ユニオン12.17新宿でのMAX戦に向け、王者・光留が「FUMAはウソをついている。リング上では人格が変わっている」
11月25日、都内のTEC事務所でユニオンプロレスが12月17日(水)に東京・新宿FACE『師走のユニオン2014』で行うユニオンMAX選手権試合、王者・佐藤光留vs.挑戦者・FUMAの記者会見を行った。
ナオミ・スーザン代表とともに光留もFUMAもスーツ姿で登場すると、タイトルマッチに向けてそれぞれ意気込みを述べた。
FUMA「今年に入って佐藤光留がユニオンプロレスに参戦することになって、次々とユニオンの選手を倒していく中で、僕も一度4月に自分からやりたいと主張してシングルマッチをさせていただきました。そこで負けて今度の12月の新宿FACEでユニオンMAXのベルトに挑戦させていただきます。その間に佐藤光留が(木高)イサミさんを倒してベルトを持って、自分の後輩にあたる福田(洋)や風戸(大智)も挑戦して敗れていって、自分もいますぐにでも挑戦したい気持ちっていうのをずっと持っていたんですけど、4月に負けているっていうのもあったので。前回のユニオンでUWA世界タッグの防衛戦で、自分が佐藤光留から直接勝った。それでももう条件を満たしたと、自分の中で思ったので今回挑戦を主張させていただきました。これで自分が勝つことによって、もちろんユニオンにベルトを戻したいっていう気持ちも強いですけど、イサミさんからベルトを獲って、さっきも言いましたけど風戸や福田、それから石川(修司)さんもベルトを獲ることに失敗して、ここで自分が負けてしまったらもうユニオンにあとがない、と自分はそう思って試合に臨んでいます。必ずベルトを獲り返して、ユニオンは木高イサミや石川修司だけじゃないっていうのを、必ず自分が見せたいと思います」
光留「もう前回、タッグマッチがタイトルマッチだったことも……まあ負けたのは覚えているんですけど、どんな感じだったかっていうのも正直覚えてないくらい試合してますので、あまり実感がないなというのが正直な感想なんですけど。ただ、前回自分がまあまあ腹立って(FUMAから)『次、やらせろや』って言われて、『ナンボでも来いや。その日は何があっても空けてやる。絶対お前とやってやる』って言ったにもかかわらず、同じ日に普通にほかの団体からオファーが来まして。もちろん断ったんですけど、『あ、届いてねぇんだな』っていうのが正直な感想です。まあそれはどこも五十歩百歩だなと思うんですけど、4月にシングルマッチをやってのはいまでもよく覚えています。っていうか、FUMAって選手は初めて試合をしたときからまあまあよく覚えています。確か最初、タッグマッチで新木場で、全然違うところのでやったんですけど、『ああ、もうこいつはヤベェぞ』と。久々にヤベェ奴が現れたなと。それはもう力が強いとか、すごい技やるとかじゃなくて、プロレスで相手のものを奪っても何にも動じないというか、人のものを奪って、大事ないままで積み重ねてきた色んなものを奪ったって、それに対する罪悪感が一切ない、そういう奴が一番怖いですよね。普通はやっぱり躊躇するんですよ。人の偉大ないままでの経歴を…『もしこの有名な選手を傷つけちゃったらどうしよう』、少しはあると思うんですけど、この人の目には一切ねぇなと思ってました。それは先日やったときも、いまチラッと横見てもやっぱりそういう奴の目をしているんだなと思いました。でもいま意気込みを聞いたときに、やれイサミだ石川だ風戸だ福田だ、『俺がユニオンを』って、随分と小さいものを見ているだなっていうのが正直な感想です。確かに僕がこのベルトを獲ってからユニオンはロクなことが起こっていないんですけど、そんなもんはしょうがないですからね。負ける奴が、(ベルトを)獲れなかった奴が悪いですから。それを押しのけて、『どいつもこいつもだらしねぇな! 俺が佐藤光留から獲ってやる』ってひと言でも聞けるのかなって思ったら、意外と普通の人間だった。たぶんウソをついているんだと思うんで。ウソをお客さんの前でついているっていうのは恥ずかしいことですから、よくないことですから。それこそ前のくだらないユニオンに戻ってしまいますから。僕がいる限りユニオンに価値がありますから。そういう意味で正真正銘、互いの大きなものを賭けて闘いたいなと思います。ただ、いまの僕を止めるっていうのは相当難しいんじゃないかと、自分自身でも思います。いろんなところの試合、プロレスに対する姿勢、トレーニング、大まかなもの、細かいものを見てもいまの僕を止めるのは相当難しいと思いますから、そこは覚悟してきてほしいですね。止められないってことはどういうことか。実際、横に座っているキャーキャーうるさい(スーザン)代表は、下で見て怒っているだけですけど、リングの上にいる対戦相手はFUMAですからね。どういう思いをするかっていうのをよく考えて準備してきてほしいなと思います」