優しくしといてよかったですね。天龍さんは小橋さんの大先輩に当たりますけど
天龍「無理しなくていいよ(笑)」
小橋「無理じゃないですよ。天龍さん、言っていいですか?いやあの初めて僕が新弟子で入った時に、天龍さんが昔世田谷の砧ってところに道場があったんです全日本プロレス。まあ住宅街で狭いんですよ道が。すごい狭いんですよ。天龍さんがボルボで道場にやって来た時に、僕にガソリンスタンドに洗車に行ってくれと。ガソリンスタンドまで200mもない距離なんですけど、なにせ天龍さんの車ですから、傷つけるわけいかないんで、ドキドキしてガソリンスタンド持っていったんです。そして天龍さんその間練習してるんですけど、僕はそのキーを道場で練習してる天龍さんに渡しに行ったんです。そしたら天龍さんが、おうありがとうって、僕に、小遣いくれたんです。(※大歓声を制すように)いやいやまだまだ。小遣いくれたんです。でも、もう、40年近く前ですよ。40年近く前。5万円ですよ?5万円」

――覚えてますか?
天龍「小橋、返して」
小橋「(※「小橋返せ!(笑)」という野次が飛び交う)ちょっと今、返せって言った人、俺の思い出を汚さないで(笑)」
天龍「覚えてない」
小橋「僕ね、このプロレス界でびっくりしたんです。だって僕その時働いて、10万ちょっとです。会社で働いても。天龍さんがいきなり5万くれたんで。感動しましたね」
天龍「(5分経過のアナウンスがあり)なんか打ち合わせしたみたいだね」
小橋「いやいや、打ち合わせはしてない」

――5分経過ってコールが入りましたが、後楽園ホールが創業記念日。せっかくなんで、後楽園ホールにまつわるクイズをやっていただきたい。皆さんはクイズ得意ですか?
天龍「だめだね」
藤波「クイズは一番苦手なんだよね」
小橋「得意なわけないじゃない」

――成り立たない空気があるんですけど、このあと数字が出ます。その時に後楽園ホールで起こった出来事を当てていただきたい。絶対正解します。なぜなら皆様にまつわる数字が出るからです
藤波「覚えてないよ」

――さっそく、まず第一問はこちらになります。1981年7月30日の後楽園ホールで起こったこと。天龍さんわかりますか?
天龍「わかるわけないじゃない」
小橋「81年でしょ?僕は中学2年生」
藤波「当然デビューもしてるし試合もしてるし、わかんないね」

――答えはジャイアント馬場&ジャンボ鶴田vsビル・ロビンソン&天龍源一郎。いわゆる天龍さんの出世試合と言われている急遽天龍さんが出場したタイトルマッチ
天龍「試合は覚えてるけど、日にちはわからん」

――ビル・ロビンソンとのタッグどんな気持ちでした?
天龍「めちゃくちゃでしたけど、はじめてやってね」

――当時延髄斬りを出していて、当時は猪木さんの技は全日本ではタブーだった
天龍「そうだね」

――今映像流れてますが見たことは
藤波「初めてだね」

――この試合で手応えを掴めたかなというのは
天龍「いや僕はリングに上ってお客さんから拍手とか声援もらったの第1日目だね。それまではやっぱり相撲から来た天龍ってのが固定観念にあって、のろくてニブい天龍って感じが、この試合で弾けたって感じで、観客の支持を得たっていう、俺自身の中でも手応えを感じた試合でした」

――若き日の天龍さんどう感じました?
藤波「今とは違う、何キロぐらいでした?」
天龍「華奢な身体してるよねえ」
藤波「いいコンディションだねえ。いい試合をしてたよね、あのころね」

――まだ100kgくらい?
天龍「100kgあるかないかだったね」
藤波「いや、ヤング天龍さん、いいですね」
天龍「あのね、この滑舌が悪い3人で、トークするのきびしいよ。字幕が出てないから(笑)」

