新日本2・20後楽園大会 【ROH世界選手権】ジェイvs本間 【NEVER無差別級6人タッグ】矢野&ブリスコ兄弟vsケニー&ヤング・バックス
『HONOR RISING:JAPAN 2016』
日時:2016年2月21日
会場:東京・後楽園ホール
開始:18:30
観衆:1718人・超満員
第1試合 シングルマッチ20分1本勝負
●デビッド・フィンレー
7分58秒 逆エビ固め
○ジェイ・ホワイト
第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
獣神サンダー・ライガー/○マット・サイダル
7分21秒 エアサイダル→片エビ固め
●外道/デリリアス(ROH)
第3試合 シングルマッチ20分1本勝負
○ダルトン・キャッスル(ROH)
11分7秒 バン・ア・ラン→片エビ固め
●フランキー・カザリアン(ROH)
第4試合 8人タッグマッチ20分1本勝負
後藤洋央紀/○柴田勝頼/ボビー・フィッシュ(ROH)/カイル・オライリー(ROH)
10分22秒 P.K.→片エビ固め
[BULLET CLUB]“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン/●ドク・ギャローズ/バッドラック・ファレ/タマ・トンガ
第5試合 タッグマッチ30分1本勝負
KUSHIDA/○ムース(ROH)
8分21秒 スピア→片エビ固め
[LOS INGOBERNABLES de JAPON]内藤哲也/●BUSHI
第6試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
棚橋弘至/○マイケル・エルガン(ROH)/ロデリック・ストロング(ROH)
15分47秒 エルガンボム→エビ固め
[CHAOS]オカダ・カズチカ/石井智宏/●YOSHI-HASHI
第7試合 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合60分1本勝負
【王者組】●矢野通/マーク・ブリスコ/ジェイ・ブリスコ
12分55秒 タイガー服部・スペシャル→片エビ固め
【挑戦者組/BULLET CLUB】○ケニー・オメガ/ニック・ジャクソン/マット・ジャクソン
※第3代チャンピオンチームが防衛に失敗。ケニー&ヤング・バックスが新王者へ
第8試合 ROH世界選手権試合60分1本勝負
【王者】○ジェイ・リーサル
15分32秒 リーサル・インジェクション→片エビ固め
【挑戦者】●本間朋晃
※第22代王者が6度目の防衛に成功
アンダーソンとギャローズが新日本ラストマッチ!ケニー&ヤングバックスが6人タッグ王者へ!本間はロス・インゴベルナブレスの乱入で敗北
第1試合
フィンレーがタックルで跳び込むもジェイが潰し、グラウンドの攻防から両者距離を取る。
フィンレーがリストロックもジェイが取り返しアームホイップから腕ひしぎを狙う。手首を極めていくもフィンレーが丸め込みこれを返したジェイをコーナーに押し込むと強引に足を持ちマフラーホールド。ジェイはすぐにロープへ。フィンレーはストンピング連打からロープに振るとドロップキックで倒す。フォールも1。
フィンレーはスリーパー。フォールに移行も1。フィンレーはミドルキックからボディスラム。フォールも2。フィンレーは脇固めで捕らえ、その腕にニードロップからフォールも2。
エルボー合戦からフィンレーがロープに飛ぶもジェイがドロップキックで迎撃し、ランニングエルボー2連発からロープに飛んで走りこんできたフィンレーをバックエルボーで倒すと、コーナーに登るがフィンレーがそこへ走りこんでくる。それをジャンプして避けたジェイが串刺しバックエルボー2連発からブレーンバスターで叩きつけ雄叫びを上げる。ジェイはコーナーに登るとミサイルキックからフォールも2。
5分経過。足を掴んだジェイを下から蹴り上げたフィンレーもジェイはエルボー。ジェイはロープに飛ぶも膝立ちの状態からフィンレーが飛び込んでエルボースマッシュ。フィンレーは串刺しエルボーから肩に担ぐが、ジェイが着地しエルボーを首元に連打するも、フィンレーはバックを取りジャーマンスープレックスホールド。ジェイは2でキックアウト。
