SOG無差別級王者・渡瀬瑞基が“尊敬する先輩”入江茂弘との壮絶死闘制し、恩返しのV5!「渡瀬瑞基は入江茂弘が育てたレスラーの最高傑作になってみせます」

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 ガンバレ☆プロレスが8月15日、東京・後楽園ホールで『サマーフィルムにのって2026』を開催した。スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王者の渡瀬瑞基が“尊敬する先輩”入江茂弘との壮絶死闘制し、5度目の防衛に成功した。

 2015年8月23日、DDTの両国国技館でデビューした渡瀬は、2018年には入江に師事してチームRENEGADESを結成。だが、その後、入江はDDTを退団してフリーとなり、日本と海外を股にかけて戦ってきた。渡瀬が2021年にDDTを退団し、ガンプロに移籍する際、「渡瀬の試合がなくなったら、僕がいつでも作ってあげる」と温かい言葉を掛けてくれたのが兄貴分の入江だった。渡瀬はガンプロに籍を置き、各団体から引っ張りだことなった。2022年12月にSOG無差別級王座を初戴冠。入江とのコンビで2024年6月にSOG世界タッグ王座を獲得すると、1年4ヵ月にわたってベルトを守った。そして、今年2月、SOG無差別級王座を2度目の戴冠。満を持してV5戦の相手に“恩人”の入江を指名した。入江は2022年8・13後楽園で当時王者の今成夢人に挑んで以来、4年ぶりの挑戦となった。

 試合はのっけからエルボーの打ち合いで開戦。入江が低空ボディアタックで場外に落とすと、パイルドライバー。入江が場外に落ちると、渡瀬は入江の体の上にイス盛りにしてプランチャ。入江がキャノンボール、ビーストボンバーもカウントは2。ジャーマン応酬から、渡瀬が掟破りの逆キャノンボールで両者ダウン。渡瀬がダイビング・フットスタンプ、ヴェネチアンも2カウント。入江がヒジのサポーターを外すと、渡瀬の腕を取ってエルボー連打。ビーストボンバー、エルボー連打もカウント2。渡瀬が垂直落下式ブレーンバスター、こちらもヒジのサポーターを外してベアエルボーも決められず。ランニング・エルボーバット2連発も2カウント。ここから渡瀬は怒涛のエルボー13連発。入江の腕を取って11連発。さらにエルボー10連発で、入江はヒザから崩れ落ちた。渡瀬はトドメの渾身のエルボー(Elbow to you, dear)を叩き込んで3カウントを奪った。

 試合後、渡瀬は「入江さん、近々ディズニー行きませんか? アメリカでドイツでフランスで後楽園で、2人で同じ戦場にいながら、プロレス、ディズニーの話して。入江さんは俺が巣立ったって思うかもしれないけど、いろんな団体に出てほめられるんですよ。そしたら、俺は胸張って“俺のプロレスはすべて入江茂弘が教えてくれた”って言うんですよ。渡瀬瑞基は入江茂弘が育てたレスラーの最高傑作になってみせます。今までもこれからもよろしくお願いします」と熱いマイク。入江は「渡瀬瑞基vs入江茂弘はまだ始まったばかりや。ありがとう」と返して退場した。

この日は新日本プロレスの両国大会などとの興行戦争となった。ここで出場全選手がリングに上がると、渡瀬は「裏でたくさんの興行がありました。いろんな団体が勝負をかけて、8月15日を迎えました。これから先、いろんな団体とかぶることがあるかもしれない。今日、この後楽園を選んでくれてありがとう。これからもいろんな団体とかぶる。でも、ここにいる人はみんなガンバレ☆プロレスを選ぶんだ。ガンバレ☆プロレスには渡瀬瑞基がいるからだ!」と絶叫。

 渡瀬は来年1月に引退するため、今大会がガンプロでの最後のレフェリングとなったニード手島レフェリーに「あなたはTTTの所属かもしれないけど、ガンバレ☆プロレスの仲間なんだよ」と感謝の弁。手島レフェリーは他団体の所属ながら、新体制ガンプロのメインレフェリーとして、欠かせない存在だった。大家健代表が花束を渡し、その労をねぎらった。最後は手島レフェリーの音頭で「ウィー・アー・ガンバレ☆プロレス!」で締めくくった。

 バックステージで渡瀬は「(勝って)うれしいし、入江さんは弱くなったとか言うけど、違うぞ。入江茂弘は変わってない。むしろ強くなってる。俺も頑張って来たんだ。だからスリー取れたのかもしれない。入江さんベストだったし、怖かったし。でも俺も1年間、ガンプロで、デスマッチで、路上で強くなったから。どの団体でも俺のエルボーは通用するし、一発で会場がざわつくし。(数年後の再戦は?)やりたくないけど、入江さんが真っすぐ俺の挑戦受けてくれたんで、入江さんがまたやりたいと言ったら、逃げずに真正面からやります。どっちがチャンピオンとか関係ないし、ノンタイトルでも構わない。(タッグ結成は?)もちろん世界中のベルト狙っていきます」と語った。

 入江は「また挑戦して、また獲れなくて。むちゃくちゃ悔しい思いもあるけど、あいつに葬られたんでよかった。でも、渡瀬と戦って、さらに火が燃え上がって。体は万全じゃないけど、心は燃え盛ってる。まだまだ挑戦したい。またチャンスください。ベルト獲れなかったけど、渡瀬瑞基からの愛、ガンバレ☆プロレスのお客さんからの愛を受け取れてよかったと思ってます」と話した。

 また、第4試合での『大家健デビュー25周年記念試合第2弾』(大家健&小路晃&竹田誠志vs木高イサミ&クリス・ブルックス&阿部史典)は、『富山軍』の大家が強豪チームを相手に大奮闘。大家が木髙に炎のスピアーを叩き込んで3カウントを奪い、元SOG世界無差別級王者から殊勲の星を挙げた。

 バックステージで大家は「今日、後楽園で昼も勝って2連勝ですよ。25周年記念試合第3弾、今成夢人しかいないでしょう。なるべく早い方がいい。そこで勝って3連勝だ!」と、旗揚げ時から苦楽をともにしてきた今成との一騎打ちを希望。これを伝え聞いた今成は「毎回、25周年記念試合やるな。周年記念試合が多すぎる。周年記念試合しかストーリーがないのかよ! 第3弾が俺とシングル? 25周年記念試合終わりにしてやる。ぶっ潰してやる」と迎撃宣言。大家が「早い方いい」と希望していることから、9・5新木場で組まれることが有力になった。

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