――放送では字幕が入る。ここ字幕が入らないんで、大丈夫です。ちょっと2本目いきたいです。次の数字はこちら、1987年1月14日。藤波さんわかりますね?
藤波「わかんないよ」
小橋「1987年、全日本プロレスに僕が入門する年、僕が6月に入門したので僕ではない」
天龍「わかるわけないじゃない」

――答えは藤波辰爾vs木村健悟ワンマッチ興行。ワンマッチ興行の当事者は藤波さんですけど天龍さんは覚えていらっしゃいますか?
天龍「俺は今朝なに食ったかしか覚えてない」
藤波「あの、記憶はありますけどね。木村とのワンマッチで突然決まったんでね。会場がたまたま空いてる日にち見て、チケットも用意する時間なかったんじゃないかな」

――超満員でワンマッチですごい試合
小橋「ワンマッチで超満員ってすごいですよね」
天龍「すごいじゃないですか今日も」
小橋「・・・はい?」
天龍「すごいじゃないですか今日も」
小橋「・・・なんです?」

――小橋さん、横にいたらちゃんと聞き取ってください
藤波「頼むよ(笑)大事な役目なんだからね(笑)」
(※天龍が不機嫌そうに小橋を睨む)
小橋「いややっぱりね、滑舌界では、まだ僕は若手なんです。若手。やっぱり滑舌界には両横綱がやっぱり、まだだめですね」

――藤波さんは思い出に残ってることは
藤波「これ、レフェリーが上田(上田馬之助)で、リングのスプリングも全部取り外して、硬いマットに敢えてしてね。口きいてませんから覚えてません、まったく」
小橋「ワンマッチと言えばこないだウナギ選手と里村選手がワンマッチ。38年ぶり」

――クイズがまだあるんですよ。そろそろ正解してほしいので、正解者ゼロなので当ててほしいので
小橋「あんまそういうこと求めちゃだめだよ」

――近い年代の話をします。三本目は2002年7月5日の後楽園ホール。これは流石に天龍さんわかりますか
天龍「ということは俺関係あるの?」

――違います
天龍「WAR旗揚げ?14.15ですね」

――プレ旗揚げは7月14日~15日なんですけど、1993年ですね
小橋「年が違うじゃないですか」

――答えはわかりますか?
小橋「もちろん。もちろん。僕が後楽園ホールで第1試合で復帰した日」

――そのとおり。小橋建太&鈴木鼓太郎vs井上雅央&金丸義信。欠場しての復帰戦。若手時代以来の第1試合
小橋「そうですね。ジャンピングニーしたの覚えてます」

――膝は怖くなかったですか?
小橋「いや、もう怖くはなかったですねあの時」

――長期欠場からの復帰は藤波さんも腰の怪我もありましたけど、そういうときの怖さは
藤波「当然ありましたよ。でも試合、ゴング鳴ったらほとんどわからないですよね」
天龍「いやリングに上がる時は死んでもいいと思って、覚悟はしてるから」

――思いを持ってリングに上がっていたと。この試合の思い出は
小橋「もうあの。ほんとにね、1年かけてやっと復帰できた武道館で、また怪我したときのショックっていうの、ほんとにもう言葉で言い表せないようなすごい落ち込みましたね。それから復帰なんで、ほんとに嬉しかったこと覚えてますね。第1試合からやっていこうと、毎日第1試合でやってきたんですけど、三沢さんからもう第1試合に出るのやめてくれと」

――他の選手の迷惑だと
小橋「いやいや。ファンから第1試合じゃ間に合わないから、ちょっとあの、もうちょっと後にしてくれと。休憩後ぐらいにしてくれと言われまして」

――メインイベンターですからね。天龍さんも試合順は気になりますか
天龍「え?なに?」

――試合順
天龍「そりゃあ心の中身は違いますよ」

――藤波さんは第1試合は準備大変て聞きますけど
藤波「試合順はあんま気にはしないんですけどね、当然あの僕は猪木さんとかメインイベンターとのタッグも多かったし、そういう意味じゃ準備するのはあまりにもありすぎると気持ちも集中力も切れちゃう。ちょうどいいのは休憩明けぐらいでね」

