【試合詳細】5・4 PANCRASE品川インターシティホール大会 眞弓田 涼介vs塔山暖樹 増田圭佑vs友寄龍太 木村耀人vs小宮諒也

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『PANCRASE BLOOD.10』
2026年5月4日(月・祝)
会場:東京・品川区 品川インターシティホール
開始:14:00

〜試合結果〜

【プレリミナリーファイト】
▼第1試合 キャッチウェイト 5分3R
●今井洋希(禅道会)
判定1-2
○山口秀斗(リバーサルジム新宿me,we)
※今井の計量オーバーにより、キャッチウェイトに変更。

【メインカード】
▼第2試合 フェザー級戦 5分3R
●大谷啓元(パンクラスイズム横浜)
3R 1分41秒 TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
○関 翔渚(BRAVEGYM)

▼第3試合 フライ級戦 5分3R
○植松洋貴(NEVER QUIT)
1R 1分58秒 TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●織部修也(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)

▼第4試合 フライ級戦 5分3R
●小林了平((SONIC SQUAD)
判定0-3
○増田大河(セルフディフェンスアカデミー)

▼第5試合 バンタム級戦 5分3R
●前田浩平(GRABAKA)
2R 1分31秒 チョークスリーパー
○佐藤 ゆうじ(ボンサイ柔術)

▼第6試合 フェザー級戦 5分3R
●糸川義人(TURNING POINT MMA)/12位)
判定0-3
○名田英平(総合格闘技道場コブラ会)

▼第7試合 コーメイン ストロー級戦 5分3R
―野田遼介(ALLIANCE/6位)
※野田の計量オーバーにより試合中止
―氏原魁星(ボンサイ柔術/7位)

▼第8試合 メインイベント フェザー級戦 5分3R
●平田直樹(トライフォース柔術アカデミー/4位)
3R 1分00秒 TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
○敢流(パンクラス大阪 稲垣組/11位)

【第32回 ネオヴラッド・トーナメント】
▼第9試合 ストロー級2回戦 5分3R
●齊藤翔太(THE BLACKBELT JAPAN)
1R 1分35秒 KO(スタンドのパンチ)
○鎌倉朋哉(パラエストラ札幌)

▼第10試合 ストロー級2回戦 5分3R
◯田畑翔太(RESURGO MMA)
1R 4分17秒 アームバー(タップアウと)
●日向優希(新潟イエローマンズ)

▼第11試合 キャッチウェイト 5分3R
○苫 侑我(パラエストラ札幌)
1R 2分32秒 チョークスリーパー
●加藤和也(turning point MMA)
※苫の計量オーバーによりキャッチウェイトに。NBTは勝敗に関わらず加藤が3回戦へ進む。

▼第12試合 フライ級2回戦 5分3R
○小澤武輝(NO FACE GYM)
1R 4分46秒 TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●嶋田大輝(THE BLACK BELT JAPAN)

▼第13試合 バンタム級2回戦 5分3R
●名久井 悠成(ラッソーナ)
3R 0分41秒 TKO(スタンドの膝蹴り→レフェリーストップ)
○渡邉泰斗(ツキジム横浜)

▼第14試合 バンタム級2回戦 5分3R
●木村耀人(UNITED GYM CHIBA)
判定1-2
○小宮諒也((リバーサルジム横浜グランドスラム)

▼第15試合 バンタム級2回戦 5分3R
●増田圭佑(力道場静岡/60.7kg)
1R 4分13秒 チョークスリーパー(タップアウト)
○友寄龍太(パラエストラ西東京)

▼第16試合 フェザー級準決勝戦 5分3R
○眞弓田 涼介(禅道会)
判定2-1
●塔山暖樹(BRAVE GYM)

前日の計量オーバーにより2試合がキャッチウェイト、第7試合が中止に!NBTフェザー級準決勝は眞弓田が塔山に判定で勝利し決勝へ進出!友寄が残り1分で試合を決め粘りの勝利!

