サムライ2世初陣を飾れず!父・船木誠勝「ライオンのように、谷底から這いあがれ」

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 2025年12月21日に『闘宝伝承37 アレクサンダー大塚デビュー30周年&男盛デビュー20周年記念大会』が開催された。第7試合では船木誠勝の息子である船木ライアンのMMAデビュー戦が行われた。

 ついに蘇ったサムライジュニア、船木ライアンがMMAデビューを迎えた。戦前では、父から大阪梅田にある格闘技ジムUBFを中心に指導を受けていただけに、負けられない闘いとなった。

 偉大な父を持つU系2世戦士、船木ライアン。その真価が問われる。先の入場はライアン。セコンドには400戦無敗ヒクソン・グレーシーを眼窩底骨折まで追い込んだ男、父・船木誠勝がつく。


 やや緊張の面持ちのライアンだが、まずはライアンのローキックがヒット。鈴木は鋭い踏み込みからのワンツーをテクニカルヒットさせる。早い。ローキックとパンチの緊張の応戦が続く。コーナーに押し込むライアン。しかし、ここでなんとボクシングが主武器と思われていた鈴木のテイクダウンが綺麗にライアンに決まる。上から強烈なパウンドを落とす鈴木。ボクサーにこのバウンドは打てない。総合格闘家か。これをライアン、隙をついての三角締め。綺麗にはまる。持ち上げ叩きつける鈴木との攻防。
 ライアン、鈴木の足を取って深く三角締めの態勢から腕を伸ばす。ガッチリ決まったかと思われたが、鈴木は少しずつ態勢をずらしながらこれを堪える。あきらかに寝技を知っている。このままラウンド終了。悔しいライアン決めきれず。

2R 鈴木開始早々、積極的に前に出る。左右のフックがヒット。これは、やや効いたのかライアンサークリングで逃れる。鈴木の鋭い踏み込みからの左フック。これも顔面を綺麗に捉える。パンチで前に出る鈴木を、前蹴りで突き放そうとするライアン。鈴木の右ストレートがヒット。そこからタックルフェイントを入れた上下のコンビネーションを織り交ぜるなど、パンチ技術に差が見られる。顔面を気にするライアン。ここでタイムストップ。再開後は覚悟を決めたパンチの打ち合いから前に出るライアン。満員の場内が沸く。鈴木の左フックから右ストレートがヒット。これに堪らず組みつくライアンだが、鈴木は腰が強い。鈴木の大きなスローイングの投げ。これは耐えたライアンが四つの状態から鈴木のボディに膝を放つ。鈴木を必死にコーナーに詰めたところで試合終了のゴング。勝敗は旗判定となった。1Rの最もフニッシュに近づいた極めを取ったこの試合の特別ジャッジ、イリエマン以外は赤コーナー鈴木を指示。サムライ2世ライアンデビュー戦は、黒星スタートとなった。

 試合後、対戦相手に選ばれた東京八王子にある戦ボクシングジム所属の鈴木幹也は、柔道経験者かの問いに小学校からやっていたと回答。過去はMMAの経験もあることに対して、記者の「この戦い方ならなかなか負けないでしょう?」という問いに対して、含みを持たせながらも来年2月に開催されるDEEPに参戦予定なことも明かしている。

 父・船木誠勝は長男ライアンの試合後のインタビューで、「デビュー戦でやはり硬かった。練習でできたことができてないなと。強い選手だったんで、最後までいけたからいいかと。感動を与えられる選手になれればいいかなと。格闘家はここからなんで。ライオン(ライアン)になるつもりで名前をつけたので、ここから谷底から這い上がって欲しい」とコメントを残した。

 船木ライアンは「MMA6戦無敗だと聞いていて、1Rパンチも当たったんだけど目が死んでなくて長引くと思いました。少しスタミナ不足だったかもと」と反省の弁。
 レジェンド近藤有己とのグラップリング戦でのテイクダウン能力を生かせていたらもっと展開が変わっていたのかもとの問いには、プロの試合なんでライアンと打ち合いを挑もうと作戦を立てていたとセコンドの弁。最後に記者の、父・船木誠勝がUWFや過去の戦いで見せてきた何があってもあきらめない心を今後見せて欲しいとの問いは、ライアンは涙目になりながら「(父の)バス・ルッテン戦のように何度倒されても、立ち上がって、這い上がっている試合。自分に足りないものは気持ちだと思うんで、一から作り直します」と言い残して会場を後にした。
 船木ライアンの今後の生き様を見届けたい。

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