【試合結果】5・10 WAVE新木場大会 桜花由美&宮崎有妃&夏すみれvs水波綾&飯田美花&朱崇花 大畠美咲vs春日萌花 山下りなvsSareee
- 2017-5-11
- 試合
- プロレスリングWAVE
『WeekdayWAVE vol.107』
日時:5月10日(木)
開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:168人
▼CATCH THE WAVE2017公式リーグ戦(15分1本勝負)
○長浜浩江〈3点〉
7分53秒 変形エビ固め
●沙紀(フリー)〈2点〉
▼CATCH THE WAVE2017公式リーグ戦(15分1本勝負)
△宮城もち(アイスリボン)〈6点〉
時間切れ引き分け
△門倉凛(Marvelous)〈4点〉
▼CATCH THE WAVE2017公式リーグ戦(15分1本勝負)
△山下りな(OSAKA女子)〈8点〉
時間切れ引き分け
△Sareee(SEAdLINNNG)〈8点〉
▼CATCH THE WAVE2017公式リーグ戦(15分1本勝負)
○大畠美咲〈7点〉
12分20秒、スカイブルー・スープレックス・ホールド
●春日萌花〈4点〉
▼スクランブルWAVE(20分1本勝負)
桜花由美/宮崎有妃/○夏すみれ
16分52秒 妖乱(ようらん)→片エビ固め
水波綾/●飯田美花/朱崇花
山下りなとSareeeの初シングルは時間切れ引き分け!Regina次期挑戦者を決めるアビリバvsOVER SUNのアイアンマンマッチが決定!
グラン・アパッチェさん追悼式
大会前、全選手がリングサイドにならび、5月7日に58歳の若さで亡くなられたグラン・アパッチェさんへ、追悼の10カウントゴング、そして1分間の黙祷が捧げられた。
第1試合
5月10日現在、いまだ勝ち星のない長浜浩江。決勝トーナメントに進むためにはもう負けは許されない。対する沙紀も、開幕初戦で山下りなを下し好発進したものの、その後は苦しい公式戦が続いている。
ゴングと同時に長浜がドロップキック。2発目を狙うも沙紀がかわしてサーフボードストレッチ→ダイヤル固めへ。長浜もキックアウトしエルボーのラリーに持ち込む。さらにドロップキックを放つ長浜。沙紀もコブラツイストで絞り上げるも、耐えきった長浜が焼豚2発からサクラ落とし!
そしてカサドーラを狙う長浜だったが、堪えた沙紀がフェースクラッシャー。ブレーンバスターでカウント2。追い込まれる長浜だったが、カサドーラで流れを変えると、最後は変形クラッチでクルリ! 公式戦初勝利をもぎ取り、決勝トーナメント進出に望みを繋いだ。
<試合後コメント>
長浜浩江
——初勝利での得点いかがですか。
長浜「勝つっていうのは嬉しいですね。取れた点数も1点でみんながどんどん2点を取っていくなかで、ぜんぜん取れてなくて点数も取れてなくて焦りを感じていたんですけど、まだ今日2点取れたことによって決勝トーナメントに残れる可能性はなくはないんじゃないかなって思っています」
——初のシングル?
「そうです。沙紀さんとは初シングルです。パワーがありますね。あとやっぱりなんだろ……なんだろな。やっぱりやってきてないからわからない。いつ何がくるか、そういうところの探り合いがあったなと」
——最後のフィニッシュは?
「最後のフィニッシュはずっと練習してきててなかなかここぞっていうときに出そうと思っていたのと、今までも途中までは出してきたけど自分がやっぱり失敗してしまって取れてなかったりするなかで、今日やっと成功して取れた技です」
——技の名前は?
