小橋建太氏公認で、遠藤哲哉が秋山準らとプロレス界の頂点目指す“新生バーニング”を結成!

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 ダムネーション解散後、独りとなっていた遠藤哲哉(DDTプロレス)が“鉄人”小橋建太氏の許可を得て、岡田佑介、高鹿祐也と新生バーニング(BURNING)を結成し、秋山準が参謀役で加わることが決まった。

 遠藤は11月末、都内某所に小橋氏を訪ね、「D王 GRAND PRIX 2021 Ⅱ」の結果報告をするとともに、今後のアドバイスを求めた際、「新しい目標としてユニットをつくりたい」と相談。小橋氏から「ユニットには昔の武将と同様に“参謀”が必要だと思う。みんなが『あの人だったらおもしろいな』と思えるような選手じゃないとダメ」と指南し、遠藤は「ユニットをつくった際には小橋さんに参謀として、(現役復帰して)同じコーナーに立ってもらえないでしょうか!」と直談判。小橋氏は「俺は違うよ」と一刀両断するも、「D王が終わったら、また等々力に来なよ。その時また(新ユニットの)話をしよう。俺も(メンバーを)考えておくから」と声を掛けた。

 そして、「D王」が終了すると、遠藤は早速動いた。12月6日午前、小橋氏がオーナーを務めるエニタイムフィットネス等々力店(東京・世田谷区)を訪問し、「先日ご相談させていただいたユニットについてメンバーを考えてきました」と切り出し、メンバーに岡田、高鹿を加えたい意向を示した。ただ、「参謀がいない」とする遠藤に対し、小橋氏は「ちょっと弱いね。勝手なことなんだけど、自分の方で一人思いつく選手がいるんで、この場に呼んでるんだ」と言うと、現れたのはよもやの秋山だった。

 小橋氏は「準と遠藤君が組んだらおもしろくなる。遠藤君に必要なのは準のような要素。いろんな経験をして今DDTのリングに立ってる。今の遠藤君が吸収すると、もっともっと大きく羽ばたける。勝手なことなんだけど、遠藤君に必要なのは準の毒。シングルでやるときは競い合えばいい。タッグとしてやっていけばおもしろいと思う。組んで見たらどう?」と進言。

 突然のことで、しばし絶句した遠藤は「組んだ上で毒を吸収して。自分と秋山さんのファイトスタイルは真逆と言いますか、自分にないものをもっている。納得できる部分がある」と前向きな姿勢を見せた。

 秋山は「俺はいいよ。全然大丈夫。遠藤君も試合をやって実力もわかってるし。俺は参謀でも、遠藤君がチームリーダー。俺がバーニングに入ったとき、小橋さんは3冠チャンピオンだった。ベルトを持ってる人がチームリーダーだと思ってるから。今ないよね? いろんなベルトがあるけど、チームリーダーとして俺を従えてやるんだったら、KO-D無差別も『俺が行く』っていうくらいじゃないと。それくらいの気概を見せて、先頭に立ってやるという気持ちがあるなら」と条件付きで承諾。

 小橋氏は「『俺が行くんだ』という気持ち。チームをつくって、準がチャンピオンでいくチームと、遠藤君がチャンピオンでいくチームとでは形が変わっていく。こういう男をチームに入れたら、チーム自体が上がってくる。こういう厳しいヤツがいないと、ピリピリした人間がいないと甘くなる。俺はおもしろいと思う」と太鼓判を押した。

 秋山は「俺は猛犬だから。しっかり手綱引いてくれる主人じゃないと。それくらいの気持ちでやってくれれば、従順な最高の番犬になる。そうじゃないと噛みつく。小橋さんのときは、小橋建太という主人がいて、この人の前に誰かが来たら、『全部噛みつこう』と思わせる人だった。君の前に立って食い散らかしてやるよ。それくらいの気持ちでやりましょう」と続けた。

 二人のレジェンドを前に意を決した遠藤は「必ずDDT、プロレス界のトップを取るので、秋山さん、僕のチームに入ってください」と決断し、秋山も「もちろん」と快諾。ここで、遠藤が秋山を従えて新ユニットを結成することが確定した。

 そこでユニット名の話になると、遠藤がカブトムシ好きで知られることから、秋山が「ビートルズ?」と言うと、小橋氏は「それはダメだな」と一笑に付した。すると遠藤は「バーニングを名乗らせていただきたい」と発言。

 秋山が「バーニングは難しいぞ。何回かバーニングやってるけど。(第2次以降は)発信とか弱くて、なかなか定着しない。小橋建太という色が強すぎて。よっぽど頑張って覆い尽くすくらいでやらないと。それくらいの気持ちでやらないと」と言うと、遠藤は「覚悟はできてます。秋山さんと4人でプロレス界のてっぺん取るんで、バーニングでいかせてください」と発言。ここでバーニング生みの親の小橋氏がOKサインを出したことで、ユニット名はバーニング(第4次)に決まった。

 遠藤と秋山が手を結んだことで、強力なユニットが誕生した。新生バーニングはDDT内はもちろん、プロレス界の頂点を目指して闘っていくことになるだろう。

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