ガンプロ初の若手興行で中村宗達がドラゴンゲート・望月ジュニアに惜敗も「悔しいけど絶対リベンジします!」

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 ガンバレ☆プロレスが5月10日、東京・高島平区民館で初の若手興行「ヤングガンバレサミット」を開催し、同団体の若手選手たちが大熱闘を展開。メインイベントではガンプロ“期待のホープ”中村宗達が望月ジュニア(ドラゴンゲート)に惜敗するもリベンジを誓った。

 昨今、各団体が若手が主体となる大会を開くなか、ガンプロの若手選手たちも声を上げて、初の若手興行が実現した。出場資格はキャリア5年以下で、ガンプロでは女子のYuuRI、中村、川上翔大が対象。今大会にはガンプロを含む11団体から18選手が参戦した。

 第2試合では川上が小藤将太(OSW)と組み、吉田和正(大日本プロレス)&名島アリ(スポルティーバ)と対戦。エルボーなどで果敢に攻めていった川上だが、吉田のツームストーン・パイルドライバーで沈んだ。

 第3試合ではガンジョのYuuRIが羽多乃ナナミ(ディアナ)、若菜きらり(アイスリボン)とトリオを結成し、ちゃんよた(P.P.P.TOKYO)&炎華(WAVE)&咲蘭(WAVE)と激突。ちゃんよたはパワフルな攻撃でYuuRI組を追い込み、その他の選手も激闘を繰り広げたが、最後はYuuRIが咲蘭をスワントーンボムで仕留めた。

 そして、第4試合(メイン)では中村が望月ジュニアと一騎打ち。中村はDDTの10代プロジェクトに参加し、夢虹、イルシオンとともに汗を流した。だが、ガンプロでのデビューを選択し、2022年12月27日の後楽園ホール大会で初マットを踏んだ。デビュー当初から、光るものがあったが、新体制になってから、より一層躍進。FREEDOMSの3月19日、後楽園では進祐哉の持つKFCジュニア王座に挑むも、惜しくも敗れた。間違いなく、ガンプロの近い将来を担う選手だ。

 今大会の開催に当たって、中村は同じジャーマンの使い手であり、同じ2022年デビュー組のジュニア戦を熱望。いうまでもなく、ジュニアは4・11後楽園に参戦したドラゴンゲートのレジェンド・望月成晃の息子。大会前日(9日)の後楽園では、オープン・ザ・ブレイブゲート王者のU-Tからタッグマッチで勝利を奪い、同王座への挑戦を決めたばかりで勢いに乗っている。

 序盤はレスリングの攻防から、中村がドロップキックで場外に落とし、ラ・ケブラーダを狙うも、これはかわされる。ジュニアがチョップを連打すれば、中村はエルボー連弾で反撃。さらに中村は飛びつきスイングDDTから、ラ・ケブラーダを発射。中村が先に投げ捨てジャーマンを繰り出せば、ジュニアもジャーマン。中村は打点の高いドロップキックを見舞うと、ジュニアはヒザ蹴りで両者ダウン。激しいチョップのラリーから、中村が回転式の変型ジャーマンもカウントは2。蘇生したジュニアは飛びヒザ連打、スピンキック、そしてジャーマンでホールドして3カウントを奪取した。

 ダウンしたままの中村は「プレッシャーで押し潰されそうだったけど、戦えてよかった。今日からこの夢の物語を続けたい。いつか分からないけど、ガンプロの後楽園、大田区、ドラゲーの神戸ワールドでもどこでもいい。リベンジして、その首をガンプロに持って帰る。悔しいけど絶対リベンジします!」と雪辱を期した。

 第1試合からメインまで熱闘が続いた今大会。最後は出場した全選手がリングに集まり、川上の音頭で「ヤングガンバレ!」で締めくくった。

 試合後、中村は「このカードが決まってから、僕は男女、海外、誰にも負けないジャーマンを目指すって。世界一のジャーマンを目指すと謳って来たのに、あんな素晴らしいジャーマンで沈んだのがめちゃくちゃ悔しいです。リングでも言ったけど、これを終わりにしたくない。今日が望月ジュニア選手とのライバルストーリーの始まりと勝手に思ってます。だから、再戦を組んでほしい。ガンプロでもドラゲーでも、どこでも行きます。悔しいんで必ずリベンジします」と再戦を熱望した。

 ジュニアは「ガンバレ☆プロレスさん、お呼びいただきありがとうございました。ドラゴンゲートではデビュー3年目でペーペーなんですけど、同世代の選手が熱くぶつかってきてくれて、すごいうれしかったです。中村選手のジャーマンもめちゃくちゃ効きました。だけど、今日勝ったのは望月ジュニアだ。またいつでも出たいと思ってるんで、また呼んでください」と再参戦に意欲を見せた。

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