8.17にクレイジーユニオンが大決戦を開催!全6試合の見どころを徹底解説!

『1990年代の狂ったプロレスを復活させる』というコンセプトで新宿を中心に活動を行っているクレイジーユニオンがビッグマッチを開催。様々な角度による1990年代の怪しい雰囲気を醸し出すカードが出揃った、まさに真夏の夜の“悪夢”と言える大会となっている。
▼1stクレイジー モンスターバトル リバイバル筋肉戦士対オリプロの亡霊
アイアンハーキュリーJr/アイアンハーキュリーMAX
Vs
ザ・スカルパー/ザ・ギザー
1990年代後半から2000年代にかけて、インディー団体には個性豊かな“怪奇派”と呼ばれるレスラーが存在していた。今回はその中からオリエンタルプロレスで活躍していたザ・スカルパー、ザ・ギザーが復活。久々にプロレスのリングに戻ってくる。対戦相手は国際プロレスプロモーションで活躍していたアイアンハーキュリーの遺伝子を持つネオ・アイアンハーキュリーズ。対戦相手を剛腕でねじ伏せるハーキュリーズに対し、何やら妖しげな“術”を使うスカルパー・キザーの闘いはまさに当時の怪しい香りが漂うメモリアルマッチともいえる。この機会を逃すと、次にスカルパー・ギザーの闘いを観られるのがいつになるかわからないので、是非チェックをしてほしい。
▼2ndクレイジー 因縁炎上 クレイジーユニオン対TTTプロレスリング
ヴァサライケウチ
Vs
神崎ユウキ(TTT)
6月に行われた吉野エイドで再燃されたクレイジーユニオンとTTTプロレスリングの確執。この闘いで感情の赴くままに激突したイケウチと神崎。両者は収まらずイケウチはその場でタイマン勝負をホー・デス・ミンに直訴している。当初はイーグルプロレスの大野がイケウチの相手だったが負傷欠場となり、それならばとこの因縁対決が急浮上、シングルマッチ実現の運びとなった。団体の看板を背負い、なおかつ6月の件も踏まえ、両者ともに絶対負けたくない相手なのは確か。ともに団体の未来を背負う者同士の闘いの結末やいかに。
▼メモリアルクレイジー ザ・グレート・タケル30周年記念試合
ザ・グレート・タケル
Vs
MIKAMI(フリー)
現在、クレイジーユニオンを主戦場の一つとしているザ・グレート・タケルが30周年を迎え、今回記念試合を行う事となった。その対戦相手として超日本プロレスに参戦する“スーサイドボーイ”MIKAMIIに決定。タケルは元IWAジャパン、MIKAMIは元DDTとそれぞれが独自展開をしているだ単位の所属だったため、これと言った接点がなかったのも事実ではあるが、それゆえにある種のドリームマッチ的なカードになる事は必須。ともにマルチスタイルの選手であり、破天荒な技も繰り出す事もできるので、相手の行動をどう読み切るかが勝敗のカギとなる。記念試合だからこそ敢えてハードな闘いを選んだザ・グレート・タケルの勇姿を是非その目で確かめてもらいたい。
▼スクランブルクレイジー 90'sスペシャルマッチ
戸井マサル(フリー)/島田宏(イーグルプロレス)
vs
死神/レザーフェイス
まさに“90年代の狂ったプロレス”を再現したタッグマッチ。戸井、島田は言わずと知れたW★ingの遺伝子を持つ、未だ現役の選手で、その狂乱ファイトはいまだ健在。対する死神はレッスル夢ファクトリーのヒールユニット“悪夢軍団”のエース格で、アイアンクローを決めながらのエクスプロイダーで何人もの相手をマットに沈めている。さらにW★ingの亡霊ともいえるレザーフェイスも久々にクレイジーユニオンに参戦、チェーンソーの爆音が会場内に響き渡る。いずれにしても全員が場外乱闘を得意とするメンバーであり、会場全体が戦場になる事は確実。制御不能となるであろうこのタッグマッチこそ90'sの雰囲気を見事に再現する事になるだろう。
▼チャンピオンシップクレイジー CCWカナディアンヘビー級選手権試合
【王者】ミスタータガミ(アライヴ&メジャーズ)
vs
【挑戦者】マイティ祐希
5月に行われたクレイジーユニオン新宿大会でノンタイトル戦ながらミスタータガミと引き分けたマイティ祐希の挑戦表明により実現したタイトルマッチ。それより前にも一度挑戦表明をしていたマイティだったが「格下。タイトル戦をする意味がない」と相手にしなかったタガミ。しかし、5月大会で屈辱の引き分けとなり、さらに観客の前でタイトル戦のアピールをされた以上、挑戦を受諾する以外の選択肢はなかった。「格の違いを見せつける。二度と減らず口を叩けなくしてやる」と豪語するタガミ、対して観客の前で挑戦状を叩きつけた以上、負ける事は許されないマイティ。互いの意地とプライドが交差するタイトルマッチ、勝つのはどっちだ!!
▼メインクレイジー ハンディキャップイリミネーションマッチ
ホー・デス・ミン(フリー)/松﨑和彦(アライヴ&メジャーズ)/ザ・クレイジー・ホーク
vs
相撲ミスターX/相撲ミスターXX/空手ミスターX/マーシャルアーツミスターX/柔道ミスターX/ボクシングミスターX
クレイジーユニオンに初参戦以来、増殖を繰り返すスポーツワールドオーダー、様々なスポーツアスリートをヒールとして送り込んでくる謎の組織に対し、今大会で決着をつけるとなり、このカードが組まれた。試合形式はイリミネーションマッチマッチではあるが、3対6の状態から始まるのではなく、まずはシングルマッチから始まり、その後1分ごとに1人ずつ選手がランダムで入場するロイヤルランブルスタイルを導入、これにより場合によっては1対6という図式も考えられ、仮に全員生き残ったとしても3対6というクレイジーユニオンサイドにとって明らかに不利な状況は変わらない。そこに加えてこの試合を裁くであろうレフェリーミスターXは明らかにスポーツワールドオーダー寄りのレフェリングをする事は確実。99.9%勝ち目のないこの状況をクレイジーユニオンサイドはどう立ち向かうのか?更にこの試合には各チームとも新戦力を投入。相撲ミスターXXとザ・クレイジー・ホークとはいったいどんな闘いを見せるのかにも注目だ。まともな発想では絶対行わないこの試合形式。だが、これこそがクレイジーユニオンの本質であり、彼らにとっての王道。大会全体を通してのイカレっぷりを是非会場で体感してほしい。