「何も考えてないです。どうしよう……何がいいですかね? 頭が冷えたら考えます(大会終了後にヒロ・ギョプサルと命名)」
第2試合
第2試合はOTHER THANブロックの2位をキープする宮城もちと、粘り強いプロレスで引き分けに持ち込み、地道ながらも得点を重ねる門倉凛との対戦。
「お願いします!」の第一声から張り合う両者。門倉がもちのカバーをブリッジですり抜けると、もちも同じくブリッジでかわす。そして、もちは門倉の顔面を踏みつけていく。門倉もクロスボディーを放つが、キャッチしたもちが場外へ。これで主導権を握ったもちはキャメルクラッチで捕獲。
耐えきった門倉がクロスボディーの連発で攻守を入れ換え、逆片エビ固めでステップオーバー! なんとかブレイクしたもちがバックドロップ。そしてヒップドロップを連発していく。さらにブレーンバスターを狙うが……これは門倉がフェースクラッシャーで切り返す。
エルボーの打ち合いから門倉がドロップキック、そしてミサイル4連射。キックアウトしたもちが逆襲にかかる。だが、残り時間は3分。丸め込みでなんとか初勝利を目指す門倉だったが、両者ともに決め手を欠きドローを迎えた。
第3試合
ZABUNブロックトップの山下りなはこの日が最後の公式戦。現時点ではトップではあるが、大畠美咲や春日萌花が試合を残していることを考えると、この試合は絶対に落とせない。対するSareeeもOTHER THANブロックのトップ。初日こそ引き分けたものの、それ以降は全勝での決勝トーナメント行きを掲げている。
ロックアップから山下が押し込み走るも、Sareeeがロープを下げて山下をエプロンへ。ロープを挟んだエルボー合戦から山下がチンクラッシャー! ファンにアピールしていると、Sareeeが背後からキックで飛び込み場外戦となる。
一度はリングに戻るも、今度は山下が仕掛けて再び場外戦へ。激しいエルボー合戦から山下が場外ボディースラムでSareeeをマットに叩きつける。
リングに戻るとチョップ合戦や、ヘアホイップの掛け合いと意地の張り合いが繰り広げられるなか、小刻みエルボーを放った山下は顔面ウォッシュ。そしてサソリ固めへ。Sareeeがブレイクすると、クロスボディーを放つが受け止めた山下がまたもや叩きつける。そしてショルダータックルでカウント2。
Sareeeもドロップキックで攻守を入れ換えると串刺し式へ。そしてフィッシャーマンSHでカウント2。山下もスリーパーで絡みつくが、Sareeeがアームブリーカーで脱出する。
ならばと山下は後頭部へのランニングニー、串刺しラリアットでカウント2。胴締めスリーパーでギブアップを迫るも、Sareeeが耐えきり投げっぱなしジャーマンへ! しかし、山下もすぐにバックドロップでお返し。ダブルダウンのあと、再び気合のこもったエルボーの打ち合いとなり、山下の追走式ラリアット、Sareeeのドロップキックが決まる。ここでSareeeは飛びつき腕十字を敢行。
脱出をはかろうとする山下だったが、Sareeeも放さない。刻一刻と時間が迫るなか、Sareeeがジャーマン、山下のラリアットが決まり無情にもタイムアップ……。それぞれ1点を加算し、山下は8点でリーグ戦を終了した。Sareeeは単独首位をキープし、残りは門倉戦、大畠戦の2試合となった。
<試合後コメント>
山下りな&Sareee
——今日は初?
山下「初シングルですね。いやー、もうやりがいがありすぎて15分ってこんな短いんだなって凄いです。初シングル、こんなにムキになれるなんて、とことん潰しがいがあります」
——8点で終了だが。
山下「私が8点で終了。Sareeeも8点ですか。まあ他はどうなるか知りませんけど、決勝か準決勝でまた当たるんちゃいますか?」
——7試合を振り返ってみていかがですか?
山下「7試合、うーん……。もう1回トコトン潰し合おうというのは、Sareeeですね。クソ生意気ですね。いい意味で、いい意味でね、落ちつきのなさというか、乱暴者ですね。大好きですよ。ありがとうございました」
そこにSareeeが登場。
Sareee「お前、ナメんじゃねーぞ! 負けたと思ってない。お前と引き分けたなんて負けたと一緒だけど」
山下「負け以下だよ。ザーコ! ザコ! 悔しかったら勝ってみろよ、バーカ! 今すぐにでもやろうぜ?」
Sareee「やるか!?」
山下「でも私は今日はもう帰るからいいよ。もうやらねーよ。」
Sareee「逃げてんじゃねーよ」
山下「突っかかってるんじゃねーよ、リング上で決着つけてみろ、ケリつけてやるから。リング上で待ってるからよ。ケリつけてやるよ」
Sareee「お前、世志琥に負けるんじゃねーぞ」
山下「負けるわけねーだろ。ケチョンケチョンにしてやるよ!」
——初シングル、闘ってみていかがでしたか?
