「DDTはれっきとしたメジャー」鈴木みのるがDDTでユニバーサル王座戴冠を果たし世界を航海へ!

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 20日、東京都・後楽園ホールにてDDTプロレスリング『Judgement2025~旗揚げ28周年記念大会5時間スペシャル~』が開催。鈴木みのるが上野勇希を破ってDDT UNIVERSAL王座戴冠を果たした。

 上野勇希は2016年にかつて存在したDDTの下部団体・DNAでデビュー。端正な容姿や器械体操仕込みの高い運動神経から繰り出される飛び技の数々、さらに“DDTらしさ”を持つその人柄からDDTの新たな象徴となりつつある。

 1月の後楽園ホール大会でDDT UNIVERSAL王座戴冠を果たした上野は「僕がこのベルトを持ってどうしようと考えたとき、真っ先にやりたい人が思い浮かびました。その人とは1度しか試合したことなくて。その人と戦うにはこんな宝物が必要だと思ってました。この僕の大事なベルト、宝物を持って戦いたい人は鈴木みのる!このUNIVERSALのベルト、宝物をかけて僕と遊ぼう」と昨年11月に対戦して以来の鈴木みのるを挑戦者に指名。

 これを受けたみのるは、上野が秘めた狂気を高く評価しつつ「俺と遊ぶってことはちょっとだけ苦しいぞ。上野、遊ぼうなんて上から言うんじゃねぇよ。お前がどんなに背伸びしても、この世界の“プロレス王”鈴木みのるに足もかかんねぇところを見せてやる。かかって来いよ」と不敵な笑みを浮かべながら上野との対戦を承諾した。


 試合は基礎に忠実なグラウンドレスリングに始まるも、早々に場外戦となり南側客席上段での殴り合いを展開。さらに放送席前の北側ステージ上から上野が奈落式DDTからイスを使っての絞首刑。さらにステージ上からのプランチャを投下するも、みのるがイスでぶっ叩いて撃ち落とす。
 みのるは上野をリング上に放り込み、ここ一番でしか出さないこだわりのドロップキック。上野もスワンダイブ式ダブルニードロップ、場外へのムーンサルト・アタック、おっぴろげアタックと機動力を活かした猛攻をかけるが、みのるはビクともせずに「さぁ、来いよ。遊ぼうぜ。こっから遊ぼうぜ」とニタニタ笑いながら強烈なエルボー。
 さらにみのるがエルボーを打ち込んでいくも、上野は爽やかに笑いながら一歩ずつ前に出ていく。みのるも心底嬉しそうに笑いながらさらにエグいエルボーを叩き込んでいき、試合はさらにヒートアップ。

 上野が髙木三四郎の技であるシットダウンひまわりボムやBMEを決めるが、みのるは上野のお株を奪う顔面をぶち抜くドロップキックで反撃。最後はゴッチ式パイルドライバーで突き刺して3カウントを奪った。

 王座奪取を果たしたみのるは「痛くて苦しいだろうから、どーせ喋れねーだろうから俺が言ってやるよ。おい、上野……おもしろかったぜぇ~!いつでも来い。いつでも、お前とまた遊んでやるよ」と最上級の褒め言葉を贈る。
 そして「このベルト、DDT UNIVERSALチャンピオン。どういう意味か分かるか?コイツから声が聞こえるよ『外の世界につれてってくれ』って。だから、このベルトのほうが俺のところにやってきた。さあ、次に海外決まってるのはどこだ?アメリカ、ラスベガス!誰でもいいぞ!このUNIVERSALのベルト、そして鈴木みのるの首が欲しい奴は名乗りを上げてこい!」とDDTの海外大会の主役に躍り出ることを宣言した。


 バックステージに戻ったみのるは「プロレスあるところ、闘う相手がいたらそれがすべてプロレスだ。リングが大きいとか小さいとか、キレイとか汚いとか、客が多いとか少ないとか、関係ない。プロレスは世界中にあって、その世界中を唯一行き来できる特別なパスポートを俺は持ってるんだ。いるぞぉ。ロクでもねークソヤローどもが世界中にいるぞぉ」と心底楽しそうな笑みを浮かべる。
 そして上野のイカレぶりを絶賛しつつ「DDTと関わるのも結構長いけど、いろんな選手が出てきちゃ消えて出てきちゃ消えて、何周かしたらポンと活きの良い面白い奴が出てきた。DDTとDDTの選手と関わる人たちは、今日の後楽園を見て胸張っていいぞ。お前らはインディーなんかじゃない。れっきとしたメジャーの選手たちだ」と国内最大手団体にまで成り上がったDDTを称えた。

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