産後3ヶ月で“飛翔天女二世”藤本つかさが現役復帰!「あと2年で20年なので辿り着きたい。私はここのリングで生きたい」

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 15日、超満員札止めのアイスリボン板橋グリーンホール大会にて藤本つかさが復帰戦を行った。

 2008年に映画に出演するためにプロレスラーとしてデビューした藤本つかさは、アイドルレスラーの枠を超えてアイスリボンの顔に。2018年には女子プロレス大賞を受賞し、豊田真奈美から“飛翔天女”の名とジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスホールドを継承。名実ともに女子プロレス界を代表する選手となった。
 アイスリボン自体も女子プロレス界で一番長く継続的に興行を行っている老舗団体として成長し、藤本も選手としてだけではなく取締役選手代表として団体を牽引する役目を担っていたが、2022年に一般男性と結婚し休業へ。2023年3月に第一子を出産し、2024年にパートナーの中島安里紗の引退を見送るために限定復帰。再度欠場に入ると今年第二子を出産した。
 このまま育児に集中しフェードアウトするものかと思われたが、6月のアイスリボン旗揚げ20周年記念大会に登場した藤本は8月15日の板橋大会から完全復帰することを電撃発表。

 この日はオープニングの入場式から藤本は泣いてしまい「こうやってマイクを持って、リングに立って、今帰ってきたんだなと実感してます。私は今日復帰します。完全復帰です。試合後にどんな気持ちでいるのか、私自身も楽しみたいと思います」とメッセージ。


 試合は藤本つかさ&優華vs真琴&松下楓歩のタッグマッチに。現世代エースの楓歩と10年前のエースの優華によるバチバチとした打撃戦やハイスピードな攻防が繰り広げられ、藤本が出てくると出場選手総出でのアイストレインの洗礼。
 手厚い復帰の洗礼に藤本は笑みをこぼしながら、楓歩の腕をとって卍固め。優華も真琴をコブラツイストで捕らえる共演を見せる。
 さらに欠場中の星ハム子が乱入して藤本の顔面に腹ウォッシュからシャイニング腹ザードを叩き込むが、藤本はその腹にゾンビのように噛みついて離さずにハム子が絶叫する場面も。
 真琴は藤本の顔面にビッグブーツやブレイジングキックを容赦なく叩き込んでいき、ダブルアームスープレックスからフォール。返した藤本がビーナスクラッシュからインフィニティと怒涛の攻めを見せ、サッカーボールキック連発から左右のビンタを叩き込んでたいようちゃんボムの体勢に。しかしこれを楓歩がぶっこ抜いてカットしバズソーキック、楓歩は優華も投げ捨てジャーマンで排除。勝機と見た真琴が藤本にスピアーを突き刺し、盛艶のうねり(=ハリケーンドライバー)で3カウントを奪った。

 息を切らしながら真琴が倒れたままの藤本へ「藤本さん、ほんに復帰戦ですか?しんどい。油断ならないと思ってましたけど、ここまでタフだとは。私は藤本さんより先輩で、藤本さんが練習生の頃から知ってるんですよ。すごくないですか?こうしてこんな長い間藤本さんとリングで闘えるなんてほんと思ってなかったです。そして今日からまた殺りあえるってめっちゃ嬉しい。復帰してくれてありがとうございます」と引き起こす。

 楓歩は「つっかさん、おかえりなさい!また同じリングで闘えること私はすごく楽しみにしています」と言葉少なに思いを伝え、優華は「藤本さんおかえりなさい。リングの上で改めて言わせてください。只今帰って参りました。最後に藤本さんとは10年前の6月のとある団体の後楽園ホール大会で一緒に闘ったのが最後だったんですけど、あれから10年と2ヶ月が経って、またこうやってリングの上で再会できるとはほんとに思っていませんでした。プロレスって不思議ですね(笑)これから藤本さんと沢山シングルやったりタイトルマッチで闘ったりたくさん出会いたいので、これからもよろしくお願いします」と、色々あって引退し、色々あって6年半ぶりに昨年末に復帰した優華が座礼。


 改めて藤本がマイクを持ち「ただいま!2年ぶりの試合、産後3ヶ月での試合、ほんとに、こんなに痛くてこんなに苦しくてこんなに身体がボロボロになるのに、女子プロレスって楽しいですね!優華は組んでる時から負けたくないというオーラがひしひしと伝わってきて、その10年前とその気持ちは変わってないなと思ってとても嬉しいです。これからどんどん私たちのね、あの頃の続きをまたこのリングでやっていきましょう。優華ありがとう。
 そして楓歩、楓歩とは私が限定復帰を発表したその日に怪我をして、すれ違いで4年ぶりの対戦だったんですけど、その頃とは芯も気持ちもしっかりしてて、全然別人です。やっぱリ団体のトップを巻いていただけあるなと思ったし、もう団体の顔だなと思いました。でもやっぱり悔しいから、まだまだそちらに追いつきます。覚悟しててください。ありがとう!
 真琴さん、ほんとに新人の、練習生時代からお世話になって、私に対してすごくマッスルビーナスにムカついていた時期もあったと思うんですけど(苦笑)こうして今も闘っていただけて、私の節目とかも真琴さんだなと思って指名させていただきました。20年?20年ってすごいなと思うんですけど、私もあと2年で20年なので、追い越すことはできないけど、20年辿り着きたいと思いますので、その時まで辞めないでくださいね。よろしくお願いします!」と、現役継続を改めて宣言。

 そして8月22日から休業に入り来年1月に引退を発表しているニード手島レフェリーに「デビュー戦を裁いていただいたレフェリーで、奇跡的なスケジュールで急遽のオファーだったんですけど快く受けてくださりありがとうございました」と感謝を伝える。

 改めて会場のお客さんと向き合った藤本は「ようやく言えます、ただいま!(おかえり!)8月は全部試合出るので!それではいきます!プロレスでハッピー!アイスリボン!」と恒例の締めを行った。

 復帰戦を終えた藤本は、今後子どもの行事と重ならない限りはアイスリボンに全戦参戦を予定しており、他団体からもオファーがあれば出場予定であるという。
 スタミナもスピードも技のキレもブランクを感じさせない
動きを見せた藤本は「リングって不思議な力があって帰ってきたんだなっていうのは実感してます。やっぱり私はここのリングで生きたいと思います」と、アイスリボンに骨を埋める覚悟を語った。

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