【会見全文】大晦日RIZINで朝倉未来vsシェイドゥラエフ、伊澤星花vsRENAなど待望の6大王座戦が発表!BreakingDownのベアナックルファイターがアポ無し乱入!

11月5日、六本木ヒルズアリーナにてRIZIN『大晦日に関する記者会見』が開催された。
まずはRIZINを応援する経営者限定コミュニティ『RIZIN EXECUTIVE CLUB』の立ち上げと、12月1日に設立記念パーティーを行う事を発表。
続いて6大タイトルマッチが発表された。

▼RIZINフライ級王座戦
元谷友貴(アメリカン・トップチーム)
vs
扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN)

▼RIZINバンタム級王座戦
【王者】井上直樹(Kill Cliff FC)
vs
【挑戦者】ダニー・サバテロ(アメリカントップチーム)

▼RIZIN女子スーパーアトム級王座戦
【王者】伊澤星花(Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)
vs
【挑戦者】RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)
▼RIZINヘビー級王座戦
アレクサンダー・ソルダトキン(SPITFIREGYM in Berlin)
vs
ライアン・ベイダー(Power MMA Team)

▼RIZINライト級王座戦
【王者】ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)
vs
【挑戦者】野村駿太(アメリカントップチーム)

▼RIZINフェザー級王座戦
【王者】ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(Ihlas)
vs
【挑戦者】朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)

▼フェザー級
斎藤裕(パラエストラ小岩)
vs
YA-MAN(TARGET SHIBUYA)
選手たちが着席し、榊原信行CEOより挨拶。

榊原CEO「こんばんは!ありがとうございます。僕の決断ではなくて選手たち、ファンの熱い思いがあって、この10年、選手たちが作った、榊原中心にRIZINのスタッフが作った、違います。皆が求めたから、今ここはあるんだと思う。日本の、ほんとに格闘技の底力、それは皆が支えてくれてると思う。だから、今年の大晦日、10回目の大晦日、10周年最後のビッグイベントを、今まで皆が経験したことがない、体感したことがないぐらい、熱狂の空間を作り出します。全力でやります。皆も力を貸してほしいし、日本中で、世界中で、その瞬間一番熱い空間をこのさいたまの皆で作り出しましょう。そのためには、未来もシェイドラエフと戦うし、直樹もサバテロと戦うし、色んな選手が人生かけて31日、修羅のリングに上がります。みんなも覚悟して全力でお祭りを作り出しましょう。超強者祭り、このタイトルで、今年の3大祭り締めくくりたいと思います。どうぞよろしくお願いします」
続いて選手たちより挨拶。

YA-MAN「こんばんは。RISEから来ましたYA-MANです。そうですねほんとこのカード決まったの、4日前とか5日前ぐらいですかね?ほんとにギリギリでオファーいただいて、なんかそれまではあの、強豪外国人とやりたいと思ったんですけど、やっぱ10周年の大晦日、今までRIZINを盛り上げてくれていた斎藤選手、介錯してやろうかなと思ってるんで、皆さん楽しみにしててください」

斎藤「皆さんお久しぶりです。ちょっと試合空いてて、その間にお店やったり色々、違うことやってたんですけど、こんなに素晴らしい、10周年の記念大会ということで、まあ盛り上げれるなら自分も力になれると思ったんで、もう覚悟決めて試合やること決めました。とにかく自分の思いとか、そういう色んな事考えるんですけど、まあ魂とか色んなものをリングの上に置いていきたいと思いますんで、是非当日会場で応援してもらいたいです。よろしくお願いします」
RIZINヘビー級王座をかけて戦うアレクサンダー・ソルダトキンとライアン・ベイダーのコメントは別途RIZIN公式SNSなどで公開予定。
元谷友貴(代読)「DEEPの元谷です。僕が優勝してベルトをいただきます。フライ級グランプリの決勝、相手が扇久保選手ということで本当に楽しみです。RIZIN10周年の年末に自分を出し切って、扇久保選手を超えて、僕を応援してくれる皆さんと一緒に喜びたいなと。ベルトを手に入れる準備はできているし、いいパフォーマンスできると思います。年末はRIZINで一緒に楽しみましょう。ありがとうございました」