第1試合

 今井の計量オーバーによりキャッチウェイトとなった一戦。

 1R。プレッシャーをかける山口。片足をつかみ、投げるようにテイクダウン。殴っていく。今井は腕を狙うが山口のパウンドに阻まれ、三角に切り替えるが、山口が抜けた。足をつかみ殴る今井だが、山口は抱えて床に寝かせた。
 今井がリバース! 山口が回ると今井がバックマウントになりチョーク! 決まらないが、逃がさない今井。背中に乗っていく。山口が脱出! そのまま突っ込んでいく今井。山口がガブって殴ったところで終了。
 山口は最後で危機を脱した。

 2R。今井がミドルキックからタックル。尻もちをつかせる。山口はかかえるるが、今井はケージへ押し込んでいく。かかえた山口。今井がサイドへ移行、沙汰にバックマウントからチョークへ。これは入らず、再びチョーククを狙うが、山口が回ってかぶさった。片手でかかえて殴る。
 今井は尻もち状態に戻し、右足にしがみつく。山口立った。今井も立ち上がりケージへ押し込む。山口は殴るが、今井は背中におぶさる。山口が前に落とし、パウンド!
 残り1分。山口が立って殴る。右腕を取る今井、上になりマウント! パウンドを連打したところで終了。

 3R。山口がパンチを振りプレッシャーをかける。今井は蹴るが、山口のパンチがヒット、効いた! しがみついていく今井。上になったのは山口。サイドから殴る。
 足を掴む今井。山口は足を抜き、向き合ってさらに上に。殴る。しかし、今井は潜って押す。やりにくそうな山口だが、バックから殴っていく。今井は腕を狙うが入らず。
 両者立ち上がりスタンドに。今井がケージへ押し込む。ヒザを打ち込む山口、今井が倒して上に。バックからかかえる。殴り続ける山口。今井はヒジ。腕をかかえている。
 山口は上に。ハーフマウント。寝かせてパウンドを落とす。立ち上がった今井がケージへ押し込んだところで終了。
 ジャッジは1名が29-28山口、1名が29-28今井、2-1でウ山口が勝利。

第2試合

 大谷は2018年よりパンクラスに参戦。2021年6月の宮平守太郎戦後、パンクラスマットから遠ざかっていたが、昨年9月、約4年ぶりの参戦で貫井義規戦で、2R開始直後に膝蹴りでプロ初のKO勝利を飾った。
 対する関は昨年4月に初参戦。松岡拓、星野柊哉と2連勝中と勢いに乗る。
両者ともに前戦でインパクト十分の勝利を収めた両者。大谷が若手相手にキャリアの差を見せつけるか、それとも若手の関が、ベテランを食うのか。

 1R回りながら蹴りを出す大谷。関はロー、右ハイキック。大谷はプレッシャーをかけていく。関が右ハイキック、ジャブ。踏み込む大谷。しかし関は下がって入らせない。関が右パンチ、さらに右ストレートを放つと大谷の顔面にヒット。大谷はタックルを狙うもスリップして尻もちをつく。関がスタンドを要求し大谷が立ち上がった。
 大谷がタックルに入るが切られてしまう。しかし再びタックル。ケージに押し込んでかかえた。横に投げてテイクダウン! しかし、関は背中を向けてゆっくり立ち上がった。大谷はバックにつく。関は大谷の太ももにヒジを打つ。大谷は座り込んで引き込んでバックマウント。四の字ロックに。
 残り1分。関はケージを蹴って立とうとするが、大谷はさせない。ヒジを入れる関。終了。

 2R。関がパンチ、前蹴り。大谷も蹴りを出していく。大谷がタックルに入るが、上になったのは関。しかし大谷が回って上になりケージへ。立ち上がる関。大谷はバックを取っている。関がヒジを入れ倒して上に。
 大谷はバックを取ったまま立ち、右足を相手の足にかける。相手のももを殴る関。大谷が後ろに倒すが、関は立って鉄槌。さらに離れて猪木アリ状態からロー。しかしブレイクがかかった。
 関がジャブ。大谷がタックルに入るが、関のパンチがヒット。また猪木アリ状態値なり関が蹴るが再びブレイク。
 関がパンチを振るが、大谷がかいくぐってタックルに入りケージへ押し込む。関がパンチ連打、苦しい大谷が組んだところで終了。

 3R。大谷がタックル。関が潰して上に。パウンドを落とす。抜けて立った大谷。再びタックルに入った大谷の顔面に関のヒザがヒット、大谷ダウン! 関はすぐ追撃のパウンド。大谷は足を上げて阻むが、関はパウンド、鉄槌を連打する。大谷はそのままもらい続け、レフェリーが止めた。

