「そういう18歳が私の生き様だ!」悪童から大人になった吏南が意地のベスト4進出を決め最年少優勝に向け前進!

20日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『STARDOM 5★STAR GP 2025 × リベパチ・リベスロ」in KORAKUEN Aug.2』が開催。18歳の吏南が5★STAR GP準決勝進出を決め、最年少優勝に向けて前進した。
『5★STAR GP』とは毎年夏に行われるスターダムのシングルリーグ戦。今年はレッドスターズ(RS)、ブルースターズ(BS)がそれぞれA&Bブロック存在し、計4ブロック32選手が出場。7月27日の開幕戦から全国を回りながら14大会にわたって開催される過去最大規模のものとなった。
8月20日の後楽園ホール大会&23日の大田区総合体育館で各ブロックの上位3選手、計12選手による決勝トーナメントが行われる。
今大会から始まった決勝トーナメントの1回戦では、ビー・プレストリー(RS-A2位)vs吏南(RS-B3位)、AZM(RS-B2位)vs羽南(RS-A3位)、壮麗亜美(BS-A2位)vs渡辺桃(BS-B3位)、鈴季すず(BS-B2位)vsボジラ(BS-A3位)の4試合が実施。
ビーと吏南の1回戦が始まると、観衆の割れんばかりの吏南コールに「ショッパイショッパイ♪イチバンショッパーイ♪」と煽り返す余裕を見せるビーに対し、吏南は顔面にツバを吐きかけて突貫。
ビーは余裕で対処し、ロープにくくりつけての顔面攻撃、さらに吏南のエクステを引き千切るなど挑発的な攻撃を仕掛けていくが、吏南はカウンターの払い腰で反撃の狼煙。「オメーが一番しょっぺーんだよ!」と口撃でもしっかりやり返し、コルバタから入って絡みつく形のハイドレンジア。さらにノーザンライト・スープレックス・ホールドからダイビング・ダブルニードロップ。2発目を放つも、これをかわしたビーが起き上がりかけの吏南をダイビング・フットスタンプで踏み潰し、スリーパーホールドで振り回す。吏南が振り払って「ナメんなッ!」と顔面にビッグブーツを見舞うも、ビーがジャーマン・スープレックス。
両者膝立ちになりながらのエルボー合戦を制し、ダイビング・ダブルニードロップからPink Devilを狙うが、ビーがかわしてバズソーキックから急角度ジャーマン・スープレックス・ホールド。ロコモーション式で2発目を狙うが、これを切り返した吏南がPink♡Devil。さらに追撃を狙うも、ビーがカウンターのロックボトムを決め、必殺のプラン・ビーを狙うが、吏南が回転エビ固め。慌てて返したビーへバックスライドからのジャックナイフを決めて吏南が3カウントを奪った。
今大会のメインイベントで行われた準々決勝は、なつぽい(RS-B1位)vs吏南(RS-B3位)の組み合わせに。
試合が始まると、吏南は握手を求めつつ応じようとしたなつぽいの顔面にツバを吐く悪童ぶりを見せて先制。
ブチ切れたなつぽいがハイスピードな連撃で場外に叩き出してプランチャを狙うが、吏南がエプロンへのデッドリードライブで切り返しつつ場外へのダイビング・ダブルニードロップ。さらになつぽいの腕を鉄柱にくくりつけつつイスでぶっ叩くなど容赦ない腕破壊を行っていくが、なつぽいもエプロン上でのジャーマン・スープレックスからプランチャで反撃。
リングに戻ると、激しいビンタ合戦、エルボー合戦を展開し、競り勝った吏南がダイビング・ダブルニードロップ2連撃からハイドレンジア。なんとかこれをブレイクしたなつぽいがフェアリー・マジックからぽい捨てジャーマン、冠先割、フェアリアル・ギフトと畳み掛けてフェアリング・リングを狙うが、吏南が1回戦で見せたバックスライドからのジャックナイフで切り返してPink♡Devil。さらにハイドレンジアからの逆打ちで叩きつけ、再びハイドレンジアでガッチリ捕らえて勝利をもぎ取った。

マイクを取った吏南は「なつぽい!これで私とお前は1勝1敗だ。私が優勝したらまたお前とシングルやってやるよ。ばいぽーい♪」とぽいポーズ。
さらに準決勝に駒を進めたAZM、安納サオリ、渡辺桃をリング上に呼び出し、AZMと吏南、安納と桃とそれぞれ次の対戦相手と視殺戦を展開した。

そして吏南は「この5★STARに誰よりも、誰よりもかけてるってことが今日で少しは証明できたんじゃない?ずっと、ずっと悔しかったんだよ!7年間この5★STAR GP見てたけど、今は別に記録もタイトルも獲ってねー奴も簡単に出れる5★STARが私は気に食わねーんだよ!私は会社の犬になるつもりはねーから!嫌なことはどんどん嫌って言ってくし、やりたいことはどんどんやりたいって言ってく。そういう18歳が私の生き様だ!次の大田区も私が優勝するから、お前ら見に来い!以上!」と咆哮。キッズレスラーから立派な大人になった姿を見せつけ、ファンから大歓声を浴びた。