Sareee「眼中にまったくなかったけど、面白いヤツだなと思いました。今日引き分けたということで、あんなザコに引き分けたから負けと一緒かなと、今は思っていますけど、いつでも潰してやりたいですね」
——決勝トーナメントでもう1回やりたいと山下選手は言っていたが。
Sareee「上がってこれるんですかね? わからないですけど、闘ってやってもいいですよ」
——リーグ戦の点数、Sareee選手いまOTHER THANブロックのトップ独走中ですが。
Sareee「当たり前の結果だなとしか思ってないです。自分は女子プロレス界のトップ、SEAdLINNNGのトップを目指しているから、こんなところで負けてられないです」
第4試合
ZABUNブロックの2位を争う、春日萌花と大畠美咲。ともにこの試合を入れて残り3試合という状況だ。
スタートから激しい攻防。大畠が低空ボディーアタック、顔からバンを放てば、春日もヘッドシザースホイップで大畠を場外へ。そして、エプロンからのヒップドロップ、場外フットスタンプを投下! リングに戻りダイビング・フットスタンプを放つも、これは不発。だがすぐにリバース式フットスタンプで追撃。そして79.5MHzで絞り上げる。
耐えきった大畠は低空ボディーアタックでやり返すと、パワーボムでカウント2。旋回式ダイビング・ボディープレスを投下する。
春日も多種多様なフットスタンプでやり返すと、極楽固めで捕獲。大畠の腰を徹底的に攻めていく。
大畠はジャーマンを繰り出すも、腰攻めが響いてホールドできず。それでも執念でジャーマン3連発につなげていく。
残り5分でエルボーのラリーとなる。春日が丸め込みを仕掛けていくがいずれもカウント2止まり。逆にこのピンチを凌いだ大畠がカウンターのラリアットから花マルどっかん。キックアウトされるとスカイブルー・スープレックス・ホールドで3カウント! 得点を7に伸ばし、ブロック優勝へ一歩前進した。
<試合後コメント>
大畠美咲
——今日の試合を振り返ってみて。
「意外と攻められたかなというのがあって、たぶんまあ腰を攻めてくるというのは私のスープレックスを警戒してのことだと思うので、向こうに腰の決定打がなかったので救われたというか、そんな感じですね」
——優勝を狙っている大畠選手としてはちょっと手こずってしまったかなと言う感じ?
「そうですね、小石に躓きかけた。でもわりと大事な試合なときに春日萌花には負けたりしてたので、今回で苦手を克服できたかなって思います」
——点数的にはこれで7点。山下選手が8点で今日終了しました。
「残り2試合、勝てば確実にいけるってことですね。長浜とSareeeちゃんなので、勝ちます」
春日萌花
——今日攻め込んだが、敗れてしまいました。
「はい、まあキャリア以外のものは全部、大畠が上ってことじゃないですか。リーグ戦、自分が一番先輩で私は必ずしも先輩だから最強じゃないといけないとか違うとは思うんですけど、今日の試合だけは負けてはいけなかったので……。みなさんがご存じかわからないですけど、水波とのタイトルマッチのあと彼女から言われたことがあって、それはリング外の部分に関しては私は別にアナタのことをバカにしてるわけでもないし、尊敬してる、と。でも結局、プロレスなんだからリングの上がすべてなんじゃないのって。過程はいいんですよ。結果として残らなかったので、今年一番悔やまれることかもしれないですね」
——点数的に山下選手が8点で終了して、大畠選手が7点となりました。厳しいところに来たが。
「残り2試合、絶対落とさないようにして、大畠の結果を待つしかないのかなって思っています」
インフォメーション
休憩明けのインフォメーションコーナーで二上美紀子社長が観衆を発表。そして、5・14蕨大会の追加カードとして、水波綾&大畠美咲vs弓李&桃野美桜を発表した。なお、両チームのキャリア差を考慮し、弓李&桃野組は2カウントフォールで勝利することができ、オーバー・ザ・トップロープルールも採用。またドローに持ち込んだ場合、勝ちとされることが合わせてアナウンスされた。
