ミスター雁之助がディック東郷相手に復帰後初のギブアップ負け!
19日、新宿FACEで開催された『ガッツワールドvol.106 WRESTLE ANGEL 2017』。
セミファイナルでは、ディック東郷&折原昌夫&梁和平の“トンパチマシンガンズ with FEC”が持つ6人タッグ王座にミスター雁之助&ガッツ石島&CHANGOの“鬼神悪魔道雄CHAN”が挑戦した。
数々の抗争を繰り広げて来たトンパチと正規軍だが、前回大会のシングル4番勝負で正規軍が勝利。これにより最終決着として流出中のベルト奪取に乗り出したが、トンパチは場外戦や急所攻撃と王座戦でもペースを崩さない。CHANGOが場をかき回し、雁之助がラリアットから「ハヤブサ!」と叫んでのファルコンアローで流れを取り戻すも、ファイヤーサンダーを狙った所を東郷が首投げから横十字固め。返した雁之助をクロスフェイスで絞め上げ雁之助がまさかのギブアップ!
復帰後初のギブアップ負けに場内もざわつく中、折原は「こてんぱんにやっつけてやったぜ。もうこれ以上のものはね~だろう。お前らとの抗争は今日で終わりだ。もうお前らは俺たちにこれっぽっちも歯が立たねえ。今日で終わりなんだよ」と吐き捨てリングを後にしようとする。
だが雁之助が「終わってねーよ!まだシングルマッチやってねーだろ!今度5月5日、後楽園ホールビッグマッチあんじゃねーか。ディック東郷!返事しろやんのか逃げんのか!今のままじゃ終わらせねーよ!」と叫び、これを聞いた東郷は「やってやるよ」と雁之助に殴りかかりリング上は大乱闘。
バックステージに戻った雁之助は「ああいう流れで決まったけど、俺は純粋に試合として、プロレスラーとして楽しみたいなって気持ちが大きい。純粋にディック東郷っていう選手は今まで交わることがなかった選手で、俺も辞めてた(2008年に引退後2014年に復帰)しあの人も辞めてた(2012年に引退し2016年に復帰)。ほんとはあの人FMWなんだよ入門したの。FMWでデビューする前に辞めて、ユニバーサルでデビューしてるけど俺より先に入門してるから俺のFMWの先輩に当たるんだよ。復帰する前もギブアップ負けって覚えてないけど、獲られたからって今日で終わりだなんて許すわけ無いだろそんなもん。偶然なのか運命なのかはわかんないけど、俺は楽しみにしてるよ。俺ももう来年50歳だから、一試合一試合を全力でやってるから、ちょっとおじさんだけどこういう素晴らしいプロレスラーがいるっていうのは見せたいね」とディック東郷への思いを語った。