――選手によっても違うわけですね。続いて4問目、1989年7月15日。これは天龍さんは
天龍「俺に答えろって言ってんの?」
小橋「1989年7月15日、天龍さんが、誰かと試合やってるんですよね」

――こちらが天龍さん試合してます。ジャンボ鶴田&小橋建太vs天龍源一郎&スタン・ハンセン
小橋「あぁ、後楽園でって言ってくれればいいのに」

――最初に言いました。これがTVマッチ初メイン
小橋「そう。覚えてますよ。三冠王者クラスが3人と、ほんとにあの、社会で言えば社長3人と、平社員1人みたいなもんですよ。新人の。あれはきつかったですね」

――天龍さんのものすごいチョップを受けてます
天龍「やっぱり身体で覚えたほうがいい」
小橋「ほんとにこれは冗談じゃなく、殺されてもいいってくらいの思いで向かっていきました」

――小橋さんのパートナーを務めたのがジャンボさんということで、藤波さんはジャンボさんとの対戦を熱望されていましたが
藤波「ねー色んなところで言われましたけど一度闘ってみたかったですね」

――ジャンボさんとはどのような選手でしたか?
藤波「やっぱりそのなんていうんだろうな?独特な間合いであったりとかね、彼自身は基礎はしっかりしてるし身体もでかいし、自分がやったらどうなるんだろうなと色々シミレーションしたこともあるし。うまく天龍さんも長州力も皆ジャンボと試合したんだけど、僕だけは出来てない。ちょっとはね、彼を慌てさせたいなとかね、そういうことしたかったなというのは気持ちの中ではありますよね」

――天龍さんの中でジャンボさんはどういう選手だったか
天龍「器用な人でしたよ。なんでもこなせる。それと、なんていうのかな?プロレスラーでありながら、自分の職業をさらっと相手に与える、ことさら強く、サラッと印象付けるような人でした」

――小橋さん組んでましたが、タッチしようとしたらジャンボさんに拒否されました
小橋「コーナーにやっとの思いで、鶴田さん!と思ったら、オーってやるんですよ。それはないでしょと先輩だから言えないですけど、うわーって思いましたよ。そっから立て直していきましたね」

――テレビマッチのメインは緊張感は
小橋「緊張感もありますし、相手に天龍さん、ハンセン。なんでお前がこのリングに上がって来るんだよ、メインのリングに来るんだっていうような顔つきなんですよ天龍さんが。なんでお前がメインに来るんだって、そういう顔つきで、最初から相手にしてくれてなかったですけど、やっぱり、3人が、他の3人もやっぱり三冠チャンピオンクラスなんで、だから僕はあんときのことを思って、強くならないとだめだと。天龍さんがNOAHに来た時に、僕はチャンピオンを経験して、天龍さんと対峙したんですけど、その時は絶対に天龍さんにやり返してやるぞって思いで」

――あのときは胸から血が出ていた
小橋「キレイでしたよね」
天龍「いい話だよ」

――藤波さんはシングルでも天龍さんと3度試合経験ありますが
藤波「あの、打たれ強いというかね、僕も同じようにね、胸板が真っ赤になるぐらいミミズ腫れっていうか、天龍さんの試合では必ずそれが印象にありますよね。1週間ぐらい消えなくてね」

――チョップがすごかったと。まだありまして、この問題は藤波さんに答えていただきたい。1982年10月8日
藤波「えぇ~。後楽園でしょ?木村とのワンマッチは出たし」
小橋「後楽園です」
藤波「あとは、出やすいのが、多分6人タッグ猪木さんと。長州との一戦かな」