第5試合
宮崎有妃を次期挑戦者に逆指名している水波綾だが、いまだ宮崎に了承してもらえず。なんとかこの試合でOKをもらいたい水波は早速、マイクを握ろうとする。ところが宮崎が奪って「絶対嫌だ!」の一言。これが合図となりゴングを迎える。
先発の夏はメキシコ遠征時のコスチュームで登場。グラン・アパッチェさんへの追悼を込めてグランストレッチを披露する。しかし、その後は捕まる展開に。飯田→朱崇花→水波にいたぶられまくる。そして、ネックブリーカードロップを飯田に放ってようやく桜花とチェンジ。
桜花はビッグブーツで蹴散らすと、宮崎とのハンマー式ボディープレスを飯田に投下。劣勢の飯田だったが、なんとか朱崇花と交代する。朱崇花はドロップキックでやり返すと、桜花に向かって「ババア!」を連呼しながらエルボー弾! 桜花もベテランの意地をみせて反撃にかかる。躍動する朱崇花をブラ下がりブラディーEXで絞り上げると場外戦へ。
攻守を入れ換えた桜花は朱崇花を連れ帰り、宮崎との合体DDTをお見舞いする。続く宮崎だったが、朱崇花はブファドーラを放って水波とチェンジ。水波は小刻みラリアットを叩き込むが、宮崎もラリアットでお返し。これをキックアウトした水波はイチジクへ。ならばと宮崎はリップロック! 桜花のビッグブーツを挟んでラリアットで飛び込むがカウント2。すぐさまムーンサルトプレスを投下するが、キックアウトされるとタイガーSH狙い。
未遂に終わらせた水波はドラゴンSHからダイビング・ギロチンドロップを投下。これを返した宮崎は、夏のビッグブーツ→桜花のネックハンギング・ボムのアシストからタイガーSHと波状攻撃。さらにムーンサルト・フットスタンプを狙うも、これは不発。その後、ラリアットでぶつかりあった両者は同時にボロボロの状態でチェンジとなる。
戦況が夏vs飯田となり、飯田が朱崇花のビッグブーツから低空ドロップキック、ミサイル弾に繋げていく。だが、ここで水波のラリアットが飯田に誤爆。合体パワーボムのアシストから夏が丸めるが、これもカウント2止まり。リング上が混沌とするなか、夏がシャイニング・ウィザードで飯田に飛び込みカウント2。すぐさま妖乱(クレイドルDDT)に繋げて3カウントを奪った。
水波「宮崎さん! 宮崎さん、自分のレジーナ逆指名! もういいです……。もう大丈夫です。すみません、今までしつこくて。ありがとうございました。違うあれ探します」
宮崎「ちょっと待って。ちょっと違う。あのー、違う、ちょっと待って×2。もういいって言われた……。3年間くらいやりたかったのに、もういいって言われた。GAMIさん、言ってやってください。いいんですか、こんなんで」
二上社長「いやアカンやろ。この件、ずっと動画撮って、iPhoneの容量満タンよ? アオリVお金出して作ったのに、これでやっぱりいいですってそんな、そんな! そんなんプロレス界は通用せん。宮崎も振ってばっかりやってたらアカンで。恋愛事情じゃないねんから」
宮崎「凄く寂しい、寂しいです」
水波「もうなんか違うの探します。すみません」
二上社長「違うのっておかしいやろ。やりなさい。えっとじゃあ決定戦をやりなさい。レジーナをやるかどうか。いいですか? えーっと、タッグで闘って、桜花さん、大畠さん巻き添えです。北海道でアビリバvsOVER SUN、アイアンマンマッチ。時間いっぱいやって、いっぱい勝ったほうの勝ち。45分。(桜花が反論すると)だって30分くらいアンタら普通にやってるやん。こういうときだけオバサン出さないでくださいね。45分アイアンマンマッチ、ポイントが多いほうが勝ち。アビリバが多かったらタイトルマッチやりましょう。OVER SUNが多かったら潔くタイトルマッチやめましょう。以上」