扇久保「7年間、RIZINで戦ってきました。とにかく、今、RIZINのベルトが欲しいです。元谷選手、本当に強い選手なんですけど、その元谷選手に勝てば、誰もが認めるチャンピオンになれると、そういうふうに思っています。大晦日、絶対僕が勝ってチャンピオンになります。以上です」
RENA(代読)「こんばんは。シュートボクシング、そしてRIZINのRENAです。2015年の旗揚げ戦からRIZINに参戦させていただいて丸10年。このタイミングでのタイトルマッチというのは運命だと思っています。ここでベルトを取れれば、あの時の爆発を起こせると思うので、楽しみにしてください。私は私を信じています。皆さんのパワーもいただいて、年末、ベルトを取りに行きたいと思います」

伊澤「こんばんは。伊澤星花です(観客から「可愛いよ!」と声)可愛いよはちょっとやめてもらっていいですかね(笑)ちょっと別にそんなに気にしてないんで。あれもあの、悲し泣きっていうより、悔し泣きっていうか、怒り泣きだったんで、今もめちゃくちゃ怒ってます。あの大御所が今日ここに来てないのが本当に腹立ってて、挑戦させてもらう立場の奴が、なんで会見に来ないんだってめちゃくちゃ思ってます。なんで今日ここに来なかったことを後悔させるように、もう1分で仕留めて。もう誰もRENA選手の顔を覚えてないような試合にしたいと思います」
サバテロ(代読)「RIZINファンのみんな元気か?前回の試合の後に次に日本に戻る時、俺はあの美しいベルトを賭けて戦うと言っただろう。そしてどうだ?大晦日にさいたまスーパーアリーナでやっと俺のベルトをかけて試合をする。俺が生きている間ずっと夢見ていたベルトがついに自分のものになる。その日は俺の人生最高の日になるだろう。そしてみんなにとっても特別な日になるから、是非会場に来てほしい。ただ単純に井上直樹に勝ってベルトを取るわけじゃない。奴の顔面を粉砕して自分のものにするんだ、2ヶ月後に会おう」

井上「こんばんは、井上直樹です。やっと、強いアメリカ人選手と戦うことができて、ワクワクしてます。まあ、サバテロ選手、口うるさいんで、その口かち割ってやろうと思います」

野村「こんにちは、DEEPライト級チャンピオンの野村です。僕がデビューする前から、サトシ選手がRIZINライト級のベルトをずっと守ってくれてたんですけど、10周年大晦日、僕がそれを奪って、新時代のライト級を築くんで、みんな応援お願いします!」

サトシ「はい皆さんこんばんは。ホベルト・サトシ・ソウザです。もうもちろんがみんなこのベルトが取りたいけど、もうまだまだ5年、6年、7年ぐらいに絶対にこのベルトに守るから。日本のため、RIZINのためだから、大晦日にみんな楽しみに見てください。応援よろしくお願いします」

未来「どうも。寒いですね。本当にあの今回あの史上最強の相手用意してもらって、まああの相手にとっては不足ないと思うんで、あの全力で1ラウンドから倒しにいきたいと思います。応援お願いします」

