『PANCRASE 354』でフェザー級KOP他ワンマッチに出場する選手が会見!挑戦者中田は、「必ず勝って戴冠する」と意気込み!

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 5月21日夕、都内新宿区にて『PANCRASE 354』(6月1日、ニューピアホール)で行われるチャンピオンシップ調印式並びにワンマッチ出場選手の会見があった。

▼キング・オブ・パンクラス チャンピオンシップ フェザー級 5分5R
三宅輝砂(ZOOMER/第11代王者)
VS
中田大貴(和術慧舟會HEARTS/挑戦者/5位)

 三宅は2020年よりパンクラスに参戦。昨年12月、キム・サンウォンの離脱による王座決定戦で、平田直樹と対戦。1ラウンド1分12秒でのTKO勝利収め、第11代王者となった。今回が初防錆戦。
 挑戦者・中田も三宅と同じく2020年より参戦中。高木凌、キム・サンウォンに連敗していたが、昨年11月、石田陸也に1ラウンドTKO勝ちで連敗を脱出、タイトル奪取を宣言。それが実現した。
 三宅と中田は2023年3月に対戦しており、この時は中田がフロントチョークで勝利している。三宅がリベンジして初防衛を果たすのか、中田が再び勝ってベルトを巻くのか。

▼バンタム級 ワンマッ 5分3R
田嶋 椋(OOTA DOJO/2位)
VS
山木麻弥(ALIVE/7位)

 2021年より参戦している田嶋は、2022年NBT優勝後、バンタム級暫定王者決定戦に抜擢、TSUNEに勝ちし暫定王者となった。2023年4月、正王者・中島太一との統一戦に臨むが、判定負けでベルトを失った。昨年3月、井村塁に激闘の末、判定で敗れたものの、昨年12月、オタベク・ラジャボフ戦が組まれたが、ラジャボフの体重超過により試合が中止となっている。
 一方の山木は昨年7月のデビュー以来、3戦3勝3TKOとパーフェクトレコードを誇る。前戦ではハードパンチャー・矢澤諒の攻撃を冷静に見切り、左フックで衝撃の1ラウンドKO勝利を収めた。これまで全て1ラウン、2ラウンドで試合を終えているため、まだその全貌を現していない18歳だ。

▼フェザー級 ワンマッチ 5分3R
平田直樹(トライフォース柔術アカデミー/2位)
VS
栁川唯人(K-PLACE/8位)

 2023年より参戦中の平田は、渡邉謙明、糸川義人、遠藤来生、亀井晨佑を破り4連勝。昨年5月、Ryoと次期挑戦者の切符を懸け判定勝利。そして、同年12月、三宅輝砂との王座決定戦に臨むも、1ラウンドTKO負けに終わった。
 対する栁川も2023年より参戦中。森井一輝をスラムでKO、髙田寛也を腕十字で破り暴れん坊振りを発揮。しかし、ノリノリで迎えたRyo戦で、3ラウンド腕十字に敗れた。しかし、怪我の療養などを経ての復帰戦(昨年9月)で糸川義人に判定勝ちで弾みをつけ、続く12月には名田英平をパウンドアウト。消防官を退官、格闘技に打ち込んでいる。
 それぞれが今後の格闘技人生を見据えた一歩を踏み出す一戦。

 会見は三宅VS中田のチャンピオンシップ、2つのワンマッチに分けて行われた。それぞれの質疑応答の模様は以下。

【三宅輝砂VS中田大貴】


――まず、両選手から意気込みをお願いします。
中田「こんにちは。和術慧舟會HEARTSの中田大貴です。タイトルマッチにふさわしい試合をして必ず勝って戴冠するので、ぜひ皆さん試合を見てください。よろしく願いします」

三宅「こんにちは、ZOOMERの三宅です。今回はタイトルマッチというよりリベンジに燃えているので、(防衛戦ということを)あんまり意識せず、いつも通り闘います」

――お2人は2回目の闘いとなります。それを経て、お互いどのような印象持っておられるでしょうか。また、三宅選手はリベンジがタイトルマッチとなりましたが、それについてはどのようにお考えでしょうか。
中田「1回肌を合わせてるんで、どういう感覚なのかというのは1回も闘ったことのない選手よりもわかるんですけど、自分自身もそうですし、彼も多分、前回闘った時よりも数段成長してると思うんで、よりハイレベルな闘いを見せられると思います。そこを楽しみにしていただければと思います」

