9・19 全日本後楽園大会 諏訪魔vsケンドー・カシン 秋山準vsゼウス 【GAORA TV王座】ビリーケン・キッドvs中島洋平
『第4回王道トーナメント【準決勝・優勝決定戦】』
日程:2016年9月19日
会場:後楽園ホール
観衆:1183人
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○渕正信/青木篤志/佐藤光留
13分1秒 逆さ押さえ込み
●SUSHI/西村修(フリー)/土方隆司(フリー)
▼王道トーナメント公式戦 準決勝 時間無制限1本勝負
●秋山準
10分33秒 ジャックハマー
○ゼウス
▼王道トーナメント公式戦 準決勝 時間無制限1本勝負
○諏訪魔
8分10秒 アンクルホールド
●ケンドーカシン(はぐれIGF軍団)
▼GAORA TVチャンピオンシップ 60分1本勝負
【王者】●ビリーケン・キッド(アンサー)
11分50秒 跳後廻蹴→片エビ固め
【挑戦者】○中島洋平
※第12代王者が2度目の防衛に失敗。中島が第13代王者となる
▼王道トーナメントスペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
大森隆男/崔領二(ランズエンド)/滝澤大志(K-DOJO)
10分8秒 無効試合
長井満也(ドラディション)/ボディガー(フリー)/吉江豊(フリー)
▼王道トーナメントスペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○宮原健斗/ジェイク・リー
9分52秒 ブラックアウト→片エビ固め
●野村直矢/青柳優馬
▼王道トーナメント公式戦 優勝決定戦 時間無制限1本勝負
○諏訪魔
25分36秒 ラストライド
●ゼウス
※諏訪魔が初優勝
諏訪魔が王道トーナメント初優勝!中島がビリーからGAORA TVを取り戻すと井上雅央が挑戦表明!征矢が大森にシングル直訴も保留
第1試合
レフェリーを李日韓が務める。先発は西村と青木、西村がヘッドロックからリストの取り合い。西村がヘッドシザースで捕らえると青木が倒立しようとするがそのまま潰して抜ける。両者タッチ。
お互いローキックで牽制。土方のミドルキックをキャッチした光留がヒールホールドも土方が腕を取っていくが光留はロープへ。両者タッチ。
ロックアップからSUSHIが渕にサミング。渕はヘッドロックからナックル。渕はボディスラム3連発。渕は青木にタッチ。
エルボー合戦からSUSHIがロープに飛ぶが青木がドロップキックで迎撃しミサイルキック。SUSHIは青木をコーナーに叩きつけるとバッククラッカーを叩き込んで西村にタッチ。
西村はローキック連打からエルボースマッシュ。さらにダブルアームスープレックスからスピニングトーホールドで痛めつけると足4の字。
これは渕がカット。西村がダイビングニードロップもこれを青木が避けて光留にタッチ。
光留はロープに振るも西村はエルボースマッシュ連発。西村は土方にタッチ。
土方はミドルキック連打。エルボーの打ち合いから土方がドロップキックで倒しコーナーに振ると串刺しハイキック。ダブルアームスープレックスからサッカーボールキックで叩きつけるが、光留は左右のミドルキック。これをキャッチした土方がヘッドバッド。光留はハイキックも土方もハイキックを叩き込み両者ダウン。両者タッチ。
渕がSUSHIにトーキック連打からドロップキックも、避けたSUSHIがエプロン降りてショルダー攻撃からスワンダイブミサイルキック。SUSHIはボディスラムからダイビングヘッドバッド。渕はこれを避けてバックドロップを狙う。だがSUSHIはエルボーを落として逃れるとTEKKAMAKI。これは青木と光留がカットし、青木が「お前考えろ」とSUSHIをどついていく。西村と土方がこれをカットするが、渕がSUSHIに逆さ押さえ込みで3カウント。
<試合後コメント>
佐藤光留&青木篤志
