【試合結果】5・14 WAVEアイスリボン道場大会 長浜浩江vs春日萌花 Sareeevs門倉凛 沙希vs宮城もち 水波綾&大畠美咲vs弓李&桃野美桜
- 2017-5-15
- 試合
- プロレスリングWAVE
『CATCH THE WAVE2017〜Bracken2』
日時:5月14日(日)
開始:18:00
会場:埼玉・レッスル武闘館
観衆:92人
▼チャレンジWAVE(15分1勝負)
[AvidRival]水波綾/大畠美咲
2−0
弓李(アイスリボン)/桃野美桜(Marvelous)
①○水波 11分37秒 イチジク ●弓李
②○大畠 14分50秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド ●桃野
▼公式リーグ戦(15分1本勝負)
○沙紀(フリー)【4点】
8分37秒 エビ固め
●宮城もち(アイスリボン)【6点】
※エビ固めの応酬から
▼公式リーグ戦(15分1本勝負)
△Sareee(SEAdLINNNG)【9点】
時間切れ引き分け
△門倉凛(Marvelous)【5点】
▼公式リーグ戦(15分1本勝負)
○長浜浩江【5点】
9分22秒 ヒロ・ギョプサル
●春日萌花【4点】
水波&大畠が弓李&桃野に完勝し貫禄を見せ付ける!SareeeがCATCH THE WAVE決勝トーナメント進出!
第1試合
二上美紀子社長の提案で、AvidRival(水波綾&大畠美咲)は弓李&桃野美桜の2人からフォールまたはギブアップを取らなければならない過酷なルールに。
しかも、弓李&桃野組は2カウントフォールで勝利することができ、オーバー・ザ・トップロープルールも採用。またドローに持ち込んだ場合、弓李&桃野組が勝利となることがアナウンスされた。
圧倒的にアビリバが不利のなか、ゴングと同時に弓李&桃野が奇襲。トレイン攻撃で大畠を攻め込むと、桃野がすかさず首固め、スクールボーイ、回転エビ固めで攻める。大畠もすべてカウント1で返すと弓李にドロップキックを放って、ようやく交代。
水波は弓李を吹っ飛ばすと「日曜日にありがとうございます!」とファンにお礼。場外に落ちた弓李は、水波から逃げまくって体力を消耗させる。水波がロープに足を掛けて挑発に乗ると、背後から桃野が突き落とそうとするが、大畠が助けに入りセーフ。
冷静さを取り戻した水波は、弓李にナルシストラリアットでお仕置き。大畠が串刺し低空ボディーアタックで続くも、かわした弓李がカウント1。桃野も顔面への低空ドロップキックで続く。一方、大畠もダイビング・クロスボディーでやり返して水波と交代する。
水波はギロチンドロップを投下するもカウント2。桃野が小刻みエルボーでやり返していくが、水波がショルダータックルで黙らせる。しかし桃野もアームホイップからのドロップキックでやり返すと、続く弓李がスリングブレイドにつなげてワキ固め→腕十字に移行する。ブレイクされると619へ。
エルボーのラリーから水波がパワースラム。紅の豚でカウント2。ぶっこ抜きジャーマンからラリアットを狙うもかわした弓李がOTR狙い。なんとか堪えた水波がまとめてスピアを放って行く。
ここで残り5分のコール。弓李は水波にワキ固め。耐えられるとブロックバスターホールドを放つがカウント1。ピンチの水波だったが、大畠のバックブローから大外刈りを決めるとイチジクで絞り上げ、ギブアップ勝ち。まずは弓李から勝利をあげた。
試合が再開され弓李が逆さ押さえ込み、首固めで挽回にかかる。だが水波は早々に桃野を連れ出すと、ホットリミットへ。切り返した桃野がカウント1。大畠が出ていき、桃野がクロスボディーでカウント1。ダイビング・クロスボディーもカウント1止まり。