シェイドゥラエフ「こんばんは、みなさん。日本に来て皆さんとお会いできて本当に嬉しいです。皆さんの笑顔と応援が私に力と勇気を与えてくれます。私はいつも皆さんの応援に応えられるように頑張っていきます。引き続きよろしくお願い致します。大晦日で、私にとっては最適な一番いい対戦相手を選んでくれて本当にありがとうございます。未来選手のファンの皆さんが本当に多いと思いますけど、大晦日で状況が変わりますので、楽しみにして待ってください」
――シェイドゥラエフ選手、朝倉未来選手というファイターとしての印象を教えていただけますか?
シェイドゥラエフ「朝倉未来選手は経験豊富なスポーツ選手だと思います。もちろん今まで結構有名で人気なボクサーたちと今まで試合してきた経験もあります」
――これまでのRIZINの試合の中で今回が最も苦戦すると思いますか?
シェイドゥラエフ「そうですね。今回、大晦日の大会が今までの一番盛り上がる大会になると思います。自分自身も楽しみにして待っています」
――未来選手、クルベル選手の試合直後からシェイドゥラエフと戦うのは自分しかいないとおっしゃってましたけれども、正式に戦うということを決めたのはいつだったんでしょうか?
未来「いつでしたっけ?」
榊原CEO「本当に、本当に数日ぐらい前ですね。まあ本人の中では決めてたのかもしれないですけどね」
未来「クレベルに勝った時から次は戦うんだろうなと思ってましたね」
――対戦相手を徹底分析される未来選手ですけれども、シェイドゥラエフ対策というのはもうかなり進んでいるんでしょうか?
未来「そうですね。なんかアマチュアかな?よくわかんないけど、その全部の試合見てきましたね。もう、はい」
――本当に最強王者、絶対王者としての強さを発揮してますけれども、シェイドゥラエフ対策として何か特別な練習とかを取り組むご予定などあるんでしょうか?
未来「まああの、うん、あんま言えないですね(苦笑)」
――YA-MAN選手、元チャンピオンの斎藤裕選手との対戦を決めた一番の理由っていうのは何なんでしょうか?
YA-MAN「そうですね、あの、まあ斎藤選手はあの、昔からすごい好きな選手で、まあ斎藤選手とこう、RIZIN10周年ってところで、まあ絶対に面白い試合ができると思って。まあ斎藤選手とならこう10周年にふさわしい試合をできると思ったからですね」
――元チャンピオンを倒してタイトルマッチにも絡んでいきたい
YA-MAN「もちろんですね。ここであの元チャンピオンの斎藤選手に勝って、強豪外国人倒していって、で今回未来さんがチャンピオンになってくれると思うんで、未来さんに挑みたいですね」
――斎藤選手はラーメン屋も忙しいと思いますが、ファイターとして戦うことを決意したきっかけであるとか、タイミングっていうのを教えていただけますか?
斎藤「そうですね、7月に榊原さんがお店に来てくれて、動画を撮ったんですけど、その時に大晦日行けるならっていう話があって、なかなかすぐこうやる、やるにもこういろんなお店だったり、いろんな人たちのあの、まあ協力が必要だなっていうのは思ってたんで、うっすらこう、やるなら大晦日だなっていうのは思ってましたね、ずっと」
――今回試合に向けてラーメン屋の業務を並行しながらファイターとして練習するのか、それとも一旦ラーメン屋の業務を抑えるのかって
いうのはいかがですか?
斎藤「お店に立つことは極端に減ると思いますね。まあ、あのスタッフの方たちがすごいあの集中させてくれるというか、試合に向かって頑張ってねっていう形で、こう送り出してくれるような感じになるので、自分はこうできるだけ試合に集中するような流れになると思いますね。変わらずにあの皆さんには来てほしいんですけど店に(苦笑)」
――榊原さんに質問なんですけど、メインイベントは未来対シェイドゥラエフになるんでしょうか?
榊原CEO「そういう風にしたいと思ってますね、今は」
――RIZIN10周年大会であり、そのメインイベントになる可能性が高い状況ですけど、お2人はどういうクライマックスを見せたいというお気持ちでしょうか?
未来「そうですね、まああの、命がけじゃないけど、あの、本当に見てる人が心を震わすような、そういう試合をしたいと思ってますね。まあ、覚悟は決まってるんで、まあ、あとは。殺りに行くだけです。喧嘩しに行きます」