三宅「前回闘って強さも知ってるんですけど、それより僕の方が成長して強くなってると思うんで、自信を持って闘います」

――中田選手にお聞きします。前回の、三宅選手と平田選手のタイトルマッチ、事前の予想としてはいかがだったでしょうか。
中田「事前の予想としては、意外と三宅選手が(勝つのではないかと)。平田選手がすごく強いのは分かってるんですけど、意外と三宅選手に分があるかなと思ってました。やはりストライキングと組み、グラップリングのバランスが良くて、どこからでもフィニッシュを狙えるかなというのがあったんで。なので、自分の事前予想としては三宅選手かなと思っていました。平田選手が強いのは分かってるんですけど」

――実際に内容を見ていかがでしたか。
中田「なんか驚きましたね、“おぉ”と思って。(平田選手が)気づいたら倒れてたんで。でも、相手を倒す時って、自分で一瞬の、何も思ってない時に撮れたりするんで、そういう予想外なフィニッシュだったなと思いますね」

――両選手にうかがいます。前回の試合の時よりも、今現在の相手は具体的にどのあたりが成長していると思いますか。
中田「もちろん全体的に技術も上がっていると思いますし、やはり4連勝で4フィニッシュしていて勢いにも乗ってると思うんで、自分に自信も持ってると思うんで、そこを砕けるような自分の強さを見せたいなと思ってます」

三宅「うーん……あんまり印象が…ないですね。多分強くなってるなとは思うんですけど、具体的なことを聞かれると…という感じです」

――両選手にうかがいます。今回の勝敗のカギはどこにあると思いますか。
中田「やっぱり、自分の強いところを押し付けるっていうことですね。これは自分自身だけじゃなくて、MMA全体として、自分の強いところを相手に押し付け続ける闘いっていうのが勝利へのカギなのかなと僕は思ってるんで。僕のジムのスタイルもそうですし、そういうところで勝っていきたいと思ってますね」

三宅「自分の強いところを押し付けるっていうのは、僕も同じなんですけど、2年前は相手の強いところを押し付けられて負けて悔しかったんで、相手の強いところを潰しに行きたいなと思ってます」

――どのようなフィニッシュをイメージされていますか。
中田「KOです」

三宅「んー、どっちでもフィニッシュできると思ってるんですけど、KOで気持ちよく勝ちたいなと思ってます」

――三宅選手にうかがいます。今回、初防衛戦になりますが、先ほど「リベンジを意識している」と話していました。それはなぜでしょうか。
三宅「特にはないですけど、1回負けた相手にリベンジしたいと思うのは自然だと思うので。1回負けて、また闘う機会ができたんで、そこは燃えてます」

――やはり真の王者になるためには中田選手を倒さないとという気持ちでしょうか。
三宅「それは別にないですけど、チャンピオンとかそんなに意識してないんで、リベンジできればいいなって感じです」

――お2人に、身体作りについてうかがいます。三宅選手は、身体作りにおいて何か特別なことをされているのでしょうか。また、中田選手はご結婚によってかなり生活が変わった(※イスラム教徒との結婚により、食べてはいけないものや、断食の必要ができた)と思いますが、どのように調整して来られたでしょうか。
三宅「もともと通常体重が軽かったんで、通常体重を増やすのと、フィジカルトレーニングをやっています」

中田「フィジカルトレーナーに見てもらって週2でフィジカルトレーニングをやっています。自分の試合を見てくれている人だったらわかると思うんですけど、毎度毎度、体が大きくなってきています。宗教に関しては、豚肉が食べられなくなったのとお酒が飲めなくなったっていうのもあるんですけど、大好きだったラーメンを諦めなきゃいけなくなって(笑)、それがちょっと。でもまあ寂しいですけど、逆に不摂生しないです。お酒も飲まないんで、飲みの場にも行かずに、練習にしっかり集中できてると思いますね。あと、3月にラマダンっていう断食があったんですけど、めちゃくちゃキツくて。減量よりキツかったんで、今回の減量はそれに比べたら全然楽だなって思ってます。これからもっとキツいパートが来ると思うんですけど」