フィンレーは逆片エビ固め。ジェイはロープへ。
フィンレーはエルボーから「カモーン!」と挑発。ジェイはエルボー連打もフィンレーがエルボースマッシュから気合を入れて再度強烈なエルボースマッシュ。ブレーンバスターを狙うもジェイがそのまま丸め込み逆片エビ固め。ジェイは逆片エビ固めに移行しし腰を落とすと、これでフィンレーはタップアウト。
<試合後コメント>
ジェイ・ホワイト
「チョットマッテクダサイ、チョットマッテ。今日戦ったフィンレーはよき友人であり、よきライバルだ。しかしリングの上では違う。精いっぱい戦って、彼を倒すことだけを考えている。今までの戦績は五分五分だったと言えるだろう。だがこれからはどんどん勝って、対戦成績も勝ち越して行きたい。彼との戦いはこれからも続くだろう。・・・ナゼナラ、コノシンニホンノリングハオレノモノダ。アリガトウゴザイマシタ!」
第2試合
先発はデリリアスとライガー。デリリアスはリング内外を縦横無尽に走り回り外道にタッチ。
外道はロックアップからロープに押し込みクリーンブレイク。外道は握手を申し込むが、ライガーはこれを受けると普通に握手。観客から歓声が飛ぶも、外道がガットショットからコーナーに押し込むが、外道が逆にコーナーに振り串刺し掌底アッパー。ライガーは外道にリストロックからサイダルにタッチ。
サイダルも外道の手首を決めていき、決めた腕にギロチンドロップからジャベ。サイダルはライガーにタッチ。
ライガーはサイダルが持つ外道の腕にエルボーを落としてから、外道の腕を掴むとサイダルがそこへフットスタンプ。ライガーはサイダルにタッチ。
サイダルはその腕を掴むとライガーにタッチし、ライガーも外道の腕にフットスタンプ。ライガーが外道の腕を極めていくが、デリリアスがライガーと外道の間を抜けて往復した後リング外を走り回る。サイダルがエプロンで待ち構えてデリリアスダブルニードロップ。デリリアスを羽交い締めにしたサイダルへライガーが走りこみスライディングキックもこれはサイダルに誤爆。デリリアスは客のカバンを咥えてリングに戻ると、ライガーにそのカバンで攻撃。デリリアスはライガーを羽交い締めにするとその顔面へ外道がナックル。外道はデリリアスにタッチ。
デリリアスはコーナーでライガーの顔面を踏み潰し、立たせるとライガーの顔面をコーナーに叩きつけ外道とともにダブル攻撃を狙うが、ライガーが外道をデリリアスに突き飛ばし外道に掌底アッパー。ライガーはサイダルにタッチ。
サイダルはデリリアスにライダーキックから外道にニールキック。
デリリアスはラリアットもこれを避けたサイダルがスライスドロップ。サイダルはその場飛びムーンサルトも避けたデリリアスを水面蹴りで倒し再度その場飛びムーンサルト。サイダルは担ごうとするもデリリアスは膝を打ち込み外道にタッチ。
外道はスタナーからスーパーキック。フォールも2。サイダルはエルボーも外道が足にスーパーキックからフォールに行こうとするもサイダルが丸め込み2。
外道が掌底からサイダルがバックブロー。さらにハイキック。デリリアスをライガーが掌底で蹴散らすとサイダルが飛び膝。サイダルはエア・サイダルを叩き込んで3カウント!
第3試合
ダルトンがリストロックもカザリアンが髪を掴みコーナーに押し込む。これはブレイク。ダルトンはコーナーに座り込みお供のボーイズが扇子で扇いでいく。カザリアンも同じコーナーに座り扇げと指示するがボーイズは当然扇がない。
ダルトンがカザリアンをコーナーに押し込み、ゆっくりと距離を取ると胸を張りポーズを決める。ダルトンはそのままゆっくりとブリッジ。だが両肩がついたためレフェリーがカウントを叩くとダルトンはびっくりして飛び起きる。
ダルトンがバックを取り丸め込むとそのまま回転し担ぎあげるがカザリアンが着地。ダルトンはスクールボーイからそのまま強引にスープレックスで投げ捨て、串刺し攻撃を狙うがカザリアンはエプロンに降りる。カザリアンはコーナーに登ろうとするがダルトンはハイキックで倒すとコーナー上で倒れるカザリアンの顔面にエプロンを走りこんでの飛び膝蹴り。カザリアンは場外へ転げ落ちる。