――正解です。猪木&藤波&長州vsブッチャー&バッドニュース・アレン&S・D・ジョーンズ。実際には言ってないとのことですが長州さんが「俺はお前の噛ませ犬じゃない」というようなことを言って宣戦布告したと
藤波「もう試合はね、猪木さんそっちのけで殴り合ってましたね。そのあとが大変だった。控室に帰って猪木さんにしばき倒されましたね。そのときに長州はすでにいなかったんですけどね。結果的にね、猪木さんそっちのけでね、試合にならなかったっていうね。あれね、何度か僕もビデオ見たんだけど、僕のが先に手を出してるんだよね、アレね(笑)」
小橋「原因が藤波さんだったんですねえ」

――長州さんがタッチを拒否して、藤波さんが張り手をする
藤波「あの日は雰囲気がおかしかった。試合の前からね。それで結果的に先に僕が手出したのかな」

――長州さんといえば藤波さんとの名勝負があるが、天龍さんともベストバウトを取っている。長州選手の印象は
天龍「長州?やりやすいかやりにくかと言ったらすごくやりにくい人でした。やっぱり彼はアマレスの基礎があったしね、攻めるところと逃げるところのタイミングを心得てるというのかな。そこはやっぱりレスリングやってた者と相撲から行った者の、なんていうのかな、埋めきれない距離感はありました」

――小橋さんもフォチュンドリーム1で長州さん出て名勝負を繰り広げた
小橋「トークバトルでね(笑)」

――見てたときの印象は
小橋「いやいやいや、やっぱり、無骨なイメージがありますよね。攻めるというイメージがありますね。逆に、天龍さん藤波さんにも、相手の技を身体で受け止めて、しっかり受け止めて返していくというイメージありますけど、長州さんの場合は攻めて攻めて攻めまくってというイメージがあります」

――せっかちだと聞きますが、入場もスタスタと入ってくる
藤波「せっかちだねえ(笑)」
小橋「藤波さん、せっかちなのは長州さんと永源さん、どっちですか」
藤波「俺も永源さんはわかんないんだけど、長州のせっかちは、トークショーやったからわかるんだけど。僕が初めて東京来たときに居候でね、永源さんの家にお世話になって。すごく面倒見がいい人でね」
小橋「すごくいい人ですよね」

――残り時間1分。天龍さん、トークを振り返って一言
天龍「ずっとファンとコミュニケーションとって、定期的に開催してる。やっぱり小橋選手はプロレス界のことを思っていろんな選手をピックアップして人と大会作ってくれるという点では、後輩のためにいいことをやってると思います。これをずーっと継続して行ってほしいと思いますから、みなさんも是非応援してやってください。よろしくお願いします」
小橋「・・・すごく今、聞き取れました。いいことを言ってくれました。ありがとうございます」

――クイズは藤波さんと小橋さんが1問ずつ正解で、3問不正解だったので勝者はなしということで

第5試合


 先発は大門寺と杉浦。ロックアップから大門寺がロープに押し込みチョップ。
 杉浦がガットショットからヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルも大門寺は受けきりショルダータックルのぶつかり合いへ。杉浦がビッグブーツからロープに飛んでのビッグブーツで倒すと、投げようとするが大門寺がブレーンバスター。フォールも1。
 大門寺はコーナーに叩きつけて北宮にタッチ。杉浦も長井にタッチ。

 ロックアップから北宮がリストをひねり、長井がロープを掴みブレイク。
 北宮は腕をひねるとそのまま佐藤とタッチ。

 佐藤はガットショットから顔面を踏みつけ、ヘッドロックから鈴木にビッグブーツ。長井が佐藤にエルボーからサミング。ロープに飛ぶが佐藤はバックエルボーで迎撃しロープに飛ぶが、鈴木がエプロンから蹴りつけてぶら下がり腕ひしぎ。そのまま場外乱闘へ。
 鈴木が佐藤を小橋の前に連れていきエルボー合戦。さらに小橋を煽って佐藤の胸にチョップを打たせようとする。だが佐藤が切り返すと、小橋が鈴木に逆水平チョップを打ちこんでいく。
 鈴木と小橋は睨み合うが、佐藤が小橋の背中にエルボー連打から小橋が再度チョップ。
 リングに戻り、長井が佐藤にチンロック。これを離すとコーナーに叩きつけて鈴木とタッチ。