【関 ケージ上コメント】
「1Rで倒すとか言っておいて、3Rまでかかっちゃいました。大谷選手、想像以上に強くて。イージーに勝てるかと思ったんですけど、苦戦しちゃって、まだまだ駄目だなと思いました。こんな勝ち方で言うのもなんですけど、(勝ったら)本当は遠藤来生選手とやりたいと思ってたんですけど、試合が決まっちゃってるんで(5月31日『PANCRASE 362』にてVS三宅輝砂)。そろそろランカーとやりたいので、今のところ怪我もないので、次も早く組んでください。お願いします!」

第3試合

 植松は2021年よりパンクラスに参戦、翌2022年にはNBTストロー優勝を飾っている。2024年3連勝の後、昨年3月に黒澤亮平とのチャンピオンシップに臨むも、TKO負けを喫した。1年2ヶ月ぶりの今回は、フライ級へと階級を上げ再スタートを切る。
 対する織部は2023年より参戦中。織部も元々はストロー級で闘っていたが、昨年フライ級に転向。しかし未だ結果が出ず3連敗中。現在王者不在のフライ級で存在感をアピールするのはどちらか。

 1R。植松が強烈なロー。織部は身体を左右に振る。カーフキックを返した織部が踏み込んで左フック。植松は前蹴り、右ハイキックを打ち込む。織部は右オーバーハンド。植松の蹴りがローブローとなりタイムストップ。
 すぐに再開。植松がロー、織部は右ミドル、左フックを打ち込んでいく。植松は首相撲からヒザ。
 離れるが、詰めていく織部。しかし植松のジャブが織部のアゴにヒット、織部ダウン! 植松がすかさず追撃のパウンドを入れると、レフェリーが試合を止めた。

【植松 ケージ上コメント】
「前回の試合から1年空いちゃったんですけど、今回フライ級に上げての初戦で、めっちゃ良いスタートが切れたんじゃないかなって思います。ここからまたてっぺんを目指して頑張るんで、自分の名前を覚えて帰ってください」

第4試合

 2023年より参戦中の小林は8勝のうち4KO勝利というストライカー。前戦昨年11月大会では、萩原幸太郎を打撃で追い込み、左フックで倒している。
 一方の増田は2022年より参戦。3勝は全てパンチ・パウンドによるTKO勝利だ。軽量級ながらも“倒せる力”を持つ両者。最後に立っているのはどちらか。

 1R。お互いパンチ。増田のパンチが効いたが、小林はそのままパンチで追いケージへ押し込む。増田がヒザ。小林がヒザを返すと増田がローを出し入れ替え用とするが、小林はさせない。増田がヒザを入れたが、小林が離れた。
 増田は動きを止めず、押し込むようなパンチを放つ。さらにパンチを入れるが、小林が片足をつかみケージへ。ロー。増田はヒザを入れ離れると、跳びヒザパンチ、カーフキックとたたみかける。小林も一気に出てパンチからケージへ押し込む。ヒザを打つが、増田が離れた。
 小林が前蹴り、パンチを振ると、増田はバックハンド! プレッシャーをかける小林。増田が飛び込んで蹴るが、小林が上に。ケージへ押す。殴りながら立とうとする増田。
 残り1分。コツコツ殴る増田。しかし両者立った。増田がヒジを入れて離れる。小林がパンチから片足タックルでケージへ押し込んだところで終了。
 乗っている増田。小林も良い動きを見せているが、このラウンドはやや押され気味。次で巻き返すか。しかしスピード感あふれるラウンドとなった。

 2R。開始と同時に増田が跳びヒザで飛び込むが、小林がキャッチして上に。しかしパンチを入れて離れた。増田がカーフキックを打つと小林はジャブを返す。パンチを振る増田に対し、小林がタックルからケージへ押し込むが、増田がパンチで引きはがし、さらにパンチを打ち込むんでいく。小林、やや動きが落ちているか。
 パンチで飛び込む増田。小林はタックルでしのごうとするが、増田はパウンド連打! さらに立ち際にヒザを打ち込む。小林は距離を取ろうとするが、増田を追っていきパンチラッシュからのヒザ! さらにパンチのラッシュ! しかし倒すには至らず、小林にしのがれ消耗してしまう。
 次は小林のターン。思い切り振った右フックをヒットさせると、背を向けた増田のバックを取りジャーマン! さらにバックからパウンドラッシュ! 立ち上がった増田を今度は首投げで投げた。マウントに移行しパウンドラッシュ! 残り10秒。増田は回転して逃れようとするが、小林が上をキープして殴り続ける。パウンドアウトかと思われたが時間切れに。
 素晴らしいぶつかり合い。両者の熱い闘いに会場もヒートアップしている。