ダルトンはポーズを決めてから場外に降りるも、カザリアンはエルボーからストンピング。リングに投げ入れるとスワンダイブ式のギロチンドロップ。マウントナックルもこれはレフェリーに注意される。
カザリアンはダルトンの顔面をコーナーに叩きつけてから股を開いてコーナーに叩きつけ、セカンドロープに座る形になったダルトンにバッククラッカー。
カザリアンは「バカ」と叫ぶとコーナーに押しこんで丸め込み腕と足を同時に極めていく。これはダルトンはロープへ。
ダルトンは強烈なエルボーをカザリアンに叩きこみ、カザリアンのエルボーを避けてナックル連発。さらにロープに飛ぶとラリアット。ふらつくカザリアンをコーナーに押し込むと串刺しニーから串刺しエルボー。再度走りこむもカザリアンはスーパーキックで迎撃し、近づいてきたカザリアンをダルトンがバックドロップで投げ捨てる。カザリアンはダルトンを丸め込むもこれを返したダルトンがスーパーキック。バックをとるとブリッジング・ハイアングル。これは2。
ダルトンはコーナーでナックルから逆コーナーに振ろうとするが、逆に振られたダルトンにカザリアンが走りこむと、カザリアンはダルトンの股の間に潜り込みジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックス。フォールも2。
ダルトンへ串刺し攻撃を狙ったカザリアンだがダルトンはエプロンへ。カザリアンは水面蹴りで倒すと、ボーイズが扇子で扇いでいき、スワンダイブを狙うがそこへカザリアンはRKO。フォールも2。
カザリアンはラリアットもキャッチしたダルトンがバックエルボーから強烈なナックル。走りこんだダルトンをカザリアンは水面蹴りでロープにもたれかからせ、場外を走りこんでの顔面蹴りからドロップキックで場外に落としトペ・スイシーダ。だが場外でダルトンはこれをキャッチし場外に叩きつけると、場外から619でカザリアンに飛びつきコルバタからトペ・スイシーダ。ダルトンはバン・ア・ランで叩き付け3カウントを奪った。
<試合後コメント>
ダルトン・キャッスル
「見たか!ひとつだけはっきりさせておきたい!ここにいるボーイズはぼくのものだから!絶対に触るな!ぼくにも触るな!リングにも触るな!全部ぼくのもので、触る奴らはコテンパンにしてやる!」
第4試合
BULLET CLUBが急襲。リングにはアンダーソンとカイル。アンダーソンがストンピング連打から走りこむも、それを迎撃したカイルがリストロックから後藤にタッチ。アンダーソンもファレにタッチ。ファレが次々エルボーで場外に叩き落とし場外乱闘。後藤はカウント19でリングへ。ファレが後藤をリングに叩き付けギャローズにタッチ。
ギャローズは後藤をコーナーに押し込みボディブロー連発からブレーンバスター。フォールも2。ギャローズはエルボードロップ3連発からフォールも2。ギャローズはアンダーソンにタッチ。
アンダーソンはフライングメイヤーからスリーパー。後藤はエルボーで逃れロープに飛ぶもアンダーソンがバックキックで倒しフォールも2。再度フォールも2。三度フォールも2。
アンダーソンが後藤を羽交い締めにしそこへタマがナックル。アンダーソンはタマにタッチ。
タマは後藤に串刺しエルボーからドロップキックで倒しフォールも柴田がカット。柴田がタマにエルボーから後藤の背中にサッカーボールキック。
タマをロープに振った後藤がラリアットでなぎ倒し、柴田と睨み合うがその隙に後藤の背中をボビーが叩きタッチ。
ボビーのハイキックを避けた後藤へスピンキック。後藤へボビーとカイルが次々串刺し攻撃から地獄の断頭台。フォールもアンダーソンがカット。
ボビーがタマにニーリフトからスネへサッカーボールキックで倒すと、そこへ走り込むがタマが担ぎあげる。エルボーを乱打し着地したボビーがコンビネーションキックからロープに飛ぶも、タマが担ぎあげサイドフェイスバスター。ボビーは柴田にタッチ。タマもギャローズにタッチ。
柴田がコーナーで蹴りを連発し走りこむもギャローズが地獄突きで迎撃。柴田をロープに飛ばすも柴田が脛にサッカーボールキックを叩き込み転ばすとヒールホールドに移行しようとするがアンダーソンがカット。柴田はアンダーソンをエルボーで蹴散らすがギャローズが地獄突き。コーナーにもたれかかった柴田にBULLET CLUBが次々串刺し攻撃からマジックキラー。フォールもボビーとカイルがカット。