 鈴木は足を刈って倒しアキレス腱固め。そのまま逆片エビ固めに移行し、佐藤はロープを掴みブレイク。鈴木は杉浦にタッチ。

 杉浦はストンピング。佐藤がエルボー連打も杉浦は首投げから背中にサッカーボールキック。フォールも2。
 杉浦はケンカキック連発から、ロープに飛んでビッグブーツ。避けた佐藤がバックドロップから大門寺にタッチ。

 大門寺はナックルパートからロープに飛んでジャンピングラリアット。鈴木と長井が背中にエルボーからコーナーに振り、鈴木が走り込むと大門寺はコーナー上に座らせてビンタ。さらに長井を担ぐと、鈴木もまとめて担いでバックフリップ。大門寺は杉浦に串刺しラリアットから、コーナーに上りダイビングラリアット。フォールも2。
 杉浦のエルボーと大門寺のナックルの打ち合い。大門寺はビンタからロープに飛ぶが、杉浦がスピアーも大門寺はキャッチ。そのまま担ぐも、杉浦は着地し、大門寺のナックルにカウンターのボディへのエルボー。ボディへのエルボー連発からロープに振ってキチンシンク。杉浦は長井にタッチ。

 長井は串刺しバックエルボーからブレーンバスター。フォールも2。
 エルボー合戦から長井がミドルキック。大門寺は後ろ手に組み、長井のミドルキックを受け続けるという無念の欠場となった火野裕士に捧げるムーブ。長井はロープに飛んでビッグブーツで倒し、再度ロープに飛んでのビッグブーツも、大門寺はロープの反動をつけたローリングラリアットでなぎ倒す。大門寺は北宮にタッチ。

 北宮はセントーンも長井が避けて自爆させる。エルボー合戦から長井がエルボー連打。ロープに飛ぶが、北宮はジャンピングショルダーからセントーンを投下する。
 北宮は投げようとするが、長井が耐えるとダブルチョップからロープに飛ぶも、長井はエルボーをガードしてエクスプロイダー。長井は鈴木にタッチ。

 鈴木はケンカキックからチョップを打ち込んでいき、エルボーからフロントネックで捕らえる。だが北宮がそのままブレーンバスターで叩きつけ佐藤にタッチ。

 佐藤は串刺しラリアットから、コーナーに振って串刺しラリアット。さらにブレーンバスターからフォールも2。
 鈴木をコーナーに振ってトレイン攻撃から、大門寺と北宮でサンドイッチラリアット。佐藤は変形ジャックハマーで叩きつけフォールも長井がカット。
 エルボー合戦から佐藤が左右のエルボー。さらにローリングエルボーを狙うが、鈴木が避けるとスリーパー。これは北宮がカット。
 長井が北宮にニールキックも、大門寺が長井にジャンピングフォアアーム。杉浦が大門寺にビッグブーツからバックドロップ。佐藤が杉浦と鈴木を次々ラリアットで迎撃し、ロープに飛ぶが鈴木はスリーパーからゴッチ式パイルドライバーで突き刺し3カウント。

<試合後コメント>

大門寺崇&マサ北宮&佐藤嗣崇
大門寺「まずは!この場にいられなかった火野さん。多分Fortune Dreamをすごい楽しみにしてたと思う。俺が初めて出たFortune Dream8、そこで初めて対戦したのも火野さんだった。火野さんからこの小橋さんの大会の思いはよく聞いてたから。ちょっとでも、ちょっとでも今日の闘いが火野さんの元気につながってくれればいい!」
北宮「火野さんの代打で出たのは俺なんですよ。代打で出といて勝てなかったのは本当に情けないね。情けないからさ、Fortune Dream、また呼んでくださいよ」
佐藤「2年連続2回目のFortune Dream、去年も負けて、今年も負けてしまいましたが、このラリアットをもっともっと磨いて、必ず小橋さんから剛腕を継承してもらえるように頑張ります。そしてFortune Dreamで僕が勝つまで皆さん是非応援よろしくお願いします!」
大門寺「10も!20も30も40も100も出る!Fortune Dream、全部出てやるからなッ!」

