DDTの若手戦士・中村圭吾が無期限で海外武者修行へ!「海外に行って一人で大きな存在になれたら、青木さん、タッグお願いします!」

DDTプロレスが4月8日、東京・上野恩賜公園野外ステージで若手主体興行『D GENERATIONS 1』を開催。大会開始前に中村圭吾が公開記者会見を行い、無期限で海外武者修行を敢行する意向を表明した。
先の4・6後楽園で中村は師匠の青木真也と組み、アストロノーツ(阿部史典&野村卓矢)の持つKO-Dタッグ王座に挑むも敗退。試合後、「自分にはもう少しが足りない。自分が変わっていく勝負を仕掛けていきたい」と意味深発言を残していた。
会見に登壇した中村は冒頭、「自分自身、年末のNOAHとの対抗戦(2024年12月28日、両国国技館大会での拳王&大和田侑=現オオワダサン=戦)で負けて、今年のDGCで負けて、後楽園の青木さんとのタッグタイトル挑戦で負けて、一つ区切りがついたような。変わらないといけないと思いまして、決断させていただきました。海外に行って修行してきます!」と決意表明。
中村は4月23日、上野恩賜公園野外ステージ大会での試合を最後に、無期限で海外修行に出発する。同大会では『中村圭吾壮行試合』として、上野勇希との一騎打ちに臨む。
改めて中村は「2年前(2023年4月9日、後楽園)、HARASHIMAさんと(KO-D)タッグに挑戦したとき、今回青木さんとタッグに挑戦したときとか、助けが必要で。誰かの助けがあって挑戦している状況だった。その状況を海外に行って一人になって(変えたい)。一人で大きな存在になれたらなと思って。海外に挑戦してきます!」と決断の経緯を語った。
質疑応答へ移り、武者修行先の国の希望を聞かれると中村は「たくさん周りたいです!」と特定の国ではなく、さまざまな国を周りたい希望を述べた。そして、「青木真也に報告はしたか?」と問われると、「青木さんにはちょっと、まだ直接は……(苦笑)。青木さん、戻ってきたら、タッグよろしくお願いします! 僕も成長してDDTに戻ってきます!」と力強く語った。
この日、中村はキャリアでははるかに上の風戸大智と対戦。風戸のロケットパンチで敗退するも、気合いの入ったファイトで大きな決断への覚悟を示していた。中村は2019年10月にデビューしたが、ヒザの大ケガのため、2度の長期欠場を余儀なくされた。その間にTo-y、高鹿佑也、正田壮史ら、後輩の後塵を拝すことが多くなっていた。今回の海外武者修行で捲土重来を期待したいところだ。