 3R。小林が左右のパンチを振る。さらにフック。増田はロー。小林が両足タックルからケージへ押し込む。しかし増田は殴って離れた。
 増田がミドルを蹴ると、小林が合わせタックルで飛び込んで強引にジャーマンで投げる! しかし押さえ込めず増田が上に。小林は上体を引き付けている。鉄槌を落とす増田。小林は鼻から出血している。しかし殴る。増田も殴りヒジを落とす。
 小林が腕を狙うと、増田が抜いてテイクダウン。下から殴る小林。尻もち状態へ戻す。ケージを使って立ちたいが、増田が鉄槌、パンチで立たせない。小林が脱出したところで終了。
 ジャッジは3名とも30-27、3-0で増田。
 増田はかなりスタミナ消耗していたが、最後まで動きを止めず攻め続けた。小林も見せ場を作ったが及ばず。しかし気持ちの強さを見せ、見応えある一戦となった。

第5試合

 2019年より参戦中の前田。3連勝でランキング入り。しかし昨年7月の前戦では神部篤坊に1ラウンドTKO負けを喫してしまった。怪我からの復帰の一戦、星を戻し、なんとしてもランキングに踏みとどまりたい。
 佐藤は2024年より参戦中。ボンサイ柔術の新鋭・佐藤。昨年のNBTは、多彩な極め技で勝ち上がるも、決勝でスプリット判定で惜しくも準優勝に。しかし、その存在感をアピールした。
 前田が意地を見せ若手を止めるか、佐藤がベテランを破りランキング入りを果たすのか。

 1R。前田が圧をかける。佐藤がパンチ。前田が蹴りを放つと、佐藤が蹴り足をキャッチしバックへ。佐藤はバックから背中に乗っていく。殴ろながら完全におぶさる。前田は倒されないようケージにもたれかかっている。
 佐藤は鉄槌からチョークを狙うが、前田は片腕をつかみ決めさせない。佐藤の足のロックが外れるが、佐藤はロックし直して再びチョークを狙う。絞めていくと佐藤は体勢が傾き後ろに倒れ込む。その瞬間、反転し上になった前田。パウンドを落とす。佐藤は下から三角を狙うが、前田がディフェンス。
 両者離れてスタンドに戻る。前田が飛び込んで左パンチ。しかし残り時間はわずか。お互いそれ以上攻められないまま終了。佐藤はチョークで消耗したか。

 2R。前田がミドルキック。佐藤が蹴り足をキャッチしがバックに組みつく。投げてテイクダウン! しかし、前田はすぐに立ち上がる。
 再び背中に乗りおぶさる佐藤。前田はももにヒジを入れながら前に落とそうとするが、落とすことができない。佐藤がチョークへ。アゴの上から絞めていく。前田は両手で足のロックを外そうとするが、後方に倒れ込む。佐藤がそのまま絞め続けると前田が落ちた! レフェリーが止めた。

 NBTですでにその実力を示している佐藤だが、どこか線の細さがあった。しかし今回は気持ちの強さが見え、メンタル面での成長も感じさせた。今後の更なる成長が楽しみになってきた。

【佐藤 ケージ上コメント】
「(さすがボンサイ柔術と言われ)まだまだですよ。もっともっとあります。自分も、ギレルメ・ナカガワ、氏原魁星、あとまだアマチュアなんですけど自分の弟と、強い選手がいっぱいいるので期待してください」

第6試合

 糸川は2022年よりパンクラスに参戦。櫻井裕康、小森真誉と連勝していたが、その後3連敗中。今回の相手・名田英平とはプロ3戦目に対戦。NBT優勝のご褒美マッチとして当時9位の名田と拳を交えたが、判定負けを喫している。今回はランカーとして現在ノーランカーの名田と闘う。3年の時を経て、リベンジできるか。
 対する名田は2017年より参戦している。ベテランの域に入った名田だが、前回の糸川戦以降5試合勝利から遠ざかっている。さらに、前戦は2024年12月と久々の試合。再び勝利することができるか。

