BOYZ 11.29後楽園大会 BOYZ初の後楽園大会!BOYZらしく遺恨精算/佐々木vs.高梨以外のカードは当日発表

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超BOYZ
〜一世一代の女祭り〜
日時:2015年11月29日(日)
開場:11:00 開始:12:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:769人

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
高尾蒼馬/●岩﨑孝樹
9分41秒 マッドスプラッシュ→体固め
○平田一喜/入江茂弘

▼第2試合 BOYZ軍vs野郎Z軍全面対抗戦 20分1本勝負
[BOYZ軍]○大石真翔/勝俣瞬馬/渡瀬端基
8分37秒 直伝トルネードクラッチ
[野郎Z軍]ジョーイ・ライアン/●福田洋/スーパー樋口イケメン with ブラザー・トミー/入江茂弘

▼第3試合 BOYZらしく爽やかに遺恨精算!20分1本勝負
○佐々木大輔
12分56秒 ベトナムドライバーII→片エビ固め
●マサ高梨

▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○坂口征夫/石井慧介
11分23秒 神の右膝→片エビ固め
竹下幸之介/●梅田公太

▼第5試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○HARASHIMA
15分50秒 ファイアーバードスプラッシュ→体固め
●彰人

▼第6試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●木高イサミ
12分58秒 イサミのエビ固めを潰す→エビ固め
○遠藤哲哉

DDTの女性限定興行BOYZが後楽園初進出!白衣にメガネ姿でコンドルズ直伝ダンス披露
「自分でもビックリ」遠藤がイサミとの前哨戦に勝利!樋口イケメンら野郎Z軍が乱入!

オープニング

2015-11-29超BOYZ後楽園_オープニング①まずジャニー江田島塾長が羽織袴姿で登場し入場式へ。この日のコンセプトは白衣にメガネの「ドクター」。渡瀬は「バタバタしてておしっこ漏れそうなんですよ」と、早速意気込みじゃないことを言い出す。
岩﨑は2年ぶりぐらいにスーツを着たということで落ち着かない様子で「違和感しかないですね」。
梅田「あまり声援がなくて悲しいな」
勝俣「(観客の反応が)気になりますねぇ。(キャーキャー)言わせてやりますよぉ」
竹下「(似合っていると言われ)そうですか。意外としっくりきてると思います」
遠藤「意外とアリですか? 早く脱ぎたい一心です」
平田「真面目に出てきて笑われるって……(GOメガネじゃないのは)新鮮な気持ちですね。でも僕が何をしても笑われるのは分かりました」
高尾「とくに何もないですね。……赤いですね」
彰人「こんな頭の医者いないですからね。(塾長から「胡散臭い」と言われて)やめてください! 割とBOYZとかは本気でやっているんです」
石井「2002年にリハビリの先生になりたいと一瞬思ったんで。でも勉強出来なかったんで無理でした」
佐々木「宮武が笑ってるんですよ。竹ちゃんは褒めてくれました」
高梨「ちょっとまたムカつく出来事があって。昨日大阪で試合があって、アイツ(=佐々木)がコスチューム洗濯できないってしょんぼりしてたんで、一緒に洗濯してあげたんですよ。そしたらアイツが『高梨は俺の付き人で洗濯係だ』って言ったんですよ! あのクソ野郎やってやりますよ!」
大石「及川光博のイメージで……。僕、ミッチーだよ!」
坂口「(大歓声で迎えられ)スーツは着ますけど、こういうのは……。今日も殺(や)ってやります」
イサミ「今日は股破れてないです。これで試合しなくていいんですか? よかった! 眠いし、体が痛いですよ。今日も楽しみます!」
HARASHIMA「はい、こんにちは! どんな反応なんだろうなっていうのは(気になりますけど、いい反応だったので)……よかったです。初の後楽園でのBOYZですけど、一生懸命がんばるので応援よろしくお願いします!」