シェイドゥラエフ「そうですね、一番盛り上がった試合になります。私は今、対戦相手を研究、まだ調べてますので、まだ調べきれてないので、しっかり調べて準備を整ってリングに上がりますので、多分第一ラウンドぐらいで倒すと思います」
――クレベル選手が62秒、ビクター・コレスニック選手が33秒で右のパンチで沈んだ試合がありましたけど、右のパンチに関してはどのように思っていらっしゃいますでしょうか?
未来「全然大丈夫ですね。クレベルビビってたじゃん。俺は喧嘩しに行くんで、殺りにいきますよ」
――未来選手とシェイドゥラエフ選手、相手の注意すべき点と自分の方がこれは勝っている点を
未来「質問多くないですかなんか?疲れちゃいましたね。なんでしたっけ?注意すべき点?まあ全部じゃないですか。何でもできると思うんで。あのレスリングも強いし、グラップリングも強いと思うし、打撃も強いし。まあでもその中で、なんだろう?まあめっちゃそのシェイドゥラエフ相手に喧嘩しに来た奴って今までいないと思ってて。まあそこの部分で、まあ気持ちの強さ見せようかなと思っています」
シェイドゥラエフ「朝倉選手は私のその得意技を全部まあ調べたと思いますんで。私はまだあの調べきれてないんで。今まで2試合ぐらい見ましたが、まああの印象はストライキングが上手かなという感じです。未来選手より上回ってるところは、レスリングの技が上手です。それとあとは寝技、まあストライキングも得意ですので、全ての得意技をリングで見せますので楽しみにしてお待ちください」
――野村選手、この試合決まったことをATTで堀口恭司さんと話されたことありましたか?
野村「はい、話しました」
――彼の第一声とアドバイスは
野村「まあ一言目は『ええ、いいじゃん』って感じだったですね(笑)でまあアドバイスは、まあ技術的なこと。まあ気持ちとかじゃなくて、まあこういうことやってった方がいいよねとか、こういう感じで作ってった方がいいよねっていうのは、やっぱ空手、一緒の空手ならではのあの対処法だったり、いろいろ教えてもらったんで、もうそれをしっかり試合で実践したいなと思っています」
――サトシ選手、堀口選手と野村選手が空手連合のような形でアメリカでやってるんですけど、柔術家としてこういう空手家とどういう風に対戦したいと思ってますか?
サトシ「もちろん彼のスタイルから来るけど、もう面白いね。もうみんなが、ちょっと大晦日みんな見せたいね。何が勝った道とか、ミスポイントとかね、絶対に面白いの試合ですね。はい」
――井上選手、サワテロが本領発揮すると井上選手にもお客さんにも厳しい試合になると思うんですけど、どうやって打開しようと思ってますか?
井上「ええ、まあこの前の試合みたいにつまんない試合になっちゃうと思うんで、まあ早めに、そのまあさっきも言ったように、顎打ち抜いて喋れなくしてやろうと思うんで、ストレートで決めてやります」
――扇久保選手、今回の対戦相手2人の年齢足すと最年長だと思うんですけど、これまでずっと格闘技をやってきたその気持ち、この大会でどういうふうに見せたいと思っていますか?
扇久保「まず、この戦いは本当、僕の中で集大成だと思ってるんで。今までやってきたものを本当全てぶつけて、あの元谷選手と一緒に最高の戦いがしたいなと、そういうふうに思っています」
――伊澤選手に質問なんですけれども、以前からずっとRENA選手への怒りをずっと言葉にされてきましたけども、試合当日はその怒りがパワーになるのか、あるいはあえて落ち着いていきたいのか、どのように今はお考えでしょうか?
伊澤「いや、もう1分で決めます。終わりです」
――扇久保選手にもお聞きしたいんですけども、大変失礼な言い方になってしまうんですが、扇久保の試合といえば塩みたいなイメージがついたことで、逆になんか試合がやりやすくなってもいるのかなとも思うんですけど、その辺のファイトスタイルっていかがでしょうか?
扇久保「まあ僕の師匠は極上の塩なので、もう常にやることは一緒なんですけど、でも今回はRIZIN10回目の大晦日ですし、しかも相手は元谷選手ということで、まあ前回も激闘になったので、今回も激闘になると思っています。期待しててください」
最後に写真撮影になるが、終了直後にブレイキングダウンの大宮喧嘩自慢【ブチギレジェントルマン】メカ君が客席から乱入。
メカ君は「わざわざ来たぞ。ブレイキングダウンからわざわざ来たぞ。芦澤喧嘩売ってきたんだろやれよお前!」と叫ぶが、セキュリティに排除されてステージから姿を消した。
<会見後囲み取材>

