約6年のリング生活と芸能活動を引退し一般人へ!1日4試合の引退公演を終えた女優ファイターが「人生で一番疲れました。人生で、一番心地良いです」

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 5月2日、新木場1stRINGにてアクトレスガールズ『ACTwrestling Step74【NATSUKI COUNTDOWN FINAL】』が開催。“太陽になりたいサマーファイター”夏葵(なつき)がアクトレスガールズを卒業&芸能活動から引退した。

 夏葵は4歳の頃からバレエを習っており、中学生時代にユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)のアンサンブル部門でグランプリに。バレエ留学の話も度々出たが、芸術系の大学に進学し舞台女優の道へ。2021年にアクトレスガールズとしてプロレスのリングデビューを行い、2024年10月の後楽園ホール公演で元スターダムの惡斗を倒しAWGシングル王者へ。
 テレビ朝日『ロンドンハーツ』や西野亮廣原作のバレエ『えんとつ町のプペル』に出演するなど芸能活動も並行して行い、昨年8月にはアクトレスガールズ1期生の安納サオリ&なつぽい(万喜なつみ)とも闘い、なつぽいは「今のアクトレスのすごさを身に沁みて感じました。もっと上のステージでまた絶対戦いましょう」と夏葵を評価していた。
 しかし今年1月に「本当は一年前・・・節目の自分が30歳になった時に芸能は引退しようってずっと昔からそう決めてました・・・だけど、私アクトレスガールズ大好きなんですよ。すごい楽しいし、みんなのこと好きだし、試合めっちゃ楽しいし、そうやってズルズル引っ張って、もうちょっともう少し、あとちょっとだけって思いながら、今日ここまで来ちゃいました。だけどやっぱりちゃんとケジメつけないとなって、家族とか周りの方々とたくさん相談を重ねた結果、5月2日に引退させていただくという決断になりました」とアクトレスガールズ及び芸能活動の引退を発表。
 約4ヶ月の引退ロードでは初の海外公演(アメリカ・テキサス)にも参加し、この日の引退公演では自分がプロデュースした全4試合全てに出場するというカードが組まれていた。


 オープニングの『Love Riddle』ではソロでセンターダンスを踊りきり、第1試合では後輩たちに混ざりタッグマッチへ。第2試合では汐月なぎさとのタッグチーム『真夏の汐風』で出場するタッグ3WAYへ。2024年3月にアクトレスガールズを去ったアレンが乱入する場面もあり、MARU&岩井杏加との蛇道衆の凶器攻撃で夏葵は痛めつけられる。だがMARUのアシストで夏葵も凶器攻撃を体験し、真夏の汐風の連携攻撃も次々決まる。だが最後は石川はるかが夕立華(=クラッシュ・サンダー・バスター)で叩きつけ3カウント。
 誰よりも夏葵と一緒に練習してきた後輩であるはるかが号泣して抱きしめ、2日前にAWG&KINGシングル二冠王者になったなぎさへ夏葵が「二冠の姿見せてくれてありがとう。これで安心して引退することが出来ます。人生でパートナーと呼べる人ってそうそうできないと思うの。こんなに熱く一緒に濃い時間を過ごさせてもらって、最高のアクトレスガールズの時間が過ごせました。なぎさのおかげでアクトレスガールズが楽しかったです」と感動的なマイクで会場はしんみりする。

 だが夏葵は次の試合に進み、正義のヒーローユニットアクトレス5と組み、バラエティに飛んだユニット超人朝子軍と5vs5のタッグマッチへ。疲労が見えてきた夏葵が集中砲火を浴びるが、同期のみあ朝子へ夏葵がテキサスクローバーホールドやスライディングニー、シャイニングウィザードと容赦ない攻めを見せる。
 セコンドのアクトレス5とともに6人でのサンドイッチドロップキックも突き刺すが、夏葵へ朝子軍の植原ゆきながニールキック、永井絵梨沙がダイビング・プリッキーヌ・レッグドロップ(=コーナーからのI字バランス式ギロチンドロップ)、青葉ちいがバックドロップと連撃し、朝子が地獄車からのダイビングクロスボディ。さらにラ・マヒストラルで3カウント。
 WWEのように台本があることを公言しているアクトレスガールズだが、この結果は台本破りだったとのことで夏葵もアクトレス5勢も動揺。だが朝子は「ガチの台本破りしてやりました~!もう絶対に!これしかない!今しかない!チャンスがない!私も、私だって!勝ちたいんだ!そうだろ!人生!負けてばっかりじゃ嫌だ!しかも!同期の夏葵~!ずっと一緒だったけど~ぅ~泣かない。次があるから。じゃあね」とマイペースのマイクを行い、夏葵も「最後の最後まで、みあ朝子でいてくれてありがとう!(笑)」と根負けし最後の試合へ。

 引退試合は、夏葵がアクトレスガールズ入団のキッカケになったアクトリングのユニット『宇宙海賊シェルオル』の茉莉、荒幡寧々、なるとの4WAYマッチへ。
 だが夏葵以外の3人は様々な手段で時間稼ぎを行い、引退させまいとなかなか試合が始まらない。
 だが試合が始まると夏葵が集中砲火を浴び、さらに惜別のトレイン攻撃ではアクトレスガールズを卒業済みの林亜佑美、阿川祐未などOGも参加。リングに戻ると夏葵が連撃を食らうが、フォールすると終わってしまうため誰もフォールしないという場面も。
 だが茉莉と寧々、夏葵となるのシェルオルでの連携を見せ、最後は寧々が夏葵にファルコンアロー、なるが茉莉をステップにしてのちびムーンプレスを夏葵に投下、さらに茉莉が奈落落としで夏葵を叩きつけ引導を渡した。

 4人は号泣しながら抱き合い、4試合をやりきった夏葵は「人生で一番疲れました。人生で、一番心地良いです。格闘技もやったことがない、スポーツもやったことがない私たちがここまでやってこれたのは、ただ一人茉莉さんが時間と労力をかけて、愛情を持って私たちの練習を見てくれてたからです。本当に毎日のように顔合わせて、一緒に過ごして、笑って泣いて、私にとってかけがえのない時間でした」と師匠へ感謝。
 そして会場に来てくれた家族や仲間たち、お客さんにも感謝を述べ、「一緒に朝から練習して、そのまま道場行って、もっとある時は夜もそのまま稽古して、週末には興行があって、本当にもう会わない日はないんじゃないかっていうくらいメンバーと一緒に居て、そんな日々を過ごしてきてたのでこれが終わるって未だに信じられないです。でも明日からは一般人となり、また別のアクトレスガールズじゃない夏葵として頑張って、精一杯前進していきますので、私もみんなのことを応援してるし、みんなも私のことを応援してくれたら嬉しいです。ありがとうございました」と感慨深そうにリングをあとにした。

 万喜なつみ(なつぽい)や安納サオリ、中野たむらが去った後の新体制でエースとして活躍してきた夏葵は、リング上だけではなく常日頃からアクトレスガールズ全体を太陽のように照らしてきた。
 現在練習生含めて30人近くいるアクトレスガールズでは新世代が台頭してきており、夏葵の想いを継いで今後も輝きを増す彼女たちに注目だ。

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