鈴木みのる
「小橋の野郎ッ!あの野郎!そろそろお前、俺が何を求めてるのかわかるだろ?俺が欲しいのは、お前のチョップ……あれっ?俺が欲しいのはお前の……?もらってるなあ?そういうことじゃないよ!俺にじゃないよ!小橋、お前まだ分かってないのか?お前は俺の味方をすりゃあいいんだよ。俺の言う通りに動くロボットになりゃあいいんだよ。オイ!引退して何年も経つ奴がよ、人のこと殴れるんだからいい快感じゃねーか。なあ?あの野郎、今日も暴走しやがって。暴走AIみたいなもんだな。もうちょっと学習させなきゃな。ふざけんじゃねーアイツ。さあ、Fortune Dreamも終わった。次はぁ~?……ラスベガスだッ!」

長井満也
「小橋さんの記念の大会ということで。鈴木さん、杉浦選手、長井ってのはこの大会でしかないと思うし。これが最初で最後かなと思いますね。でも、同じチームを組んだ3人がみんな50歳以上なんで。50歳!まだまだビシビシ行きますよ!今日はありがとうございました!」

第6試合


 永島千佳代、加藤園子から里村に激励の花束が贈呈される。

 先発はSareeeと橋本。ロックアップから橋本がリングに叩きつけてグラウンドの攻防。橋本がヘッドロックで絞り上げ、ショルダータックルで吹っ飛ばす。フォールも1でブリッジして抜けたSareeeがロープに飛んでクロスボディも、キャッチした橋本がリングに叩きつけてフォールも1。
 ならばと橋本はボディスラムからロープに飛んでサンセットフリップも、避けたSareeeがロープに飛んでスライディングフットスタンプ。Sareeeは里村にタッチ。

 里村はミドルキックも、橋本は受け切りタックルで倒す。グラウンドの攻防から里村がアキレス腱固め。これを抜けた橋本がタックルも、ガッチリと組んで立ち上がると里村が腕を取って倒し絞り上げる。そのままローキックを打ちこんだ里村がリストを取ってミドルキック連打。そのまま足を刈って倒しニードロップを投下する。フォールも2。
 里村は投げようとするが、逆に橋本が投げようとすると里村は脇固め。橋本はロープを掴みブレイク。

 里村は二段式のバズソーキックから背中にサッカーボールキック。さらにミドルキックでコーナーにふっ飛ばしエルボー連打から走り込む。だが橋本がスピアーで迎撃し優宇にタッチ。

 優宇はエルボーからセントーン。コーナーに叩きつけて串刺しボディアタックから巴投げ。さらに腕ひしぎで捕らえるも里村はロープに足を伸ばしブレイク。
 優宇は手を踏みつけ、腕へのセントーン。優宇は橋本にタッチ。

 橋本はガットショットからコーナーに振って走り込むが、足を伸ばしてカットした里村がダイビングアームドラッグからSTF。橋本はロープを掴みブレイク。
 里村はサッカーボールキックからSareeeにタッチ。

 Sareeeは低空ドロップキック連発からコーナーに叩きつけ、ガットショット連発から顔面を踏みつける。
 レフェリーが注意するとこれを離し、足へのサッカーボールキックからリバースインディアンデスロックで捕らえ、受け身をとりながら絞っていく。さらに鎌固めで捕らえるが優宇がカット。
 チーム200kgでSareeeをロープに振るが、Sareeeは同士討ちさせるとコーナーに上りまとめてミサイルキック。フォールも2。
 Sareeeは投げようとするが、橋本が力任せにぶっこ抜く。Sareeeは着地するも、橋本はボディアタックでふっ飛ばし優宇にタッチ。Sareeeの背中に里村がタッチ。

 里村のランニングエルボーと優宇のチョップの打ち合い。里村が前蹴りからエルボースマッシュ。優宇はダブルチョップで倒し、ロープに飛んでセントーン。優宇はロープに振るが、里村はニールキックを叩き込みSareeeにタッチ。