 1R。プレッシャーをかける名田。ジャブを振る。糸川も左ジャブ。プレッシャーをかけ、左ミドル。両者パンチのフェイントを見せる。糸川が左ミドル、名田がジャブからフックのフェイント。糸川が距離を詰めると、名田が左フック! さらに右オーバーハンドが糸川の顔をかすめた。糸川はじわじわと距離を詰めていくが、まだ間合いではない。名田がロー、さらにジャブ。糸川は左ミドルから距離を詰めたいが、名田は回って距離を取る。名田がストレート! 糸川のアゴにヒット、糸川がダウン! 名田はすかさずかぶさってパウンド。糸川が背を向けて立
つとチョーク! しかし、これは糸川が外した。
 残り1分。名田がガブウィ、ケージへ押してボディにヒザ。名田が離れると、糸川がタックルへ。名田がガブったところで終了。

 2R。緊張感が漂う両者。糸川がジャブ。名田もジャブ。さらに前蹴り、ロー。糸川がパンチ。続いて右ハイキック、パンチ。名田がカーフキックを入れる。糸川が右ハイを出すが空振りに。パンチも振るが当たっていない。名田はロー、ジャブ。パンチを振る糸川だがヒットしない。名田の集中力がすごい。
 糸川が組んでケージへ。ヒザを打ち込む。名田がボディ。終了。
 お互い決定打を出せずに時間切れになった印象。

 3R。名田がジャブ、右ハイ。糸川は左の蹴り、パンチ。名田は左フック。糸川のパンチは当たっていない。名田はコツコツと当てている。
 とらえた名田。バックに周りケージへ。正対した糸川。ケージへ押し込むが、残り時間は1分。名田が離れると、糸川が蹴り。しかし名田がパンチを当てていく。糸川がパンチを振り、跳びヒザから、産んでケージへ。投げてテイクダウンしたところで終了。
 ジャッジは2名が29-28名田、1名が30-27名田、 3-0で名田が再戦も勝利。
 タイムアップ後、名田は「あかん、強いわ、ありがとう」、糸川は「強い!」と笑顔で言葉を交わした。

 このところの糸川は、どこか力を出し切れていない印象があった。「もっとできるはず」という気持ちになる観衆も多いのではないか。何か一つ殻を破った糸川を見たい。
 また、勝った名田もダウンを取り、経験の差を見せはしたが、やはりもっとハッキリした勝利が必要ではないか。今後、再び上を目指すなら、ベテランの味に加え、さらに一皮剥けた姿を見せてほしい。

【名田 ケージ上コメント】
「やっと5連敗から抜け出しました。気持ちいい! 最高です。糸川選手も絶対攻めてくると思っていたので、準備して挑みました。今後も。この階級で引っかき回せるように楽しみたいです」

第8試合

 4位の平田は2023年にパンクラス初参戦。以降、怒涛の4連勝で,次期挑戦者決定戦に臨み、Ryoを判定で下した。しかし、2024年12月、迎えたチャンピオンシップで三宅輝砂に痛恨のKO負けを喫する。その後、栁川唯人、カリベク・アルジクル ウールにも敗れ、現在まさかの3連敗中。
 11位の敢流は、2024年にパンクラス初参戦。同年のNBT覇者であり、戦績5戦5勝5フィニッシュという抜群の戦績で頭角を表してきた新鋭だ。昨年7月の木下尚祐戦では初黒星を喫したが、ベストバウトに選ばれる激闘を繰り広げた。判定で敗れキャリア初黒星を喫している。
 背水の陣で再起を狙う平田か、上位ランカーを倒しベルトへの一手を進めたい敢流か。ヒリヒリするカードが実現!

 1R。先に飛び出して煽っていく敢流。平田はタックル。片足をつかんでケージへ押し込む。敢流は殴り、足を抜いた。平田はケージへ押し込む。胴をかかえ、さらに押し込む。立ち上がった敢流はヒザをあげて距離を作る。
 平田はヒザから投げてテイクダウン! ハーフで首をかかえる。敢流が立ち上がろうとすると平田が顔面にヒザを打ち込む。しかし、敢流の左膝がマットについており、グラウンド状態の頭部へのヒザで反則に。平田にイエローカードが与えられ、原点1となる。
 再開。ロー、ミドルキックを蹴っていく敢流。さらにローを入れると効いた。敢流はさらにロー。平田は敢流の蹴り足をキャッチ。敢流は倒されないようこらえる。平田がケージに押し込むが、動きがなくなりブレイクがかかった。
 プレッシャーをかける敢流。平田がジャブ、ローを出すが、敢流のロー! 平田が右パンチ。ここで場内から大敢流コールが。さらに蹴る敢流。
 平田がタックルに入るが、敢流は潰して殴る。平田が立ってケージへ押したところで終了。場内は鳴り止まない敢流コール。平田は疲れが見えるか。

