山下の秘密兵器ジャーマンがのの子に炸裂し、プリプリV1に成功!赤宮&ミサヲは甲田代表の奮闘の甲斐あって、蛇界からKANNAの奪還には成功

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

3月13日、東京・北沢タウンホールで行われた東京女子プロレス『ホップ! ステップ! キタザワ、ジャンプ!!』。今年、プロレスの聖地である後楽園ホールにも進出した東京女子。その後楽園大会で「TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス選手権」略してプリプリの初代王者となった山下実優。旗揚げの地でもある北沢大会で、“最胸のKカップレスラー”として一時期猛威を振るったのの子を相手を初防衛戦を行った。

シュートボクシングでも練習するようになり、キックの威力が明らかに増している山下だが、のの子は何と自ら胸を突き出し、その自慢のKカップで山下の蹴りを弾き飛ばしてみせる。これには面食らった様子の山下の顔面を胸に押し当てるドラゴンスリーパイなどのオリジナル技で攻め込んでいったのの子だったが、山下は胸よりも上の顔面目がけてハイキック。
そして必殺のクラッシュラビットヒート(ランニングキック)を狙ったが、のの子は山下の蹴り脚を今度はKカップの胸で真剣白刃取りのようにキャッチ。そこからボマイェの要領でKカップの胸を山下の顔面に叩き込む「オパイェ」を発射。

160313_TokyoJyoshi②勝機とみたのの子は必殺の「ボインメーカー」を狙ったが、間一髪でかわした山下はのの子のバックに回ると高角度ジャーマンスープレックスで投げていく。脳天からマットに突き刺さった上、自分の武器であるKカップの胸がさらに口元を圧迫。これで首に大きなダメージを負ったのの子に対し、背後からクラッシュラビットヒートを叩き込んだ山下は、続けて正面からもう一発ブチ込んで勝利。
プリプリ王座初防衛に成功した山下は「(のの子は)ちょっとねパワーが化け物過ぎる。でもそんな化け物に勝った私はもっと化け物なのかなと思います……かな?」とマイクアピール。次の防衛戦の相手は未定だが、興味がある選手として高校では柔道で国体とインターハイに出場し、1.4後楽園大会でのデビュー戦以降いまだ負けなしという優宇の名前を挙げた。

そして東京女子プロレスを蛇界女子プロレスにすることを目論む「流山の老人」ことポイズン澤田JULIEは、すでにミウラアカネとKANNAの二人を蛇人間に改造。そんなポイズンから東京女子を守るために現れたのが“初代スケバンレスラー”の赤宮サキ。ハイパーミサヲと共に蛇界との抗争を繰り広げてきたが、赤宮の助っ人と思われた長井満也が、蛇界に寝返り「蛇が井満也」となったのに対し、東京女子のオーナーでもあるDDTの高木三四郎大社長は、赤宮とミサヲのセコンドに東京女子の甲田哲也代表を指名。
この日、赤宮サキ&ハイパーミサヲwith甲田哲也vsポイズンKANNA&ポイズンミウラwithポイズン澤田JULIE&蛇が井満也で完全決着をつけることに。しかもポイズンの提案により、スケバン軍には蛇人間改造エキスが二本、蛇界には解毒剤が二本、負けたチームは試合後にそれを飲み干すというルールに決定。

当然試合はセコンドを巻き込む荒れ模様となったが、ついにレフェリーも巻き込まれて失神。無法地帯となったリング上にポイズンと蛇が井も上がってきて、ミウラとKANNAが赤宮を袋叩きにしていく。すると試合前はビビりまくっていた甲田代表が飛び込んできて、自らの身を挺して赤宮を守ってみせる。
しかし、そんな甲田代表からKANNAが蛇人間改造エキスを奪い取って赤宮に飲ませようとする。甲田代表はKANNAにしがみついて阻止しようとするが、勢い余って蛇人間改造エキスを飲んでしまい蛇人間と化す。だが、ミサヲが甲田代表の中にわずかに残っている“正義の心”に訴えかけると、蛇人間特有の呪文をポイズンら蛇界に対して唱えはじめた甲田代表。

160313_TokyoJyoshi③これによって動きを止められた蛇界。赤宮はすかさずKANNAに二段蹴り式顔面蹴り二連発をブチ込んで逆転勝利。敗れたKANNAは人間に戻りたくないとごねるが、ポイズンが「約束は必ず守る…これが蛇界の掟だ」と一喝すると観念して解毒剤を一気飲み。しかし、ここで蛇人間と化した甲田代表はレスラーではなく普通の人間なので、このままでは死んでしまうことに気付く。
そこで赤宮はミウラから解毒剤を奪い取って甲田代表に飲ませる。これで甲田代表は人間に戻り助かったが、ミウラを人間に戻すことに失敗。ポイズンは「その甘さが命取りになる。ポイズンミウラを人間に戻さなかったことは、貴様死ぬほど悔やむだろう」と意味深は捨て台詞を吐いて姿を消した。蛇界と完全決着とはいかなかった赤宮は、4.2春日部大会でミウラと一騎打ちを行って、勝つことでミウラを人間に戻すと宣言した。

(文/佐瀬順一)

ホップ! ステップ! キタザワ、ジャンプ!!
日時:2016年3月13日(日)
会場:東京・北沢タウンホール
観衆:294人(超満員札止め)

▼オープニングマッチ 15分一本勝負
○優宇
3分27秒 腕ひしぎ逆十字固め
●小橋マリカ

▼第二試合 20分一本勝負
○坂崎ユカ/のどかおねえさん
9分36秒 魔法少女スプラッシュ→エビ固め
辰巳リカ/●滝川あずさ

▼第三試合 20分一本勝負
○中島翔子
8分25秒 回転足折り固め
●清水愛

▼セミファイナル スケバンレスラーvs蛇界・完全決着マッチ 時間無制限一本勝負
○赤宮サキ/ハイパーミサヲ with 甲田哲也
11分28秒 二段蹴り式顔面キック→片エビ固め
●ポイズンKANNA/ポイズンミウラ with ポイズン澤田JULI/蛇が井満也

▼メインイベント TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
[王 者]○山下実優
12分5秒 クラッシュ・ラビットヒート→体固め
[挑戦者]●のの子
※初代王者が初防衛に成功。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

月別

ページ上部へ戻る