痛風とも闘う福田を撃破したイサミはFUMA率いる鋼鉄軍団(仮)に対してハードコアルールでの対戦を要求!
- 2016-3-14
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3月13日、東京・北沢タウンホールで行われたプロレスリングBASARA『伐折羅・伍〜驚天動地〜』。BASARA旗揚げ以降、シングルマッチで関根龍一、塚本拓海を撃破してきた木高イサミに対し、「若い芽を摘みすぎている」と指摘した福田洋。とはいえ、福田はKO-D無差別級王者にしてアジアタッグ王者として、BASARAだけでなくDDTや大日本プロレスにも参戦しながら、スポーツBAR「ドロップキック」の店長業務もこなしているイサミに“休んでもらいたい”という気持ちもあるという。だからこそイサミに勝って「BASARAを引っ張って行くのはイサミさんだけではない!」というのを証明したいところ。
しかし自称「BASARAの最強ガイジン」を目指し、身体を大きくしてパワーアップを図るトレーニングをしている福田は、その代償として若干28歳にして痛風に苦しめられる羽目に。何とイサミ戦前日に発作が起こり、トイレに行けないほど激痛に苦しめられたという。
するとイサミは徹底して福田の足を一点集中攻撃。風が当たるだけで痛いと言われる痛風だが、その足をイサミに攻められた福田は悶絶。「(痛風は)自分の責任じゃねぇか!」と叫んだイサミはファイブスター・ダブルアックスハンドルを狙った福田をボディブローで迎撃。福田もパワーを活かしてシャープシューターやバックドロップで食い下がったが、必殺技のパーフェクトプレックスを狙ったところを丸め込みで切り返したイサミはガッチリと卍固めを決めて勝利。
試合後、「ミスターはもしかしたら俺以外の敵とも闘っているのかもしれないけど、同時に二人を相手にするってことは難しいことだよね。まあ、完治しろとは言わないけど次やるときは程よくなったタイミングで」と言って福田と握手。ただしイサミは福田の痛風を狙って攻撃したわけではなく、足攻めが得意なだけと説明。福田も痛風以外の部分は万全だったが、パワーの活かし方をもっと考えないといけないと反省した。
そしてイサミはこの日、関根龍一&中津良太&岩本煌史の「騎馬隊」と6人タッグマッチで激突し、最後はヘヴィメタル・アンセム(ダイビング・エルボードロップ)で中津に勝利した鋼鉄軍団(仮)のFUMAを呼び込む。円華、久保佑允と共に現れたFUMAに対してイサミは「お前、そろそろ俺とやらなきゃいけないんじゃないか? いや、お前だけじゃない。お前らも俺とやらなきゃいけないんじゃないか?」と宣戦布告。
さらに「お前らとやるのにあたって俺は考えた。4月からこのBASARAはハードコアを解禁する! お前らとはハードコアルールでやってやる!」と宣言。BASARA旗揚げ時から蛍光灯や有刺鉄線などを使用するデスマッチではなく、イスやテーブル、ラダーなど基本的には試合会場にあるアイテムを使用する“ハードコアマッチルール”をやりたいと明言していたイサミだが、ついにそのルールを解禁することに。
FUMAは「ハードコアパンク、とりわけハードコアパンクの中でもグラインドコア、さらに取り分けゴアグラインドのリスナーはパンクスよりもメタルヘッズが多い…つまりハードコアもヘヴィメタルの範疇の中なんだ! 俺たちはハードコアも自信がある」と独自のメタル論でハードコアマッチを承諾。イサミ曰く「たぶんデスマッチやハードコアをやっていない人のほうが、ハードコアルールでプロレス頭を使って僕が驚くようなことが出来ると思う」とのこと。そういう意味ではFUMAをはじめ、円華や久保もデスマッチやハードコアルールのイメージがほとんどないだけに、何が飛び出すか分からない部分はある。
(文/佐瀬順一)
伐折羅・伍〜驚天動地〜
日時:2016年3月13日(日)
会場:東京・北沢タウンホール
観衆:280人(超満員)
▼オープニングマッチ 20分一本勝負
○タケシマケンヂ/吉野達彦
11分46秒 テクノブレイク
●SAGAT/CHANGO
▼第二試合 20分一本勝負
●竜剛馬
9分43秒 河津掛け落とし→片エビ固め
○菊タロー
▼第三試合 20分一本勝負
●風戸大智
8分15秒 ツキノイシ→片エビ固め
○ツトム・オースギ
▼第四試合 20分一本勝負
○FUMA/円華/久保佑允
18分3秒 HEAVY METAL ANTHEM→片エビ固め
関根龍一/●中津良太/岩本煌史
▼セミファイナル 30分一本勝負
○塚本拓海
12分19秒 電光石火
●Hi69
▼メインイベント 30分一本勝負
○木高イサミ
13分27秒 卍固め
●福田洋