DDT二冠王者“カリスマ”佐々木が坂口との前哨戦に新たなペットを投入!ドリフは5.29後楽園でラストマッチが正式決定
4月25日、DDTプロレスリングが都内の事務所で記者会見を開き、前日の東京・後楽園ホール大会『MAX BUMP 2016』で、HARASHIMAが樋口和貞を相手にKO-D無差別級王座を防衛した直後、「いつでもどこでも挑戦権」を行使して即タイトルマッチを行い、1分45秒、ミスティカ式変形クロスフェースロックによるレフェリーストップで勝利し、第57代KO-D無差別級王者となった佐々木大輔が出席。
さらに佐々木のこのやり方に「横からしゃしゃり出てきて弱った人間を……。ルールはルールかもしれないけど、俺にはそういう主義はない」と怒りを露わにしていた坂口征夫も出席。坂口は「いつでもどこでも挑戦権」を保持しており、このまま誰にも取られず、王者・佐々木もほかのいつどこ権保持者からの挑戦に敗れなければ、5月8日の北海道・アクセスサッポロ大会で両者のタイトルマッチが行われる予定。
坂口は「自分は正々堂々、元気な状態で試合したい。俺がそういう主義で(佐々木は)ありがたかったんじゃない? あの状態で俺がこれ(=いつどこ権)を使っていたらHARASHIMAと同じ目に遭っていたんじゃないか」と挑発。それを聞いた佐々木は「坂口さんに感謝してます」とアッサリ受け入れたが、「征夫ちゃんのプロレスじゃ、今の私には勝てない」と坂口戦に絶対的な自信を持っている様子。
さらに佐々木は「犬のエイドリアン」と呼んでいる石川修司以外にも“ペット”がいると言い、行く行くは「プロレス界のムツゴロウ」を目指すと豪語。早速、4月29日の神奈川・横浜ラジアントホール大会に新たなペットを呼ぶという佐々木は、坂口&マサ高梨組と対戦することが決定。
佐々木と石川のタッグはKO-Dタッグ王座を保持しているが、5月15日の愛知・名古屋国際会議場大会で「スマイルスカッシュ」の彰人&ヤス・ウラノが挑戦することが決定。会見には両チーム出席したのだが、会見をやる度に印象が変わる最近の石川。この日は195cm、140kgの大巨人とは思えない見た目に、先ほどまで報道陣と一緒に質問をしていた人物とよく似た声で「オーイ! 俺がシュウジ・イシカワだ! その横にいるのがダイスケ・ササキ、カリスマだ! ウラノ・ヤス、そしてアキト、名古屋で地獄を、そして絶望を味わわせてやる!」と、なぜか“黒のカリスマ”ばりの口調でアピール。
さらに「お前たちの弱点を知っている」と発言したウラノに対し、「どこに弱点があるのか言ってみろ!」と吠えるが、ウラノが「普通、対戦相手に言わないでしょ」と至極全うな理由で拒否すると「言わない? 教えろよ! こっちは分からねぇんだ!」と傍若無人なことを言い出す始末。そんな石川を見て「今日の石川が予想外過ぎる!」と動揺を隠せない挑戦者チームだが、佐々木は「いつも通りのかわいいエイドリアン」と涼しい顔。早くも心理戦で王者チームが優位に立ったようだ。