入れ替わり立ち替わりお互いを迎撃すると、改めてマジックキラーを狙うが後藤がカット。アンダーソンに後藤が走りこむも、アンダーソンがファレにガンスタンの体勢。それを担いだ後藤が牛殺し。ギャローズが後藤を蹴散らし柴田に地獄突きからビッグブーツ。さらに走りこんできた柴田に二段蹴りからハングマンズ・ヌース。フォールも2。
ギャローズはブレーンバスターを狙うが柴田がそのまま胴締めスリーパー。ハーフダウンになったギャローズに柴田がP.Kを決め3カウント。
BULLET CLUBはリング中央で肩を組んで円陣を作ると、タマとファレがギャローズとアンダーソンに頭を下げ抱きしめる。リングにアンダーソンとギャローズが残り深々と四方に一礼。さらに土下座をし、改めて一礼すると二人はリング上で抱き合った。
<試合後コメント>
BULLET CLUB
ファレ「バレット・クラブがこれで終わったわけではない。新しい姿となってまた続いていくんだ」
トンガ「まだこれで終わったわけではない。また新たに始まるんだ。ある意味では革命とも言えるだろう。新日本プロレスにはまだバレット・クラブのコアなメンバーが残っているんだ。ただアンダーソンとギャローズにはありがとうと言いたいね」
アンダーソン「バレット・クラブは変革の時を迎えている。バレット・クラブではいい経験ができたし、いい兄弟に恵まれ、いい時間を過ごせたと思っている。バレット・クラブは素晴らしいものだった。ありがとう。ありがとう。バレット・クラブの創設メンバーであるプリンス・デヴィットにもありがとうと言いたい。バッドラック・ファレ、タマ・トンガにもありがとうと言いたい。LA道場に行った時はこうなるとは思ってもいなかった。そこにいるだけではここまでにはなれなかったと思う。バレット・クラブの素晴らしいメンバーに出会えたからこそ、ここまでなれたのだと思っている。AJスタイルズという素晴らしい選手にも出会えた。彼自身も変わったことだろう。新日本プロレスにまた戻るかについては今は約束できない。でも素晴らしい時間をくれた。心の底から愛してるよ。新日本プロレスには感謝しているし、新日本のファンは世界でも最高だ。東京、大阪、京都、沖縄、福岡。日本中すべてのファンを愛してる。すべてのファンに感謝している。この8年間はとても充実した時だった。ありがとう」
ギャローズ「自分の14年間のレスラー人生でも最高に充実した時だった。新日本は本当にアメイジングな団体だったし、さよならではなく、また会おうと言いたい。サンキュー、新日本プロレス。ありがとう」
※西澤取締役に最後何かを言ってBULLET CLUBは控室へ
――最後にアンダーソン選手とのやり取りがありましたが?
西澤取締役「アンダーソン選手が昨日から金をよこせと言っていたのですが、彼に対する支払いは終わっているのでもうこれ以上払う必要はないし、税金も発生しないと伝えました。わたしが見た限り、彼はたくさんのファンの方たちから花や食べ物をもらっていたので、それでもういいではないかと言いました(笑)。以上です」
第5試合
先発はムースとBUSHI。BUSHIがバックを取りヘッドロックも、ムースは軽々持ち上げ青コーナーのエプロンに落とし内藤を要求。
内藤とムースはロックアップもムースは内藤をコーナーにふっ飛ばす。改めてロックアップからロープに押し込むが、内藤は顔面にツバを吐きかけ、これに怒って走りこんだムースを内藤はロープをたゆませ場外に落とすと内藤はリング中央で寝転がる。ムースがリングに戻ってくると内藤は場外へ逃げ、内藤を睨むムースの背後からBUSHIが殴りかかり、内藤とBUSHIはムースをコーナーに振るもムースはコーナーに駆け上がりダイビングクロスボディアタックで二人まとめて押しつぶす。ムースはKUSHIDAにタッチ。
KUSHIDAは内藤の腕にミドルキック連発からハンドスプリングエルボー。場外に降りた内藤に向かってロープに飛ぶが、EVILが足を引っ張り場外に引きずり落とすとBUSHIがKUSHIDAにトペ・スイシーダ。そのまま場外乱闘へ。