そして昨日の大会で負傷した井上麻生が欠場となったため、代替選手として登場したのは野郎Zの入江。「すごいドキドキして、どうしようかと思いました」という入江だが、拍手と歓声で迎えられたため安藤の表情。「僕、BOYZなんですよね? でもBOYZのLINEグループに入ってないじゃないですか」と言うが、塾長から「茂ちゃんを迎えるなら武道館以上のクラスじゃないと」と言われ、まんざらでもない様子。
2015-11-29超BOYZ後楽園_オープニング②すると『WON'T BE LONG』が流れ、野郎Zのブラザー・トミーが乱入。「おまた〜! マイ・ネーム・イズ・ブラザー・トミー。どうですか、この消化しきれないお客さん! 塾長、怪文書が送られてこなかったかな? BOYZ軍を壊滅にする!」と言い放つが、塾長から「壊滅“に”する?」と言われると、トミーは照れ笑いを浮辺ながら「BOYZ軍、壊滅! 実力行使しかないでしょ! ハッキリ言うよ、俺たち野郎Z軍はBOYZ軍、およびBOYZを観に来るキミたちが大嫌いだー! 今日のこの大会、楽しみにしてろ」と言い放つと、「じゃ!」とライトな感じで立ち去った。

第1試合

2015-11-29超BOYZ後楽園_第1試合この日は佐々木vs.高梨以外は入場テーマ曲が鳴った時点で出て来る選手が分かるようになっており、まずは高尾のテーマ曲で高尾&岩﨑が登場すると、続いてT●KY●,G●が鳴り響き、平田と助っ人の入江が登場。平田GOメガネを装着した入江と共にいきなりダンシング。
コーナーに登ってアピールする入江の顔面に紙テープが直撃。先発を買って出た入江に黄色い歓声が飛ぶと、入江は満面の笑みで場外に出て手を振る。しかし場外カウントが数えられたため、慌ててリングに戻った入江に岩﨑がショルダータックル。岩﨑の強い当たりの連続で入江はダウン。

続いて高尾と平田がリングインすると、お互いに自分への声援を集めようと手を振りまくる。スピーディーなロープワークからお互いにアームドラッグで投げるとドロップキックは相打ちに。歓声が大きくなり、お互いにハイタッチしてから高尾は岩﨑にタッチ。サッカーボールキックを叩き込んだ岩﨑だが、平田もドロップキックを返すと「先輩ですけど!」と、太々しい態度の岩﨑を一喝。
続いて入江と岩﨑がエルボー合戦。ボディスラムで叩き付けた入江は平田にタッチ。踊りながら岩﨑をグーで殴っていった平田は注意するレフェリーに「踊ってるだけでしょうがー!」と言い張ると、入江にタッチ。パイルドライバーの体勢に入った入江をリバースで投げた岩﨑だが、平田が高尾を攻撃してタッチを阻止。

すかさず入江が串刺しラリアットからブレーンバスター。そしてビーストボンバーを狙ったが、かわした岩﨑はバックドロップで入江の巨体を投げると、ようやく高尾にタッチ。平田の串刺し攻撃を蹴りで止め、背中にフットスタンプを落とした高尾は側頭部にスライディングキック。さらにミサイルキックを発射した高尾はボディへのエルボーからロープへ。
時間差で追走した平田は飛び付き式のエースクラッシャー。そこからエルボー合戦になると、平田は延髄斬り。だが、高尾もカウンターの延髄斬りからランニングエルボーでなぎ倒して岩﨑にタッチ。ソバットからミドルキックを叩き込んだ岩﨑はダブルアーム・スープレックス。

カウント2で入江がカットしたが、高尾が入江を場外に連れ出す。その間に岩﨑はキャプチュードを狙ったが、入江が戻ってきてビーストボンバーでカット。すかさず平田がスライディングキックからマッドスプラッシュを投下して3カウント。
するとブラザー・トミーと福田&ライアンが乱入し、高尾と岩﨑を襲撃。福田が高尾を羽交い締めにすると、ライアンがロリポップ・キャンディー(棒付きキャンディー)を口から抜き取る。だが、入江が戻ってきてロリポップ・キャンディーを奪い取り、高尾を救出した……と思いきや、入江はキャンディーをライアンの胸毛に擦りつけてから、自らタイツの中に手を入れて、何かの毛を引き抜いてふりかけたキャンディーを、何と高尾の口の中にねじ込んでいった! そして入江はトミーらとハイタッチ。やはり入江は心底野郎Zだった。