 Sareeeはミサイルキックからフォールも2。
 Sareeeはバックを取るが、優宇はヒップアタックで逃れるとSareeeがエルボー。優宇はダブルチョップでなぎ倒し、ロープに飛ぶがSareeeは追走してのカサドーラフットスタンプ。
 Sareeeはロープに振ろうとするが、耐えた優宇にSareeeはエルボー。優宇はSareeeをロープに振って、サイドバスターを狙うが里村が走り込む。優宇は里村もキャッチしてまとめてサイドバスターから場外に蹴落とし、2人まとめてみたらしだんご。
 リングに戻り、優宇はセントーンからフォールも2。
 優宇は橋本にタッチ。

 橋本は串刺しラリアットからブレーンバスター。フォールも2。
 エルボーの打ち合いから橋本が担ぐも、Sareeeは卍固めで切り返す。橋本はロープを掴みブレイク。
 Sareeeはロープを貫く低空ドロップキックから、リングに投げ入れバックを取る。逃れた橋本とエルボーの打ち合いから、Sareeeがヘッドバッド連発。ロープに飛ぶが橋本は追走ラリアットからロープに飛ぶも、Sareeeも追走ドロップキックからロープに飛ぶ。だが橋本がバックを取り、ぶっこ抜きジャーマンスープレックスからロープに飛ぶも、Sareeeはカウンターのバックドロップホールドも2。
 Sareeeは里村にタッチ。

 里村はミドルキック連打からフォールも2。
 Sareeeがダイビングフットスタンプから里村が投げようとするが、耐えた橋本に里村はエルボー。エルボーの打ち合いから里村が左右のビンタを連打し、橋本はベイダーハンマー。里村はナックルも、橋本はラリアットからフォールも1。
 橋本がロープに飛びバックをとるが、バックエルボーで逃れた里村がオーバーヘッドキックを叩き込む。里村は担ぐとデスバレーボム。フォールも優宇がカット。
 Sareeeが優宇をロープに押し込み、エルボー連打から里村とともにロープに振るも、優宇はまとめてクロスボディで倒し、そこへ橋本がボディプレス。
 200kgに潰された里村を引き起こし橋本がバックを取るが、切り返した里村がDDT。さらにロープに飛んでサトムラ・スペシャルから担ぐも、着地した橋本がチョップでなぎ倒す。橋本は串刺しラリアットから、優宇がキャノンボールで追撃。さらに橋本がジャンピングラリアットからフォールもSareeeがカット。
 橋本がコーナーに上り、優宇も一緒に登ると2人分の体重でダイビングボディプレス。橋本はパワーボムで叩きつけフォール。これで3カウント。

小橋「今日出場してくれた選手の皆さん、リングに上がってください。(記念撮影後)皆さんどうでしたか?選手の皆さん熱い試合をありがとうございました。そして、最後まで応援してくれた皆さん、どうもありがとうございました。今日メインを見て、はじめて女子プロレスをメインにしてよかったと、本当に思いました。来年、またフォーチュンドリーム、やります。それでは右拳の用意をお願いします。いいですか?皆さんどうもありがとう。いくぞー!おー!」

<試合後コメント>

橋本千紘&優宇
橋本「チーム200kg、Fortune Dream、3度目の参戦。本当にFortune Dreamのリングでは何度も何度もやられて、やられてやられて、本当に悔しい思いをたくさんして。今日こうしてメインでチーム200kgが勝つことが出来て、本当に小橋さんに感謝しています。ありがとうございます!そして引退前の里村さんともこうして闘える機会を与えてくれたことに……けど、何回やっても里村さんと対戦っていうのは悔しさが残るし、まだまだこんなんじゃダメだと思わされます。あとSareeeとも久々にやって、やっぱりライバルだなと感じるので、来年もFortune Dreamに出て、もっと女子プロレス、今の女子プロレスはスゴイんだぞ!ということを届けていきましょう!」
優宇「もっともっと女子プロレス界を盛り上げていきましょう!
橋本「女子プロレス、美味しく……」
2人「「いただきます!」」