リングに戻るとKUSHIDAがチョップ連発も内藤がロープに振ってアトミックドロップからネックブリーカードロップ。内藤はタッチ。
BUSHIはセカンドロープに登るが普通にリングに着地しストンピング。ハーフダウンのKUSHIDAの後頭部に低空ドロップキックからフォールも2。
BUSHIはセカンドロープに登るとミサイルキックからストンピング。ムースと内藤は連携攻撃からBUSHIが走りこむも2。
BUSHIはヘッドロックからスリーパー。バックエルボーで逃れたKUSHIDAにBUSHIはシャツでスリーパー。エプロンに降りたKUSHIDAに近づくとKUSHIDAがその腕を掴みショルダーアームブリーカーからスワンダイブエルボー。内藤が足をつかむもKUSHIDAは延髄斬りを叩きこみムースにタッチ。
ムースは内藤とBUSHIに次々ヘッドバッド。エプロンに登ったEVILにビッグブーツを叩き込むと、BUSHIと内藤に交互に串刺しラリアット。再度内藤に走りこむと内藤が両足を伸ばしコーナーに登るが、ムースはドロップキックで内藤を場外に叩き落とすと、KUSHIDAを肩車しKUSHIDAはムースの上から場外ダイブ。
ムースの背後からBUSHIが殴りかかり低空ドロップキックからロープに飛ぶ。だがムースはBUSHIを頭上に担ぎあげニーリフトからスピアー。これで3カウントを奪った。
<試合後コメント>
BUSHI
「おいKUSHIDA。俺はお前に負けていないんだよ。俺はお前とやれるんだったらスーパージュニア、同じブロックでもいいよ。ノンタイトルでもいい。もう一度やらせろよ。この間の長岡の借りを絶対に返すからな。俺はスーパージュニアで優勝して、IWGPジュニアのタイトルマッチにもう一度上がっていく。それまでは絶対に忘れないからな。必ずお前に借りを返してやる。・・・マジで!」
第6試合
先発はオカダとエルガン。オカダがロープに押し込みクリーンブレイク。エルガンはエルボースマッシュからコーナーに振られるもすぐにオカダに走りこんでショルダータックルで吹っ飛ばす。オカダはエルボーをエルガンに打ち込み投げようとするが、上がらないと見るやロープに飛ぶもエルガンはプッシュアップしボディスラム。
エルガンは串刺しラリアットからブレーンバスターを狙うが、YOSHI-HASHIがガットショット。だが動じないと見るや石井もガットショット。棚橋がYOSHI-HASHIを、ロデリックが石井をとらえ3人同時にブレーンバスターで叩き付けポーズを決める。両者タッチ。
YOSHI-HASHIが棚橋の腕を取るも棚橋はカニバサミで倒しヘッドロック。YOSHI-HASHIは棚橋をロープに振るが、棚橋はショルダータックルで倒す。
YOSHI-HASHIはガットショットも棚橋がコーナーに振る。だがYOSHI-HASHIはエルボー連打で前に出ていくとエルボー合戦へ。棚橋がエルボースマッシュもYOSHI-HASHIがエルボー連打からチョップ。棚橋もチョップで返しロープに飛ぶが、YOSHI-HASHIがスライディングして場外に降りると棚橋の足を掴み場外に引きずり出す。そのまま場外乱闘へ。リングに戻るとYOSHI-HASHIがストンピングからチョップを叩きこんで石井にタッチ。
石井はコーナーで強烈なヨップ。石井はブレーンバスターで叩き付けてから逆片エビ固め。ロデリックがチョップでカットしようとするも、これを受けきった石井がロデリックにチョップからストンピング連打で場外に落とすとオカダにタッチ。
オカダは棚橋をロープ際にセットしロープを使ったセントーン。オカダはYOSHI-HASHIにタッチ。
YOSHI-HASHIはロープに棚橋をもたれさせるとその背中にドロップキックからフォールも2。YOSHI-HASHIは石井にタッチ。
石井はストンピングからチョップ連発。棚橋はエルボーで返すが石井は頭突き。棚橋も気合を入れて頭突きも自分がダメージを受ける。コーナーに走りこんだ石井をバックエルボーで迎撃した棚橋が振り返り式クロスボディアタック。石井は立ち上がるとエルボーで挑発しブレンバスターを狙うが、着地した棚橋が石井のガットショットをキャッチしドラゴンスクリュー。棚橋はロデリックにタッチ。