第2試合

2015-11-29超BOYZ後楽園_第2試合すると、そこに「待て、待て!」という声と共に大石&勝俣のKAT-TOOと渡瀬が登場してステージ上でチャンカパーナを踊る。だが、その間もリング上では岩﨑が野郎Z軍に蹂躙され続けている。踊り終えたKAT-TOO&渡瀬がようやくリングに入ってきて岩﨑を救出。それでもサビの部分ではやっぱり『チャンカパーナ』を踊る。
だが、野郎Z軍がこしに襲いかかっていき、トミーが「実力行使とはこういうことを言うんでーす! あ、自己紹介遅れました。僕たち野郎Z軍でーす! BOYZを観に来るキミたち、何か勘違いしてないですか? こいつらを見てイケメンだーって言ってキャーキャー言ってないですか? 頭大丈夫ですか? 本当のイケメンは野郎Z軍が用意したぞー!」と言うと、スーパー樋口イケメンを呼び込む。

登場した樋口は頬のシャドーや目張りなどのビジュアル系メイクに、髪型もバッチリなリーゼント。BOYならぬBOOWYばりのビジュアルと化した樋口イケメンはローリングソバットまで華麗に繰り出すと、BOYZ軍を場外に連れ出して痛めつけていく。渡瀬をリングに戻した福田は敢えてエルボーを受けると、サミングから場外に放り投げる。
そしてマイクを持った福田は「BOYZにお越しのレディース・エンド・レディースの皆さん」と言うと『マンピーのG☆SPOT』をアカペラで歌い出す。きっちりと歌いきってからパーフェクトプレックスで投げたがカウント1で返した渡瀬はドロップキックを返して勝俣にタッチ。

ダイビング・クロスボディーをかわした福田は勝俣を場外に追いやる。すかさず入江が場外パイルドライバーを決めると、トミーも大石を客席に叩き付ける。リングに戻された勝俣を逆エビ固めに捉えた福田。その間もトミーと入江は大石と渡瀬を攻撃。どうにか耐えた勝俣はドロップキックを返して大石にタッチ。
ランニングエルボーで福田をなぎ倒した大石はスイングDDT。しかしトミーがカウントを叩く木曽レフェリーの足を引っ張ってカウントを阻止すると、ライアン、樋口、入江と共に乱入して大石にトレイン攻撃。さらに樋口のスペース・ローリング・エルボーからライアンがスパインバスター。

さらにライアンが羽交い締めにして福田がラリアット。これをかわして誤爆させた大石は福田にスタナー。樋口には勝俣、渡瀬と共にトリプルドロップキックを発射。これで野郎Z軍を場外に追いやると、勝俣がコーナー最上段からケブラーダを発射。その間に大石が福田を直伝トルネード・クラッチで丸め込んで3カウント。
試合後、負けを認めてBOYZ軍に握手を求めた野郎Z軍に握手を求めていく。ノーサイドという言葉を信じて握手に応じたBOYZ軍だが、次の瞬間野郎Z軍がガットショットをお見舞い。トミーは「おいおいおいおい、俺たちはこんなんじゃ終わらないからなー! いい夢見ろよ、チャンカパーナ」と言い放つと意気揚々と退場。大石は「野郎Zふざけるんじゃねぇ! お前達が何を言おうが、今日勝ったのは俺たちBOYZ軍だ! 今日の勝ちは今日ここにいるキミたちに捧げます。これからも応援してください。ねぇチャンカパーナ」と叫んだ。

第3試合

2015-11-29超BOYZ後楽園_第3試合何かといがみあう佐々木と高梨が一騎打ちを行うことになったのだが、BOYZ何だから試合後はかならず爽やかに遺恨を精算することという条件がつけられたこの一戦。佐々木から握手を求めていくが、高梨は足で払いのける。
試合開始のゴングが鳴ると、ロックアップからロープに押し込んだ佐々木だが、「クリーンファイト!」と言いながらクリーンブレイク。そこに蹴りかかった高梨がロープに飛ばそうとすると、髪の毛を掴んだ佐々木。舌の根も乾かぬうちにラフファイトをする佐々木に対し、高梨も髪の毛を掴んでいくが、佐々木はドロップキック。