里村明衣子&Sareee
里村「ありがとうございました。Sareeeと組めて、最後は獲られてしまいましたが……説得力ありますよね、最後の。チーム200kgの技っていうのは、もう女子プロレスの強さの象徴でもあるんで。あの2人が女子プロレスの代名詞になってくれたらいいなと思いますね。タッグチームの。本当にもう、2014年から小橋さんのFortune Dreamに出させていただいて、最後の最後まで試合が出来て感謝しています。最後はメインイベントに選んでいただいて、思い切り闘えました。ありがとうございました」
Sareee「私は初Fortune Dream、参戦させていただきました。ずっと里村さんとかチーム200kgが出ているのを見て、私もいつかこのリングに立ちたいなと思っていて。そして今回やっとメインイベントに選んでいただけたこと、これは里村さんが最後だったからなのか、そうじゃないのか、それは今後の私たち次第だと思うんので。こうやってまたメインのリングに上がれるように、そして次は私が必ず勝ちにいきます。今日は里村さんとタッグを組むことが出来て嬉しかったし、私は絶対これを無駄にしません。明日私はデビュー14周年を迎えるんですけど、14年前の4月17日に私は里村さんを相手にデビューをさせていただきました。これは本当に当たり前のことじゃないと思います。これを本当に私は誇りに思って、プロレスラーとしてまだまだまだまだ生きていきたいと思います。本当に里村さん、ありがとうございました!」
里村「小橋さんもね、先を見込んで女子レスラーを選んでいただけるんで。Sareeeもまだまだこれからだと思うんで、橋本と優宇の対角に立って、これからも頑張ってください。ウチの選手のライバルでずっといてください」
Sareee「ありがとうございます!頑張ります!」

<大会総括>

小橋建太
――今大会は初めて女子の試合がメインイベントになった
「この試合をメインに選んで良かった。やっぱりファンのみんなに聞いたときも満場一致だった。やっぱりこの試合を選んで間違いないと。それだけの試合をしてくれた4人に感謝します。他の試合も良かったしね」

――里村選手は最後の出場になった
「引退が近づくに従って、自分にハードな試合を入れていって、よりプロレスを楽しんでるというか。身体はキツいんだろうけど、最後に自分自身にプロレスの厳しさを味わっていくような、そんな生き様に見えて。“女子プロレス界の横綱”っていうのは僕がFortune Dreamで付けたんですけど、ホントにまさしく生き方がサムライだなと思います」

――今後も女子のメインはあり得るか
「あり得ますし、広い視野で色々見ていきたいと思ってます」

――来年の開催も発表されたが、意気込みやビジョンは
「正直言って、やりますと言っただけで(笑)その言ったことを実現するためにどうしていくかというのを色々考えていきたいなと。選ぶ選手とかもしっかり考えて選んでいきたいと思います」

――先につながるという意味では、第1試合で小田嶋選手がキャリア差・体格差がある中で挑んでいった試合があった
「身体がキツかったと思うんです。あれだけ体格差があると。その中でドロップキック7連発。7連発行ったときに、まだ行けるぞと。久々にドロップキック7連発というのを見たので、面白かったです。ああいう連続してね、行くような若さ、フレッシュさを感じて。まだ行け!まだ行け!と思いましたね」

――トークバトルは滑舌の面でもハードな試合になった
「……まぁ、まあ……それを言ったら、ね?(笑)ホントね、途中聞き取れなかった。けども、最後の天龍さんの言葉だけはしっかり聞こえた。不思議と。他のときは……あの、聞き直したでしょ?ホントはやっちゃいけないんだけど、思わず聞き直しちゃった。『えっ?なんですか?』って言っちゃったから、天龍さん機嫌悪くなってたよね(笑)でも最後ね、そういうことを言ってくれたときは、滑舌は悪いけどもしっかり聞こえた。やっぱり色々やっていかないとダメだなと思いました」

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