榊原信行CEO
――今回はスタジアムバージョンでの開催になる。この形式での開催も増えてきたが手応えを感じているか
「そうだねえ。今年はスタジアムバージョンとか東京ドーム含めてビッグイベントとして年 2 回ぐらいかなと思っているんだけども今年は5月と7月と、こうやって大晦日に10 周年としてはですね。過去最高、年間で多分まあ30万人以上の動員をあの測れるんじゃないかなという風にそう思ってます。だから本当に3 回今年やれることを本当嬉しく思うし。まあそれでも2026 年からも年2 回ぐらいはですね。あのビッグイベントやりたいんですが、さいたまスーパーアリーナが今年の大晦日終わった後、1 年半の改修工事に入るんで、来年、今までさいたまでやってた、大晦日もそうだけど、どこの会場でどうやるかっていうのは今ちょっと来年のスケジュール調整を今必死にやってるとこですね」
――未来選手とシェイドラエフ選手の試合が正式決定したのは数日前?
「まあのま最終的には、本当にシェイドラエフは誰とでも、極論『サトシでも未来でもやる』っていう考えでいてくれたんで。我々とするとやっぱりあのこの10 年振り返ったときにやっぱり朝倉未来っていう存在以上に、RIZINの顔として今も現役として闘ってくれてる選手っていないんで、未来に、ここは僕らからするとシェイドラエフという過去最強の絶対王者だと思いますけど、挑んでほしいということで色々話を最終して、未来も『行く』という腹を決めてくれたのが、まあ 3~4日前ですね」
――そこに逡巡はなかった?
「まあ、単純に気持ちだけじゃなくて、いろんな条件的なことも色々あるじゃないですか。最終的にそういうものが折り合ってよし行きましょう。っていうことになった最終決定は 3~4 日前ですね。それでシェイドラエフが来るタイミングまでに決めとくからってことで、未来の腹が決まった中で、サトシにもまあのダブルスタンバイ。野村選手にも……まあ、どうなるこうなるっていう、パズルで言うとシェイドラエフvs未来が決まることによってライト級も何も。決まらなければサトシがシェイドラエフとやるっていう、そういうこともあの最終的な調整としてはイメージしながらマッチアップを、パズル合わせをしたってことです」
――榊原CEOの中では、未来vsシェイドラエフの試合は勝負論があるか
「全然あると思いますね。あのま未来にも戦略があるというか、ちゃんと分析をして、十分正気はあると踏んでリングに上がると思いますし。まあ、格闘技なんで本当何が起こるかわかんないじゃないですか。あのあんまり多分幻想を大きくせずに、 60 秒とか 33 秒ってこの直近 2 試合の中では本当のシェイドラエフの実力って意外にわかんないかもしれないですよね。だからまあ、あまりにも自分の目の前の敵を大きく考えずに、自分でそれに気圧されずに、しっかり多分彼は丸裸にして準備をして、勝機があると。彼の戦術とかいろんなものも聞いてますけど、僕が言っちゃうとおかしくなっちゃうんで。あの……ホントにおもろいことになると思うんですね」
――シェイドラエフ選手は外国人ファイターなのに日本ファンから絶大な人気がある
「ね?RIZIN 始まって以来じゃないですか?今までもPRIDEの頃はヒョードルにしてもノゲイラにしてもミルコにしてもヒース・ヒーリングにしてもすごい人気があったけど、もちろんK-1も含めて言うとボブ・サップにしてもなんにしても、なかなか外国人のスター選手って僕らは作り出せずにいたんですけど、そういう意味では本当に RIZIN のファンのハートを掴み出している初めての外国人選手なんじゃないですか?あのイリー・プロハースカとかマネル・ケイプとかも、ここまでの人気はね。知名度は上がったけど、じゃあファンの支持を得られるところまで RIZIN の中でキャリアが詰めたかっていうと、そこまでは僕らも磨き切れなかったとこが否めないんで、だからすごくちょっと、一周回ってじゃないけど、RIZINを見る人たちの見る視点も変わってきてるのかなって気はしますけどね」