光留「おい!誰でもいいぞ。ツイッター、フェイスブック。得意なものでなんでもいいぞ!名前を挙げたら今なら誰でも挑戦できるぜ。挑戦するのも技術のうち。ねぇ先輩?」
青木「押忍、隊長!」
佐藤「だいぶ変態自衛隊が(笑)。土方隆司でもいいよ。西村修でもいいよ。お前らこのベルトがほしいんじゃないの?誰でもいいよ、パートナー連れてこい。ただ!SUSHIはない。それも技術のうち。アドレナリンは自分で出す。それも技術のうち。技術的なものはもちろんやる。けど自分で気持ちを作る。精神的なもの。それも技術のうち。それが俺たちアジアタッグチャンピオン、変態自衛隊!」
第2試合
ゼウスがロープに押し込みエルボー。ロックアップから秋山がヘッドロックで捕らえショルダータックルの打ち合い。これをゼウスが制してジャンピングラリアット。だがすぐに秋山が起き上がりランニングニー。秋山はゼウスを場外に叩き出し鉄柵に叩きつけるとランニングニーからDDT。秋山はゼウスの上半身を場外に出す形でエプロンに寝かせると、その上半身に向かってニードロップ。
ゼウスがエプロンに登ると秋山がエルボーからニー。さらにリバースDDTを叩き込んでリングに戻すとパイルドライバー。フォールも2。
ゼウスがチョップも秋山がヘッドバッド。ゼウスがコーナーに振ると走り込むが秋山は足を伸ばしてカットしコーナーに登るが、ゼウスはラリアットで場外に叩き落とすとダイビングハンマー。お返しとばかりに秋山を鉄柵に叩きつけていきブレーンバスター。
リングに戻るとゼウスがストンピング連打からマウントをとりエルボー連打。ゼウスは串刺しラリアットから串刺しボディスプラッシュ。ベアハッグスープレックスからフォールも2。
ゼウスはチョークスラムを狙うが耐えた秋山とエルボー合戦。ゼウスは強烈なチョップから走り込むがジャンピングニーで迎撃した秋山がランニングニー。フォールも2。
秋山は胴絞めフロントネックロック。秋山はランニングニーも耐えたゼウスがエルボーから走り込むが秋山はエクスプロイダー。しかしゼウスもすぐに立ち上がりラリアット。両者ダウン。
秋山がジャンピングニーを叩き込み、倒れたゼウスにゼロ距離でニーを連発からランニングニー。フォールも2.9!
秋山はエクスプロイダーからフォールも2。秋山はリストクラッチ式エクスプロイダーを狙うが、エルボーで逃れたゼウスに秋山はコーナーからダイブするもゼウスはラリアットで撃墜。ゼウスはチョークスラムを叩き込んでフォールも1。ゼウスはラリアット連発。これでフォールも2。ゼウスはジャックハマーを叩き込んでこれで3カウント。
<試合後コメント>
ゼウス
――ついに秋山越えを果たしました
「そうですね・・・。次の試合が待ってるんで気合いを入れ直します。また後で・・・」
第3試合
カシンは諏訪魔會の旗を奪い掲げると、その旗を真っ二つに折り投げ捨てる。
カシンは握手を要求。諏訪魔は応じずロックアップ。諏訪魔がコーナーに押し込むもクリーンブレイク。今度はカシンが押し込むもクリーンブレイク。グラウンドの攻防から両者距離を取る。
諏訪魔がカシンのマスクに手をかけるもカシンはナックルからストンピング。諏訪魔の足をロープを使って捻っていく。
カシンは片足タックルも諏訪魔は潰してバックを取る。カシンはサミングからハンマーを落としヒールホールド。諏訪魔はロープへ。
カシンがハンマーも諏訪魔はエルボーからストンピング。諏訪魔はボディスラムで叩きつけフロントキック。再度フロントキックもカシンは足を取って倒しヒールホールド。カシンはストンピングからナックル。カシンはトーキックもこれをキャッチした諏訪魔はアンクルホールド。カシンはタップするかに見せてロープへ。
カシンはシューズのヒモを緩めるが、そこへ諏訪魔は串刺しラリアットからバックドロップ。フォールも2。
諏訪魔はアンクルホールドもシューズがすっぽ抜けてそこをカシンが丸め込む。再度丸め込むが、これを返した諏訪魔がチョップもカシンは丸め込む。
