クリス・ブルックスが666の後楽園ホール大会に出場決定!大人の事情で“普通の試合”に出場へ

28日、東京都・王子BASEMENT MON☆STARにて『666 vol.149』が開催。6月6日の後楽園ホール大会にクリス・ブルックスの参戦が決定した。
666こと暗黒プロレス組織666は、殺害塩化ビニールの“バカ社長”ことザ・クレイジーSKBと怨霊によって2003年に旗揚げされ、昨年12月に21“執念”を迎えたインディー界ではかなりの古株団体。
宮本裕向、忍、竹田光珠といった他団体でも多くのタイトルを獲得するスター選手や、小仲=ペールワンや山田太郎といったインディープロレス界屈指のテクニシャンも在籍。さらに2005年に史上最年少の小学生レスラーとしてデビューし、スターダムや東京女子プロレスに出場したり海外団体で王座戴冠を果たすなどワールドワイドに活躍する“元祖・チビっ子レスラー”ラム会長もアイドル的存在としてインディー界を騒がせている。
ラム会長が666軍を率いて佐野直率いる奇妙な軍団との奇妙な抗争を展開する試合は基本的に観客・マスコミ含めて一切の写真・動画の撮影が禁止されており、試合内容についてもSNS等で発信することが禁止されている。ラム会長の試合は毎回筆舌に尽くしがたい衝撃的な内容であり、これが口コミを通じてカルト的人気を獲得。開催するほぼすべての大会で666人(超満員札止め)の客入りを記録してきた。
2023年8月2日には団体初となる後楽園ホール大会を大成功に導き、2025年6月6日には2回目の後楽園ホール大会開催が決定。
初めての後楽園大会は成功に終わっても2回目には集客に苦戦するというケースは過去に多々あるため、666では後楽園大会に向けて全力で盛り上げにかかっている。

この日のメインイベントでは、恒例のラム会長軍vs佐野直軍の抗争が実施。
ラム会長軍は葛西純が台湾遠征中のため欠場、佐野軍は佐野直が他団体出場のため欠場という非常事態。リング上ではプロレスラーとプロレスラーでない人と怪獣と薬物中毒者とおっぱいが大きいおじさんとお姉さんが大暴れ。
ピンチに陥ったラム会長が「だれかたすけてぇ~」と叫ぶと、会場に現KO-D無差別級王者の入場曲が鳴り響く。「どうせまたニセモンだろう」という空気が醸成される中、入場してきたのは本物のクリス・ブルックス。
1月の『BAKA GAIJIN』でシングルマッチを行っていた2人の絆(?)が光り、なんやかんやあってラム会長が勝利を掴んだ。
試合後にはクリスが陽気なマイクで盛り上げるも、ラム会長は自分を子ども扱いしてくるクリスに不満顔。
そんな中、ラム会長はコンプライアンス上の問題から表に出せない啖呵を切って6月6日の後楽園ホール大会への出場をオファー。色々な大人の事情からラム会長軍vs佐野軍の試合には出せないため、普通の試合に出場することとなった。