時間が少なくなるなか、大畠は低空ボディーアタック、ミサイル弾と猛攻。桃野も逆さ押さえ込みで粘りをみせるが、すべてカウント1で返した大畠がドロップキック、ジャーマンと畳みかけ3カウント! ギリギリのところでアビリバが弓李、桃野の両者からフォールを奪い、勝利を収めた。
第2試合
OTHER THANブロック2位の宮城もち。これが最終戦ということもあり、勝利で終えて、2位をキープしたいところ。一方、沙紀は初戦以降、苦戦。この試合を落とすと脱落が決定するため、是が非でも勝ちたい試合だ。
開始早々、ショルダータックルでぶつかりあうもちと沙紀。沙紀が吹っ飛ばして逆片エビ固めへ。ブレイクされるとフェースクラッシャー。そしてカンパーナを予告。もちはロープに逃れて回避するが、沙紀も諦めずにカンパーナ。腰へのニードロップを投下する。
攻め込まれたもちだったが、ヒップドロップでお返し。攻守を入れ換えるも、走ったところを沙紀がボディースラム。もちもカウンターのもっちりバディシザースからフットスタンプ、リバーススプラッシュでカウント2。沙紀のダイヤル固めはニアロープ。ここからエビ固めの応酬になると沙紀が執念で押さえ込み、貴重な2点をゲットした。
この結果によりもちは6点でリーグ戦を終了。残り試合を残す、Sareee、沙紀、門倉の結果待ちとなった。
<試合後コメント>
沙希
——いかがでしたか、試合は?
「もちさんと試合するのが凄く久しぶりで、シングルもはじめてだったので、今までキャッチの試合とか、他の対戦するのを見ていたので、それなりに自分で対策を練ったつもりだったんですけど、もちさんもこっちのやることとかガードされたりしてたんですけど、なんとか最後丸め込みで取れたのでよかったと思います」
——残り1試合残して、
「1試合なんですけど、今日これでギリギリ勝てても、まだ最下位ですよね。4点って最下位ですよね。これで凛ちゃんに勝ったところでやっともちさんに並ぶくらいですもんね。だから勝たないといけないんですよ。凛ちゃん今、ドローばかりだから。何がなんでも何やっても肩あげようとしてくるのを私がなんとか山下さんしかり、もちさんを押さえ込んだ感じで、本当押さえつけないといけないなと。なんとか絶対勝たないと」
第3試合
OTHER THANブロック首位独走のSareeeはこの試合に引き分け以上で2位以内が確定する大事な試合。門倉も引き分けで得点を稼いでいるものの、勝ち星はなし。決勝トーナメントに進むためにもそろそろ勝ち点が欲しい状況だ。
ゴングと同時に門倉がドロップキックで先制。スクールボーイでカウント2。Sareeeもドロップキックでやり返すと、厳しい攻めを見せる。
門倉も必死に耐えてクロスボディーを放つが、受け止めたSareeeが逆片エビ固め。なんとかブレイクした門倉は串刺しドロップキックをお見舞い。ボディースラムで叩き付けていく。そしてドロップキック!
Sareeeもやり返すが、門倉もすぐにドロップキック。Sareeeのエルボーをかいくぐり逆さ押さえ込みへ。キックアウトされるとドロップキックを連発していき、DDTからミサイル4連発!
Sareeeも追走式からソバットで流れを変える。門倉は小刻みエルボーを放つが、Sareeeが強烈エルボー一発でやり返す。そして低空ドロップキック、ミサイル弾に繋げるもカウント2止まり。もう一度コーナーに登るSareeeだったが、門倉がドロップキックで突き落とし場外戦へ。門倉は場外カウントアウト勝ちを狙うも、これは失敗。ならばとウラカンラナで丸め込む。
ヒヤリとしたSareeeがジャーマンで巻き返す。キックアウトした門倉はスクールボーイで何度も攻め込む。Sareeeも返すともう一度、ジャーマンSHへ。さらに裏投げを狙うが、これも未遂に。逆に門倉がスクールボーイを連発していきドローを迎えた。
これでSareeeは9点で決勝トーナメント進出が決定。残り1枠を掴むのはもちか沙紀か、はたまた門倉か!?