諏訪魔はラリアットからバックドロップで叩きつけ、裸足のカシンにアンクルホールド。これでカシンはギブアップ。
諏訪魔はリングを後にするが、そこへ大怪獣モノが登場。卵を奪い返そうとするが、タオルに包まれていたのはラグビーボール。モノは怒って会場を後にした。
<試合後コメント>
ケンドー・カシン
「セコンドが、誰も来てくれないからなぁ。冷たいよな、はぐれのやつらは。こうなったら新しいはぐれのメンバーをさがすしかない。・・・いる!ひとりいる!新しいメンバーが。決まったら皆さんに披露します」
第4試合
ダークキングダムのメンバーである南野が長井のセコンドへ。
先発はボディガーと吉江。ロックアップからボディガーがヘッドロックで捕らえショルダータックルも、吉江は「効きません」とショルダータックル。打ち合いを吉江が制して串刺し攻撃を狙うが、避けたボディガーがショルダータックルで倒し両者タッチ。
滝澤が4方からショルダータックルも受けきった大森がショルダータックルで倒す。チョップの打ち合いから滝澤が走り込むが大森はビッグブーツで迎撃し長井にタッチ。
長井は大森に羽交い締めにするよう要求。長井はビッグブーツもこれは大森に誤爆し大森が場外に吹っ飛ぶ。長井と大森が口論するが、そこへ滝澤は強烈なチョップを叩き込み崔にタッチ。
崔は首投げからサッカーボールキックを叩き込みフォールも2。
崔はコーナーでチョップから串刺しバックエルボー。ブレーンバスターで叩きつけフォールも2。崔はボディガーにタッチ。
ボディガーはストンピングから逆片エビ固め。長井はロープへ。
ボディガーはボディスラムからエルボードロップ。フォールも2。ボディガーは滝澤にタッチ。
滝澤はチョップから首投げで倒しスリーパー。長井はバックエルボーで逃れるもエルボーで倒した滝澤がライオンサルト。フォールも2。長井はエルボー連打も滝澤はチョップを叩き込み崔にタッチ。
崔はチョップからフロントキック。長井はエクスプロイダーから吉江にタッチ。
吉江はラリアットからジャンピングボディプレス。フォールも滝澤がカット。
滝澤のエルボーに吉江がチョップから崔と滝澤に往復串刺しヒップアタック。吉江は崔にボディスラムからエルボードロップ。フォールも2。
吉江はコーナーに上るも崔がジャンピングミドルから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。両者タッチ。
大森をショルダータックルで倒したボディガーが串刺しラリアット連発。ボディガーはバックドロップからフォールも2。エルボードロップからフォールも2。ロープに飛ぶもエプロンに上がった南野に驚いたボディガーへ大森がラリアット。大森はアックスボンバーを狙うが、なぜか南野が大森の足を引っ張り倒すと、長井ガイスを持ってリングに上がり吉江を強打。そのままレフェリーも場外に叩き出し、ボディガーに凶器攻撃。大森にトレイン攻撃も狙うあ、大森は南野にアックスボンバー。長井にもアックスボンバーを狙うが、長井は場外に逃げていった。
征矢がリングに登場。
征矢「全日本のファンの皆様、WRESTLE-1の征矢学と申します。本日は一つお願いをしにやってきました。大森さん、あなたにお願いがあります。8月に私欠場して、次の10月9日に復帰が来まりました。その、復帰戦の相手に!大森さん、あなたと、シングルマッチを希望しております。どうか、大森さん、私とシングルマッチ、是非ともやっていただけますでしょうか!?」
大森「アニキ、久しぶりだな、元気そうじゃねーかよ。お前の復帰戦の相手、だけど、俺はここでは即答はできない以上!」
征矢「大森の旦那、いい返事待ってますよ」
<試合後コメント>
大森隆男
――征矢選手の問いに即答しませんでしたね?
「即答?今言われてもね」
――WRESTLE-1の後楽園でアピールしていたのはご存知でしたか?