ロデリックはエルボー連打からチョップ。肩に担ぐがYOSHI-HASHIが走りこむもロデリックはドロップキックで迎撃し、オカダにもビッグブーツから延髄斬り。石井に串刺しニーから串刺しエルボー。さらにデス・バイ・ロデリックを叩き込む。
ロデリックがチョップ連発から走りこむが石井がパワースラムで叩き付けコーナーに振る。石井は串刺しラリアットから再度走りこむがロデリックがエルボーで迎撃しジャンピングニーからフォールもオカダがカット。
オカダがロデリックをロープに振りラリアットも、ロデリックはオカダをキャッチしバックブリーカー。
ロデリックはロープに走るも石井がラリアットでなぎ倒しYOSHI-HASHIにタッチ。
YOSHI-HASHIは串刺しチョップからロープに飛ぶが、ロデリックは追走ニーからバックドロップで叩き付けエルガンにタッチ。
エルガンはロープにもたれかかるYOSHI-HASHIに二度エルボーを叩き込んで投げ捨てジャーマン。エルガンは串刺しボディスプラッシュから後頭部に延髄斬り。さらに変形フェイスバスターからフォールも2。
エルガンはエルガンボムを狙うも石井とオカダがカット。エルガンは3人に次々チョップとエルボー。エルガンはロープに飛ぶがオカダがフラップジャックから石井がスライディングラリアット。更にYOSHI-HASHIもスライディングラリアットからフォールも棚橋がカット。
YOSHI-HASHIがエルガンにエルボー。だが耐え切ったエルガンがエルボー連打から後頭部にエルボー。エルガンはラリアットを狙うもYOSHI-HASHIがこれを避けてラリアット。フォールも2。
YOSHI-HASHIはコーナー下にエルガンをセットするとコーナーにぼるが、ロデリックがジャンピングニーでエプロンに落とし、エルガンが雪崩式ぶっこ抜きを狙うがオカダがそれを落としレインメーカー。これをエルガンが避け棚橋がオカダに太陽ブロー。エルガンがエプロンのYOSHI-HASHIにビッグブーツから雪崩式ぶっこ抜きファルコンアロー。フォールもオカダがカット。
エルガンは棚橋をプッシュアップし場外のオカダと石井に投げ捨てると、リングのYOSHI-HASHIに向かうがYOSHI-HASHIはコードブレイカーからトラースキック。走りこむもエルガンは強烈なエルボーで迎撃しエルガンボムを狙う。だがYOSHI-HASHIが前方回転エビ固め。2で返したエルガンがぶっこ抜いてコーナーにYOSHI-HASHIを叩きつけると改めてエルガン・ボムで3カウントを奪った。
ロデリックが石井のベルトを奪いベルトを掲げるが、石井がラリアットで吹っ飛ばす。ロデリックがエルボーで殴りかかっていくがこれをセコンドが引き剥がしロデリックは石井を挑発するが石井は相手にしない。ロデリックがツバを吐き、石井はリングに走りこむとエルボー連打でコーナーに押し込む。セコンドが引き剥がし、石井は憤慨しながらリングを後にした。
<試合後コメント>
棚橋弘至&マイケル・エルガン&ロデリック・ストロング
――昨日、今日とエルガン選手とのタッグで勝利しました。去年のタッグリーグの続きがまた見られるのかという期待もありますが?
棚橋「そうですね。エルガンがずっと日本を好きでいてくれて、継続的に参戦してくれるならこのタッグは続いていくし。またこの新日本とROHの関係もね。ロドリックが来てくれたから、ロウディーが!すごいいいタッグチームになりました」
――昨日のムース選手のあれを早速パクッてましたけど・・・
棚橋「パクってないです。オマージュです!リスペクトを込めてのオマージュです。(ロデリックに英語で)どうだった?」
ロデリック「俺は石井にリベンジしたい!ヤツを倒してベルトを取り返すんだ。その強い思いを今日の試合で見せることができたと思う」
エルガン「ロデリックが達成したいのなら自分も協力したいね。そして棚橋選手が良かったらオカダ選手に挑戦したいと思っている。もしも挑戦できるのなら必ず勝ってみせるよ。オカダ、ウェルカム・トゥー・エルガンズ・ワールド」
棚橋「試合後のROHコールが今日の興行の一番のポイントですね」
第7試合