 2R。敢流が距離を詰めていく。お互いのローがヒット、敢流がスリップダウン。しかしすぐに立ち上がり隙を見せない。
 平田がタックルに入り投げてテイクダウン! サイドにつく。しかし、すぐに立つ敢流。平田はバックを取る。敢流は手首を取るが立つ。平田も立つと、敢流が正対して離れた。
 平田がタックル。ケージへ押し込み投げるが、敢流すぐに立った。また平田がケージへ押し込み投げるが、敢流はすぐに立つ。ヒザを打ち込む平田。また投げるが、上になったのは敢流。平田は上体を引き付けている。
 敢流がハーフマウント! ボディを何発か殴るが立った。ケージへおし殴る平田。
 残り1分。平田が投げるが、敢流がすぐに立ち蹴る。平田タックル。しかし敢流は潰して殴る。ケージへ押す平田。敢流がヒジを連打したところで終了。
 行く気に満ちている敢流、インターバルが終わる前に中央へ出ている。

 3R。敢流がロー。さらにローを蹴ると平田がスリップダウン。尻もちをついた。平田は立ち上がるが、敢流がパンチのラッシュ! 平田は腕でパンチをブロックして耐える。すると、敢流は空いているボディに左を連打! 平田は頭を抱えて打たれるままになり、レフェリーが試合を止めた。敢流、会心の勝利。

【敢流 ケージ上コメント】
「この勝ち方、文句ないでしょう? 今のフェザー級、外国人が幅をきかせてて。外国人にベルトを獲られるわけにはいかないんで、僕がベルトを獲るんで。ラジャボフ、木下、ウール、誰でも良いんでやらせてください。とにかくベルトが欲しいんで、それしか見ていないので、次お願いします!
そして、UFCファイトパスを見てるみんな、僕が次の世代でUFCに行くんで、注目しておいてください。現チャンピオンの栁川君(※会場正面で観戦していた)がRoad to UFCに行ったんですけど、僕も絶対Road to UFCに行くんで。まずチャンピオンになって、Road to UFCに出る時はよろしくお願いします!」

 ケージに登り腰にベルトを巻く仕草を見せる敢流。まるで雄々しく大空に上る竜のような姿、一挙手一投足に「自分が主役だ」という自信と充実感が溢れていた。続く『PANCRASE 362』(5月31日、立川ステージガーデン)では、同門の岸田宙大が一足先にフライ級暫定王座に挑戦する。パンクラス大阪稲垣組の勢いは止まらない!

 一方、平田には4連敗と厳しい結果となった。試合後、通路ですれ違った時に見た「…。」というような表情が気になった。負けて悔しがったり、自分に対して怒るような感情を表すのでなく、感情が見えない表情。単に人前で感情を見せない性格なのかもしれないが……。
 組みの強さからも、平田の技術やフィジカルのポテンシャルは間違いなく高い。しかし、内部から出る気力のようなものが感じられなかった。平田は試合前の会見でも「最近やり切れなかったり気持ちが出せてないので、その気持ちの部分がついてくればパフォーマンスだったり試合の流れも良くなってくるのかなと思う」と発言しており、メンタル面で何か行き詰まっているのだろうかと気になっていた。
 今回は1Rでイエローカードを与えられる場面もあり、そこにも精神的な迷い、焦りや集中力の欠如が表れているように感じた。
 パンクラスに参戦した当時は、試合内容だけでなく圧倒的なオーラをまとっていた平田。会見にもちょっと変わった服装で出席し、人当たりはやわらかいが尖っていた。しかし最近は服装にも派手さがなくなり「普通の落ち着いた大人」といった雰囲気に。もちろんそれは悪いことではないが、またあのギラギラして尖った平田を見てみたいとも思う。
 今回は、プロとして厳しい現実に直面している平田が、ここからどう自分を立て直すのか、あるいは立ち止まってしまうのか、重い一戦となった。しかし、このまま「普通の選手」として終わるタマではないはずだ。空気など読まなくていい、「組めば終わる」強烈な平田直樹をまた見せてほしい。