さらにコーナーで馬乗りナックル。怒った高梨は佐々木をエプロンに突き落とすと、ロープの間から頭を抱えて引っ張り込みDDT。下から首を絞め上げていった高梨は、チンロックにスイッチ。ロープに逃れた佐々木は「クリーンファイト」と言いながらナックル。高梨もヘアーホイップで投げると、シーソーホイップでボトムロープに喉を叩き付ける。
そこから執拗にカバーして佐々木のスタミナを奪っていった高梨は、アッパーカットから顔面を蹴り上げる。佐々木もどうにか高梨を場外に放り投げると、トペ・スイシーダを発射。高梨をリングに戻した佐々木はダイビング・クローズライン。さらにショルダースルーで投げると、串刺し攻撃を狙う。

かわした高梨はグルグルパンチを狙ったが、佐々木はクロスフェースで切り返す。どうにかロープに逃れた高梨に対し、佐々木はダイビング・エルボードロップを投下するが、これをかわして自爆させた高梨。お互いになかなか立ち上がれない中、高梨がアッパーカットを連打。
走り込んだ高梨にケブラドーラ・コンヒーロを決めた佐々木だが、高梨もワキ固めから逆さ押さえ込み。さらにキックアウトした佐々木の顔面に低空ドロップキックを叩き込んだ高梨はスリーパーに捉える。

エルボーで逃れた佐々木だが、高梨は足払いで佐々木をコーナーに叩き付けると、背後から「マサ高梨70キロ!」と叫びながらドロップキック。高梨はそこからタカタニックを狙うが、佐々木は急所蹴りで防御。逆に掟破りのタカタニックを狙った佐々木だが、案の定高梨も急所蹴り。そこからお互いに股間を抑えながら殴り合うと、高梨は佐々木を木曽レフェリーに向かってホイップ。
ギリギリで止まった佐々木だが、木曽レフェリーを攻撃して高梨に向けてホイップした佐々木。ギリギリでストップした高梨に佐々木は佐々木式ウラカン・ラナ(=両足で相手の頭を挟むように飛び付き、捻りを加えながら丸め込むウラカン)。これをエビ固めで切り返した高梨はバッカス(=変形雁之助クラッチ)など丸め込みを連発。

さらにタカタニックを狙ったが、佐々木はインプラントで切り返す。カウント2でどうにか返した高梨だったが、佐々木はベトナムドライバーII(=カナディアンバックブリーカーからのシットダウン式フェースバスター)で叩き付けて3カウント。
遺恨対決に決着を付けた佐々木は嫌がる高梨とどうにか握手して和解した……かと思いきや、高梨を場外に投げ捨てる。やっぱりこの二人が遺恨を精算することはないようだ。

第4試合

2015-11-29超BOYZ後楽園_第4試合竹下と梅田の20歳コンビに対するは、坂口と石井の異色コンビ。竹下と石井の先発で試合開始。ヘッドロックに捉えた竹下だが、石井もヘッドロックで切り返す。竹下がヘッドシザースで脱出すると、坂口と梅田がリングイン。酒呑童子対決となったが、お互いに牽制の蹴りを出していく中、坂口がニーリフトからキチンシンク。
石井が竹下を場外に連れ出すと、坂口が梅田を場外に投げ出す。すかさず石井が梅田を肩口まで担ぎ上げてからエプロンに叩き付けると、坂口がエプロンからランニングロー。梅田をリングに戻した坂口はミドルキック。

続いて石井が野球チョップからシットダウンさせておいて後頭部に低空ドロップキック。さらに坂口がニーリフトからスーパーマンエルボーを叩き込むと、チンロックに捉えていく。ロープに逃れた梅田だが、石井がダブルニーを投下。さらにドロップキックを叩き込むと竹下がカット。
だが、石井は竹下を場外に放り投げてから梅田に逆片エビ固め。ロープに逃れた梅田は串刺し攻撃を狙った石井を蹴りで迎撃してドロップキック。ようやく竹下にタッチすると、竹下は石井と控えの坂口にタックル。さらに石井にゼロ戦キックを叩き込むと、踏ん張る石井をブレーンバスターでぶっこ抜く。

石井も袈裟斬りチョップからローリング羅ラット、ウラカンホイップ、DDTと反撃しようとする竹下をことごとく攻撃。タッチを受けた坂口は蹴り飛ばしてからエルボー合戦へ。そこから飛び付き腕十字を狙った坂口だが、上から押し潰してフォールした竹下はキックアウトした坂口の蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリュー。
タッチを受けた梅田はミドルキックを連打。坂口は「来いや!」と前に出るが、梅田はコーナーに追い詰めて串刺し低空ドロップキック。坂口もスリーパーに捉えるが、梅田が後方のコーナーに押し込むと、竹下が飛び込んできて串刺しフロントキック。さらに竹下と梅田は同じコーナーに登るとダブルのミサイルキックを発射。