矢野をBULLET CLUBがストンピングからニックがエプロンを走りこんでサッカーボールキック。ポーズをきめるがそこをブリスコ兄弟が背後から急襲し、ケニーをコーナーに振ろうとするが、逆に振ったケニーが走りこむもケニーとマットを次々場外に落とし、ニックをダブルのアームホイップで場外に投げ捨てる。
矢野がリングに入りケニーに殴りかかるが、ケニーが睨むと矢野はロープによりかかりブレイクを要求。その矢野へエプロンからジャクソン兄弟がアーリーオンセットアルツハイマー。場外に落ちた王者組へバレットクラブの3人はトペ・スイシーダ。
矢野をリングに投げ入れるとケニーがフォールも2。ケニーが矢野をコーナーに押し込み顔面を踏み潰していく。ケニーはマットにタッチ。
マットはストンピング連打からニードロップからギロチンドロップ。フォールも2。マットは背中をひっかきケニーにタッチ。
ケニーは矢野にコブラツイスト。ケニーの腕をホールが引っ張り協力。ケニーは矢野をフォールも2。ケニーはコーナーにもたれかかる矢野の背中に飛びつきひっかき攻撃からニックにタッチ。ニックは側転してから矢野の背中をひっかきマットにタッチ。マットは矢野の顔面にハンマーを落としニックにタッチ。
ニックは矢野をコーナーに振り串刺し攻撃を狙うが、ジャクソン兄弟を次々エプロンにショルダースルーもケニーが走りこんで三人同時にサンドイッチキック。倒れこむと同時に矢野は崇高ナーをセット。スーパーキックを矢野はコーナーマットでガードし、そのコーナーマットで次々殴りつけると、走りこんできたケニーの顔面もコーナーマットで殴り飛ばしマークにタッチ。
マークはニックに串刺しニールキックから雪崩式クロスアームバスターでフォールも2。
ブリスコ兄弟はサンドイッチフェイスバスターからニックのスーパーキックをキャッチ。だがケニーがスーパーキックで蹴り飛ばすとジェイがケニーにエルボー連打から飛び膝蹴りで倒し、ネックブリーカーを狙うもマットがスーパーキックでジェイを叩き落とし、マットがコーナーにパワーボムで投げ捨てニックが延髄斬り。更にケニーが串刺しニーからジャクソン兄弟がサンドイッチ串刺し攻撃。さらにマットがマークを捕らえニックがセントーンを落としケニーが高速ジャーマン。3人で同時トラースキックからフォールもジェイがカット。
ケニーはマークをロープに振るがマークは矢野にタッチ。
矢野を崇高ナーに飛ばすが、矢野はニックを避けて自爆させると、マットもコーナーに叩きつけると「ヤノ・トー」とポーズをきめようとするが、ケニーが背後からラリアットも避けた矢野がケニーの顔面をコーナーに叩き付けジャクソン兄弟に同時急所攻撃。ホールがリングインし矢野を羽交い締め。ケニーがスプレー攻撃もこれがホールに誤爆し矢野はスクールボーイ。
2で返したケニーがロープに飛ぼうとするもこれを矢野が丸め込むがケニーはスプレー攻撃でこれを逃れる。ブリスコ兄弟がリングに入りエルボーからケニーとマットへ走りこむも、マットはスーパーキック、ケニーは飛び膝で迎撃。
インディーテイカ―をブリスコ兄弟に叩きこみ、ケニーが矢野にカミカゼからライオンサルト。ニックがスワントーンボム。マットがファイヤーバードスプラッシュを叩きこんでケニーが3カウントを奪った。
<試合後コメント>
ケニー・オメガ&ヤング・バックス
マット「見たか!俺たちの強さを見せつけてやったぞ。タイトルは常に俺たちが持っているべきものなんだ」
ケニー「試合後に次の挑戦者は誰だとか、ライバルは誰だとか聞かれるがそれはとてもくだらない質問だ。見ての通り自分たちの強さを見せつけただけ。これが現実なんだ。俺とヤングバックス、そして残ったバレット・クラブのメンバーで十分なんだ。そしてこの3人で獲ったベルトは素晴らしいものだ」
――最後の技の名前は何になりますか?
マット「モア・バンギング・フォー・ユア・バックスかな(笑)?考えておくよ」
ケニー「OK!タイガー服部・スペシャルにしよう(笑)」
――それが新しい技の名前?
ケニー「イエー!タイガー服部・スペシャル!」(※タイガー服部レフェリーのカウント3が遅いといつも文句を言っているので、この技が決まればタイガー服部でも3カウントを数えるだろうという意味)
――あともうひとつ。今日バレット・クラブは2人のメンバーを失ったのですが、それについては?