――中田選手、前回の勝利のとき、奥様との感動的な抱擁がありました。奥様の存在によって、ご自身はどのように変わったと思われますか。
中田「前はパンチもらってもいいやって、試合で死ねたら本望だと思ってたんですけど、馬はそれは思わないですね。やっぱり、死ねない、絶対に生き残って家族を養わなきゃいけないって思ってるんで、そこは本当に違いますね、変わりました」

――自分以外に守るべきものができたと。
中田「そうですね」

――三宅選手にうかがいます。2年前の試合では、下からギロチンを極められての敗戦でしたが、あの負けに関しては、まぐれなのか、あるいは自分の実力相応なのか、どのように思われますか。
三宅「まあ実力だと思ってますね。やはり中田選手の強さが出て、自分の弱さが出て。実力で負けたと思ってるんで。そうですね、そこは自分を見つめ直してトレーニングしてきました」

――今回はギロチンでこられても大丈夫ですか。
三宅「そうですね、ギロチンが得意な選手が練習仲間にいるんで、それで対策したりとかはやっています」

――逆に中田選手はもう1回ギロチンで行くのか、また違った秘策を考えているのでしょうか。
中田「三宅選手は多分すごく素直というか真面目なんで、まぐれじゃないと言ってくれましたけど、実際はまぐれです(笑)。(腕を)首に巻いたら引っかかってて、あれ? と思って手を離したら倒れてたので(笑)、まぐれじゃないって言ってましたけど、まぐれです(笑)。なので、今回ギロチンが極まるかどうかわからないですけど、KOで倒すつもりです」

――KOにこだわる理由は何ですか?
中田「やっぱり見てて一番わかりやすいし、お客さんもワッとなるじゃないですか。一本で勝つのもすごくいいんですけど、気持ちよさがやっぱり。KOは見ている方も自分も気持ち良さが違うと思うんで、KOで勝ちたいですね」

――では、昨年11月の石田陸也戦のKO勝ちをもう一度、という感じでしょうか。
中田「あのKOは嬉しさよりは安心って感じでした。連敗した後の勝ちは、『勝った、やっと勝てた』みたいな。ちょっとホッとするというか。ウワーと嬉しいっていうよりはホッとしたKOだったんで、今回はウワーッ!ってなるKOをしたいですね、いや、します!」

――さらにベルトが懸かっています。改めて、ベルトに対する思いをお願いします。
中田「毎日、チャンピオンベルトに触った感覚とか自分の中でめっちゃイメージしてます。自分の腰に巻かれた質感までめちゃくちゃリアルになるように、毎日毎日イメージトレーニングしてるんで、絶対にそれを現実にします」

――三宅選手は先ほどから割とチャレンジャー的な発言をされていますが、改めて、ベルトに対する思いをお聞かせください。
三宅「特にはないですね。別にベルトにそこまでこだわってないので。うーん…そうですね、自分のことをチャンピオンの実力があるとも思ってないんで、本当にベルトは気にしてないです」

中田「そんなこと言わないでしっかり守ろう(笑)、守ってくれ!(笑)」

――三宅選手、チャンピオンになって、周りの皆さんの対応は変わりましたか。
三宅「うーん、対応は特に変わらないですけど、知らない人から認知されてるなっていうのは実感してます」

――王者として、周りの期待に応えたいという気持ちは?
三宅@「そうですね、応援してくれている人の期待には絶対に応えたいんで、そこは裏切らないようにしたいです」

――中田選手、三宅選手の発言を聞いて、どう思われてますか。
中田「さっき、まぐれの話あったじゃないですか。平田選手の試合も、実力差が出た試合というよりは、キム・サンウォンがいなくなって彼が出ることになってポンとチャンス自体も降ってきて、試合が始まってもポンと決まって。だから多分、彼の中で『俺がチャンピオンだ』みたいな感覚がもしかしたら少ないのかなっていう気がします。分からないですよ、それは本人の心の問題なので。でも、僕にはそういうふうに見えるんで、今回、僕との闘いを通じて、そこに対しての気持ちも僕が思い起こさせるつもりなんで」