――昨年は2部構成の大会になっていたが、今回は
「いろんな多分プロダクション的にもそうだし。まあ、お客さんというか観客が来てくれた人たちへの本当にお礼も含めて、いろんな仕掛けを考えようと思ってます。だけど、かといって試合数をバカみたいに多くはしたくないので。ある程度しっかりみんなが集中して見られる試合数で厳選したというか、この10 年の集大成、このタイミングで過去・現在・未来をつないでいくようなカード編成と、過去にないスケール感のある、この 6 大タイトルマッチもそうだと思うんですけど、そういうマッチメイクをしながら、当日のプロダクションにしても、当日皆さんに来ていただく上でのウェルカムも含めたいろんなホスピタリティを準備してですね。先程も言いましたけど、最高の熱を熱狂ファンのみんなと作り上げたい、選手たちと一緒に作り上げたいなと思ってます」
――大会タイトルに『師走の超強者祭り』とあるが、どんな思いで付けたタイトルか
「ずっと僕らあの RIZIN に旗揚げをして以来、僕らのファンクラブは“強者ノ巣”っていう名前なんですね。だから、まあ本当に、これはファイターも RIZIN の中で、この10 周年、今のこのタイミングまでやっぱり超強者という強者の中の強者を集めたいと思ったし、ここまで本当に僕らを盛り上げて押し上げてくれたのはファンなんで、そのファンクラブの強者のみんなの思いも含めた祭りにしようってことで、この超強者祭りっていう。まあ、祭り 3 部作のですね、トリを取る(笑)むっちゃ悩んだんですけど、鳥を取るあのむっちゃ悩んだんですけど、このタイトルで行こうということに決めました」
――メインについて悩んでいると見受けられる言葉があった
「本当に、未来に対する熱。さっきの座席図見てもらうと『半分ぐらい未来応援シートじゃん(笑)』みたいな。それくらいの感覚の中で、僕らはやっぱり未来のファン=RIZINのファンの中で、かなりの部分が未来をやっぱりここは応援するって形で未来応援シートに座られるんじゃないかなという想定もしてるんで。まあでも、そういう意味では残酷な結果になって、みんなを本当にお葬式のような形で帰すの得意なんです(笑)高田延彦vsヒクソン・グレイシーのときのあの衝撃に勝るとも劣らないものを、今のところ僕は経験したことはないんですよ。だから、それも含めていっぱい格闘技のダイナミズムというか魅力だと思うんで。そこはあんまり抵抗が無いんですが、最終のカード編成の中で未来シェイドラエフがメインという風で考えてますけど、まだ全部まとめたわけではないので。最終的にはそこも含めたバランスを取って最終決定ってことになればいいかなと思ってます」
――イベントが終わるのは年を越すことになるか
「ならないです。はい。あの、さいたまスーパーアリーナの都合で、 22 時にはイベントは終わると思います。年越しにせずに 22 時ぐらいに終わって、皆さんあの自宅に帰れるぐらいの。年越しにならないで、記者の皆さんにも優しい時間で終わるように(笑)まあ、これは終わらざるを得ないんです。さいたまスーパーアリーナの都合でね?だから今年は最遅で22時。始まるのが早めだったり、試合数も先程行ったみたいに、この前の神戸で18試合じゃないですか。それでも2時間くらい巻きましたけど、それは巻かなかったときの恐怖もあるじゃないですか。だからまあ、あの絶対数の試合数を神戸よりも当然かなり少なくしようと思ってますから」
――タイトルマッチ 6 試合はすごく正当的なマッちメイクだと思うが、日本の格闘技界的な大晦日の仕掛けは用意してあるか
