髙木三四郎が11・3両国で葛西純ジュニアを相手にレスラー復帰!陽向「両国の第1試合であなたをぶっ倒します!」

DDTプロレスが8月31日、東京・後楽園ホールで夏のビッグマッチ『WRESTLE PETER PAN 2025【DAY2】』を開催した。プロレス活動を無期限休業していた髙木三四郎が11・3両国国技館で復帰することを発表。対戦相手には“デスマッチのカリスマ”葛西純の息子で8・30ひがしんアリーナでデビューしたばかりの葛西陽向を指名した。
髙木は体調不良と経営面に専念するため、昨年7・21両国国技館大会をもって休業に入った。ここにきて体調面もよくなってきたこともあり、超日本プロレス8・19上野大会では年内復帰を表明していた。

この日の第2試合終了後、リングに上がった髙木は「医者の許可が出たので復帰します。復帰場所は11・3両国国技館。対戦相手は、俺がまだDDTで試合をしたことのない男、葛西陽向! おまえだ!」と発表。
葛西がリングに上がると、髙木が「デビューおめでとう。俺とおまえで両国の第1試合でシングルマッチだ。第1試合はメインの次に大事なんだよ。ここでしょっぺー試合したら、全体にかかわる。今日もいい第1試合だったよ。そうだろ?」と投げ掛けると、当然の指名に葛西は「急な指名で…。何と言えば、いいんだろう。でも入場でばててるようなオジサンには、将来性ある若い力は負けないので、両国の第1試合であなたをぶっ倒します」と堂々の回答。髙木は「陽向、よく言った。DDTの両国のビッグマッチの第1試合で、この髙木三四郎とシングルで戦ったことをおまえの歴史に刻み込んでやる」と宣言。
バックステージで髙木は「1年4ヵ月ぶりになるんですかね。もっと早く復帰できると思ったんですけど、思ったより長引きました。万全な状態で戻れることになりました。陽向を指名したのは、昔クレイジー大社長とかやっていた葛西純とは本当に関係がある選手で、DDTにとっても大切な人だと思います。でも葛西純の息子としては見てない。彼には引き付ける何かがある。突然指名して、“老いぼれを倒します”なんて言えるのはなかなかいないです。すごくワクワクするし、第1試合から盛り上げようと思ってます。復帰するからにはいろんなことをやりたいと思ってるから、復帰戦、お楽しみください」と意気込んだ。
葛西は「ビックリしました。髙木さんの復帰の相手に選ばれる。想像もしなかったけど、髙木さんはさっき入場でもう息が上がっていたので。僕の初勝利の相手、いや、それまでに勝つかもしれないけど。両国国技館で髙木三四郎を相手に初白星を挙げるかもしれないと思うと、すごくワクワクします」と早くも勝利宣言。
髙木は陽向の父・葛西純とDDTのリングで対戦経験もあり、月日を経て、父、息子の両方と戦うことになる。これまたドラマティック・ドリームな出来事だ。