<試合後コメント>
Sareee
——引き分けという結果に終わりましたが、いかがですか。
「あそこまで粘られると思ってなかったのでビックリしましたね」
——余裕を持ってというわけではなかっただろうが?
「ぜんぜん余裕のつもりだったんですけど、最後仕留めてやろうと思ったら、ジャーマンで返されてビックリしました。そこで決められなかったのが悔しいです。15分ってわかっていたのに……はい……」
——最終的に9点となりトーナメント進出は決定しましたが。
「当たり前の結果だと思っているので、優勝目指しています」
——残り大畠戦だが。
「ここは勝たないと意味ないと思っているので、勝ちにいきます」
門倉凛
——引き分けという結果になりましたが、いかがですか。
「山下さんの時の試合も春日さんの時の試合もそうなんですけど、この引き分けって凄く自分の自信のような気がして、勝てなかったんですけど、正直負けてもないのでこれは自分の中では進んでいっているんじゃないかな、と感じます」
——得点的にも……。
「今、何点ですか?」
——5点です。
「5点か……。チキショー勝ちたいですよね。これあと2試合、勝ちたいですね。中途半端な点数好きじゃないです」
——あと残り、負けなければトーナメント出場もありうるが。
「本当ですか、いやでも勝ちたい! トーナメントもいきたいですけど、勝ちたいです。自分はCATCH THE WAVEにかけているので、キャッチ終わったときにはたぶん自分、凄く成長できてるんじゃないかという自信があるので、凄くこれに懸けています。決勝行きたい、勝ちたい、優勝したいです!」
第4試合
メインはZABUNブロックの春日萌花vs長浜浩江の一戦。ともにこの試合に負けたら脱落が決定するだけに、負けられない試合となった。
ゴングと同時にエルボーでぶつかり合う両者。春日が長浜を場外に落としてプランチャを狙うが、長浜が阻止。エプロン上でエルボーのラリーを繰り広げたあと春日がエプロンからのヒップドロップを投下。リングに戻ってキャメルクラッチ、逆エビ固めで絞り上げる。そして背中へのフットスタンプを放つ。
一方、長浜も背中へのフットスタンプでやり返すと、焼豚、ブレーンバスターで反撃開始。ドロップキック3連発はカウント2。さらにサクラ落としで攻め込んでいく。そしてカサドーラを狙うが、切り返した春日がダブルリストアームサルトへ。キックアウトされると79.5MHzからの極楽固めへ。そしてダイビング・フットスタンプを投下するが、これをかわした長浜が首固め。
キックアウトした春日も2回転式の逆さ押さえ込み。長浜もジャックナイフ式エビ固めで飛び込むも返されると、最後はヒロ・ギョプサルでクルリ! この結果により春日は残り1試合を残し、脱落が決定。長浜は最終戦となる大畠戦に勝てば決勝トーナメント入りの可能性を残すこととなった。
<試合後コメント>
長浜浩江
——春日戦いかがでしたか。
「極楽固めで意識がどこか飛んでいきそうになって、でもギリギリ、石黒さんの声とか聞こえて、凄くギリギリの状態で、なんかもう最後まで朦朧としてる感じでした」
——最後は新技で決めました、狙っていました?
「まだそんな出してきてないので、みんな対策もできてないかなというのと、今日勝たないと次がないという状態でカサドーラを返されてから、やっぱこれしかないのかなって」
——残り1試合、得点状況としてはかなり厳しいが。
「次勝ったら大畠さんと同点なのかな。大畠さんから今日、春日さんに勝ったことも凄く大きいことだと思うし、大畠さんから勝つことができたら凄い大きいことになると思うんですけど、でも次に繋ぐためには、勝たないと繋がらないので……。たぶん大畠さんには今の新技のきり返し方も大畠さんのことなので考えているかもしれないので、また違う何かを考えながら次の大畠戦に気持ちを持っていきたいと思います」