【試合詳細】9・6 アイスリボン道場マッチ 勝愛実&神姫楽ミサ vs 若菜きらり&叶ミク 星いぶき vs 松下楓歩 Yappy&杏ちゃむvs トトロさつき&柳川澄樺 しのせ愛梨紗vs りこ

『アイスリボン1441』
日程:2025年9月6日(土)
開始:12:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:64人
▼シングルマッチ10分1本勝負
○しのせ愛梨紗(hotシュシュ/飛鳥)
6分49秒 インフィニティロック
●りこ
▼タッグマッチ15分1本勝負
[Bad Butts]○Yappy/杏ちゃむ(信州ガールズ)
9分49秒 杏ちゃむのアシストキックからフォール→横入り式エビ固め
●トトロさつき/柳川澄樺(フリー)
▼エニィウェアフォールシングルマッチ時間無制限1本勝負
○星いぶき/○松下楓歩
199分41秒 合体ジャックナイフ式エビ固め
●勝愛実
※勝愛実の乱入ライブの微声により、頭をかかえた全選手のアシストから
▼タッグマッチ20分1本勝負
[ヴィクトリア・ピンキー]○勝愛実/神姫楽ミサ(フリー)
11分36秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
[きらミク]若菜きらり/●叶ミク(T-HEARTS)
ICE×∞の対戦から生まれたヴィクトリア・ピンキーが元タッグ王者のきらミクに勝利!いぶきvs楓歩のシングルが3時間19分41秒という長期戦になるも最後は勝が乱入し全選手のアシストで最終的に勝が敗北し予想外の決着!
第1試合
5月31日の『1433』大会以来、2度目のシングル戦。入場式でりこは「愛梨紗さんの弱点は(前回の試合で)わかりました。」と語り、愛梨紗を動揺させた。そして握手と同時に愛梨紗の腕を引き込んだりこが首固め。カウントは2。
さらに2度、丸め込むも愛梨紗がキックアウト。「ちょっと待って!」と勢いづくりこを止めた愛梨紗は「クリーンに試合をしましょう。」と仕切り直しも、その言葉を従うりこに対して、愛梨紗がりこの足を踏みまくり。さらに髪を掴んでコーナーに叩きつけると、今度は手を踏みつけてキャメルクラッチ、逆片エビ固めとつなぐ。ロープに逃れたりこにはりつけボディアタックでカバーもカウント2。
コーナーにりこを叩きつけた愛梨紗が飛び込むも、りこがかわし串刺しドロップキック。りこのボディスラムをこらえた愛梨紗がまたも足踏み。さらにボディスラムでカバーもカウント2。
愛梨紗が逆エビ固め。ロープに逃れたりこがエルボーで反撃。またも足踏みにいく愛梨紗だが、これをかわしたりこがお返しの足踏みからドロップキック。カバーもカウント2。
りこがドロップキック2連発でカバーもカウント2。
りこがDDTでカバーもカウント2。
りこがコーナーに上がるも追いついた愛梨紗がファイヤーマンズキャリー。りこが後ろに回って丸め込みもカウント2。
さらに2度丸め込みもカウント2。
愛梨紗がカウンターのタックル、スライディングボディアタックでカバーもカウント2。
愛梨紗がりこのバックに回り足を固めて首を刈ると、そのままバックに倒れ込み締め上げるインフィニティロックでギブアップを奪った。
第2試合
B.B.(Bad Butts)の久令愛とのシングルマッチが決まった柳川がトトロをパートナーにB.B.退治を果たすべくリングイン。後から入場のB.B.がポーズを決めているところに奇襲を仕掛けたトトロと柳川は杏ちゃむを場外に落とし、Yappyをコーナーに振ると、トトロが柳川をおぶっての串刺しおんぶボディアタックも、杏ちゃむからB.B.プレートを受け取ったYappyが突進。これを間一髪でかわしたトトロと柳川。トトロが串刺しラリアットを決め、対角コーナーからの串刺し攻撃を狙うも、その線上に立った柳川がトトロを止める。「今日は夏祭りですよよね?」と2本の鉢巻きを胸元から取り出すと1本を杏ちゃむに渡し、騎馬戦対決を迫った。これをB.B.も受けての一戦は杏ちゃむが秒殺勝利。
仕切り直しで柳川にYappyにエルボーを連打してロープ際に追い込む。ロープに振ろうとするが、Yappyがロープを掴んで拒む。トトロがYappyに飛び込みラリアットを決め、柳川がYappyをロープに振ってのスピンキック、ネックブリーカードロップ、ダブルニードロップでカバーもカウント2。
コーナーにYappyを振った柳川が飛び込むもかわしたYappyが串刺しヒップアタック、串刺しラリアット。さらに対角コーナーに柳川を振ろうとするが柳川が切り返してYappyを振る。柳川が飛び込むも蹴散らしたYappyが絞首刑、ヒップアタックでカバーもカウント2。