ケニー「確かに悲しいことだが、知っての通り彼らは負け犬だ。ここ最近のビッグマッチではいつも負けてるぞ。(マットを見て)見ろよ、ワオ!(ニックを見て)見ろよ、ワオ!(自分の腰のベルトを見て)見ろよ、俺たちはゴールドを持ってるんだ。俺たちは勝者なんだ。レスリングだけじゃない、人生の勝利者だ」
マット「負け犬がいなくなろうと問題ない」
ケニー「NXTでもどこでも行ってくれ。俺たちは気にしない。俺たちはこの世界を支配していくよ。ここだけじゃない。インターネットでもツイッターでもフェイスブックでも見てくれ。今、世界中で人気があるのは俺たちなんだ。だからバレット・クラブは健在さ。そして技の名前はタイガー服部・スペシャルだぞ。忘れるなよ(笑)」
第8試合
ロックアップから一度離し、再度ロックアップから本間がバックをとる。リーサルは腕をとるが本間が取り返しその腕を傷めつけていく。
本間がこけしロケットもそれを避けたリーサルがハンドスプリング。それをキャッチした本間をリーサルが丸め込むが両者距離を取る。
リーサルが本間をコーナーに押し込みガットショット連発。コーナーに走りこむが足を伸ばしてカットした本間がリーサルをロープに振りバックエルボーで倒すとボディスラム。こけしを狙うが、マルティーニが足を引っ張り動きを止めるとリーサルがドロップキックで場外に出しトペ・スイシーダ3連発。
リーサルは本間にストンピングからコーナーに押し込みチョップ。本間は雄叫びを上げるとチョップを連発。だがリーサルは本間を場外に落とすと鉄柵に叩き付けていく。
リーサルは本間をリングに投げ入れるとフライングメイヤーからニードロップ。フォールも2。
リーサルはリバース式の足4の字のままリバースロメロスペシャルで持ち上げていく。
本間はブレーンなバスターで叩き付け、ナックル連打でコーナーに押しこむと逆コーナーに振って串刺しエルボーからエースクラッシャー。続けて小こけしを投下しコーナーに登るとセントーンを投下しフォールも2。
本間は逆片エビ固め。マルティーニが挑発し、本間がそこに近づくもリーサルが背後からガットショット。それをキャッチした本間が走りこむがリーサルはリーサルコンビネーションからフォールも2。リーサルは本間をセットするとダイビングエルボードロップ。フォールも2。
リーサルはハンドスプリングも本間はこけしロケットでリーサルをエプロンに落とすと、エルボー合戦からリーサルが延髄斬り。本間はこけしロケットで場外に落とし、ボディスラムで場外マットにセットするとコーナーに登りこけしを場外に投下。両者大ダメージで場外カウント16でリングへ。本間はフォールも2。
本間はロープに飛ぶもリーサルはトラースキックで迎撃。だが本間は負けじとラリアットで一回転させフォールも2。
本間は垂直落下式ブレーンバスターで叩き付け肩に担ぐが着地したリーサルがビッグブーツから延髄斬り。
リーサルがコーナーの本間に走りこむも本間は足を伸ばしカットしダイビングこけしロケットから小こけし。さらにボディスラムからコーナーに登りこけしを発射。だがリーサルはこれを避けて自爆させる。
本間が走りこむもリーサルが倒し本間をレフェリーに誤爆させると、そこへロス・インゴベルナブレスが乱入しEVILとBUSHIが本間を羽交い締めにしマルティーニが本で殴りつける。本間はマルティーニを蹴散らすが内藤が急所攻撃からリーサルがリーサルインジェクションで3カウントを奪った。
本間は納得がいかない様子だが、リーサルの握手を握り返す。だがBUSHIが本間に毒霧を発射しロス・インゴベルナブレスがストンピング。
マルティーニが「お前ら、BUSHI、内藤、マルティーニ、EVIL、そして世界チャンピオンのジェイ・リーサルだ!見たか東京?リーサルがNO.1だ!ROHレスラーは世界最高だ!」とジェイを称える。
内藤は「彼が俺のアミーゴ!ROH、世界チャンピオンのジェイ・リーサルだ。彼が、ただのアミーゴなのか、それとも俺たちロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのニューメンバーなのか、そのへんはトランキーロだぜ!BUSHI!EVIL!、トゥルース、ジェイ・リーサル、in内藤!ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン!」と叫び新たな仲間を迎え入れた。
<試合後コメント>
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン
内藤「リング上で言ったことがすべてだよ。俺のアミーゴ。ROH世界チャンピオン、ジェイ・リーサル。彼がただのアミーゴなのか、それとも俺たちロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのニューメンバーなのか。その辺は、トランキーロだぜ!」
リーサル「チェキアウト!このメンバーが収まる1枚の写真は、1000の言葉を弄するよりも雄弁だろう。世界で最高のメンバーだ。新日本だけじゃない。ROHだけじゃない。世界でだ!俺たちが、俺たちが、俺たちが、世界最高なんだ!」