「(その記事は)見ました。・・・当然いろいろ、彼が辞めていった経緯もあるし、僕が決めることですけどね。即答はできないですよ。考えることはあります」
――久しぶりにリング上で対面した征矢選手はいかがでしたか?
「まぁ元気そうでしたね。なつかしさは・・・。昨日今日のような気もするし、もう何年も前のような気もするし。ここ最近の時系列はなんだかよくわからなくなってきました(苦笑)。征矢がいなくなったのは最近のような気もするし、もう何年も前のような気もするし。自分が毎日毎日に余裕がないような気がします。そこまであんまり振り返る。振り返るのはまだ早すぎると思うし、俺に余裕がないんだなって思うし。ただやっぱり復帰戦に関しては正直即答はできない」
――会社としてはともかく、個人としてはどうしたいですか?
「いやもうなんとも言えないですね。今どうする、今どうするって迫られたらどうします?ここで答え出せよって。定食屋に行ってこっち食べるかこっち食べるかというくらいならいま決められるでしょう。そういうことじゃないですか。どうするどうするって言われたら「あああ・・・」ってなるでしょう(笑)」
征矢学
「直接大森さんに自分の思いを伝えようと来ました。あとは大森さんがどういう反応をするのか、あの人に任せます。私としては、是非とも大森さんとシングルマッチをやりたいなと思っています。こうして今日、全日本プロレス、久しぶりに来て、おそらくいいと思っていない方も居ると思っています」
(秋山が乱入)
秋山「お前、頼みに来たんじゃないの?頼みに来てなんだよお前。大森になんだよ?お前頼みに来たんだろちゃんと来いや!あ?舐めたことすんじゃねぇこの野郎!」
征矢「ちゃんと敬語で」
秋山「敬語じゃねーよお前!お前の理由なんか知るか、関係ねーよそんなの!お前のほうが今日頼みに来たんだろこの野郎、やり方あんだろ!」
(秋山はキレながら控室へ)
征矢「…まあ、いいと思っていない人もいるでしょう。それも全部含めて、その覚悟を持って今日来てますから!おそらく全日本プロレスの社長さん、秋山さん、面白いと思ってないでしょうね。プライドを捨ててでも、どうしても、どうしても大森さんとシングルマッチ一対一の、ワイルドの、原点ですよ。もう一度思い出したいんですよ。欠場してて、正直不安だったり色々抱えたりしてますよ。だからこそ!俺にもう一度刺激を!ワイルドの刺激を!いただきたい!大森さん、いい返事を待っております」
第5試合
両者ローキックで牽制。中島がタックルもこれをキャッチしたビリーがロープに押し込むも中島が体勢を変えてハイキック。避けたビリーがソバットから走り込むが中島がヘッドシザースホイップからドロップキック。コーナーで座り込みビリーにストンピングからミドルキック連打。フォールも2。
中島はコーナーでチョップ。ビリーはコーナーに振るが中島はエルボーで迎撃し飛び込むもビリーはドロップキックで迎撃。中島はエプロンに転がるもビリーはリングからスワンダイブフットスタンプ。さらに場外に落ちた中島にフットスタンプ。横たわる中島に、ビリーはコーナーに登り場外に向かってダイビングフットスタンプ。
リングに戻ると、ビリーはストンピング。チョップ合戦から中島がソバット。ビリーは膝を叩き込んで風車式フロントブリーカー。セントーンからフォールも2。ビリーはボディシザースも中島はロープへ。
ビリーは膝を叩き込むと、中島がコーナーに振り走り込むが足を伸ばしてカットしたビリーに中島は延髄斬り。場外に転がり出たビリーに中島はトペ・アトミコからトペ・スイシーダ。リングに戻りフォールも2。
中島はコーナーに振り串刺しドロップキックから卍固め。ビリーはロープへ。
中島はコーナーに登るとダイビングフットスタンプ。避けたビリーに中島はハイキックも、ビリーはキャッチし腕を絡ませるとショートレンジラリアット。ビリーはダイビングフットスタンプからフォールも2。