代わった杏ちゃむがダイビングボディアタック、低空ドロップキック、ロープ際に追い込んでの飛び込みビックブーツでカバーもカウント2。
杏ちゃむの蹴りをかわした柳川がバッククラッカー、串刺しジャンピングニー、片足ドロップキックでカバーも杏ちゃむが反転カバー。カウントは2。
柳川がバックスピンキック。代わったトトロが串刺しラリアット、セントーン、ボディプレスでカバーもカウント2。
YappyからB.B.プレートを受け取った杏ちゃむがトトロの脳天目掛けて振り落とすも、トトロが仁王立ちでノーダメージをアピール。さらに杏ちゃむからプレートを奪い自分の頭に振り下ろすトトロ。呆然とする杏ちゃむにプレートを投げ、杏ちゃむが受け取るとプレートごとパンチで吹っ飛ばしてカバーもカウント2。
失神状態の杏ちゃむに慌ててリングに入ったYappyが杏ちゃむを振り起し張り手。杏ちゃむが息を吹き返し、トトロにYappyとの串刺しダブルヒップアタックを決め、杏ちゃむが串刺しダブルニーアタック、Yappyが串刺し開脚ヒップアタック、杏ちゃむがダイビングフットスタンプでカバーもカウント2。
代わったYappyがギロチンドロップからグランドでのドラゴンスリーパー。ロープに逃れたトトロに杏ちゃむが飛び込みビックブーツ、Yappyが飛び込み開脚ヒップアタックを決め、Yappyが雷電ドロップでカバーもカウント2。
ロープに飛んだYappyにトトロが飛び込みラリアット。柳川がローリングハイキック。カットに入った杏ちゃむにも決めるとトトロがダメージの残る杏ちゃむをおんぶし、その上に柳川が乗っかり、トリプルのおんぶプレスをYappyに決める。カバーもカウント2。
Yappyがカウンターのアックスボンバーでカバーもカウント2。
杏ちゃむ、Yappyの順でトトロに連続ダイビングヒップアタックを決め、Yappyがカバーもカウント2。
トトロが飛び込みラリアットでYappyをカバーも杏ちゃむがスライディングキックをカバーに入るトトロにヒットさせ、その勢いでYappyが反転。杏ちゃむがトトロの足を押さえながらYappyがトトロからカウント3を奪った。
第3試合
23年大晦日の後楽園ホール大会でのICE×∞戦以来、1年8カ月ぶりのシングル戦。試合前にマイクを要求した楓歩は「いぶきさんとの試合は10分1本勝負では足りません。時間無制限1本勝負に変更したいです!」と試合ルール変更を要求。これが許可され試合は時間無制限の完全決着ルールとなった。
ゴングと同時にコーナーを飛び出した楓歩がタックルでいぶきを倒すも、起き上がったいぶきが楓歩をロープに飛ばそうとする。これを切り返した楓歩がアームホイップ。場外に滑り落ちたいぶきを追った楓歩が入場ゲートまでボディスラム、逆エビ固め。そのまま花道をリング方向に進むが逃れたいぶきが卍固め。さらに楓歩をリングサイドに追い込み花道を走ってのボディアタック。
客席にいぶきを座らせた楓歩がリングサイドを1周する助走付きのエルボーも、かわしたいぶきが楓歩を椅子に座らせて楓歩同様にリングサイド1周からのビックブーツを決めリングに楓歩を戻す。いぶきがボディスラム、楓歩の両足をかかえてロケット発射。ロープに叩きつけられた楓歩に飛び込みの正面ドロップキックでカバーもカウント2。
対角コーナーに楓歩を振ったいぶきが飛び込むも楓歩がカウンターのタックルを決めカバーもカウント2。
楓歩がグランドでフェイスロック。ロープに逃れたいぶきに飛び込みニーアタック。楓歩がタックルでカバーもカウント2。
楓歩がエルボー。いぶきが倍返しのエルボー。楓歩がエルボー。いぶきが逆水平チョップ。これが2回続き、いぶきがチョップも楓歩がかわしエルボーもいぶきがダブルチョップで吹っ飛ばしカバーもカウント2。
楓歩がエルボー、ハイキックもかわしたいぶきが飛び込みアッパーニー。楓歩が延髄ハイキックからランニングサッカーキックでカバーもカウント2。
楓歩がコーナー2段目からのミサイルキックでカバーもカウント2。
いぶきがグッドいぶニングもカウント2。
楓歩がエルボー、いぶきがトラースキック。ロープ際の楓歩にいぶきが飛び込みのジャンピングニー楓歩が場外転落。いぶきがコーナーに乗って場外ダイブを狙うが楓歩が起き上がり、コーナーに乗っていぶきを捕まえる。楓歩が場外への雪崩式ブレーンバスターを狙うが、セコンド勢が止める。
場外に降りた楓歩にいぶきがエプロンを走る助走付きサッカーキック。いぶきも場外に降りると「外、いくぞ!」とゲートをくぐり会場外に。楓歩が会場外で首投げからサッカーキック。楓歩が道場前に止めてあった自転車に乗ると、そのまま会場前の道路に漕ぎ出す。慌てたいぶきがそれを追いかけ、2人の姿は線路沿い蕨駅方面にあっという間に消えてしまった。