10分が経過し、梅田はミドルキックからロープへ。蹴りで迎撃した坂口はシットダウンした梅田にランニングロー。竹下がカットに入るが、石井が延髄斬りを叩き込んで竹下を排除。さらに梅田の顔面をニーリフトでカチ上げると、坂口がバックドロップ。カウント2で返した梅田だが、立ち上がってきたところに坂口が神の右膝(=串刺しニー)を叩き込んで3カウント。
試合後、坂口は梅田を抱き起こして健闘を称えた。

第5試合

2015-11-29超BOYZ後楽園_第5試合彰人が入場してきたあとにHARASHIMAの曲が流れると、思わず場内から「おぉ〜」という声があがる。BOYZでHARASHIMAと彰人のスマイルスカッシュ対決が実現。ガッチリ握手を交わしてから黄色い声援に手を振るHARASHIMA。
脇の差し合いからグラウンドに引き込んだHARASHIMAは、足関節を狙う。回転しながら防御する彰人だが、HARASHIMAはリバースのインディアンデスロックに捉えると、ちゃんと四方を向いてから倒れてダメージを与える。

彰人も下からのデスロックで切り返すと、変形のクロスヒールホールドにスイッチ。HARASHIMAもクロスヒールホールドで切り返し、お互いに「イタタタタタ」と悲鳴をあげながら転がってロープへ。完全に足が絡まった状態のため、木曽レフェリーが解いていく。HARASHIMAがドロップキックからレッグドロップを落としていくと、そこからミドルキック。
だが、キャッチした彰人はドラゴンスクリューを決めると、HARASHIMAの左ヒザを何度もマットに叩き付けていく。さらにショルダーレッグブリーカーから左ヒザへのリバーススプラッシュ、左足へのDDTからアキレス腱固めと、多彩な足殺しを披露。「効いてない」という表情をするHARASHIMAに対し、彰人がヒールホールドにスイッチすると、HARASHIMAは慌ててロープへ脱出。

彰人がヒザへの低空ドロップキックから串刺し攻撃を狙ったが、蹴りで止めたHARASHIMAあはジョン・ウーから串刺しフロントキック。だが、キャッチした彰人はHARASHIMAの左足をトップロープに巻き付けると、そこにドロップキック。なおも変形の足横須賀から足4の字固め。何とかロープに逃れたHARASHIMAだが、ここで10分が経過。
彰人の串刺し攻撃をかわし、エプロンからハイキックを叩き込んだHARASHIMAはスワンダイブ式エルボーアタックからミドルキックを連打。彰人がブロックすると、ショートレンジ式のアックスボンバーから串刺しフロントキック、さらに彰人をコーナーに乗せて「いっくぞー!」と叫んでから雪崩式ブレーンバスター。

しかし彰人もブレーンバスターの体勢から前方に落としてHARASHIMAの両ヒザをマットに叩き付けると俵返し。さらに串刺しショルダーからダブルアーム・スープレックス。彰人はHARASHIMAを上にトスしてからニーリフトでカチあげると足横須賀。だが、HARASHIMAもカウンターのラリアットを叩き込むと、エルボー合戦へ。そこから彰人はエルボーと見せかけて左ヒザを蹴り飛ばす。
だが、HARASHIMAはハイキックからリバースフランケンで投げると蒼魔刀を発射。かわした彰人はアキレス腱固めからシャープシューターに移行。ガッチリ決まったが、HARASHIMAはロープに脱出。15分が経過し、彰人はキン肉大移動を狙う。

着地したHARASHIMAだが、彰人はヒザへの低空ドロップキック。だが、HARASHIMAもカウンターのジャンピングハイから山折りを決めると、左足を引きずりながらもバズソーキック。さらにコーナーに登って、ダメ押しのファイアーバードスプラッシュを投下。ヒザが突き刺さるように決まり3カウント。試合後は爽やかにお互いの健闘を称え合った。