【第32回 ネオヴラッド・トーナメント】

第9試合

 1R。齊藤が蹴り。鎌倉はプレッシャーをかける。齊藤もプレッシャーをかけ。左右パンチ、蹴りと攻める。鎌裏が組んでケージへ。齊藤は殴りながらヒザをあげて相手との距離を空けている。ボディを殴る齊藤。鎌倉が顔面にヒジを入れ離れた。
 齊藤は両手を広げ挑発。しかし鎌倉の右フックがヒット、齊藤ダウン! 鎌倉がKO勝利。

第10試合

 1R。田畑が蹴り、日向はパンチ。田畑がタックルに入るが、日向切った。田畑が再びタックルに入り、ケージへ押し込む。ヒザを入れながらテイクダウンを狙う田畑。日向もヒザを打ち返すと、田畑のアゴにヒットし、田畑効いた。
 日向はバックマウントを狙うが、田畑は向き直ってハーフで押さえ込みパウンド連打。田畑はバックに回りパウンドからチョーク! しかし、日向は反転して外し、上に。すると田畑は下から腕十字へ! 日向は立ち上がり腕を抜こうとするが、タップアウト。田畑が一本勝利。

第11試合

 1R。お互いロー。加藤が左右パンチ、ローと攻める。苫が加藤の蹴り足をキャッチしテイクダウン! バックに回った。加藤が立ち上がると、苫はバックについて背中におぶさっていく。そのままチョークへ。アゴの上から絞めていく。
 加藤は耐えていたが、腕が喉元に入って仰向けに倒れタップアウト!
 苫が一本勝ち。

第12試合

 1R。嶋田がジャブ。小澤もジャブを出す。嶋田は距離を詰めジャブ、パンチを振っていく。小澤はロー。嶋田が右パンチをヒット。さらに左ボディ、右パンチヒット。距離を詰めて首相撲からのヒザ。そしてロー、前蹴りと手数を出していく。
 小澤は左右パンチを放つが、嶋田は下がらない。嶋田がワンツー、小澤もジャブ。小澤の右パンチがヒット、嶋田効いた。小澤はさらにパンチをヒットさせるディフェンスできず下がる嶋田。嶋田もパンチを返すが、小澤のローが効きグラついた。
 小澤はケージに詰めてパンチを打ち込む。距離を取りたい嶋田だが、小澤は追いかけて跳びヒザ! タックルに入った嶋田のアゴにヒット! 嶋田が前のめりに崩れ、レフェリーが試合を止めた。
 尻上がりに調子を上げた小澤がTKO勝利。

第13試合

 1R。いきなり渡邉が左右パンチを叩き込み、一瞬、名久井の腰が落ちる。渡邉はさらにボディ。名久井はローを返し、片足タックルからケージへ押し込んだ。渡邉はヒザを打ち込み離れた。
 名久井はパンチを振るが空振りに。渡邉のパンチが顔面にヒット。渡邉は組んでゆっくりテイクダウン。殴るが、立ち上がった。名久井も立った。渡邉がケージへ押し込むと投げてテイクダウン。しかし名久井は立つ。
 バックに回った渡邉がケージへ押し込み、投げた。しかし立ち上がる名久井。渡邉が足をかけて倒し、サイドへ移行。立ち上がった名久井だが、渡邉が投げた。
 残り1分。カメになった名久井を、渡邉が後ろから大きく蹴る・立ちそうななきだが、渡邉は背中にヒザ。反則の危険を避けるようセコンドの声が飛び、脇腹にヒザを入れたところで終了。

 2R。名久井は消耗している様子。ローを出す。渡邉はジャブ。名久井がロー、渡邉がジャブ、ヒザ。お互い攻めるが、渡邉が上になりケージへ。
 ケージを使って立ちたい名久井。下から殴る。渡邉がヒジ! ヒザを上げて抵抗する名久井。渡邉はバックからハーフマウント、ヒジを落として立つ。立ってきた名久井に渡邉がヒザ! 投げてサイドへ。押さえ込んで逃さない。
 残り1分。渡邉はハーフマウントからパウンド連打。名久井がひっくり返したところで終了。完全にペースをつかんでいる渡邉。

 3R。名久井が大振りのパンチを振って前に出る。渡邉も打ち合う。名久井の右パンチがヒットしたが、渡邉の首相撲からのヒザが顔面にヒット、名久井がダウン! エア田辺がKO勝利。