ビリーはコーナーでローキック。ビリンコ・バスターからラリアットも、避けた中島にショートレンジラリアット。これも避けた中島がジャーマンも着地したビリーに中島はトラースキック。だがビリーはラリアットからこうもり吊り落とし。フォールも2。
ビリーはファイヤーバードスプラッシュも、避けた中島がトラースキック。から跳後廻蹴。避けたビリーが中島を丸め込むが2。ビリーはハイキックからベルティゴを狙うが、中島はリバースフランケン。中島はラリアットも避けてジャーマンスープレックスホールドも2。中島はハイキックから跳後廻蹴。これで3カウント。
試合後井上雅央がリングへ。
井上「中島くん、おめでとう。次、そのベルトに、挑戦させて。先の短いおっさんが、この業界生きていくためには何か必要なんだ。中島くんにはね、なんていうのかな、恨みはないけど、そのベルトが、あのー、もらって、僕が業界に生きていくために発信する。頼むよ」
中島「雅央さん、僕、プロレスを熱心に見るようになって20何年、初めて雅央さんがマイクアピールしてるの見ました。しかも、今日試合のない後楽園までわざわざ足を運んでいただき本当にありがとうございます。そして!今のこの皆さんの歓声、コールこそが、今回のアモーレへの挑戦の返答だと思ってます。あとは、日程だけ!しっかり決めてGAORA TV王座選手権、雅央さんよろしくお願いします」
<試合後コメント>
井上雅央
――井上選手のマイクアピールはめずらしいですが・・・
「マイクはカラオケに行っても持たないからね。まぁ数えるほど。生活もあるしさっきも言ったけど、この歳になって生き抜いていくためには何かないとキツイんですよねぇ。その何かを持ってないとどうにもなんないから。まぁそういうことです」
中島洋平
「アモーレ!ビリー選手、戦えば戦うほど奥の手を出してきてどんどん強くなってきます。今回勝てたけど、次にやったらわかんない。本当にそれくらいです。試合前に言っていた、あの人がベルトを持っているからこそ関西のレスラーが挑戦してきてるって。別にビリーさんじゃなくて、俺にだってどんどん来てくれよ。大阪と東京、そんなに遠いわけじゃない。北海道だって沖縄だって、2,3時間あれば来れるんだから、日が当たりたかったらこのアモーレめがけて、全日本のリングめがけて来てくれって。それが一番ですね。でもビリーさんとはもっともっとやりたい。別にタッグ組んだっていいかもしれない。シングルでやったっていいかもしれない。もしかしたらトリオを組むかもしれない。それくらいもっともっと一緒にリング上ですごしたい相手です。やっとアモーレ取り戻して、真夏から冬になって、そして春が来ましたね。だから雅央さん、さっき来てくれましたけど秋にはすぐにはさせないよって。それだけですね」
第6試合
先発は野村とジェイク。激しいエルボーの打ち合いから野村が走り込むも、ジェイクがエルボーで迎撃。だが野村はヘッドロックからショルダータックル。ジェイクのラリアットを避けてショルダータックルで倒す。だがジェイクはビッグブーツで倒す。リストの取り合いから野村は青柳にタッチ。
ジェイクは交互にチョップも青柳と野村はダブルのバックエルボーからエプロンの宮原を場外に落とす。
青柳のチョップにジェイクがミドルキック。青柳がエルボースマッシュもジェイクがエルボーからフロントキック。これを避けた青柳はエプロンの宮原にエルボーから場外戦。野村はジェイクにドロップキックから場外の宮原にダイビングエルボー。ジェイクは青柳にキックから野村をエプロンにフェイスバスター。宮原は青柳をボディスラムで叩きつけてストンピング。宮原が青柳をボコボコにし鉄柱に叩きつけるとリングに投げ入れ、そこをジェイクがロープに振ってバックエルボー。さらにPKを叩き込んでフォールも2。ジェイクは宮原にタッチ。
青柳はエルボー連打からエルボースマッシュ連打。だが宮原はエルボーからバックブリーカー。逆エビ固めにとらえるが青柳はロープへ。宮原はジェイクにタッチ。
ジェイクはエルボーからミドルキック連打。ジェイクはコーナーに振ると青柳は足を伸ばしてカットしミサイルキック。青柳は野村にタッチ。