第6試合

2015-11-29超BOYZ後楽園_第6試合①メインでは前日の大阪府立第一大会で坂口を破り、KO-D無差別級王座を奪取した坂口が、12.13博多大会で行う初防戦の相手に決まっている遠藤と、何とシングルマッチで前哨戦。腰にベルトを巻いて入場したイサミから握手を求めると、遠藤も応じてから試合開始。
まず腕を取ったイサミだが、足をすくって倒した遠藤はレッグロック。キーロックで切り返したイサミだが、反転して腕を抜いた遠藤はヘッドロック。これをうまく脱出して立ち上がったイサミはロープに飛ぶとコルバタで投げていく。

だが、遠藤も2回目のコルバタを狙ったイサミをシュミット流バックブリーカーで叩き付けると、腰にその場飛びムーンサルトを落とす。たまらず場外にエスケープしたイサミは、遠藤が場外に降りてくると素早くリング内へ。慎重にリングに戻った遠藤は襲いかかってきたイサミにガットショット。
さらに腰にエルボーやショルダーを当てていった遠藤はボディスラムで腰をマットに叩き付ける。そこからニーをイサミの腰に落としていった遠藤は弓矢固めへ。なおもイサミの腰にストンピングを落としていった遠藤はキャメルクラッチ。

ロープに逃れたイサミはエルボー合戦を仕掛けると、そこからボディがお留守だぜ。さらに遠藤の串刺し攻撃をかわしてから串刺しフロントキック。シットダウンした遠藤にスライディングキックを叩き込んだイサミは、ダイビング・クロスボディー。だが、これをキャッチした遠藤はバックブリーカーで叩き付けてから逆エビ固めへ。
だが、イサミは気合いもろとも脚力ではね除けながらロープを掴む。遠藤はトーチャーラックを狙ったが、スリーパーで切り返したイサミは、そこから卍固めへ。遠藤はなおもトーチャーラックで切り返そうとしたが、イサミは回転十字固めから六八九(=変型腕固め)へ移行。

何とかロープに辿り着いた遠藤だが、イサミはダイビング・ダブルニードロップ。遠藤がかわすと、うまく着地したイサミは突進。しかしフロントキックで迎撃した遠藤は、イサミをコーナーに叩き付けてから滞空時間の長いブレーンバスターの体勢で持ち上げてからのアックブリーカー。さらに東海道落とし(=アルゼンチンバックブリーカーからのストマックバスター)からうつ伏せのイサミの腰にムーンサルトプレスを投下。
カウント2で返したイサミはサムソンクラッチで丸め込むがカウントは2。ならばと伊良部パンチ(=大きく振りかぶってのグーパンチ)からダイビング・ダブルニードロップを投下したイサミ。遠藤もカウント2で返すと、イサミは垂直落下式ブレーンバスター。

続くスライディングラリアットをかわした遠藤は延髄斬り。イサミも返す刀でショートレンジラリアットを叩き込むが、遠藤はカウンターのドロップキックから朦朧としながらもコーナーへ。ムーンサルトプレスはイサミがかわすと遠藤は着地。イサミはジャーマンで投げるが、着地した遠藤。イサミはそこに勇脚(=トラースキック)。
さらにイサミはヨーロピアンクラッチを狙ったが、これを遠藤がレッグクラッチ式のエビ固めで切り返して3カウント。前哨戦でいきなり王者からピンフォールを奪った遠藤は、イサミに人差し指を突き立てて最敬礼。イサミもベルトをアピールしながらも最敬礼を返し、遠藤も慌ててもう一度最敬礼。