三宅「よろしくお願いします」

【田嶋椋 VS 山木麻弥】


――まず最初に、それぞれ意気込みをお願いします。
山木「こんにちは、ALIVEの山木麻弥です。今回の試合スパッと勝って、年内ベルトを狙いに行きます」

田嶋「前回、試合できなかったんで、その分もしっかりここで爆発させたいと思ってます。お願いします」

――お互いの印象をお聞かせください。
山木「どこかに偏っているっていうわけでもなく、全部できるなっていう印象があります」

田嶋「若くて、手足が長くて、シュッとしてる、良い感じだなと思います」

――田嶋選手にうかがいます。4月大会で、透暉鷹選手とウルル選手のタイトルマッチがなくなってしまいました。これに関してどのように思われますか。
田嶋「そうですね。2人とも計量に失敗して…自分としてはめちゃめちゃ嬉しかったですね。『ラッキー』って言って(笑)『次もう俺じゃん』みたいな感じで思ってたんで。今、自分に流れが来てる、そう思ってますね」

――タイトルに関しては、どう思ってますか。
田嶋「誰がやるかは分からないですけど、次勝ったらアピールさせてもらおうと思ってるんで。そんな感じですね」

――今、打撃の練習でK-1ジム大宮に行かれているようですが、いつ頃からどんな練習をされているのでしょうか。
田嶋「K-1ジム大宮の姜宗憲代表にマンツーマンでミットを持ってもらって、あと土曜日のスパーリングでK-1ジム大宮さんの選手たちと一緒にやっているんですけど、打撃の本職に人たちなんで、すごく良い練習になってますね。それを2年ぐらい前からやらせてもらっています」

――K-1ジム大宮の稲垣柊選手がK-1でタイトルマッチがありますけど(※5月31日、K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチにてヨードクンポン・ウィラサクレックと対戦)、稲垣選手とも練習されていますか。
田嶋「はい、一緒に練習して毎回ボコボコにされてます」

――「一緒に勝とう」みたいな感じですか。
田嶋「そうですね」

――山木選手はストライキングが強い選手ですが、田嶋選手はその打撃に対しての自信をお願いします。
田嶋「K-1ジム大宮の人たちは本当に打撃が強いんで、その人たちとやってるんで、結構自信はありますね」

――打撃戦になっても勝てるみたいな?
田嶋「そういうふうになると思いますし、まあ寝技もあると思いますし、打撃もあると思うんで。そこはやってみないと分からないですけど、まあ、そういう闘いにはなると思いますね」

――総合的には、まだ山木選手とのレベルの差を見せるという感じですか。
田嶋「総合力で自分が上回ってると思うんで、そういうところで闘っていきたいですね」

――山木選手、田嶋選手の打撃の自信のほどを聞いていかがですか。
山木「いやぁ、僕的には、もうキックの人たちよりも強い自信があるので、今回の試合も打撃でスパッと勝ちに行こうと思ってます」

――いきなりだいぶ上位の選手と組まれた形ですが、試合が決まった時は率直にどんなお気持ちでしたか。
山木「さっき田嶋選手もおっしゃったんですけど、僕に流れが来たなっていうのがありますね」

――前回、1ラウンド103秒での勝利でしたが、今回も短時間を狙っていくのか、また違う形なのか、いかがでしょうか。
山木「僕、時間とかは気にしてないんですけど、デビュー戦が2ラウンド30秒くらいで、2戦目、3戦目が1ラウンドで。流れがもう1ラウンドでKOしろと言われてるみたいなものなので、1ラウンドで行こうかなと思います」

――今回勝ったら、次はタイトルマッチというお気持ちですが。
山木「そうですね、僕もアピールしようかなと思ってます」

【平田直樹 VS 栁川唯人】


――まず最初に、両選手から一言ずつお願いします。
栁川「K-PLACEの栁川唯人です。平田選手、強いですし、前からやりたいなと思ってた選手なんで、やれて嬉しいです。当日は楽しみたいと思うんで、皆さん注目してくれたらなと思います。お願いします」