第14試合

 1R。まわる小宮。プレッシャーをかけていく。木村が左右パンチ。さらにパンチを出していき、パンチから組んでケージへ押し込む。互い入れ替え合う。力くらべが続き、ブレウクがかかった。 
 木村がパンチから組む。ケージへ押し込むと、お互い入れ替え合う。木村はカカト。
 また入れ替えた小宮が回してテイクダウン。バックを取り、後ろへ倒れたところで終了。

 2R。小宮がプレッシャーをかける。入っていき組んでケージへ押し込んだ。木村はボディを殴る。入れ替えたが離れた。パンチ。蹴りを出す。小宮が組んでケージへ押し込んでヒザ。木村も激しくヒザを打ち込む。足を掛けようとする混みただができない。木村が入れ替えてヒザ! 小宮もヒザを入れ替えるが、攻撃までいかない。
 残り1分。木村がケージを押し込んでヒザ、カカト。ブレイクがかかった。木村が組んでケージへ押し込んだところで終了。

 3R。パンチを振った絹らが組んでケージへ押し込んでヒザ連打。入れ替えた木村だが、崩せず押し込んでいく。小宮が倒すが、木村は立つ。また入れ替え合い、ヒザ。しかし小宮のヒザがローブローとなる。ボコッという音が響、木村が「アッ!」と声を上げて倒れ込んだ。かなりダメー^時がありそうだが、1〜2分で再開。
 小宮が組んでケージへ押し込む。片足を取っている。木村は腕を狙うがこれは入らない。レ帰ると木村がテイクダウン! 木村は鉄槌を落としバックを取るが、小宮は整体師上に。押し込んでいく小宮。立とうとする木村を殴る。そのまま小宮が殴って終了。
 ジャッジは2名が29-28小宮、1名が30-27木村。2-1で小宮が勝ち上がった。

第15試合

 1R。両者、蹴り、パンチを出し合う。友寄が遠い距離のタックル。綺麗には決まらなかったが、体勢を立て直しケージへ押し込んだ。友寄が後ろへ投げてテイクダウン! サイドにつく。鉄槌、パウンド、後ろから首を狙う。
 増田は腕をつかんでこらえる。友寄はさらにチョークを狙っていく。残り1分、友寄は逃さずパンチを入れて再びチョーク。これが極まり増田がタップアウト!
 友寄が一本勝利。

第16試合

 1R。眞弓田がロー。さらに蹴り、パンチと攻める。塔山が上に。立てない眞弓田。相手の右足を両足ではさんでいる。塔山がマウント! しかし眞弓田が返して上に。続いてバックに回った。
 両者立つ。塔山がヒザを入れ、投げて上に。したから腕を狙う眞弓田。塔山は外してパンチを落とす。眞弓田はガードポジション。塔山がパンチを落とすが、立ちそうな眞弓田。塔山がバックに回りバックマウント 塔山が腕を狙うが、眞弓田が逃れたところで終了。

 2R。眞弓田がミドルキック。塔山はロー。眞弓田が前蹴りをダスト、塔山はその蹴り足をつかみテイクダウン! 眞弓田はケージを使って立ち上がったが、塔山は胴をかかえている。塔山は投げを打とうとするが、眞弓田はこらえてバックにつく。
 眞弓田はこの体勢からアームロックを狙うが、塔山が逆にアームロックを仕掛ける。眞弓田はパンチを入れて逃れようとするも、後頭部に当たってしまいタイムストップ。眞弓田には口頭注意が与えられた。
 再開すると、眞弓田がパンチで出流。塔山が蹴ると、眞弓田は塔山の軸足を払って倒した。パウンドを打ち込みバックに回る。
 バックをキープする眞弓田はチョークを狙うが、塔山にディフェンスされてしまう。残り30秒で塔山が反転して上に! 眞弓田は下からホールドする。ケージを使って立ったところで終了。

 3R。眞弓田がパンチ、塔山が蹴り。眞弓田がさらに蹴り。塔山が組んでバックを取る。整体してケージへ押し込んだ。投げはかなわずケージへ押し込む。
 塔山が倒して上に。ハーフマウント。殴る眞弓田。サイドに移行する塔山。ボディを殴る眞弓田。眞弓田が抜けた! ,鉄槌を落とす。塔山が組む。眞弓田がヒジ連打。
 両者向き合って立つ。お互いヒザ。塔山がバックを取ると眞弓田が後ろへヒジ。塔山がヒザを入れたところで終了。
 ジャッジは2名が29-28眞弓田、1名が29-28塔山。2-1で眞弓田が勝利。

(写真・文/佐佐木 澪

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