2015-11-29超BOYZ後楽園_第6試合②イサミが引き上げていくと、ジャニー江田島塾長がリングにあがって「おめでとう! 地味だけど超嬉しそうだねぇ」と声をかける。遠藤は「嬉しいっすね〜。例え今日タイトルがかかっていなかったとしても、(イサミに)勝ったのはこれからのプロレス人生の中で大きな収穫になったので。もうプロレスやってて最高です! ただ、ただね! ただね! 博多でも同じことを言いたいんですよ」と嬉しそう。塾長曰く、この日BOYZのカードを未発表にしたのは、11.28大阪府立の結果を踏まえて組もうと思っていたからだという。もし坂口vs.イサミのKO-D戦で坂口が勝っていたら、BOYZでは坂口vs.遠藤になっていただろうとのこと。
前哨戦でいきなり遠藤が勝ったことに「正直ビックリした」という塾長だが、遠藤自身が「僕が一番ビックリしてます、正直」と本音を吐露。その上で前日のメインを見ていた感想として「イサミさんには僕が練習生の頃からお世話になってるし、ドロップキックも入ってるし、ケガして働けない状況でも無理矢理シフトに入れてくれて。……違いますよ! 無理矢理って別に強制されたって意味じゃなくて、(足を骨折して)役に立たない状態でもシフトに入れてくれて。まあ座ってるだけなんですよ。座って皿洗いとかして。そんなんでも生活出来るようにってシフトに入れてくれて。もう感謝しかないんですよ!」と珍しくハイテンションでまくし立てた遠藤は「自分でも(テンションの高さに)ビックリしてます!」。

エンディング

2015-11-29超BOYZ後楽園_エンディングそして美容総合商社GAMOの中根さんを呼び込むと、今回協力したヘアメイクさんやスタイリストさんを紹介。今回はメガネをZoffが協力したとのこと。中根さんによると、初の後楽園大会ということでプロジェクトを組んで今回はBOYZをサポートしたという。
そして今後のBOYZに関しては来年3.1新宿FACE、3.6大阪初進出が決定してることが告知されたのだが、そこにトミー、入江、福田、樋口、ライアンの野郎Z軍が再び登場。トミーは「今日は乱入という形をして申し訳ありませんでした!」と謝罪。せっかく温かく迎え入れてくれたBOYZを裏切った入江も「寂しかったんですよ。僕たち野郎ZもBOYZで試合したかったですし、ここにいるみんな、誰もLINEのグループに入ってないらしいです」と吐露。福田とライアンに至ってはBOYZのLINEグループがあったことすら、この時点で知った様子。仕方なく塾長が「分かった、分かった! ライアン含めてグループに入れるから!」と落ち込む野郎Zたちに声を掛ける。

新宿でBOYZが開催される3月1日は、新木場で野郎Zが開催される。なので塾長は「女性は新宿でおもてなして、男性は新木場でおもてなして、それでお互い男性も女性も楽しんでもらえればそれでいいじゃないですか!」と説得。最後は塾長と握手をして和解しようとしたのだが、野郎Z軍は次の瞬間、一斉に塾長にガットショット。するとトミーが「ハッキリ言うよ、このリングを設営して撤収するの誰だと思ってんだよ! あんたたちはこれから写真撮影とかあるんでしょ? 何ならね、あんたたちは昨日もホテルに泊まって新幹線で来たでしょ! 俺たち夜行バスだよ! 俺たちの気持ちがお前たちに分かるか!」とシュートな訴え。
そんな縁の下の力持ちな野郎Zに思わず「ありがとう」と礼を言った塾長だが、傍若無人な野郎Z軍はタイツの中に手を入れて何かの毛を抜くと、「これでも食らえ!」と塾長に投げつける。そして「3月1日は仲良くやる、そんなことはないんだ! 興行戦争じゃ〜」と宣戦布告して引き上げていった。

リング上で嗚咽する塾長は「この会場の中にお医者さんはいらっしゃいませんか〜」と尋ねる。すると白衣にメガネ、さらに七三分けにしたBOYZがズラリと登場。ところが、「助けて〜」という塾長を無視してBOYZドクターたちは観客と触れ合う。塾長が「お医者さんに看てほしいの〜! 看病してほしいの〜」と駄々をこねるが、BOYZドクターたちは永田裕志の“ナガダンス”も担当したコンドルズが振り付けをしたというBOYZダンスを披露。
踊り終えたところでジャニー江田島塾長が「この感じを我々に出来るはずもなく、コンドルズさんに演出を担当してもらいました」と改めてコンドルズを紹介。コンドルズの奥田さんは実際にプロレスラーを振り付けてみた感想を「すごい話を聞かない人だって分かりました。ビックリしましたね」と言って苦笑い。最後は塾長が「我々の闘いはまだ続くじゃないですか。次はひとまず3月1日、それまでは各々が自分の闘いを大事にして、ここにいる皆さんにまた来ていただけるように頑張ろうではありませんか!」と叫ぶと、全員で起立・気をつけ・礼をしてBOYZ初の後楽園大会を締めくくった。

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