メインの試合が残っているため、いぶきvs楓歩の一戦は藤本がレフェリーに任命され、会場は第3試合の決着がつかないまま、メインへとなだれ込んだ。
第4試合
8月31日の横浜リボンでヴィッキーことヴィクトリア・ピンキーとして本格始動した勝と神姫楽。2戦目の対戦相手は元リボンタッグ王者のきらミク。
試合前、後から入場してきたヴィッキーが指切りポーズを決める。きらミクがいきなりドロップキックの奇襲も返り討ちにしたヴィッキーがきらミクを踏みつけてのヴィッキーポーズ。きらりを場外に落としたヴィッキーがミクをロープに振ってのダブルタックル、ダブルフェイスクラッシャー、片膝立ちのミクにダブル低空ドロップキック。さらにコーナーにミクを振ると、ダブルの猪ムーブから神姫楽、勝の順で連続串刺しスピアー。倒れたミクの上にまたがるヴィッキー。後ろの勝が神姫楽を抱え上げながらのダブルヒップドロップを決め、2度目のヴィッキーポーズもきらりが飛び込んでカット。
神姫楽がミクにエルボードロップ。ミクを抱え上げるもミクが飛び乗りのモンキーフリップを決める。代わったきらりが串刺しドロップキック、ドロップキック、フットスタンプでカバーもカウント2。
きらりが脇固め。ロープに逃れた神姫楽にきらりがドロップキックでカバーもカウント2。
エルボーの打ち合いから神姫楽がタックル。神姫楽がセントーンもきらりがかわし、背後から低空ドロップキック。カバーもカウント2。
神姫楽がボディスラム、セントーンでカバーもカウント2。
代わった勝がストンピング連発。エルボーの打ち合いで圧倒した勝が神姫楽を呼び込んでの合体フェイスバスター。ヴィッキーがダブルセントーンで勝がカバーもカウント2。
ミクが入って勝にドロップキック。きらりがローリングネックブリーカードロップ、ダイビングボディアタックでカバーもカウント2。
代わったミクがドロップキックも2発目をかわした勝がコーナーに上がる。きらミクがコーナーの勝を投げ落とす。きらミクがダブルドロップキック。きらりがミサイルキック、ミクがミサイルキック、きらりが2発目のドロップキック、ミクも2発目のドロップキックを決め、ミクが勝をカバーもカウント2。
ミクが変形腕ひしぎ十字固め。神姫楽がカット。きらりが入り神姫楽をきらミクがダブルドロップキックで蹴散らす。ミクに勝が飛び込みエルボースマッシュ2連発。勝がリバーススプラッシュもミクがかわす。ミクが勝のバックに回るヘッドシザースからジャックナイフ固めもカウント2。
エルボーの打ち合いからミクがロープに飛ぶも神姫楽が飛び込みラリアットで阻止。勝がミクをバックフリップもミクが反転してカバーもカウント2。
きらりが入り勝を2人でロープに振るが勝が2人まとめてラリアットで吹っ飛ばす。コーナー2段目から神姫楽がダイビングセントーン、勝がコーナートップからのダイビングフットスタンプでカウント3を奪った。
〈試合後のリング上〉
勝「きらミク、初めまして、私たちがヴィクトリア・ピンキー。略して…。」
勝&神姫楽「ヴィッキーで~す♡」
勝「私たち間違いなく勢いに乗っているの。なんでかって?横浜から2連勝―っ!しかも(今日の相手は)元タッグチャンピオンだからねえ。」
神姫楽「私もね、リボンタッグ、2回巻いているんですよ。」
勝「ああ、そう…。」
神姫楽「そう。私もきらミクには勝っているんです。だから、私は元チャンピオン、(勝が)シングルチャンピオン。今日、メインで組まれたってことは、やっぱりヴィッキーは注目されているの。」
勝「そうだね。なんか大丈夫かな。こないだも横浜のときから思ってたけど、ちょっとお客さんがポカーンってしている。私たちがもう見えないくらいにビューンっていっちゃっているからってことにしておこう。じゃあ、このままの勢いでヴィッキー、締めたいと思いまーす。」
※ここでいぶきと楓歩、そしてレフェリーコスチュームの藤本がリングになだれ込む。再び場外から会場外へ。さらにもう一度、リングになだれ込み、「夏祭りまでやるぞーっ!」と言いながら再び会場外へ。状況をみた藤本が「この試合はエニウェアフォール・ルールに変更して続けます。」とし、試合はリング上、場外ならず、会場の外でも3カウントが認められるルールに変更。
いぶきと楓歩が去ったリング上で、ヴィッキーの2人が「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。直後、藤本レフェリーが撮影した道場近くの公園でのいぶきと楓歩の様子がスクリーンで流れ、試合決着は大会後に開催させるアイスリボン夏祭りに持ち越されることに。
結果、乱入した勝を全選手のアシストを受けたいぶきと楓歩が合体ジャックナイフ式エビ固めで丸め込みダブルフォールで3カウントを奪い、3時間19分41秒に及んだ一戦は予想外の結果で決着した。