野村はランニングエルボーを4方から叩き込み倒すと、エプロンの宮原にもエルボーで落とし、ジェイクに串刺しエルボー。野村はブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
野村は投げようとするがジェイクはニーリフトからロープに飛ぶも野村が追走ジャンピングエルボー。野村が走り込むもジェイクはミドルキックで迎撃し宮原にタッチ。
野村はエルボー連打。エルボー合戦から走り込むが宮原はビッグブーツから投げようとするが、だが青柳がカットしエルボー連打。宮原はヘッドバッドから走り込むが野村と青柳がダブルのドロップキックから青柳が場外のジェイクにトルニージョ。野村が首固め。返されると宮原の前蹴りをキャッチしエルボーからスピアーで丸め込むも2。
野村が走りこむがビッグブーツで迎撃した宮原が串刺しジャンピングニーから垂直落下式ブレーンバスター。フォールも2。宮原はブラックアウトを叩き込んで3カウント。
宮原は「野村、青柳、今お前らは何か変わりたいんじゃないのか?このままでいいとは絶対思ってないはずだよな?何か、変わるキッカケがほしいんじゃねーのか?今ここにあるよ、ネクストリームの席開いてるぞ?」と握手を要求。
青柳はその手を取る。野村も悩んだ末その手を握った。
<試合後コメント>
青柳優馬&野村直矢
――宮原選手からの誘いに対してあのような決断をしましたが?
青柳「正直、やっぱり今日の試合、ぼくたち3人が全日本でデビューしてから初めて組まれた試合で。今、全日本でいちばん年齢の若い4人がそろった戦いだと思って。何か絶対あるなと思ったんですけど。誘われて、自分の中でも新しい景色を若い僕らが作り上げていかないとダメだなと思い、あの手を、宮原さんの手を取らせていただきました」
野村「僕はEvolutionを抜けてすぐにと疑問を感じる人もいると思いますけど、今の全日本でいちばん若い世代で盛り上げていきたいです。その一心だったんで、試合後に宮原さんが僕らに歩み寄ってくれたのが僕としてはすごくうれしくて。だからこのNEXTREAMに入ることに決めました。若い世代で盛り上げたいって言う一心で」
青柳「お客さんの期待を裏切りたくないです」
野村「自分も同じです。いい結果を必ず出していきたいです」
宮原健斗&ジェイク・リー
宮原「これは、彼らにとって、あの握手がどういう意味かわかんないけど、キッカケ?俺昨日このカード組んで思ったんだ。俺もまだ、9年足らずだけどキャリア。色んなレスラーが自分自身にキッカケをくれた。それをモノにするには自分自身しかないけど、キッカケは色んなレスラーから貰ったから、俺もそういうレスラーに恩返しじゃないけど、そういう気持ちであの言葉が出ました。あとは、彼ら次第(宮原は控室へ)」
ジェイク「…まああいう意図で健斗さんが誘ったのはわかりますけど…けど、野村選手にいたっては、強さを求めるためにエボリューションを抜けて、1人でやったんじゃないんですか?まだまだ秋山社長から学べることいっぱいあるし、その中で刺激を求めるためにって、いう意味で握手をしたのであれば…どんな形であれ野村選手とは名古屋で15分ドローで決着もついてないし、僕ら闘わなきゃいけないし馴れ合うつもりはない」
第7試合
ロックアップからお互いロープに押し込みクリーンブレイク。エルボーの打ち合いからショルダータックルのぶつかり合い。これを諏訪魔が制してストンピング。
ゼウスがチョップ連打も諏訪魔がダブルチョップからガットショットを叩き込みボディスラム。エルボードロップからフォールも2。
諏訪魔がナックルから髪を掴んでコーナーに押し込み、逆コーナーに振ると串刺しラリアット。お互いベアハッグから諏訪魔がロープに振るもゼウスがジャンピングラリアット。ゼウスは諏訪魔をリフトアップスラムからコーナーで踏みつけていく。ゼウスは強烈なチョップも諏訪魔はエルボー連打。ゼウスはトーキックから投げようとするも諏訪魔がリバース。諏訪魔のエルボードロップを避けたゼウスがエルボードロップ。エプロンに転がった諏訪魔を蹴落としたゼウスが諏訪魔を鉄柵に叩きつけていく。