「うん、まあヤマ系はいつまでやったってもあるんでですね、もう 1 発2発、ちょっとおもろいことしたいなとは。それは若干はありますけどね。ただまあの本当に 10 年の集大成として、1 つの本当にケジメの大会なんで、まあ今回初制定をするヘビー級も含めて 6 つようやくこの熱のあるというかですね、あの自分たちの中で作り出したタイトルがあの持てたってことは、今後の未来にやっぱりつなげていきたいし、世界中の格闘家・ファイターたちが『RIZIN のベルトを巻きたい!』って思わせることにしていかなくちゃいけないんで、まあのやっぱりそこは本当に。格闘技のプロモーションとして、しっかりあの中心軸には据えることがこれできたんでですね。それはあのそういう意志があるよってことをしっかり、ファンにもだし、世界のファイターたちに伝えていけるイベントになればいいなと思ってます」
――斎藤選手が“最後”をほのめかすような発言をしていた
「わかんない。いずれにしても、本当に引退をかけてっていうようなことには宣言しては上がらないけど、多分斎藤とすると、今回 7 月ぐらいから、僕はこのまま斎藤がラーメン屋に転職するじゃないけど、ラーメン屋としてのあの道を極めるとするならば『どこかで格闘家として自分の中でケジメをつけるべきだ』っていうことは伝えていて。だから、ひょっとしたら斎藤はそういう思いがあるのかもしれんし、それでもラーメン屋も続けながら二足のわらじ履くのかもしれませんし。思いのほかラーメン屋が皆さんも知ってるとおり、大成功しちゃってるんで(笑)まあまあ忙しいと思うんですよね。だから、この後ラーメン屋として飲食でのあの成功を極めるっていうと他店舗展開じゃん?そうやって考えるともっともっと多分自分の個人でやれる範囲だけじゃない、経営的なマネージメント的な業務も増えてくるすると、それでいて『格闘家です!』っていうことを考えるのも大変なのかな。でもそこは僕が何かいう話でもないんで、また何かの機会で斎藤の思いを聞いてあげてほしいと思いますけど。ああいう言葉を僕も聞いて、多分同じで『ひょっとするとそういうことも去来してるのかな?』ってちょっと感じましたけどね。
――RENA選手が会見に出席できなかったのはなぜか
「RENA選手は元々もうタイに行くことが決まってて。本来であれば、あの伊澤選手の怒りもよく分かるし、あの会見に出るべきなんですけど、もうそのタイの約束なりが、ずらせない。タイの中でもう先にスケジュールが決まってた特別なタイミングの中で僕らが会見を後から突っ込んじゃったんで。まその分だから 3 日にあの無理してきてもらって神戸で先んじて発表したっていう感じで。RENAがサボタージュして来なかったわけではないということは、彼女の名誉のために伝えておきたいですけど、まあそんなこと関係なく伊澤さんは怒るんで(笑)それはそれで仕方ないかなと思います。
――最後に乱入者がいたが、あれはヤラセ?
「いや、違いますよ。アレはやらせではないです。違います。警察を……誰ですかアレは。BreakingDownの選手?あぁ、そうなんだ……」
(※笹原広報が「話題にしなくて大丈夫です。話題にすると調子に乗るんで。触れないでください」とこの話題を打ち切ろうとする)
「いや、もう逮捕したほうがいいよ。ごぼうの党のおっさんもそうだったんだけど、結局今ってもう愉快犯で“悪名は無名に勝る”みたいな感じでああいうことばっかり仕掛ける人がいるんで、セキュリティもしっかりガードをしなくちゃいけないし、ああいうことをやってる人を話題にしたり、イジってあげると……ニュージーランドの首相がそういう非難をしてる人の名前を出さずに、(愉快犯は名前を)出されることを待ってるっていうかさ
?みんながイジってくれることを待ってそういうことをする人が多かったりするんで。まあでも大きな意味でいえば、それだけの認知をRIZINが皆さんから得られてきていることの証でもあるのかとは思うんで。でも、それで被害が選手とかに及ぶことがないように色々考えなくちゃいかん今日この頃ですね」
