桜花「45分ですって。オバサンがんばりましょう。それではWAVEの選手、みんな上がってください。それではいつもいきます。もうすぐ大田区です。大田区大会まであと94日! ちょうど約3カ月。あと3カ月です。オバサンを怒らすと血圧あがるからやめて。あと3カ月で4000人集めますよ。みなさん4000人です。私たちで4000人集めます。なのでご協力よろしくお願いします。本日は誠にご来場、誠にありがとうございました。今日は5月10日ということで後藤の日、後藤の日です。今日は後藤君、試合が入ってなかったのですが、いつものアレで締めてください」
後藤「よし今日は後藤の日だーーー!(失笑が起こる)えー、本日はご来場、誠にありがとうございました。さきほどの桜花さんの言葉通り、大田区は満員にできるよう頑張ります。これがWAVEだ!」
<試合後コメント>
OVER SUN
——札幌での試合が決まりました。
桜花「なんでですか?」
宮崎「アイアンマッチじゃなくてもよかったよね。最終決着っていう感じかな……」
桜花「寂しくなっちゃったんですか?」
宮崎「寂しくない? もういいですなんて言われちゃった、私。寂しい。あと3年くらいやりたかったのに」
桜花「今まで宮崎さんが上にいたのに、いきなり主導権変わりましたね」
宮崎「怒ったのかな?」
桜花「地方で恥かかされて、今日も試合前に恥かかされて、嫌になったんでしょうね、きっと」
宮崎「ちょっと言い過ぎたかな……」
桜花「もし本当に嫌ならウチが勝てばいい話なんで」
宮崎「ベルトじゃなくても、別れる時はLINEとかじゃなくて、ちゃんと会って『ごめんなさい』、『わかりました』でね。アイアンマッチは前にシングルでやったことあるんで。前の引退前にチェリーと。時間のペース配分はわかっているので、覚えていると思うので。やったことある?」
桜花「45分はないです。33分とかはあります。LSDルールっていう。年を取ってから時間が延びるのは、ちょっとオバちゃんたちには辛いかなっていう。でも若いので大丈夫です。先に多めに取っておいて、体力温存すれば……頑張りましょう!」
宮崎「頑張りましょう」
Avid Rival
——札幌での対戦が決まったが。
水波「まあ結果よければすべてよしなので、桜花さんも大畠も、押してダメなら引いてみなって、ぜんぜん意味がわからなかったんですけど」
大畠「私は言ってないよ」
水波「あっ、しつこいと嫌われる、か。自分なりに引いてみました。したら結果、札幌で勝ったら宮崎さんがレジーナに挑戦っていう」
大畠「あのさ、さっきから勝ったら勝ったらって言うけどさ、勝つってどういうことかわかってる?」
水波「それはあとで大畠に教えてもらってって言われたから」
大畠「45分、闘い続けるんだよ、それでよりフォールとかギブアップとか取ったほうが勝ちなの。45分間だよ! ずっと試合。続行されるの!」
水波「大丈夫じゃね? ウチらもう10年もやってるんだし」
大畠「45分闘ったことある? 私はないよ」
水波「私もないけど」
大畠「正直ないよ、タッグでもないよ。しんどーい」
水波「1+1がね、2とかじゃなくて、10とか100とかなれば、45分、大丈夫じゃね?」
大畠「何、変なこと言ってるのー……」
水波「とにかく私は! レジーナ戦に繋げたいんです。そのチャンスというかどんな形であれ、札幌を闘い抜けば、結果勝てば宮崎さんとレジーナ戦ができるんです。今まで不可能と思われて5回も逆指名断られ続けたけど、今日やっと進展があったんです。それを大畠にも申し訳ないけども、巻き込まれているけども、私のために一肌も、二肌も脱いでくださいっていうことです」
大畠「言われてないから。ちゃんとお願いして」
水波「お願い」
大畠「軽いな」
水波「ということで札幌、勝てばいんです、勝ちゃ! だから頑張ろう。ウチらアビッドリバルなんです。熱いライバルなんです。熱いんです。つーことは熱いライバルが手を組めばもっともっと熱いライバルになるんです。言っている意味がわかりません。だけどとりあえず札幌は頑張るんです。そしてレジーナ戦に繋げるんです。自分は以上!」