リングに戻り、ゼウスがショルダータックルからベアハッグ。諏訪魔はこれを逃れるもゼウスがボディスラムからベアハッグスープレックス。フォールも2。
ゼウスがブレーンバスターを狙うが諏訪魔が逆にブレーンバスター。諏訪魔がナックルからジャンピングショルダータックル。
諏訪魔はロープに押し込みダブルチョップを連発しランニングダブルチョップ。
諏訪魔はラストライドを狙うがゼウスはリバース。ゼウスはニーから走り込むが諏訪魔はスリーパー。だがゼウスはそのまま担いでアルゼンチン。諏訪魔はスリーパーで着地するが、ゼウスは背後の諏訪魔をコーナーで潰し走り込むが足を伸ばしてカットした諏訪魔にラリアットからチョークスラムを狙う。耐えた諏訪魔がロープにもたれかかるとそこへラリアットを叩き込み場外に落とすとトペ・アトミコ。
リングに戻り、ゼウスがラリアットからフォールも2。ゼウスはチョークスラムからフォールも2。
ゼウスは投げようとするが耐えた諏訪魔とラリアットの相打ち。お互いラリアットを避けてラリアットの相打ち。ゼウスのフロントキックをキャッチした諏訪魔がそのまま担いでパワーボム。両者ダウン。
エルボーの打ち合いから諏訪魔がダブルチョップ。諏訪魔のフロントキックをキャッチしゼウスがお返しとばかりにパワーボム。ゼウスは諏訪魔をコーナーに座らせると雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。ゼウスはコーナーに上るとダイビングラリアット。これでフォールも2。
ゼウスは投げようとするが、お互い顔面の張り合いへ。ゼウスのラリアットをキャッチした諏訪魔がフロントスープレックスから串刺しラリアット。すぐさまジャーマンで投げ捨てローリングラリアット。だがゼウスは受け切りラリアットでなぎ倒し、ロープに飛ぶと3方からラリアットでなぎ倒しフォールも2。
諏訪魔がブレーンバスターからドロップキック。諏訪魔がバックドロップからフォールも2。諏訪魔はラストライドを叩き込んで3カウント。
<試合後コメント>
諏訪魔
――優勝おめでとうございます。アキレス腱断裂からの復帰ということで不安もあったかと思いますが、それを乗り越えての優勝でした
「いやぁつらかったなぁ。いや決勝の舞台というのもあって、勝ちたい気持ちの一心で。意識飛んで、でも仲間がいたからさ。青木、佐藤。心強いよね。今日は俺一人の力じゃなくてね。最後、青木と佐藤がいてくれたのが心強かった。俺一人の優勝じゃない。ありがとう」
――一回戦の時はアキレス腱に対して「もってくれ、もってくれ」と呼びかけたとおっしゃっていましたが
「いやもうしっかりと手術したんで大丈夫だろうと。決勝戦の舞台というか、そういうところでのブランクっていうのは感じたんで。そういう時にセコンドがいてくれたというのが心強かったよね。青木も佐藤もいなかったら試合になっていなかった。ただここで満足しないよ。次に行きたい。三冠。三冠が欲しいよね」
――決勝の相手であるゼウス選手もチャンピオン・カーニバルでは準優勝だったということで、今回のトーナメントにかける気持ちも強かったと思うのですが?
「ゼウスの気持ちもわかるけど、王道トーナメントって分裂してからできたものなんで、それに対して負けられないという気持ちのほんのわずかな差で。それで決まったような。何度もやられるんじゃないかってのがあったけど。まだまだ負けないぞって意地を張っていきたいですね」
――三冠王者である宮原選手との対戦についてはいかがですか?
「当然行きたいよ。でも初めてなんだよね、王道トーナメント(制覇)。できた時から見てるしさ。なんかねぇ(笑)、遠かったな。思い出す。いやでもまだまだ。いい勲章ができたんで次は三冠。最高の舞台でやりたいな」
【写真:Yumika(Photo’sGate)】