試合中に凶器で使用された車は無事買い取ってもらえるのか?実際に検証してみた…

7日、関東近郊で出張・軽トラプロレスが開催。試合で使用された車は買い取ってもらえるのかの検証が行われた。
軽トラプロレスとは、RWF(立命館プロレス同好会)出身で元大日本プロレスのオルカ宇藤が立ち上げたプロジェクト。Youtube番組『令和の虎』に出演すると100万円の融資を獲得し、軽トラ一つでどこでもプロレスが行える出張型団体として2022年にスタートした。
昨今新日本プロレスなどでも試合中に車で相手をはねる事が話題になっており、今回試合で使用された車は問題なく買い取ってもらえるのか検証するための試合をすることとなった。

HEAT-UPのユニバーサルタッグ王者となり勢いに載るStand uP代表の室田渓人は、ちょうど車を売って新車に買い替えようと思っていたが、そこを元大日本プロレスの佐久田俊行が有刺鉄線バットを持って襲撃する。
いきなりボンネットを殴りつけ凹ませ、さらにイスをドアに叩きつけて傷をつける暴挙に。買い取ってもらえなくなることを不安視する室田だったが、都度都度買取業者に確認を取りながら試合を進めていく。
両側のドアが凹み、ドアに室田が叩きつけられて開閉するさいに軋み始めるもまだまだ買取はOK。佐久田がワイパーを折って凶器に使い、さらに車の上に室田を引っ張り上げてエルボーの打ち合い。佐久田が屋根へボディスラムで叩きつければ室田がDDT。さらに佐久田が屋根へのツームストンパイルドライバーで突き刺すと屋根はボコボコに凹んだ状態になってしまう。
ブチギレた室田は屋根が壊れても買い取ってもらえることを改めて業者に確認し、佐久田をバックフリップで叩きつけ3カウントを奪った。

試合を終えてボコボコになった室田のホンダ・ライフだが、中古買取専門店『ハピネスオート中古車販売』の吉田さんが査定をすることに。
19年前に販売されていたライフということで、改めて状態を確認したうえでまだ自走できるということから買取OKに。喜ぶ室田だったが、査定金額は『1万円』となった。
試合で人をはねても事故車扱いにはならず、ボコボコでも自走できるなら買取してもらえることがわかったものの、査定金額を聞いてしょんぼりした室田。
「傷や凹みがなければ査定金額が上がるから、できれば買い取りしてもらう時は試合で使わないでほしい」と当たり前の事を吉田さんから選手たちへ説明されたが、NGではないため今後もし試合で使ってしまった時も安心して買取希望の連絡をしてきてもらって大丈夫とのことだ。