平田「トライフォース柔術アカデミーの平田直樹です。前回、タイトル戦で負けてからの復帰戦になるので、しっかり成長した姿を見せられるように頑張ります。お願いします」

――お互いの印象をお聞かせください。
栁川「寝技がメチャクチャ強いけど、打撃もできるなっていう印象です。選手としてはそんな感じ。人としてすごい良い人だっていうのが伝わるんで…三宅選手、わかりますよね(※三宅が、退席時に『相手と実際話すと良い人だから嫌になるんだよ』と発言したことを受け)。なので、試合が楽しみです」

平田「もともと柔道出身なのが同じで、若くて勢いのある選手だなと思ってます」

―平田選手。前回の試合を振り返って、率直にどう思われますか。
平田「相手の方が全て上回っていたし、アクシデントでもなく実力でしっかり負けたので。僕の良いところが出せなかったっていうだけで。だから今回は、よくなったところをしっかり出せるようにやっていきたいと思います」

――打撃での敗戦だったということで、今回は打撃を強化してきたのか、あるは他の部分を強化したのか、そのあたりをお聞かせください。
平田「打撃も新しくボクシングを習ったりとか。僕の得意なグラウンドに関しては、いつも通りしっかり伸ばしてやりました」

――栁川選手、消防官を退職されたということで、その理由は? また、現在の生活の変化などいかがですか。
栁川「やめた理由は、世界に行くなら、二足のわらじを履いている時間はないと思ったんで、公務員は辞めました。好きなことが格闘技なんで、今の生活は毎日生きてるなってことを実感して、すごく生き生きしています。5月からファイトキャンプを張ってて、ジムに住み込みで、布団を敷いて、飯を作ってみたいな。練習に来てくれる人たちもいっぱいいて、練習とか試合に集中できる環境なんで、今すごくいろんな部分が伸びていて楽しいなって感じです」

――では、練習時間自体も大幅に変わりましたか。
栁川「そうですね。消防官時代は週に3回くらいの2時間くらいの練習だったんですけど、今は二部練、三部練を6日間やって、残りの1日はしっかり身体と心を休めるのに使ってるんで、毎日(時間を)格闘技に使えてすごく充実してます」

――寝技の強い平田選手が相手ということで、呪術やグラップリングの強い選手と練習している感じですか?
栁川「そうですね。松本義彦さんにマンツーマンでいつもグラップリングで扱いてもらって、打撃は打撃のパーソナルをやってもらっていて、今、その部分部分で覚えたものを繋げていて、すごく良い格闘技が完成しています。そんな感じです」

――先日の大阪大会(5月18日、『PANCRASE BLOOD!7』)で、敢流選手が「タイトルマッチは僕と栁川君がやったら一番面白いと思う、次勝って自分がベルトに挑戦するんで」とアピールしていました。それを聞いていかがでしたか。
栁川「彼はすごいですよ、イケイケじゃないですか。だから、名前を出してもらったことはすごく嬉しいです。でも、僕は僕の試合があるんで、今はそれを優先します。で、チャンピオンになるのもいいけど、僕の上にはまだあと7人ぐらいいるし、壁はたくさんあると思うんで、そうですね。今は『お互い頑張ろうぜ』っていう感じですかね」

――平田選手、今回がタイトルマッチ後の復帰戦となりますが、同じ大会で三宅選手と中田選手のタイトルマッチがあるということで、意識されますか。
平田「いや、特に意識はないです。まず僕の試合をしっかり勝つことが第一優先なので。その中で、どちらが勝つか気にはなりますけど、自分自身の試合にしっかり集中したいと思います」

 会見は、時おり笑いをはさみながらも、ピリッとした緊張感の中で行われた。6選手それぞれの思いを語ったが、その望みを叶えることができるのは3選手だけ。次のステージへ進む選手は誰なのか、見逃せない。

(写真・構成/佐佐木 澪)

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